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ふろりあんのさらに新しい日記

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プロフィール

Florian

Florian

伝説(だった)の大魔導師。割と過去形。



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2010-05-26

ヰタ・ムジカリス

別名「春の目覚め」。


3歳からクラシックピアノをやっていた(けど、まじめに練習していないのでかろうじてツェルニー・ブルグミューラー止まり)Florianは、弾けもしないのにピアノ譜を集めるのが好きでした。ピアノ譜には大概コードが載っていて、「そのコードが何なのか」はどこにも説明がないので、なんとなく無視しながらピアノカラオケ代わりに歌ったり、歌ったり、歌ったり(歌ってばかりだな)していたのでした。

このなぞのコード秘密が判ったのは「アニメージュ」に定期的についてくるアニメ歌詞集の巻末でした。これには全コード(CからBまで、メジャーマイナーセブンス、ディミニッシュ、サスペンデッド4などなど。そうそう、これをみるまでB(シ)がHだと知らなかったくらいのクラシック漬けだったの)の、「指の位置」が書かれてあるのでした。なにせ、アニソンといえばレコードしかなくて、レコードもあればラッキーってぐらいの時代、カラオケなんかあろうはずもなく友人のアニメオタクピアノを弾きながら昔のアニソンを歌うのが大変楽しかったのを覚えています。

これが激変するのは、「持ち歩きキーボード」がほしくて買ったカシオのSK-100でした。これは、入門機SK-1とセミプロユースのFZ-1のちょうど中間に位置する機械で、ヤマハのポータトーンやエレクトーンのような自動伴奏機能のついたサンプラーでした。とはいえ、サンプラーとしての用途はあんまり使ってなくて、その自動伴奏機能とドラムパターンにしびれてました。

なにせ、Cの音を1本指で押さえると「C」の和音での伴奏が、Cを一番下にして2本(場所はどこでもいい)だと「Cm」、3本だと「C7」、4本だと「Cm7」という、超イージーな伴奏機能だったのでした。もちろん、自分和音を弾く機能もあって(これだとsus4やdimなんかも使える。分数コードはだめ)、まじめに弾くこともできたのですが、このキーボードを1本持っていくだけでどんな曲でもカラオケなっちゃうのでした。

また、音楽理論勉強して

  • 経過音は省略しても可
  • 借用音は無視しても可
  • 分数コードや展開形は似たような音で代用可
  • というか、TSDが判ってればスリーコードで大概の音楽は分析できる(爆)

という邪悪な手法を編み出すにいたって、ますます人間カラオケの技は冴え渡るのでした。


一応まじめに和声をやり始めたのは弟から使わなくなったQY-10をもらったときですね。これまた自動伴奏機能がついてるんですが、基本的に「ステップ録音の自動伴奏」なので、どんなコードでも打ち込めてしまうのでした。これでやっと省略の対象になっていたテンションがまじめに曲に入ってきます。あと、伴奏とは別に「ベースだけ録音」とかできるので無駄ベースが跳ね回るような曲が増えていく傾向にありました。

でも、ドラムパターンにはこだわらなかったなー。大体4ビートか8ビートバリエーションだけでやっつけてたし。あと、2声使えるとオブリガート対位法的手段で書く傾向にあったような。それぞれのフレーズは単体で聴いてるとメロディーなんだけど、あわせて聴くと和声に聞こえるという。PSGでやると映えるんだ、これが。

なので、私の作るチップチューンは「高速アルペジオ」だの「ディチューン」だのとはぜんぜん無縁で(エコーをかけることはたまにあった)、「3音あるんだから3音使って対位法だろう!」と無駄努力をしてました。何が無駄って、対位法って禁忌がたくさんあるんで、それを避けながらいくつも曲を作ってると似たようなフレーズだらけになってくるあたりが無駄です。今なら気にしないなー。

周波数帯もかなりこだわってて、O1とO3-4とO6くらいとばっちり分けた上でベースドラムを載せる(AY系のPSGは音量ジェネレータがトーンとノイズで共用だった。だから、変なタイミングバスドラムが入ってみたり)という極端な音域でした。じゃないと一つ一つの音が混ざっちゃうので。


まともなキーボードを買って、X68000シーケンサとして使えるようになって、音源ユニットも別に持つようになってからもしばらくはチップチューンの癖が抜けませんでした。でも、シングルCDカラオケ耳コピーすると非常に参考になるということも覚えました。「明らかに音が足りないんだけど、どの音が足りないかさっぱりわからない」というところからアンビエント発見したり(これがまた、聞き取りづらいんだ、音程が。でも、自分で使い始めるとあまりの便利さにもう手放せない)。アンビエント使い始めるとチップチューンには戻れませんね。

最近はぜんぜんシーケンサもいじっていませんが、管弦楽法をだいぶいろいろ勉強したので、今なら「うそオーケストラ」ができますね。サウンドフォントもたくさん集めたし。


というのが、音楽の目覚めなのでした。もうピアノなんかぜんぜん弾けないけどな。ソルフェージュが娘達よりはかろうじて上手いってくらい。でも、練習している子達にはすぐ抜かされそうだ。

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