宝塚記念の不真面目な予想

サイン予想は前に書いた通り。今年のファン投票のポスターが宝塚なので牝馬、ことにタカラ「ジェン」ヌなので、ジェンティルドンナですな。
それはさておき、本気でゴールドシップウインバリアシオンに先着できるという妄想にとらわれている全国津々浦々の皆様。本当に先着できる??
ゴールドシップ阪神が得意だ、と言われている。4勝2着1回。確かに得意そうに見える。中身はというと、去年の道悪宝塚が1回、空き巣の阪神大賞典連覇が2回、同じく空き巣の神戸新聞杯が1回で、2着はアダムスピークに負けちゃったラジオニッケイ。去年の宝塚はともかくとして、勝って当たり前というか、OP程度でしかないG2なので、それほどコース巧者とは思えない。
一方のウインバリアシオン野路菊Sは勝ったものの、ラジオニッケイ4着、神戸新聞2着、宝塚4着。着順だけみたら、ゴールドシップの方が得意だ。
ということは、やはり、ゴールドシップウインバリアシオンに先着できるか。
となると、他にゴールドシップを負かせる馬がいるかどうか。
上位人気ではジェンティルドンナメイショウマンボ。どっちも牝馬。「夏は牝馬」とおっしゃる御仁もおられるが、宝塚記念の勝ち馬を見たらそんなことが言えますか?
正直なところ、メイショウマンボメジロドーベルアパパネみたいな馬だと思う。つまり、牝馬同士なら勝てるが、牡馬のトップとやって勝てるほど強くない。論外でしょう。
ジェンティルドンナはすでに牡馬相手にG1を勝ちまくっている、気がするが、実はドバイシーマCとJCだけである。2着を入れると秋天もあるが、特定のレースなら強いというタイプ(というか大概の競走馬はそうだろう)。
ちなみに、過去の宝塚記念勝馬をみると、東京のG1を勝った馬は少ない。タップダンスシチーアドマイヤムーンディープインパクトオルフェーヴル。京都での開催だったディープインパクト。その他は、道悪、宝塚記念の後などで、純粋に宝塚記念までに東京のG1を勝ってたのはオルフェーヴルのみ。東京のG1ディスタンスとは相性の悪いコースなのだ。
むしろ、東京のG1で惜敗していた馬の巻き返しが見られる。だからここが唯一のG1勝ち鞍になる馬が多いのだろう。
該当しそうなのは、デニムアンドルビーオークス3着、JC2着)、ウインバリアシオン(ダービー2着、JC5着)、トーセンジョーダン(JC3着。秋天を勝っているが、あれは道悪なのでタップダンス型でノーカウント)、ゴールドシップ(ダービー5着)。
そもそも、デニムアンドルビートーセンジョーダンといった、3歳牝馬限定重賞しか勝ってない馬やしばらく好走のなかった馬が上位に来ている時点で去年のJCはレベルとして疑問。そこで掲示板に載ったといっても、せいぜいG3かG2じゃないのかな。であれば、正真正銘、メンツの揃った東京G1で惜敗した馬の巻き返しは、ウインバリアシオンゴールドシップしかいない。
結論。ゴールドシップが勝つ。雨が降らなくても。穴ならデニムアンドルビー阪神ではメイショウマンボに勝ってる。