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Delirious New Aeon/錯乱のニューアイオン このページをアンテナに追加 RSSフィード

Delirious New Aeon : A Retroactive Manifesto for Next Japanese Culture

2016-09-24

初めて名古屋ジャズ聴く 初めて名古屋でジャズを聴くを含むブックマーク

 名古屋にジャズクラブなんてないだろう。ブルーノートがあるのは知っているが、そういった世界チェーンではない独立系と言うか名古屋コーチン的地ジャズのお店は皆無だろう。若干差別的に、そう思っていた。あるんですよそれが、てんで連れて行ってもらった所、聞けば地元では老舗と呼ばれているらしい。

 自分入店したのは、1ステージ目の終了間際だった。しかし、、、、やってる曲がジャズじゃない! ゆるゆるとコロナビールなど飲みつつ待つうちに2ステージ目スタート。ん? またジャズじゃない。が土曜日の夜らしい曲だし良しとする。

 2曲目より歌のおねいさん登場。スタンダード大会となる。素朴と言うかとても伸びやかな歌唱に、ほっこり気持ち良くなってくる。

 で、ポップな日本語の曲が始まったところで、自分の身体の動きが止まった。ミディアムテンポエイトビートだったから? 間もなくディストリビュートされるプロダクトの一部コンテンツだったから? アドリブパートがなく一期一会事件性に乏しかったから? 自身の身体性に根差す極めて具体的な体験を、乱暴に四捨五入したような歌詞のせい? 何とでも言えるがそれはそれ。

 再びスタンダードナンバーアンコールまで心地よいグルーヴが続いてくれた。

著作権切れのアノニマスメロディから 著作権切れのアノニマスなメロディからを含むブックマーク

 より自由なはず(と思ってしまいがちな)のオリジナル曲よりも、むしろ「お約束」のスタンダートが、その人のグルーヴを引き出すのはなぜか? 端折って言えば、それはスタンダードナンバーとは、「詠み人知らず」のアノニマスなメロディにほかならないということ。

 もう一段端折って。「ジャズ10月革命」の中心人物の一人でもあったミルフォード・グレイヴスさんが、9月4日京都でのライヴの際に語り、共演者の土取利行さんが通訳してくれた言葉

「ビ・バップフリージャズも同じ一つの流れ、つまりどちらも歌であるということです」

スタンダードナンバー3曲 スタンダードナンバー3曲を含むブックマーク

 スタンダードナンバーと呼ばれる曲の多くは前世紀前半生まれであり、多くの場合原曲というかオリジナルチューンをリアルタイムで聴いていたよ、という人は既にこの世に存在しない。もっと言えば「このチューンこそが正しい××である」なんてものは存在しない。曲自体があってないようなもの…は言い過ぎかも知れないが、「最早別の曲」みたいな演奏は、ごく普通の話だ。

 気が向いた折に、例によって本文より長い註を書き足していこうと思う。

Frank Sinatra "The Song is You"

https://www.youtube.com/watch?v=ziFF-ZlZ8Ug


Charlie Parker 4 "The Song is You"

https://www.youtube.com/watch?v=qguTzqpgwhE


Julie Andrews "My Favorite Things"

https://www.youtube.com/watch?v=0IagRZBvLtw


John Coltrane 4 "My Favorite Things"

https://www.youtube.com/watch?v=1kPXw6YaCEY


Kaye Ballard "In Other Words"

https://www.youtube.com/watch?v=mcwlGjDNkkw


Julie London "Fly me to the moon"

https://www.youtube.com/watch?v=eQPiV_cauyI


Hampton Hawes 3 "Fly Me To The Moon"

https://www.youtube.com/watch?v=8m9Nkix69b0

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