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とくめー雑記(ハーレム万歳) このページをアンテナに追加

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2007-02-24

 (A-1)娯楽の本道を間違えた人々

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私はライトノベル架空戦記と怪獣特撮ロボットアニメのファンです。

といえば、私がSFというジャンルに対して思うところがあるのは想像がつくでしょう。

いずれもSFを主要な基礎のひとつとしながら、そのジャンルから独立し、娯楽性を高めることで成功したジャンルですから。


早川・創元の誰がみても文句なくSFと認めるであろう海外SFだけで50冊ぐらいは持っていますし、SF作品が嫌いとかいうわけでもないのですが、日本国内のSFというジャンルの有り様は心底軽蔑しているんですよね。

SF考証がどうこうとかSFマインドがどうこうとか不思議な単語を持ち出して「ガンダムSF論争」とかでロボットアニメとかと決別したはずなのに、SFというジャンルが過去の遺物となってからは、そういう過去の清算もしないままに、星雲賞とかで売れた作品を無理矢理SFと決め付けてつまみ食いしてみたりする姿勢の卑しさを。放漫経営で会社を潰しかけて、追い出した息子に援助をねだる老社長みたい。その売れた作品が生み出される影にある無数の駄作を賄ってきた、そのジャンル固有の事情とかは一切無視して成果だけを掠め取るつもりですか?


書店で見かけた本の帯で大森望ライトノベルをどうこうとか言っていたのが腹立たしくて一言。

SF屋ごときがライトノベルを語るな。おまえは早川で3000部しか売れない海外SFでも訳してろ。

名無しさん名無しさん 2007/02/25 00:37 激しくGJ!!

ある人ある人 2007/02/25 04:26 昔、ガンダムとSFがケンカしたとか、SFはサイエンスフィクションともスペースファンタジーとも違うっていう話は聞いた事ありますが…ならSFって何?
──という答えが、いよいよ見えなくなったなぁ、星雲賞の受賞リスト見たら。なんで寺田閣下までもがノミネート?

とくめとくめ 2007/02/25 05:02 >>名無しさん
私か私よりちょっと上ぐらいの世代の“サブカル”人は、私のような徹底した反発という形でないにしろ、SFというジャンルに対するなにがしかの「微妙な感情」を持っていると思います。それをないがしろにするようなSF屋の姿勢が非常に不誠実に思えてならないんですよね、私は。
>>ある人
SFというジャンルは日本国内では既に消失したと思っています。なぜなら作家を食わせていくだけの需要が既に存在しないからです。だから他所でできた作物を、その場の都合で勝手にSF認定しているという現状で、SFとは何? というのは、既にSF関係者にもわからないか、口に出来ないのだと思います。
もっとも「SFとは何?」についてを言うのならば、彼等は四半世紀前にも十分に説明できていなかったのではないかと思うのですが、まあ私は当事者ではないので知りません。

aaaa 2007/02/28 08:49 大森さんは「帯は頼まれて書いてる」って言ってますよ。その辺はマーケティングでしょう。氏の訳すコニー・ウィリスは出せば増刷・文庫化間違いなしなので三千部ってことはありえません。商業的に成功してるほうの翻訳家なんじゃないですかね。
ぶっちゃけ今の読者にはSF論とかどうでもいでしょう。ラノベでもミステリでも面白ければ読むし。ただそれだけです。

とくめーとくめー 2007/02/28 21:30 大森氏の帯の本はつまらないとか売れないとかいう都市伝説があります(笑)。まーそんな気はします。ってーのは、(SFでもないのに)書くだけは書いちゃう便利屋に帯を任せるというのは、編集が、無能か怠慢かその両方だからです。
SFの衰退に関するとくめーの主張は少しまとまった形でいけませんかね。いつになるかはわかりませんが。

