■■■ミステリと東京:川本三郎(平凡社)

ミステリと東京

ミステリと東京

いやいやまだ読み終えてないのですが、すごすぎて…
おなじみの川本三郎の文章が沁み入ります。とりあえず読んだ本を紹介してる部分は読んだのですが、未読の本では、その紹介されている本が読みたくなってしまいます。しかし結構図書館には置いてなくて(きっと在庫処分されてしまったのでしょう)、ちまちまとブック・オフなどをあさって探してみたいと思います。ちなみにこの本はamazonMPにて購入。しっかりしたハードカヴァー本だったのでびっくりでした。

mountain#2

10010■Fire On The Mountain / Marshall Tucker Band

Stompin Room Only

Stompin Room Only

サウス・キャロライナ出身のサザンロック、マーシャル・タッカー・バンドは南部ロックにしては珍しくブルーズ色が濃くない事で知られています。その分ジャズやカントリーからの影響が濃いのですが、トイ・コールドウェル(g,vo)、ダグ・グレイ(vo)、ジェリー・ユーバンクス(sax,fl)、ジョージ・マッコークル(g)、トミー・コールドウェル(b)、ポール・リドル(ds)という特異な編成でもわかります。73年にCapricornと契約し、ポール・ホーンズビーのprodでデビューしていますが、セカンドの「A New Life」('74)を昔はよく聞いてました。3枚目が2枚組のライヴとスタジオが一緒になった「Where We All Belong」でそれに続く「Searchin' For The Rainbow」('75)は#15まであがる彼ら最大のヒットとなりました。
Searchin for a Rainbow

Searchin for a Rainbow

この"Fire On The Mountain"は#38まで上がったヒット曲で、コールドウェルの弾くsteelとユーバンクスのflが夏の早朝を思わせます。この「Stompin' Room Only」('03)というライヴ盤は、74〜76年の音源を集めたもので、当初77年ごろに企画されながら流れてしまったというライヴ盤と同内容なのかもしれません。確かにこうやって聞くとブルーズ色が薄いため、軽く聞こえてしまいますね。