深町秋生のベテラン日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-08-05 東京デッドクルージング

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今週末、たぶん早いところなら明後日には発売されると思う。


今日は自著の宣伝。3作目「東京デッドクルージング」のお話。


2015年の年の瀬。オリンピック湾岸で開催されるが、格差とインフレですっかりスラム化が進んだ国際都市東京舞台


そのころの日本は、市場開放路線を取ったおかげで多くの外国人でにぎわう反面、外国人狩りにはげむ暴走族や自警団がうろつき、国粋主義団体や宗教団体が貧乏な若者を洗脳しては自前の私兵を持ち始め、関西お笑い芸人首相になり、監視社会&ド貧乏路線をまっしぐらに突っ走り、かなり終末の臭いを漂わせているという状況である。


CIAの業務委託仕事をしている国粋主義団体の民兵倉田は部下をともなって、アジア人が集まる池袋のクラブを襲撃。「人命ほど安いものはない」という価値観のもと、多くの人間を殺害しながら中国政府の要人を拉致して逃亡。しかし倉田らにクラブで殺害された脱北者の肉親が復讐のために捜査に乗り出し、また要人奪還のために、倉田たちと同様に冷酷な東京中国諜報機関も動き出して3WAYマッチを展開するというお話。


狂い咲きサンダーロード」と香港黒社会映画をかけ合わせたような内容(それに深作欣二愛を少々)で、貧乏&末期的な社会に怒りを爆発。死体が山ほどでてくるフルスロットルで高カロリーな暴力小説に出来上がりました。1作目の文庫版がありがたいことに15万部を突破し、また今回は出版元の宝島社にも気に入ってもらったこともあり、初版はかなり多めに刷ってもらいました。(宣伝なので、自慢めいた文言になるのはご容赦願いたい)というわけでハードカバーで1200円のロープライスが実現。


装丁映画秘宝誌のアートディレクターでサタニストの高橋ヨシキさんにお願いしました。見てのとおりK点越えの凶悪な仕上がりとなっております。ちなみにカバーを外すとまたかっこいいのである。


正式な発売日は8月8日。オリンピックをわりとコケにしている話なのだけれど、それがまあ北京オリンピック開幕日と一緒になるのはなにかの縁なのでありましょう。お盆の旅のお供などに一冊どうぞ。凶暴なニューレイブメタル&ラウドロックなどを聴きながらだとより盛り上がるかなと思われます。どうぞよろしく。


東京デッドクルージング このミス大賞シリーズ (『このミス』大賞シリ?ズ)

東京デッドクルージング このミス大賞シリーズ (『このミス』大賞シリ?ズ)

果てしなき渇き (宝島社文庫)

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