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このブログはフィクションです。実在の人物・団体・競走馬とは一切関係がありません。

2012-12-31(月)

[]買えない騎手の買えるパターン

「買えない」と言っておきながら「買える」というのも変な話だが、「買えない騎手」にも買えるケースが存在する。

「買えない騎手」というのは、個人的には勝率の低い騎手という定義である。(自分馬券が主に単勝であるため。)概ね年間勝率が4%未満ということにし、出馬表では騎手欄を青く表示している。

この「買えない騎手」にも2通りあって、1つは年間1勝あるいは未勝利というような本当に買えない騎手もいれば、10勝、20勝はしているが、騎乗数も多いため勝率が低くなってしまう騎手もいる。当然、買えるのは後者だ。

彼らは決して下手というわけではなく、何らかの理由(所属厩舎の馬だからとかエージェントの力関係だとか)から勝負にならない馬に乗らざるをえないことが多いと推測される。だから勝負になる馬に乗った時は買ってもいい。それを見抜くのが今回のテーマだ。


これに当てはまる主な騎手を挙げていく。カッコ内はこの1年の勝ち数/騎乗

杉原(22/552)

宮崎(17/436)

村田(18/472)

丹内(19/539)

藤懸(16/534)

江田照(19/713)

国分恭(20/782)

武士沢(12/656)

400回以上騎乗しているのをボーダーラインにしてみたが、ローカル開催でよく見る名前が多い。その中で特筆すべきは、下の3人だ。主戦場が中央開催だからである。買えない騎手が大勢揃うローカル開催なら騎乗馬は揃うが、リーディング上位の揃う中央開催で、それなりの騎乗数を確保できているというのは意味合いが異なる。彼ら3人の勝負パターンを調べてみよう。


国分恭介

所属はフリーだが、2010年までは栗東五十嵐厩舎に所属していた。兄は国分優作で数少ない双子騎手というデビュー当初は色物的扱いでもあった。茨城県出身だが、競馬関係者ではない模様。

勝ち鞍の特徴としては、

1.非社台・中堅厩舎・個人所有馬での活躍

現代日本競馬馬券を考える際、まず社台との関係を見るべきである。社台は非常にシビアで、勝負になる時はそれなりの騎手を乗せることが多いからだ。乗せる騎手を巡って厩舎と対立するという話(元G1ジョッキーでもある関東の某調教師が息子を乗せようとした事件など)もあるほどだ。

国分恭介は典型的な非社台騎手で、社台所有馬で勝ったのは2011年4月のクリアンサス(サンデーレーシング所有、白老ファーム生産)が最後。生産馬で見てもこの2年では他に2012年4月アグネスワルツ社台ファーム生産)のみ。それゆえに上位厩舎での勝利はほぼない。

以前は所属していた五十嵐厩舎での勝利が多かったが、2012年は1度もない。木原、野村、湯窪、宮本厩舎あたりが狙いか。

2.逃げ馬、先行馬

脚質では、ほとんどが前に行って勝っているので、追込馬は切って捨てて問題なさそうだ。


武士沢友治

デビューから2010年まで中野渡厩舎に所属。厩舎解散後フリーになった。身近に競馬関係者はいない。

勝ち鞍の特徴は、

1.非社台・特定の厩舎・個人所有馬での活躍

実は最新の勝ち鞍がサンデーレーシング所有のフォルテリコルド(2012年有馬記念の日だ)だが、この2年では唯一の社台馬での勝ち鞍である。生産馬を見ても2012年6月のウインゴーウェル(ノーザンファーム生産)のみだ。

特定の厩舎との結びつきが強く、小桧山厩舎では主戦の扱いである。ただし、小桧山厩舎自体の勝率が低い(3.7%)ため、年間3勝にとどまっている。しかし、平地で年間4勝しかしていないうちの3勝であるから、逆に言えば、小桧山厩舎の所属馬は武士沢以外買ってはいけないとも言える。(残りの1勝は2012年11月のグレートマーシャル古川。グレートマーシャル自体は武士沢のお手馬でもあるが、福島での出走で当人は東京での騎乗だったため武士騎乗ではなかった。)

他に結びつきの強い厩舎としては岩戸、菊沢厩舎があるが、小桧山厩舎ほどではない。

2.追込馬

なぜ武士沢の勝率が低いかというと、戦法のせいではないかと思う。とにかく後ろから行きたがる。勝ち馬もほとんどが追込で、それも4角10番手以降とほぼ最後方からである。買って見ているには非常にスリルを味わえる騎手だろう。

3.人気薄

しかしながら武士沢ファンは多い。なぜかというと、彼が穴騎手だからである。どちらかというと下位厩舎の非社台馬で追込脚質ということもあり、人気することは少ない。(この1年間で3番人気以内になったのは37回。)多少人気がなくても買っていける騎手だろう。

4.年に1度の武士沢祭

年に1日程度、主に東京開催で、固め打ちをすることがある。(多分、東京馬場状態が追込に特化している日なのだろう。)1日2勝したら、その後も積極的に追いかける価値はある。


江田照男

1998年まで美浦・田子厩舎に所属。その後、フリー。言わずとしれた大穴騎手である。

勝ち鞍の特徴は、

1.非社台・中堅より下位の厩舎

特定の厩舎との結びつきは少ないが、非社台騎手であるため、上位厩舎での勝ち鞍はほとんどない。関東の下位厩舎でも結構勝っている。

2.極端な戦法

近年の江田照男の大仕事といえば、大逃げを打って開ける大穴が目立つ。決して人気薄ばかりではないが、なぜか江田照男の逃げは無視されることが多い。(逃げが放置される組合せの時に逃げることが多いからか?)

しかし、トーセンクラウン中山記念テンジンショウグン日経賞のように直線一気の追込を決めることもあり、追込にも注意は必要だ。

「もしかすると」に賭けるギャンブル的要素の非常に高い騎手であるといえよう。ゆえに、大逃げや直線一気といった極端な脚質での勝利が多くなるのだろう。

3.人気に左右されない

大穴騎手イメージが先行しているが、実は人気馬でも取りこぼしは少ない。ただ、人気になることが稀なだけである。


彼らは毎回狙うにはあまりに勝率が低すぎる。しかし、当たれば大きいのでついつい買ってしまうことはある。最も扱いに困る騎手ともいえる。買えるか買えないかを上手く見極めて行きたいところだろう。

本命党なら徹底的に買わないというのも一つの手段かもしれない。

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