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FREE K! 4・5釜ヶ崎大弾圧に怒る仲間の会(旧・Kさんの即時釈放を求める会) このページをアンテナに追加 RSSフィード

7月25日午後に、拘留されていた4人全員、保釈されました!
支援してくださったみなさま、本当にありがとうございます。
しかし、4人が起訴されてしまった事実は変わりません。
裁判はこれからも続きますので、今後もご注目よろしくお願いいたします!

  【緊急抗議声明】4・5釜ヶ崎大弾圧を許さない!レオを返せ!!釜ヶ崎の仲間たちを返せ!!【賛同者募集中です!!】 賛同者一覧

2012-05-25 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

ご報告おそくなり、申し訳ございません。

2012年、3月28日、判決がありました。

結果は、全員が威力業務妨害で有罪でした。

  南さん 懲役1年執行猶予3年

  坂口さん 懲役8ヶ月執行猶予3年

  大谷さん 罰金30万円

  佐藤さんは罰金30万円

という不当な判決でした。有罪となった理由は、「投票所前で大きな声をあげたり撮影したりしたから」ということです。

しかし、なぜこのような行動をとることになったのか、というそもそもの原因についてはまったく触れられませんでした。裁判のなかで、何度となく、大阪市が2007年の住民票を抹消したときから続く大阪市の不正を訴えてきました。話し合いに応じなかったり、仮投票ができるのに、投票を職権で与えなかったり、基本的人権を無視し、憲法も無視し、バレなければ裏では何をやってもいいというような態度に抗議してきました。

私たちの直接行動は、そういった行政権力に対する不信感の現れです。



不当判決を受け、4人全員控訴しました。

引き続き、ご支援とご注目よろしくお願いします!!





救援会より、4・5釜ヶ崎弾圧のニュースレターをつくりました。

4人の被告判決をうけての思いや、鈴木弁護士の第一審判決の問題点、

弾圧の関連年表などが載っています。

ブログには、被告佐藤レオの文章を載せました。


(以下佐藤)

この弾圧は4人だけににむけられた弾圧ではなく、社会全体、すべての日本の社会運動全体に向けられた政治的表現活動に対する弾圧である

3月28日の不当判決を受け、4人とも控訴することにしました。この弾圧公務執行妨害ということで7人が逮捕され、10数か所もの場所に家宅捜査がはいり、そのうち4人が起訴され110日間もの間、拘留されることとなった。少なくとも半年以上前から準備し、尾行を繰り返し、家宅捜索は1件につき10人程。おそらく100人以上の公安警察が関わっている。

親や兄弟の職業の調べは当然。友人関係や、高校時代に入っていたクラブ活動まで調べている。

警察からみて目立った活動をしている人間がいれば、野宿者の選挙権運動のかかわりに関係なく逮捕する。理由は何だっていい。それとなく理由をでっち上げれれば。

今考えると、そんな、逮捕だったと思う。

逮捕されて起訴状では公務執行妨害が威力業務妨害となり、当初問題とされていた、市職員との身体の接触なども判決では問題とされなかった。

裁判官が問題としたのは投票所付近で拡声器などを使いデモをすること、大勢で集まること自体が、選挙業務を委縮させ妨害することであり、他の選挙人の妨害になるということだった。判決は南さん、懲役1年2か月(執行猶予3年)、阪口さん懲役8か月(執行猶予3年)、

大谷さん、佐藤、罰金30万円(未決拘留を1日あたり5000円差し引く) 実質、罰金〇円という携帯電話の新規契約のトリックのような、人をおちょくった判決だ。当然全員無罪の事件であるが、大谷さんと僕に関しては、限りなく無罪に近い有罪という、裁判所も無理やり有罪にしたような、そんな刑だ。

しかし、有罪は有罪。

そもそもの、選挙業務自体が、不正をおかしているという私たちが再三、裁判で訴えたこと、実際、そのことで仮投票の機会すらあたえられなかった谷内さんの裁判判決も考慮されていない判決だった。

そして、見誤ってはいけないのは、あの気の抜けるような判決は、実は、この弾圧の中で最大の暴力であるということ。

高みから上品に笑いながら、裁判所は、「こんな平和で自由な世の中なんだから、静かに言論で闘いなさい」という、警察以上の暴力を裁判所はふるったのだということ。

 街頭での政治的表現活動が限りなく制限され、どうして世の中が変わることがあろうか?

