City Music / Jorge Calderon


cityつながり。
ホルヘ・カルデロンはその名のとおりメキシコ系のsswで、デヴィッド・リンドレーのエル・ラーヨ・Xのbだった。それ以前にもウォーレン・ジヴォンサウザーのアルバムで、コーラスとして名前がクレジットされてたが、75年にWarnerから唯一のソロを残している。prodはラス・タイトルマンで、ワディ・ワクテル(g)、ジム・ケルトナー(ds)、ウィリー・ウィークス(b)、アンディ・ニューマーク(ds)、ウィリアム・スミス(kb)、ジェームズ・ギャドスン(ds)らが参加した、白人によるファンキーなブルー・アイド・ソウルカルデロンは、ブラウンだけど)。
黒人による本物のファンキー好きには、ちょっと物足りないだろうけど、薄味のファンキー加減が程よい。カルデロンの弾くリズムgをベースにした曲がどれもカッコいいが、City Music(今から思えばなんて身も蓋もないタイトルだ)は、イントロからして引き込まれるカッコいいナンバー。テッシー・コーンとイヴォンヌ・ランキンのコーラスも盛り上げる(他の曲では、ヴァレリー・カーターも参加)。ほとんどが自作(ジュディ・パルヴァーとの共作もあり)だが、”Bankok Panama Boneshop”は、ケニー・ランキンのLittle DavidからLPを出してるssw、ダン・キャシディの、”Dreaming As One”(素晴らしいカントリーロックだ)はスティーリー・ダンの初期のシンガー、デヴィッド・パーマーとウィリアム・スミス(元マザーロード)の共作。