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とくめー雑記(ハーレム万歳) このページをアンテナに追加

MCリンクハーレム小説リンクの情報管理人「とくめー」による、美少女文庫・二次元文庫のレビューなど
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2010-12-31

集英社スーパーダッシュ文庫の場合

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えー、この前の富士見ハーレムラノベの話がそこそこ好評だったので、他の出版社のハーレム系ラノベについてもまとめてみようかなと思ったのですよ。

でも、電撃とMFって、アニメ化作多いじゃないですか。時間かけて確認してかないと、絶対漏れが出ますよね。

とりあえず手頃なところってことで、非角川系レーベル(新書と女性向けを別にして)で一番の古手、集英社スーパーダッシュ文庫について考えることにしてみました。調査の主題が、ライトノベルへの美少女要素・美少女ゲーム的方法論の浸透なんで、萌え特化モノ不遇のファミ通や、後発のガガガやHJについて調べても仕方ないですし。

wikipediaによれば、集英社スーパーダッシュ文庫からのアニメ化は2010年末の現時点で8作、手頃な線…ですよね?


今回は、先にリストを出しましょう。


集英社スーパーダッシュ文庫 アニメ化作
作品名著者掲載・発売時期アニメ
R.O.D

倉田英之2000-2006?中絶中)2003-2004
はっぴぃセブン

川崎ヒロユキ2001-20092005
銀盤カレイドスコープ

海原零2003-20062005
よくわかる現代魔法

桜坂洋2004-2009(BS11)
戦う司書シリーズ

山形石雄2005-20102009-2010(BS11ANIMAX)

片山憲太郎2005-2008?中絶中?)2005
アキカン!

藍上陸2007-2009
迷い猫オーバーラン!

松智洋2008-2010
ドラゴンクライシス

城崎火也2007-2011

2010年までにアニメ化された8作品のうち、『R.O.D』『銀盤』『現代魔法』の3作が明確に女性主人公で、特定の「主人公」を持たない群像劇スタイルながらハミュッツ姉さん(30代女性)が看板を張ってる『戦う司書』シリーズも含めるならば、女性主人公の比率は半分に達します。

ヒロインが視点キャラを兼ねるライトノベルは、90年代までは結構多かった(新井素子作品とか『スレイヤーズ』とかね)けれど、ゼロ年代には男性主人公キャラを設定する美少女ゲーム方式が一般的になってだいぶ減った印象。

抽出数の少なさからくる誤差でなければ、スーパーダッシュ文庫を創刊(00年)した丸宝編集長の前職がコバルト文庫の副編集長という、人脈的にコバルトに近いレーベルの出自があらわれたものかもしれません。


残りの4作、加えて来年1月からアニメ化が決定している『ドラゴンクライシス』は、いずれも複数ヒロインと解釈することが可能です。


はっぴぃセブン 召しませ福を (はっぴぃセブンシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫) 紅 (紅シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫) アキカン! (アキカン! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫) 迷い猫オーバーラン! 拾ってなんていってないんだからね!! (迷い猫オーバーラン! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫) ドラゴンクライシス! 1 真紅の少女 (ドラゴンクライシス! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)


『はっぴぃセブン』は、七福神の能力を宿した男1女6のバトルチームで化け物退治。作者は川崎ヒロユキ。『R.O. D. 』の倉田英之同様、アニメ畑の出身。勇者シリーズの複数の作品に脚本・構成で参加、かの不幸な『ガンダムX』の脚本を全話一人で書き上げた人。小山高夫の脚本学校の卒業生、つまりあかほりの同級生で、あかほりの『爆れつハンター』の構成や、『サクラ大戦3』の脚本もやってます。01年にハーレムラノベとは妙に早いと思ったら、ドラマCDだとか漫画だとかアニメだとかいうメディアミックスも含めて、これはあかほりスタイルの踏襲なわけですね。

