2008-03-27
■[趣味][スポーツ][書籍]開幕前に読む本。
今年もプロ野球の世界では既にパ・リーグが開幕している。
恒例の評論家達の予想は相変わらずつまらないものだったが*1、個人的には今年は楽天イーグルスの年だろう、と勝手に思っていて、プレーオフ進出、そして短期決戦での野村采配冴えまくりであわや・・・という展開まで想定しているところである。
南海、ヤクルト、と監督として然るべき成績を収めてきた名将が「最後の仕事」で再び栄冠を掴む日も近いことだろう。
だがそんな中、自分が決まって思い出すのが、野村克也監督の唯一の汚点、とも言うべき、1999年から2001年までの暗黒の3年間である。
言わずと知れた阪神タイガース監督時代。
毎年、春先、GWくらいまでは「今年こそ」という思いを抱かせてくれながらも、終わってみれば指定席、泥沼の最下位独占状態だったあの時代について、野村監督がどのような感想を抱いていたのかは以前から気になっていたところである。
そんな疑問に答えてくれる(かもしれない)ものがこれ。
あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21)
- 作者: 野村克也
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/02
- メディア: 新書
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星野仙一監督の胴上げ以降、関西の伝統的人気球団として盤石の地位を築きつつあるわが贔屓チームを見て、そろそろファン辞めようか・・・とため息をついている筆者であるが、「もうリーグ優勝は飽きた」なんて贅沢なセリフを将来吐くようになるとは想像も付かなかったあの時代の記憶がほんの少しでも蘇るなら・・・、
ファンをもう少し続けてみようか・・・という思いにもなるものである。
■[法曹]「法科大学院認証評価」の読み方
「法科大学院の授業や修了認定などが適正かを審査する認証評価機関の一つ、日弁連法務研究財団は26日、愛知大法科大学院を「不適合」とする評価結果を公表した。同大学院は2006年の初の司法試験で合格率が72%に達し、全体の48%を上回ったが、「司法試験対策を主眼とした科目が多数あるなどカリキュラム基準を満たしていない」と判断した。」(日本経済新聞2007年3月27日付朝刊・第42面)
日弁連法務研究財団から出されている評価結果については、http://www.jlf.or.jp/work/dai3sha/aichi_report2007.pdfを参照されたい。
評価の項目はそれなりに細かく作られているし、評価する側の人間も一応法律のプロなのだろうから、一つの側面からのモノサシとしては、やはり尊重されねばならないのだろうが、法科大学院を評価する客観的な「指標」が新司法試験の「結果」しかない現状において、上記のような結果がどれだけの説得力を持つかは疑わしい。
それに、大学側の体制が“立派”だろうが、そうでなかろうが、結局勉強するのは学生自身なわけで、学習意欲を妨げるようなシステムがとられていない限り、「不適合」などという過激な評価をする必要はないのではないかな・・・、と思う者も少なからずいるだろう。
世間が「結果」をどう捉えるかはともかく、法科大学院を選ぶ側の人間としては、上記のような「結果」よりも各評価項目における「評価内容」を、“自分にあった法科大学院選び”に使う、といったような読み方をする方が得策ではないだろうか。
なお、愛知大学の加藤克佳法務研究科長は、
「司法試験に偏った指導だと判断する基準が分からない」
として、異議申立てを行う方針のようだが、日弁連法務研究財団のサイトを見ると、過去に行われた異議申し立ての例も公表されていて、なかなか興味深い*2。
これまで認証の対象となった法科大学院の中には、まだ東大、京大といった“(世間的にいう)一流どころ”の学校がほとんど含まれていないだけに、今後、これらの学校に対して、どのような評価がなされるのか、といった点についても、注目していく必要があるように思う。
*1:これだけ毎年のように大きく戦力が変動する時代になっているにもかかわらず、なぜ、彼らは前年度の順位にあそこまで固執するのだろう・・・、とあきれてしまう。
*2:早稲田大学法科大学院における異議申立て制度への評価が争われたものであるが、結論としてはロー側の申し立てが退けられている。http://www.jlf.or.jp/work/dai3sha/igi-waseda2006latter.pdf

