あらすじ

いきなりネタバレなので。


では。
「殺し屋の女の子のアニメ、最近見てるよね」
「昔も見てたけど」
「主題歌がロッテリアの羊と、あなただけに♪って、2曲有るのはなぜ?」
「それは、違う番組だ」
黒髪の女の子が無敵なのがNoir、ロングヘヤーが無敵なのがMADLAX
必殺のテーマが毎回流れるのがNoirヤンマーニと共に現れるのがMADLAX
一話完結で話が続くのがNoir、毎回「前回の続き」になるのがMADLAX
SFなしで落ちをつけるのがNoir、基本SFなのがMADLAX
「ところでどんな話?」
「どっち?」
MADLAX
・・これは難問だ。

12年前、南アジアの辺境の国ガザッソニカで飛行機が落ちた。乗っていたのは主人公、マーガレット・バートン、その父バートン大佐(コードネームは「マドラックス」)、カロッソア・ドーンなど。なぜ落ちたかというと、ちょうどそのとき、ガザッソニカ超古代文明の遺産である3冊の本を集めた悪の親玉フライデー・マンデーが世界をよりよく書き換えようとしていたから。ガザッソニカ超古代文明の、人の本能に語りかけ、現実を書き換える能力を持つ「エリエス文字」を使って世界を書き換えようとしている最中、すんでの所でバートン大佐はフライデー・マンデーを銃撃し食い止める。が、エリエス文字の影響を受けない実の娘マーガレットも同時に殺そうとするのだった。が、マーガレットは盾となって代わりに銃弾を受けたカロッソアのおかげで無傷。必死のまま実の父を撃って殺してしまう。
マーガレットはあまりの衝撃に錯乱し、人格が3つに分かれてしまう。撃たれたことも、撃ったことも記憶を失ったマーガレット、すべてを覚えていて、エリエス文字による世界を書き換えた狭間に残ったレイチェル(これは、マーガレットがいつもつれていた人形の名前)、そして「実の父を撃った」ことだけを覚えているマドラックス
世界の書き換えは結局未遂に終わり、マーガレットはその場にあったエリエス文字の本のうち1冊を手にして故郷へと帰る。が、飛行機が落ちてから帰るまでの記憶はすべて無く、覚えているのは父親のコードネーム「マドラックス」だけ。
しかし、未遂に終わったはずの世界の書き換えは一部に影響を残し、書き換えを行った現実世界ではない場所にレイチェルが、書き換えを行った現実世界側の場所にマドラックスが肉体を持って現れてしまった。
三人は肉体は別だけど微妙に記憶と経験を共有しており(全部を見ているのはレイチェルだけ)、撃たれたはずのカロッソアもレイチェルと共に残った。
で、すったもんだがあった末結局3人+フライデー・マンデーは3冊の本を集めて、また世界の書き換えを行おうとするフライデー・マンデーをたこなぐりにし、マーガレットは分裂した人格のすべての経験を統合して一つの人格に戻る・・はずが、マドラックスはおろか、レイチェルまでも現実世界にやってきてマーガレットの妹として暮らすことにしたのでした。
めでたしめでたし。

さっぱり何書いてるんだかわかんないよ!
「カロッソアは撃たれたんじゃなかったの?」
「撃たれたよ。だから、ほんとは死んでる。撃たれたその場をカロッソアが『真実の扉』をあけて見ちゃったら、現実世界のカロッソアもそれに併せて書き換わって死んじゃった。というか、それまでのカロッソア自体が幻みたいなもんだったというか」
ほんとにこういう話でいいのかな? なんか、「なんでバートン大佐はマーガレットを殺そうとしたのか」とか、「世界の書き換えって、結局どこまで行われたのか(飛行機、結局見つかってないし)」とか、謎が謎を呼ぶ話です。
あ、念のため「すったもんだがあって」の部分が本編ね(^^;)。種明かしは最終回だけです。