投稿 すごい尾畠春夫さん

  夏休み中、人生の指針を与えてくれたような実に素晴らしい方を目撃した。その人の名前は「尾畠春夫さん・御年78歳」。山口県で2歳の子が行方不明になり、現地の大勢の警察や消防団が丸二日くまなく探しても見つけられなかったのに、この方はわずか30分で発見したのである。どんな人かとネットで検索したら、すごい人だった。
 今回の報道で一番印象に残ったこの方の言動は、発見されたお子さんの家にあいさつに行ったときお家の方が「できたら上がってお風呂でも入ってゆっくりされてください。」と申し出ていたのだが、「いや私はあくまでボランティアですから、お水はいただいてもそのような事はお受けできません。」とはっきり断られて、次の場面では自分の軽自動車に乗って、何事もなかったように大分に帰られていたのだ。まるで西部劇の最後のシーンを見るようで、男として格好いい!と心が動いたのである。
 「私は65歳まで魚屋でそれできっぱり仕事からは身を引き、残る人生を人のために尽くしたいと思って今日まで生きてきました。だから今度もボランティアに来たのです!」と言われていた尾畠さん、私も将来、
 「私は**歳まで塾をやって・・・」と同じように元気に言える男になりたい。

※このブログは8月21日 高知新聞朝刊読者欄に掲載されました。
https://www.kochinews.co.jp/article/208833/
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