you and me#3
■You And Me Go Way / John Sebastian
これはなんかTV番組のクリップだったような覚え。ジョン・セバスチャン(スプーンフル)、ロジャー・マッギン(バーズ)、フェリックス・キャヴァリエ(ラスカルズ)、リチャード・マニュエル(ザ・バンド)、アル・アンダーソン(NRBQ)、ロニー・スペクター(ロネッツ)の夢の競演。"You And Me Go Way"は確かセバスチャンの「Tar Beach」に後に収められるようになったものだと思います(手元にないんで)。あと長門さんのVillage Greenレーベルのサンプラーにも入っていたかな。しかしセバスチャンが吹くハープには相変わらずドキドキさせられます。
■■■■用心棒('61日本)
監督:黒澤明
出演:三船敏郎、仲代達也、東野英二郎、加東大介、山田五十鈴
小林信彦が黒澤映画について語った「黒澤明という時代」を読むと、僕が娯楽時代劇の大傑作だと思っていた「用心棒」が殺気(その殺気は前作「悪い奴ほどよく眠る」の興行的失敗による黒澤プロの赤字によるものではないか、と書かれている)ばしった問題作となってて意外な印象を受けました。それまでの時代劇の殺陣では骨や肉を切るような「音」はなく、リアルに徹した殺陣シーンには痛快さよりもショックを受けたととのこと。確かに開巻まもない宿場町のシーンで野良犬が手首を加えてくるシーンにはショックを受けますね。封切り前から「用心棒」の出来は話題となっていて、日活は同じ週に似たようなタイトルの「用心棒稼業」という無国籍アクションを封切ったといいます。
さて仲代のマフラーとピストルが時代にそぐわないとか、言う点はないけど、この卯之介のキャラは秀逸。人魂見ると胸がスカーッとする」という名せりふを残した亥之吉(加東)もいい。藤原釜足、志村喬、山田五十鈴といった黒澤映画の常連がすべて悪役というのも印象的です。司葉子はほとんど出番ないけど、印象に残ります。大げさな大作ばかり(と昔は思ってた)でピンとこないなあと黒澤作品を避けてた僕を導いてくれた1本でした。
安部
チューリップのgtr安部氏がお亡くなりになったそうですね。先日の高校の同窓会のカラオケで皆で歌った"心の旅"が懐かしかったですが、最初に好きになったのはこの"娘が嫁ぐ朝"でした。RIP。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140909-00000326-oric-ent