次が05年の『紅』。『電波的な彼女』の片山憲太郎の作品で、一応、複数ヒロインモノと解釈はできるのですが、「ヒロイン」たちはロリとヤンデレ揃い、羨ましくないことこの上ありません。『電波的な彼女』の人だから仕方ないね。しかも、血まみれです、人命安いです、アハハハハ。

07年スタートの『アキカン!』『ドラゴンクライシス』は、打ち切り作家が美少女要素を強調するように路線転換して新シリーズという「作家魔改造」によって生み出された作品で、内容は、人外美少女が主人公の下にやってきてラブコメしたり能力バトルしたり。

08年の『迷い猫オーバーラン!』は前にレビュー書いたけど、同居モノで部活モノ、と。


アニメ化だけ見ると、スーパーダッシュ文庫へのハーレム路線・複数ヒロイン要素の浸透は07年頃から始まったように見えますな。

実際は、おバカでエッチなライトノベルとして『かのこん』と双璧を為す『初恋マジカルブリッツ』(05年〜)、作家魔改造の典型例である『ラブ☆ゆう』(06年〜、現在中絶中)などがあるので、05年頃から始まってた傾向が成功作として結実するのが07年以降といったところでしょうか。

ほか、スーパーダッシュのハーレム系作品としては、『カンピオーネ!』(08年〜)が注目されています。


あと、こうやってリストアップしてみて思うのは、スーパーダッシュのハーレムモノって、少しメインヒロイン優遇強くないでしょうか。

はっぴぃセブン』はエンディングがああでしたし、『紅』『ドラクラ』はメインのロリが露骨にプッシュされてるし。『マジカルブリッツ』『カンピ』の場合はメインヒロインがハーレム容認でヒロイン関係の主導権持ってる。『アキカン!』『迷い猫』『ラブ☆ゆう』にしても、ねえ。

『マジカルブリッツ』『カンピ』以外は、サブヒロインの中盤・終盤以降の扱いに不安が拭えません。


んー。集英社スーパーダッシュ文庫のハーレムモンについてはこんなところでしょうか。

リストアップしてみたものの、系譜というほどにまとまらなかったし、傾向もはっきりとは見えてきませんでした。

やっぱ、ラノベのハーレム路線、美少女要素については、規模・早さの両面で別格である電撃とMFについてまとめないとダメですね。いつの話になるかわかりませんが。

高見 梁川高見 梁川 2011/01/01 01:03 確かに紅はロリに目覚めそうになる名作でした。
続き書いてくれないかなあ。
それにしてもR・O・Dとか懐かしすぎ。
そういえばポリフォニカとか微ハーレムと呼んでいいんですかねえ。

ご神体ご神体 2011/01/01 01:41 新年明けましておめでとうございます

…知ってるのは漫画化された作品だけです…(苦笑)
RODもアニメだけ…

今日は国立競技場!です!

FXMCFXMC 2011/01/01 07:52
>ロリ
メインヒロインが争奪戦に絡むとキャラの魅力を損ねることが多いので(キシャー乙)、年齢が幼い/恋愛感情の幼いメインヒロインというのはひとつの手ではあります。
>ROD
R.O.Dは懐かしいですねえ。小説版は中絶しましたが。
>ご神体さん
スーパーダッシュはひたすら看板が弱い会社だから仕方ないですね。
美少女要素では迷い猫とカンピ、バトル系では紅、イロモノ系ではベン・トーが一番強い作品でしょうか。レーベル自体を牽引するほどのパワーはありませんなあ。

名無しT72神信者名無しT72神信者 2011/01/01 10:47 あけましておめでとうございます。
昨年は色々なことがありましたが、とくめー様の気持ちよくできる管理に感謝しております
今年は良い年になることを願います。
今年もよろしくお願いいたします。

FXMCFXMC 2011/01/01 17:12 あけましておめでとうございます。
旧年中はろくに管理も更新もせず、新年もあまり熱心に更新をするつもりはありませんw
サイト消失にだけはならないようにだけはつとめてきたいと思います。

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