あらためてこの弾圧は4人だけににむけられた弾圧ではなく、社会全体、すべての日本の社会運動全体に向けられた政治的表現活動に対する弾圧であると思う。

 共に訴えていきましょう!そして、お金がなくて、野宿せざるを得ない人でも、選挙権が行使できるような社会を実現しましょう。              佐藤 零郎

2012-01-30

今日、結審しました。

本日、論告求刑、最終弁論、被告人意見陳述があり、結審しました。

裁判の一通りはこれで終了し、あとは3月28日の判決を待つのみです。

弁護士の方々の弁論、そして南さん、大谷さん、エキンさん、レオさんのそれぞれの意見陳述、どれも聴いている者の心を揺さぶる熱いものでした。これらの思いが裁判官の胸に届くことを祈るばかりです。

被告とされた4人の保釈条件(すなわち「共謀の恐れがあるため会うことや連絡を取り合うなど意思疎通を禁じる」)は本日をもって解除され、今後お互いに会うことができるようになりました。

100日以上もの勾留、そして保釈後も互いに会ってはならないという保釈条件の下で、昨年4月5日から今日までおよそ10ヶ月もの間4人が過ごした日々のしんどさは、想像する以上だったと思われます。

この間、裁判支援をしてくださった皆さま、本当にありがとうございます。

今後、弾圧の背景にある釜ヶ崎の状況や、裁判の様子など、書き連ねていきたいと思います。

こちらもご覧ください。

4・5釜ヶ崎弾圧救援会 

http://kama0405.seesaa.net/

働き人のいいぶん http://hatarakibito.at.webry.info/

この不当逮捕事件が起きた原因は、根本的には野宿者そして日雇労働者に対する差別があると考えられます。この国が行なってきた棄民政策は現在も遂行されています。

釜ヶ崎弾圧の救援をしている数人がいま、竪川・荒川で行なわれようとしている強制代執行を防ぐために関西から駆けつけています。こちらへのご注目も、よろしくお願いいたします。http://blogs.yahoo.co.jp/tatearakansai2012

(A)

2011-08-15

8.14 釜ヶ崎大弾圧糾弾デモ in 新宿・写真や報告リンク

8.14 釜ヶ崎弾圧糾弾デモ in 新宿は、ぶっ通しデモ開始以来最多の27名が参加し、盛況に終わりました。渋谷のノジレンや三鷹夜回りの会など野宿者支援団体の人も来てくれました。

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ほかリンク

8/14(日)釜ヶ崎弾圧糾弾デモ in 新宿 / 黒ヘル系映画狂人日記

http://yoshida123.exblog.jp/

ムキンポの忍者ブログ

http://mkimpo.blog.shinobi.jp/Entry/1243/

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2011-08-14

8.14 釜ヶ崎大弾圧糾弾デモ連帯!「うちデモ」!

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▲きわめて戦闘的なスタイル

起訴されてしまった4人は、4人がお互いに「会わないこと」という厳しい保釈条件がつけられています。個人の行動が著しく制約されるなかで、みな日常生活を送っています。デモひとつ、なかなか参加することすら難しい。

ならば、うちにいながらデモをしてしまえばいいんじゃないか。東京のデモに思いを馳せて今、この場で行動すればいいじゃないか。ということで「うちデモ」決行。

一人の逮捕者も出さずに無事終了!

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8.14 釜ヶ崎大弾圧糾弾デモ 〜大阪府警・大阪市・大阪地裁の横暴を許さない!〜

東京で、原発震災をきっかけに可視化されたさまざまな問題を訴えるために、50日間ぶっ通しでデモしつづけようという壮大な企画が行われているのですが、8月14日はこのたびの釜ヶ崎弾圧糾弾を掲げてデモすることになり、その呼びかけ文を転載します。

 

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8.14 釜ヶ崎弾圧糾弾デモ

大阪府警大阪市大阪地裁の横暴を許さない!〜

                 ぶっ通しデモ実行委員会

集合:午後7時00分 新宿アルタ前

デモ出発:午後7時30分

7.23→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→9.10

2011年4月5日釜ヶ崎大阪)で、大阪府警によって7名が逮捕され、14ヶ所が家宅捜索された。4月28日に3名が釈放され、4名が起訴。

かつて大阪市西成区役所は、各地を転々とする労働者の住民票を置く場所として、解放会館を勧めていたが、2007年3月29日に2088名の住民票を居住実態がないと一方的に職権で削除した。

