企業法務戦士の雑感 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2009-05-12

[][][]偉大なるマンネリ

4月の後半くらいから何となくリズムが出てきたような気がしていたのに、GWを挟んだこともあって、相変わらずどうにも波に乗り切れずにいる。


だから、というわけではないが、仕事の後、久々にコミックカフェに行ってみた。


で、ヒットだったのがこれ。


クロスゲーム 14 (少年サンデーコミックス)

クロスゲーム 14 (少年サンデーコミックス)


少年向けコミックなんて読まなくなって久しいので、この前の週末、偶然テレ東アニメが放映されているのを見るまで、あだち充先生が野球漫画をまた描いている、ということすら知らなかったのだけど・・・



とりあえず得意の早読みで2時間で12巻まで読んだのだが・・・凄いね、やっぱり(笑)。


「タッチ」が世に送り出されてから、はや四半世紀が立とうとしているのに、登場人物の顔だけじゃなく、キャラクター設定やストーリー展開や独特の間合いや・・・といったところまで、細部にわたって、もう偉大なるマンネリ。


でも「水戸黄門」で印籠が出てくると、何となく落ち着くのと同じで、“たぶんこいつ覚醒するんだろうな”って雰囲気を漂わせている主役が、高校に入って予定調和的にエースの座に落ち着くのを見ると、何となく心地よい。


途中まで読んだ感じでは、「タッチ」的に地区予選で優勝飾って実質的な“HAPPY END”になりそうな雰囲気だが、果たしてどうなるんだろうか・・・?


束の間の気分転換も悪くない。

2006-09-12

[][] ハチクロ最終巻読んだ。

うーん・・・

どんでん返しというべきか、

それとも本作品全体を貫く流れの必然的な帰結というべきか、

結末のつくり方自体は、“微妙”感を拭えない*1


余韻残しと言えば聞こえは良いが、

それは不完全燃焼感の裏返しでもある。


もっとも、最後の最後のシメには、

またしてもやられたのは確か。


どこまでも平凡で、どこまでもありきたりなものが、

自分の心には一番しっくりくるのかもしれない、

そんな風に思えたラストシーンであった。


これで、ささやかな楽しみが一つなくなるのは寂しい限りだが、

同時に、女性コミック誌の棚に足を向ける羞恥心

もう味合わなくてすむと思うと、ちょっと嬉しい・・・。

*1:まぁ、安直に言ってしまえば、年の差カップルへの賛歌(笑)・・・なのか、と小一時間議論したいところ。

2006-09-10

[][] ハチクロ完結。

とりあえず買ってみた。

ハチミツとクローバー (10) (クイーンズコミックス―コーラス)

ハチミツとクローバー (10) (クイーンズコミックス―コーラス)


ちゃんと読んでから追記予定。


それにしても、DVDの発売遅いな・・・*1

*1:Part2の第1巻は10月末発売予定だそうで。今シリーズはまともに見られていないだけに、DVDに期待しているところなのだが・・・。

2006-07-17

[] 海の日といえば羽海野チカ

というわけで、買ってしまった*1


ハチミツとクローバー (9) (クイーンズコミックス―コーラス)

ハチミツとクローバー (9) (クイーンズコミックス―コーラス)


あらまた何とも衝撃的な展開だことで・・・。

(以下、ややネタバレ気味なので注意せられたし。)



これまで日常的で平凡なエピソードだけで、

飽きさせることなくストーリーを紡いできた

ハチクロ』ならではの良さが、

相当大胆なシナリオの大展開によって、

薄れてしまったのは少し残念*2


初めからこういうシナリオだったのか、

それとも掲載誌の廃刊、休載が影響しているのか、

そのあたりは分からないのだけれど・・・*3


もちろん、この巻の一話一話には、

泣かせる話が詰まっている。


特に、東京を離れて就職することが決まった竹本が、

緊急事態を前にして逡巡しながら呟く心の叫び。

今 あの言葉の意味を思い知る

あんな ちっぽけな 花ひとつ

買ってやれない 男に

好きな女の子 ひとりなんて

救えるわけなんか

ないんだよ

アイタタタタタタタタ・・・・・・・痛。

(この作品で初めて竹本に共感した瞬間)


大学4年くらいの秋だったか、

次の春からどうしようか迷ってた時、

自分の中に浮かんだのは、

同じような言葉だったなぁ・・・と。


どんなにきれいなことを言っても、

理想を追いかけようとしても、

お金(=仕事)がなければ何もできない、ってことに

気付かされるときは必ず来るわけで、

夢よりも友情よりも恋愛よりも、

現実を見たときに大事なのはお金なんだ、って

言い聞かせて、

理想を追いかけるのを止めかけた時でもあった*4


これって、分かる人には分かるだろうけど、

分からない人には分からない感覚だろうな、って思う。

(たぶん、一生分からない方が幸せだとも思う。)

「貧乏学生」なんて言葉は、いずれ死語になっていくのだろうし。


でも、『ハチクロ』に多くのファンがいる、

という話を聞くと、

まだまだ、同じ感覚を共有できる人もいるのかな、と、

ちょっとだけ期待してしまう自分も、

またここにいたりするわけであるが・・・。


「終わりの始まり」の幕が上がって、

次巻あたりが“締め”になるのだろうか。


結末を見たいような見たくないような、

複雑な気分である。


(追記)

