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ふろりあんのさらに新しい日記

押井守のちょっと前の実写映画。ちょうどこのころ忙しくて見に行けなかったんだよなぁ。というわけでこの機会に。
えーと、なんというか、宇宙企画のアダルトビデオみたいな感じ? イメージシーンだけがどんどん積み重なって、いつ絡みが始まるかとドキドキしながら見ていました(いや、その見方はどうかと)。
1時間ちょいの映画で始め17分くらいずっと本編とは無関係なアバンタイトルを流して、本編は雰囲気だけで押し通すという徹底っぷり。ドラマなんかありやしない。尺としても、プロデュースとしても無くていいんだけどさ。そういう映画なんだから。
とりあえず、今はCGと特撮でここまで嘘っぱちな映画が作れるんだなあ。
あと、主題歌だけ作品からえらく浮いてると思ったらKOTOKOと高瀬一矢だったりしてまたびっくり。I'veよく聞いてたよなぁ、10年くらい前は。
いや、作品的にはこれは狙ったところなんだろうな。感動も何もない落ちの後に流すのなら目いっぱい刹那的な音楽の方が筋は通ってる。
押井守のこだわりが重火器にあることはよくわかる映画でした。
あまりに好きすぎてもう何度見たのか思い出せないぐらいの勢いで見てます。一時期は毎日一度は見ていたぐらい。
どこが好きかと言われるといろんなところが思い浮かぶんですが、中盤のシロツグの「俺が始めた? まさか」という諦観にいろんなものが込められていると思います。女の子にいいかっこしたくて思わず乗りで始めたり、それも空回りに終わったり、結局自分の小ささだけが最後に残るけど、それもこれもすべてを肯定した打ち上げ後のダイナミクスとか。
初めて見た二十歳前の自分には理解できなかったさまざまな小ネタや心情(個々のシーンでの心情は結局理解するまで20年の歳月をかける必要があったのですよ)が、心を揺さぶります。
映像のカット割りなど批判的な見方もできるようですが、私にはそこまでわかりませんでした。綺麗につながってるな、とぐらいしか。というか、批判的な見方できません。あまりにカットが染み付いちゃって。
These pages are written by Florian