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地球にマンガがある限り! このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-04-23 オーケンとホリエモンとガロなヒト

[]綿いっぱいの愛を! 大槻ケンヂ

目次を読んでなんとなく雰囲気が分かる人は嗜好がオーケンと似ているということかな。いやあー本当に面白かった。本人が作家芸能人歌手でありながらも他の作家芸能人歌手などを見る目がわりと一般人っぽいラインに見えるときがあって、その観察力と姿勢には感心する。寝る前に読んで幸せになる1冊。B+

[]稼ぐが勝ち ゼロから100億、ボクのやり方 堀江貴文

えーと堀江本はこれで何冊目かな。何冊か読んでいる。4冊くらい読むともう目次だけでだいたい何言いたいのかは分かってきた。堀江思考、というか行動はシンプルだ。会社では簿記の知識があったほうがいいよとか、営業は大事だよとか、気合と根性で何とかなる(ならなくても自己破産してゼロに戻るだけだ、と)、老人は金を若者投資せよ、皆起業しようぜ、食事は大事だ、などなど。口語文体でスッカーと読めてしまう1冊。「身内にモノを1つ売ればいい」というのは異論があるところだが、概ね「そうですなあ」と思って読めるものだった。ただまあシンプルがいいわりには証券取引法違反という凝ったことを被疑事実逮捕されてしまっているわけで、そこんとこどうなのよ!? というのはそれはそれで思ったりもする。物理的に対象を増やすことで、経験値を上げて成功率をアップさせるというのはまさしくその通りだなというのはしみじみ感じた。作者はヒッチハイク体験を語っているが、1人に声かけて駄目なら5人、10人という対象の増加、これが大事なんだろうなあ。ナンパについても同じことですよって言ってる。ちょっと失敗したからといってくよくよしててはいけませんですな。だからまあ、堀江氏は逮捕されて取締役から外されて今後どうなるか知らんけども、最悪自己破産ゼロに戻るだけだからまた頑張って欲しいと思います。B

[]炭焼物語 武野繁泰 宇江敏勝

頭に備長炭を載せて巻きつけるびんちょうタンというアニメがあったが、これはその備長炭を作る人の話。紀州備長炭を作るために山の中で生活する若者を描いた物語。ただあるがままの自然の厳しさや生活の独特さ、ハッとさせる重い表情は非常に読み応えがあった。作画の武野さんはガロ系作家さんなんですな。人間の描き方で陰影が多いのはなんとなくガロっぽかった、というのは印象論過ぎるな。ううむ。自然人間のきっちり、細かいところまで描写する画風は谷口ジローのようだ。ハードカバー単行本で1300円するのであまり多くの読み手には届かないかもしれない作品だけども、こういう作品があるということがマンガの豊かさでもあるし、将来的にはオンデマンド出版とかでもカバーして欲しいところ。B