当然のことだが、住民票がなければ免許の更新も出来ないし、携帯電話も契約できない。そして、選挙権を行使することができなくなる。労働者から住民票を取り上げ、参政権を奪う大阪市の横暴に対し、逮捕された7名は住民票復活のため、昨年の参議員選挙のときに投票所で手続きをしにいったに過ぎない。

それを大阪府警は、9ヶ月もたってから、4月の統一地方選挙の直前に逮捕したのである。

参政権基本的人権であり、全ての人に保障されなければならない権利である。金がなくて家を持てないだけで、参政権を奪って良いはずがない。明白に憲法に違反する行政行為を行なった大阪市市民運動弾圧した大阪府警不当逮捕を容認した大阪地裁を断固糾弾する。

今問題となっている原発の問題は、釜ヶ崎では3.11から始まった問題ではない。以前から生きるために被爆労働を選択せざるを得ない労働者は大勢いた。多くの野宿労働者搾取され原発に連れていかれていたのである。私たちは、被爆労働を前提に稼働する原発を許すことはできない。そして、原発を地方に押しつける地方差別の問題を抜きにして原発の問題を訴えることはできない。

差別の問題は、私たち自身が差別をしていなければ良いという問題ではない。差別を容認し、差別を黙認していることが問題なのである。今も、差別の上に成り立っている原発の電気を、私たちは使っている。私たちが声をあげて差別をなくしていかなければならないし、原発を止めていかなければならない。

釜ヶ崎に連帯し声をあげよう!

 

4.5釜ヶ崎弾圧救援会

http://kama0405.seesaa.net/

 

支援カンパ 郵便振替 00940-5-79726 加入者:釜ヶ崎医療連絡会議

 

FREE K!

http://d.hatena.ne.jp/FreeK/

 

働き人のいいぶん

http://hatarakibito.at.webry.info/201105/article_1.html

 

ぶっ通しデモ公式サイト

http://buttoshi.web.fc2.com/

twitter

http://twitter.com/720910action

ブログ

http://buttoshi.blog.fc2.com/

 

主催:ぶっ通しデモ実行委員会

buttoshidemo@gmail.com

090-9302-7192

2011-08-05

企画のおしらせです。

第40回釜ヶ崎夏祭りドキュメンタリー上映会 「東アジアの記憶の場を求めて―」

<Screening for Kamagasaki Docu Film festival 2011 Summer>

(最終修正日8月9日)

http://karasunazenakuno.blog29.fc2.com/blog-entry-28.html

2011年3月11日、「フクシマ」という東アジアの小さな一地方都市の名前は、人々の記憶の中に永久に刻印される事となりました。「唯一」被爆国(ヒロシマナガサキ)という呪縛と欺瞞を超え、「反/脱原発」「反核/戦・平和」を歴史的(アジア史)文脈にそった記憶を辿り掘り起こしながら考えたいと思います。被災地からの映像報告や沖縄から(辺野古、高江ヘリパッド)や済州島に建設されようとしている軍事基地などのリポートも交え、皆さんと共に考えていきます。過去から現在までの寄せ場や日韓の労働運動の歴史的変遷や昨今の弾圧も捉えながら、ここ釜ヶ崎を「東アジアの記憶が交差し交錯する場」として位置づけ上映会を協働していきましょう。韓国東京から若きドキュメンタリー製作者も招請しました。労働・貧困問題、日韓連帯の歴史、そして解決しない戦前/中/後の問題…釜ヶ崎から「東アジアの記憶の場」を創出することとは、他でもなく「わたしたちはいまどこに立っているのか」を問いなおす事でもあります。

NDS=中崎町ドキュメンタリースペース

 

12日(金)

11:00〜12:30 東日本大震災原発に関する報告上映会(山川宗則さんと朴ドヨンさん)

休憩

19:00〜19:30 「隠された被爆労働」三角公園にて野外上映

13日(土)

10:00〜12:30 韓国の独立ドキュメンタリー上映」

休憩

13:00〜14:00 「隠された被爆労働」

14:30〜16:30 山谷―やられたらやりかえせ」ゲストトーク・吉岡基(もとい)さん

14日(日)

11:00〜12:00 「隠された被爆労働」

休憩

13:30〜14:30 「世界の人へ 朝鮮人被爆者の記憶」

15:00〜16:00 「終わらない戦争」

16:30〜17:30 「倭奴(イエノム)へ 在韓被爆者・無告の二十六年」

15日(月)

9:30〜10:30 「終わらない戦争」

11:00〜12:30 沖縄/済州島基地問題報告会」

休憩

14:00〜16:00 山谷―やられたらやりかえせ」

ゲストトーク&座談会(吉岡基(もとい)さんと池田浩士(ひろし)さん)

※上映スケジュールはつごうにより変わる場合があります。ご了承下さい。

※12日「隠された被爆労働」以外はすべて、三角公園ふるさとの家での上映になります。

※すべて無料です。

2011-07-27

保釈された佐藤零郎からのメッセージ

昨日、7月25日高裁の保釈が決定され、無事解放されました!