室 2007/03/01 13:26 >SF屋ごときがライトノベルを語るな。
ライトノベルを語る資格があるのはどんなおエライ方なのかご教授ください。

とくめーとくめー 2007/03/01 14:59 んなもん決まってるじゃないですか。読者ですよ。SF評論のような形の権威はラノベには不要です(そもそもSFにとってすら有害だったと思っています)。どうしても帯を“権威ある”誰かに書かせなければならない都合があるのなら、ラノベ作家か、漫画家か、ゲームのシナリオライターか、そーゆーキャラクター文化(私はラノベの最大の特徴をキャラクター中心主義とみなしています)の内部の人間から調達してほしいところです。

室 2007/03/02 12:44 なるほど。キャラクター文化がわかる奴が一番えらい。わからない奴は人にあらず。何も語る資格なしってことですね。すごいなあ、キャラクター文化って。

ななしーななしー 2007/03/02 16:22 蛇足だけども、大森自身が著書で「ライトノベルがSFをリードする」って言っちゃってるんだよね……。彼自身、ライトノベルを知らないわけじゃない。
SFの人々だって、そもそもSFだけを喰って生きてるわけじゃない。SF大会なんて単なるオタクの集まりですよ。ぜんぜんSFと関係ないことも昔からやってる。
たぶん軋轢が生まれるのは、年寄りが口を出すなって思ってるからじゃないでしょうか。自分の趣味をSFという隠れ蓑に包んできた愚痴っぽい古いオタクに、萌え萌え言ってる新しいオタクが喧嘩を売っているというかなんつーか。
キャラクター性とか簡単に言う前に、新しい人は不定期エスパーでも読んで萌えてみるといいと思うのです。古い人は恥じらいとか捨てればいいと思います。大森だって、生まれる時代が違えばライノベ畑にいただろうさ。
でもまあ、オタってのは縄張り意識が強いから。ライノベ作家がエロゲー作ってても許容するけど、実写のエロ本作ってたら「裏切られた!」とか言い出すもんだ。どっちも人脈は近いんだけどもね。

とくめーとくめー 2007/03/02 19:42 >>室氏
このような人が日本SFに死をもたらした。実例提供、ありがとうございます。

とくめーとくめー 2007/03/02 20:02 ↑(10秒で書いたようなレスにはこれで十分)

aaaaaa 2007/03/05 22:50 大森望はその手の「SF屋」ではないので、この文脈で名前を出すのは違うのでは?
ガンダムについてはhttp://www.ltokyo.com/ohmori/050630.htmlの6月13日の辺りを参照。

とくめーとくめー 2007/03/06 02:29 >aaa氏
いろいろ面白い記事ではありますよね、それ。ミステリがSFのように衰退した、とか。私はSFの衰退に、科学的整合性がどうこうとかぬかす評論屋が大いに貢献しているとみてますし、ミステリも…そーゆーのワラワラいましたよね。んで、ラノベ批評ブームですか、はぁ。

大森氏は「アレはSFではない!」なSF屋ではなく、売れた作品を無理矢理SFと決め付けてつまみ食いしてみたりするSF屋に該当です。ラノベをSFの再興のために利用しようとするのなら、私は「やだプー」と言いたい。っていうか言っちゃった。

djdj 2009/08/14 06:27 ちょっと時間が経ち過ぎてますが

改めて、同意。
自分も20年ほど前まで、SFMを定期購読していた口でしたが、新井素子の「正しいぬいぐるみとの付き合い方」なんてまぁ、専門誌にあるまじき血迷った企画の連載が始まった途端に、日本のSF業界は、馬鹿の集まりだと気付き、当然SFMの購読を止め、日本SFから遠ざかりました。
まぁ、そろそろSFから卒業しようと思っていたんですがね。と言うのもその頃は、太陽風交点事件などがあり、実力派の作家陣が馬鹿な早川と断絶しSFMに寄稿する事がなくなり、その恩恵を受けて火浦 巧や岬 兄悟のような勘違い馬鹿が伝統あるSFMに日記にも劣る技術で誌上を独占するようになっていましたからね。最近の動向は知りませんが、本格SFどころか、普通の人物描写にもまごついていた奴等、ライノベでも迷惑かけずにちゃんとやってますかね?