■■■レディ・ジョーカー(上)(中)(下):高村薫(新潮文庫)

レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)

レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)

レディ・ジョーカー〈中〉 (新潮文庫)

レディ・ジョーカー〈中〉 (新潮文庫)

レディ・ジョーカー〈下〉 (新潮文庫)

レディ・ジョーカー〈下〉 (新潮文庫)

オン・ザ・ボーダー

WC115★★★★ON THE BORDER−The Eagles ('74)

「真のウエスト・コースト魂。それはヒューマンな感性を支えるプログレッシヴ。バーズ→ジェファーソン→CSN&Yと築かれてきた真髄。新メンバーを加え、超強力になったスーパーグループ”イーグルス”が、絶対の自信を持って贈る傑作3段目!」

これは当時の日本盤LPの帯の文句(原文のまま)。なんだかわからないけど、勢いはいい。それまで東芝配給だった、Asylumが、ワーナー・パイオニアに移っての第1作。前2作同様、グリン・ジョンズのprod、ロンドンのオリンピック・スタジオ録音でスタートしたが、特にグレン・フライと対立して決裂。代わってビル・シムジクのprodでLA録音が追加されました。で大ヒットした”The Best Of My Love”はジョンズのprodですもの、フライは苦笑でしょう。
印象的なジャケットはベティアン・ヤズ(Beatian Yazz)のイラスト。ゲスト参加という形で2曲に加わったドン・フェルダーが5人目のメンバーとして加わる過度期の1枚、という評価が多いけど、何を隠そう個人的には一番の出来です。ロケンロールな”Already Gone”や”James Dean”、カントリー・ロックな”Midnight Flyer”(セルダム・シーンのポール・クラフト作)や”My Man”(グラム・パーソンズに捧げられたバーニー・レドン作)、ソウルフルな”On The Border”といろんなタイプの曲が入ってます。泥くさい”Good Day In Hell”のフェルダーのスライドgはベスト・プレイかな?

原盤 Asylum:7E1004 74年3月リリース