いまはただ、外の世界の現実感がまだなく、少し興奮気味の状態ですがとりあえず「ホッ」としています。

たくさんの熱いエールありがとうございました!

みんなのメッセージに拘置所で落ち込んだときにすごく勇気付けられました!

2007年の住民票が削除されたときからわたしたちは、市役所前に泊り込んで削除の不当性を訴えてきました。

そのときから、大阪市は、一貫して、今回、逮捕のきっかけとなった投票所と同じように市役所の門の入り口前で、ガードマン・市職員がずらりと門の前に並び、市役所の中に入れないようにしていました。

その市役所の前で、「話し合いに応じろ!」と市の職員と押し問答があったとき

ひとりの住民票を消された労働者が「おい!この市役所誰がつくったとおもっとるんじゃコラ!」

となげきと怒りが混じった声で叫んでいた!

これほど自分の気持ちに誠実な真実なる訴えはない!

警察や市職員が、この訴えを威嚇として認識する耳しかもっていないのは人として残念であるし

わたしは市役所前で叫ばれた労働者の真っ当な訴えを感じ取る耳を持ち続けたい!

声の小さい人間が精一杯に大きい声を出すと、力ずくでもってねじ伏せる。

怒りの感情が奪われる!

先日刑務所へ送られた大先輩が手紙をくれた!でもこんな弾圧で「いっときだってしょぼくれてなんかいられない!」

「次、外にでたら〜(何をしよう!)」ということをぼくはいつも考えながら中で過ごしてるんだ。

「「激情」という言葉に人間本来のあるべき姿を見ている」と若き日のマルクスが吐いた言葉をおしえてくれた!

外にでたときに「怒り」とはなんぞや?「激情」とはなんぞや?ということを語れる若い友人ができたことをぼくは楽しみにしていると語った老活動家と出会えたこと。

「怒り」「激情」ぼくは釜で出会った先輩たちに、そんな感情があることをはじめて教えてもらった!

ただただ、そのことを羨ましいと権力に思わしたい!

間違ってない!ぼくたちは間違ってない!

たくさんのひとの応援の声に勇気づけられた!すこしでもその恩をかえしたい!還元したい!

これからも裁判は続くし、終わったわけじゃない!でもひとまず保釈されて「ホッ」という感じです。

これだけたくさんの方の応援が保釈を勝ち取ったのだと思っています!

ほんとうにありがとうございました!

 7月27日 佐藤零郎

2011-07-25 保釈!! このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

今日午後に、拘留されていた4人全員、保釈されました!

支援してくださったみなさま、ありがとうございます。

裁判は続きますので、今後もご注目よろしくお願いいたします!

Today, 4 people,that have been taken into custody for more 3 months, released from Osaka detention center!!

Thank you all for much support and solidarity!!

(They were arrested, charged with interfering with a public official in the line of duty. In fact the charge is bullshit!!

Please read→http://d.hatena.ne.jp/FreeK/20110415)

2011-07-19

明日、初公判開かれます。

ぜひ、応援にいらしてください。

7月20日(水) 

時間:13時半〜16時20分

場所:大阪地裁201号法廷

※12:45分から傍聴券を配り、傍聴希望者が多い場合抽選が行われます。

※逮捕された4人の本人陳述(10分)があり、その後弁護士からの陳述もあります。

2011-07-05

FREE KAMAGASAKI 4!!! 仲間4人を返せ!!! 警察くたばれデモ!!!

7月17日、不当弾圧不当逮捕に反対するため、大阪府警本部へ向けてデモが行われます。

4月5日の釜ヶ崎弾圧の後も、関西地区生コン支部に弾圧が行われ、支部役員ら13人が不当逮捕、その後起訴されました。大阪市内のクラブでも、不当な摘発がたびたび行われているといいます。

警察・検察裁判所の不当な権力行使に腹を立てている皆さま!そして応援・共感してくださる皆さま、ぜひ、ご参加ください!

