2006-03-01
■[街/風俗][建築/デザイン]軍艦アパート取り壊し決定

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200602250038.html
すべての都市はジェネリックシティへ向かう。2006年錯乱の大阪に見るそんな動きのひとつ。でも、ホントに取り壊しちゃうの? 絶えず更新していくのがジェネリックだから。大阪らしいスポットがまた消えちゃうね。無個性なのがジェネリックだから。ところでその“大阪らしさ”て何や?*1大阪人と東京人で身体の構造が違うんか?*2・・・でも、よりによってこんな珍しい建物を何でまた・・・老朽化した建築は危険だから。それってサスティナブルじゃない。立て替えるより補修する方が高くつくから。そんなことも知らんでアホがリノベーションたらぬかしよるから。軍艦アパートは中之島公会堂ではないから。Delirious New Aeonと安藤美姫。(渚にて)
軍艦アパート
http://open-d-photo.oops.jp/GAT/nWEBphoto/gunkan/gunkan.html
関西今昔建築散歩:軍艦アパート(追加エントリも併せて、ぜひ)
*1:一足早く消えた東京の同潤会青山アパートが竣工当時のレトロモダンな佇まいをほぼそのまま残していたのに対して、大阪市浪速区の築75年☆下寺住宅(軍艦アパートの正式名称)は出家(でや)と呼ばれる思い思いの増築+老朽化により、しばしば九龍にも比せられる。そう、それこそが大阪のアイデンティティ。な訳ないでしょう?
*2:すべての機能はユニバーサルデザインになることを志願しているがモニュメントは違う。但し、モニュメントの中に住むことは、自らの生活をテーマパーク化することに等しい
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相変わらずわけわからん文章すんませんな。でも、いちいち推敲してからUPするような几帳面さ、自分には金輪際ないな思いつつ補足すると、これ書いたときアタマの中にあったのは、“ジェロニモの晩年”だった。モニュメント(=ここではいくらかの歴史的価値を有する実物件としての軍艦アパート)の市場価値を読み損ないつつヘンな色気出してしまった場合、当然、人気のないテーマパークが経営難に陥るのと同じ運命が待っている。ぐらいの感じ。ですか。そう言や古い旅館なんかにも微妙な建物多いんですよね。そのへん、向こう5年間ぐらいの間にどうなるのか。滋賀県の某小学校(ヴォーリズ作品。関係ないけど同居人もヴォーリズ建築の中で学んだ経験を持つ。どーせ居眠りばっかりしてたんやろけど)の校舎建替えの時だって、「残せ!」の声を通すには、ヘムレンさんに似た市長を単純に糾弾するだけでは現実どうにもならなかった。まあ、あれです。ジェネリックシティにおけるハードの美は、いついかなる時も<時分の花>でしかあり得ない以上、痴呆的ノスタルジーの発露は必ずしも健全なこっちゃないし、しみじみするのはほんの一瞬だけにしときます。
てことで引用:レヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』より、
< ・・・なぜならば、むなしい外観を前にして呻吟するわたしは、この瞬間に輪郭ができる真の光景には手がでない。それを観察するにはわたしの人類としての段階ではいまだ必要な感覚能力を具えていないのであるから。数百年後には、この同じ場所で、わたしと同じように絶望した別の旅行者は、わたしが見ることができたはずでありながら、わたしが見ないでしまったものがすでに消滅していることを嘆くだろう(室淳介訳)>