そういえば、中田英寿選手の“最後のメッセージ”の中に出てくる

「自分探しの旅」という言葉には、

もはや“死語”なんじゃないか、ってくらいの

アナクロな響きがあるのだが、

彼にインスピレーションを与えたのが

ハチクロ』の竹本の自転車旅行@北海道だったとしたら、

それはそれで面白い・・・*5

*1:冷静に考えると、発売されたコミック全巻持ってるのはこの作品だけだったりする。元々筆者には、立ち読み以外でコミックを読む習慣はなかったのである・・・。

*2:一種の『NANA』化現象ともいうべきか・・・(笑)。

*3:現在1〜8巻を貸し出しているせいでもあるのだが、前巻までのストーリーが思い出せないくらい、飛んでしまっているのは確か。

*4:もちろん、『ハチクロ』の作者が伝えようとしているのは、そういうメッセージではないと思われる。念のため。

*5:・・・なわけないのだが(笑)。

2005-10-14

[][][]原作と実写版の間

先日、「NANA」を映画館まで見に行った。

公開からだいぶ日が経っているはずなのだが、

相変わらず大した人気であった。


個人的には「ネタ作り」(笑)のための鑑賞で、

ほとんど中身には期待していなかったのだが、

どうして、思いっきり泣きのツボにはまってしまったようで、

不覚にも、瞬間的にウルウル状態になってしまった。


役者の演技自体は、評価できるレベルではないのだが*1

劇中に出てくる「トラネス」の曲が最高に良い。

そして、それをこの映画最大の泣きのツボにかぶせてくるとは・・・*2


完璧な盛り上がりシーンが一つあると、

下手な演技でも、かえって青春映画*3のような

爽やかさを醸し出しているような気がするから、不思議なものである。


それで、周りの人にここ何日か「NANAいいよ〜」と薦めてきたのだが、

今日、初めて原作を読んで、少し後悔した。


なぜなら、原作の方が、断然よかったからだ・・・(泣)。


自分が映画版を薦めた方の中には、原作の大ファンも何人か混じっていたので、

下手をすると恨まれるかもしれない・・・、と戦々恐々である。


確かに、一部でいわれているように、

原作の場面設定だとか、セリフだとかは比較的忠実に再現されている*4


しかし、テンポだとか、登場人物のキャラだとかに関して言えば、

映画版は明らかに原作とは違う。


ストーリーはドロドロでも、アップテンポなコミカルさでカバーできる原作に対し、

映画版は、今の設定のまま進むと、「火曜サスペンス」になってしまうのではないか、

と危惧したくなるほど違う。


おそらく食い違いの最大の原因は、

ナナ(中島美嘉)と蓮(松田龍平)の配役にある。


中島美嘉はドラマでもCMでもそうだが、無表情演技が多いから、

何かを「背負った」役になると、いっそう悲壮感が増す。

相方の「ハチ」(宮崎あおい)が、

憎ったらしいほどの「かわい娘」ぶりを発揮しているために、なおさら。


個人的には、映画版の「ハチ」のキャラクターに、

かなり「引く」ところがあって*5

その分、クールかつ尖ったナナの方に感情移入しやすかったというのはあるのだが、

原作の世界観とはだいぶ違う。


さらに問題なのは、蓮の鈍重さ・・・。

プロデューサーとしては、「ニヒルさ」でリンクさせたつもりなのだろうが、

何かが違う・・・。


映画版には映画版で、青春の郷愁を誘うような独自の良さがあるのは認めるが、

原作を読み始めてしまった今、明らかに予定されている「続編」を見ろ、

と言われると、ちょっとキツイかも知れない*6


コミックの原作が気にいっているのなら、実写版は見るものじゃない、

と昔から言われているし、自分も言い続けてきたことだが*7

今回もそれにたがわなかったというのが結論。


むしろ新しい教訓として、「映画が気に入ったのならコミックの原作は読むな」、

というのも残しておいた方が良いかもしれない。

*1:宮崎あおいと成宮寛貴は悪くなかったのだが、それ以外の役者さんが・・・

*2:先日も書いたとおり、自分は上京シーンに弱い。さらにそれが真っ白な銀世界と来たら・・・。

*3:学生時代にはミニシアターでよく見たものだ。

*4:もっとも、上に書いた最大の山場シーンに関しては、映画向けの徹底的な演出が施されている。この点に関しては、映画版の勝利。

*5:もちろん、それだけのアンチ感情を与えてくれる宮崎あおいの演技が、この映画の中では別格だったということでもある。

*6:できれば、続きは実写じゃなくて、アニメーションで見たい。

*7:古くは一連の柴門ふみ作品(「東京ラブストーリー」「あすなろ白書」)、原秀則の「冬物語」「部屋においでよ」など、最近では「タッチ」もそうだし、たぶん「ハチミツとクローバー」がそのリストに入る日も近い・・・(涙)

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