◆「警察・検察裁判所弾圧を跳ね返す 7・17総決起集会

あらゆる運動に対する人権侵害を阻止しよう!

長期勾留目的のでっちあげ事件づくりを糾弾しよう!

大阪府警の不当労働行為を許すな!裁判官による憲法違反を許すな!

闘う仲間の総決起で権力弾圧をはねかえそう!

○7月17日(日) 

集会:13時〜

※12:30〜パーカッション・グループ「カワン・モラ​ウ and special」によるライブがあります!

デモ:15時頃〜

主催:えぇかげんにせぇ!警察・検察裁判所 反弾圧ネットワーク 

連絡先:06−6583−5516 

Email:web@rentai-union.com

http://www17.plala.or.jp/kyodo/0717.pdf

↓↓転送・転載歓迎!拡散お願いします!

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初公判決まりました!!

◆第一回公判 

 日時:7月20日(水) 13時半〜16時20分

 場所:大阪地裁201号法廷

 

※傍聴券発行されます。

※逮捕された4人の本人陳述(10分)があり、その後弁護士からの陳述もあります。

ぜひ、お集まりください!!!

2011-06-25

「4・5釜ヶ崎大弾圧と原発を考えるための覚え書き」

http://jfissures.wordpress.com/2011/04/14/notes-on-the-4-5-great-kamagasaki-oppression-and-nuclear-power-industry/ より。

4・5釜ヶ崎弾圧原発を考えるための覚え書き

原口剛

 2011年4月5日、近年例を見ない規模の大弾圧が、大阪釜ヶ崎で起きた。大阪府警釜ヶ崎にかかわる5名を一斉に逮捕し、少なくとも14ヶ所へのガサ入れを行なったのだ(後日、さらに2名が逮捕された)。

 この弾圧の文脈は、2007年にさかのぼる。釜ヶ崎では、簡易宿所(ドヤ)や飯場を転々とする日雇労働者や、それにすら泊まるお金のない野宿生活者が、支援団体の施設などに住民票を置いていた。ところが大阪市釜ヶ崎解放会館など3つの建物に置いていた日雇労働者の住民票を、2007年にいっせいに消除した。ただでさえ基本的権利から排除された日雇労働者野宿生活者は、さらに住民票を失うことによって、選挙権の行使という権利すらも奪われることになった。この暴挙に抗議すべく、昨年2010年7月の衆議院選挙投票日には、釜ヶ崎地域内の投票所で人権侵害を訴える行動が取り組まれた。2011年4月5日、大阪府警は4月10日の地方選挙において抗議の声があがることをあらかじめ封殺するために、この抗議行動への参加者を弾圧したのである。

 この4・5釜ヶ崎弾圧を、釜ヶ崎という特殊な地域の出来事として、切り離して考えてはならない。それは、3・11以降の原発をめぐる日本の状況に直結するものとして考えられなければならない。ここでは、3・11以降の状況と4・5釜ヶ崎弾圧を結びつけて考えるために欠かせないと思われる点を、書き記しておきたい。

1.

釜ヶ崎山谷といった寄せ場日雇労働者は、建設業をはじめとする産業労働にとって、欠くことのできない労働力であった。高速道路高層ビル、ダムといったさまざまな建設物は、寄せ場日雇労働者の手によってこそ建設された。釜ヶ崎日雇労働者がいなければ、いったい誰が1970年万国博覧会の会場を建設できただろうか?

しかし、日雇労働者がそのような労働を担ったという事実は、人びとに知られないまま忘れられていく。人びとの知らぬところで、人びとの意識にものぼらぬところで、寄せ場日雇労働者野宿生活者は、誰も携わりたくないような、もっとも危険で苛酷な労働を担わされてきた。そして彼らが担わされた労働のひとつが、ほかならぬ原発被爆労働だった。『野宿労働者原発被曝労働の実態』http://san-ya.at.webry.info/201103/article_11.htmlには、東京山谷労働者原発被爆労働実態の証言が記録されている。ここには、ろくな説明もないまま、わけもわからぬまま原発被爆労働に送り込まれ、身体を蝕まれ、仲間を失った労働者の生の声が綴られている。万国博覧会を開催するのに釜ヶ崎が必要不可欠であったのと同じように、原発という呪われた装置を維持するためには、寄せ場労働者が、彼らの犠牲がどうしても必要だったのだ。

