2006.12.22 Fri
僕たちが暮らす社会
先日、社会科の授業で、インターネットを使って『食』に関することを調べた。
学校のパソコンには、Windowsに標準で付いているInternet Explorer 6が標準で使えるブラウザになっていた。Firefoxを使っている僕にとっては不満。いつも使っているマウスジェスチャ*1やタブ機能が使えないからだ*2。先生は、『動くだけでもいいでしょ』と言っていたが、IE*3を使うなら、せめてIE7にグレードアップして欲しい。
さて、それで、僕は昨年10月に放送されたNHK教育の科学番組、『サイエンスZERO』で紹介していた、食と水不足の関係をもっと調べることにした。すると、驚くべき事実が明らかになってきたのだ!*4
僕は一応ワードでA4の紙2枚にまとめて印刷したが、先生に提出するのはもっと大きい紙で我が家のプリンターでは印刷できないので、結局手書きでまとめることにした。でも、とりあえず、ワードで書いた文章もそのままではもったいない*5ので、このブログに載せようと思う。これを読んで、なにか感じることがあれば幸いだ。
仮想水(バーチャルウォーター)と水不足の問題
1年3組○番 FOX156
僕たちは、毎日水を飲んで生きています。人間は水を飲まないと生きていけません。しかし僕たちは、『飲む』ということ以外で、実はたくさんの水を使っているのです。
バーチャルウォーターという考え方
『バーチャルウォーター*6』という言葉を御存知でしょうか? 僕たちは普段の生活の中で、知らず知らずのうちに多くの水を使って生きています。そうした僕たちの生活に関わるところで間接的に使用されている水のことを、仮想水、(バーチャルウォーター)と呼んでいます。
この考え方は、1990年代に、ロンドン大学のトニー・アレン教授が提唱したもので、現在、徐々に世界に広がってきています。
具体的に
では、バーチャルウォーターとはどのようなものなのか、考えてみます。例えば今日の給食で、パンが出たとします。パンを作るためには、小麦粉が必要です。小麦粉は小麦からできています。その小麦を作るには、栽培の過程で多くの水が必要なのです。小麦1キログラムを作るのに、2トンもの水が必要になります。
次に、牛肉の例を見てみましょう。牛肉にする牛を育てるためには、牛の食糧となるトウモロコシなどの穀物がたくさん必要です。トウモロコシを育てるのにはとても多くの水を使います。牛肉1キログラムを作るのに必要な水は、パンの場合よりかなり多く、20トンと言われています。
水を輸入し、「食べる」ということ
このように、食糧を輸入するという事は、言い換えれば、大量の水を輸入しているという事にもなります。その水を僕たちは直接飲むわけではありません。牛肉なら、2トンの水を、わずか数百キロカロリーの牛肉として消費しているわけです。こうして僕たちは生活しているのです。
水を大量消費する裏での水不足
これは大変なことです。この世界の中の1/5にあたる12億人の人は、いまもきれいな水が飲めなくて苦しい思いをしています。しかし、その一方で、僕たちのように、知らずのうちに、水を大量に輸入し、大量に消費している人たちが居るのも事実です。
そして、世界では今、深刻な水不足が広がっています。特に中東からヨーロッパ、アフリカにかけて、深刻な水不足の国が広がっています。またアメリカ中西部では、日本の面積ほどもある巨大地下水源が無くなろうとしています*7。これは、穀物などを生産するためにたくさん水を使った影響が大きいと言われています。
バカみたいな量の水を節約するために
では、こんなバカみたいな膨大な水を、僕たちは節約できないのでしょうか?
さきほど、パンと牛肉では、同じ量を生産するのに、牛肉の方が10倍の水を使うことを紹介しました。ではなぜ牛肉は、パンの10倍もの水を使うのでしょうか? 牛肉のように動物の肉を食べる場合、動物を育てる時に穀物を使うので、その穀物を育てるために、パンなど穀物以上に水を多く使うのです。だから、同じ栄養価でも、穀物と動物の肉があった場合、穀物を選んだほうが水を使わないことになります。例えば同じたんぱく質でも、動物の肉を食べるより、大豆など穀物を食べた方が、ずっと水を使わなくて済むのです。
僕たちに何ができるか
この状況を知り、なにか行動を起こさなければなりません。では僕たちには何ができるのでしょうか?
まずは、この事実を自分以外の他の人に知らせてあげることです。自分はこの事実を知っていても、他の人は知らないかもしれません。他の人に教えてあげることによって、その人も『水を必要以上に使わない生活』をするようになるかもしれません。まずは、この世界の現状を、一人でも多くの人に知らせることが大切でしょう。
そして、自分から実践していけば良いのです。先ほど紹介したように、動物の肉よりも穀物を選ぶということによって、かなりの水を使わなくて済みます。なにせ、小麦1キログラムに2トン、牛肉1キログラムに20トンなのです。確かに穀物も多くの水を使いますが、動物の肉に比べればまだマシです。悲観的にならず、少しでも良いことを実践していければ良いと思います。
今、世界からの輸入を全てストップしろ、というのは不可能です。でもその前に、僕たち一人ひとりにできることがあるはずです。そこから一つひとつやっていけば、やがては世界が変るかもしれませんね。
参考サイト(順不同)
仮想水(バーチャルウォーター)環境goo
世界の水問題と日本
我が国と諸外国の自給率
海外の水資源に依存する日本
『世界の水危機、日本の水問題』
サイエンスZERO/地下水が消える?ひそかに迫る世界の水危機
ウッチー
2006/12/23 19:35
いきなりですが、鶴さんもブログ作ってるんですか?よかったら教えてください!
