思わず巫女特集
あけましておめでとうございます。
今日は巫女さんの出てくる本が3冊中2冊です。まあ、正月だし。
さされさん2
串刺しヘルパーさされさん〈2〉呪われレボリューション (HJ文庫)
- 作者: 木村航,中村哲也
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
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うん、まあ、悪くはないんだけど。さされさんの過去とかささってる剣の意味とかちゃくちゃくとストーリーが語られてるのも悪くないんだけど。やっぱいまひとつなんだよなあ。
「ぺとぺとさん」の時もそうなんだけど、直面している難題に対して即決一括払いの極端な大逆転解決を狙うんじゃなくて難題を楽しみ糧にしてじっくり前に進んで欲しいということを語りたいのはわかった。だけどなあ。そういう主張ってのはうまいストーリーがあってこそ心の奥へ配達できるのであって、今の文章じゃ心にちっとも刺さらないっすよ。
火目の巫女3
- 作者: 杉井光,かわぎしけいたろう
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/08
- メディア: 文庫
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主人公がばけものの討伐にも慣れルーチンワーク的にこなしていると、ある日京全体に異能の力を持つ者にだけ聞こえる歌が流れ出し、紅い雪が降り始め、人体が突如発火する事態に。
これを防ぐには異能を持つ少女を大量に生贄にしなければならない。主人公はそれを防ぐため、燃え盛る事態の中心地へ自らを省みず突入する…
相変わらず血みどろで大火災な本です。炎と死は人生と隣り合わせ。豊日に安らぎが訪れるのはいつなのでしょうか。
我が家のお稲荷様。6
上記の本とはうってかわってほのぼのする本を。
- 作者: 柴村仁,放電映像
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 文庫
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「木蓮」が「岩薙」を盗みに入ると、すでに「岩薙」は消えた後。しかしその現場を見つかって「岩薙」窃盗の疑いを掛けられたまま逃亡を開始。「三槌の当主」「鈴の瀬の顔役」である高上家の長男に接触すると事態がころころと転がり出して…
待ってましたの6巻。今回は巫女装束キャラのコウちゃん大活躍編。あいかわらず兄は密かにモテモテで弟は化物たちになじんで可愛がられております。本としては台詞回しが非常に楽しい本です。
p.118
「逆だよ!危険な具合に逆だよ!」
「何が逆ですか?」
が今回の最も他愛ない台詞なのに凄い気に入ったポイント。
そして次回への地雷。
「知りたい?」
「知りたい知りたい」
「今度デートしてくれる?」
「うんする※(考えナシの返事)」
嵐の予感がするぜ…