 そしていま、数多くの労働者がこの禍々しい労働に送り出されている。彼らが寄せ場から送り出されたのか、別のところから送り出されたのかはわからない。けれども確かにいえることは、いま原発被爆労働を強いられている労働者と、寄せ場日雇労働者は、似たような、ではなく、まったく同じ存在だということだ。釜ヶ崎日雇労働者はあしたには原発労働に送り出されるかもしれず、原発に送り出されている労働者はあしたには釜ヶ崎に住むかもしれない。釜ヶ崎に対する弾圧は、いま原発被爆労働を強いられている、あるいはこれから強いられようとしている、すべての労働者弾圧するのに等しい行為である。

2.

4・5釜ヶ崎弾圧の標的のひとつとなったのは、ドキュメンタリー・スペースであった。これは、権力がなにを恐れ、潰そうとしているのかを、端的に示している。それは、記録すること、表現すること、伝えることなのだ。

ここで思い起こされるのは、2008年6月に勃発した第24次暴動である。1990年代以降、釜ヶ崎労働市場は縮小を続け、釜ヶ崎は「労働者のまち」から「失業者のまち」へと変貌させられた。このなかで暴動の炎は、1992年の第23次暴動を最後に、もはや過去の伝説と化していたのだった。それゆえこの暴動は、釜ヶ崎にかかわるすべての人々を驚嘆させた。そしてなにより重要なことに、この暴動には多数の若者が参加していた。

この2008年暴動について、2009年の文章のなかで私はつぎのように書いた。「若者は、長年の闘争が刻み込まれた釜ヶ崎にこそ、自身の怒りを表明する場を見出したのだ。かつての日雇労働者と現代のプレカリアートが、ともに機動隊に対峙する姿は、まるで先輩が後輩に怒りの表現方法を伝授しているかのようであった。08年釜ヶ崎暴動が伝えるもっとも重要な教訓は、都市大阪には、抑圧された民衆の憤りが潜在的に、しかし確実にうごめいているということ、そして機会と場所さえ与えられれば、それはさまざまなかたちをとって爆発しうるということ、である。このとき怒りの表現は、釜ヶ崎のみならず、都市空間のあらゆるところで、予測不可能なかたちで爆発しうるだろう」。

おそらくドキュメンタリーは、怒りの表現方法を伝達し、さまざまな場所に伝播させるうえで、カギとなる役割を担っている。3・11以降の現在、原発をめぐって怒りの素地があまねく広がっている状況において、その役割はなおさら重大である。だからこそ、4・5釜ヶ崎弾圧において、それはまっさきに弾圧の標的になった。私にはそう思えてならない。だとすれば、記録すること、表現すること、伝達することは、釜ヶ崎弾圧そして原発に対する闘争の、おそらくは最前線に位置している。4・5釜ヶ崎弾圧は、日雇労働者に対する弾圧であると同時に、記録や表現に携わるあらゆる者に対する弾圧でもあるのだ。

(補足)

1.釜ヶ崎とは、その数2万人とも3万人ともいわれる日雇労働者が住む地域である。釜ヶ崎には最大の時期には200軒以上の安価な宿(ドヤ)が並び立っており、日雇労働者はドヤを住みかとして生活してきた。このような場所は、東京山谷横浜寿町名古屋の笹島など、大都市には必ず存在しており、それらは総称して「寄せ場」と呼ばれている。

2.寄せ場は、決して自然発生的に生まれたのではない。それは、資本や国家が自身の必要のために生み出した産物なのである。1970年大阪万博を成功させるために、政府は関連する建設工事に従事する若い単身労働者を全国からかき集めようとした。そして、使い勝手の良い安価な労働力を大量に確保するために、1960年代後半に釜ヶ崎日雇労働者のまちへと塗り替えた。こうして釜ヶ崎は、建設業をはじめとする諸産業の最下層部に日雇労働力を供給する地域として、資本によって活用されつづけてきた――そして彼ら日雇労働者を使い捨て、野宿生活へと、路上での死へと追いやってきた。

3.寄せ場は、国家や資本に対し声をあげるための舞台であり、抵抗を繰り広げるための拠点であった。そのもっとも重要な実践は、暴動である。1961年8月1日、車に轢かれた日雇労働者を警察が長時間放置したことをきっかけとして、釜ヶ崎の第一次暴動が発生した。以後、釜ヶ崎では大規模なものだけでも計24回の暴動が起こりつづけてきた。