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Visibility Zero -ヴィズ・ゼロ- (福田和代公式ブログ) このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2018-03-09

必読!『誰が世界を支配しているのか?』ノーム・チョムスキー著/双葉社 (前編) 19:06 必読!『誰が世界を支配しているのか?』ノーム・チョムスキー著/双葉社 (前編)を含むブックマーク 必読!『誰が世界を支配しているのか?』ノーム・チョムスキー著/双葉社 (前編)のブックマークコメント

私はときどき、「必読!」とタイトルの頭につけて、こちらのブログで本の紹介をすることがあります。

どのくらい「ときどき」かと言いますと、前回ご紹介したのは、

2016年1月7日 『典獄と934人のメロス』

http://d.hatena.ne.jp/Fukuda_Kazuyo/20160107/1452163269

その前が、

2011年11月20日 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』

http://d.hatena.ne.jp/Fukuda_Kazuyo/20111120

その前はありません。

つまり、ブログ開始から十年近く経つのですが、その期間にたった二冊だけ、「必読!」書をご紹介したわけです。

もちろん、誤解のなきよう書き添えておきますが、この世に素晴らしい本、読むべき本は山ほどあります。

素敵な本に出会った時には、TwitterFacebookで、時おり「これ面白かった!」「良かった!」とお薦めさせていただいております。

ですが、私の「必読!」書は、それらとは少し違うのです。

何が違うか。

それは、著者の熱量です。

「これだけは書き残しておかなければ、死んでも死にきれない」

そんな著者の情熱が、痛いくらい伝わってくるのです。

今回、二年ぶりに「必読!」と銘打つのは、こちら。

f:id:Fukuda_Kazuyo:20180309181757j:image:w360

『誰が世界を支配しているのか?』(ノーム・チョムスキー/双葉社)です。

ええそう、間違いではありません。あの「生成文法」のチョムスキー先生です。

私はこのタイトルを見たとき、

「ノーム・チョムスキーという人がふたりいるの?」とまず考え、それから

「えっ、チョムスキー先生、陰謀論みたいな本を書くの?」

と驚いたのでした。ある意味、怖いもの見たさで読み始めてみて感じました。

ああ。チョムスキー先生が、怒っている。

とてもとても冷静に書かれた文章ではあります。ですが、その行間から立ち上がる熱気。怒りのオーラ。

もう、めちゃめちゃに怒っておられる。

おまえたちはどうしてまだ気がつかないのか。

これほど言っているのに、そんなに奴隷のままでいたいのか。

世界がこれほど狂わされようとして、破滅の道を歩んでいるのに、このまま放置するのか。

怒りの声が伝わってきます。(チョムスキー先生は英語だけど。私の耳には日本語で届きましたw)

陰謀論などではなかった。ほとんどが、すでに公開されて誰にでもアクセスできる情報にもとづく、「世界の正しい見方」について書かれた真面目な本だったのです。

正直、それでもまだ私は、「先生、ちょっと深読みしすぎではないか」「そこまで米国はひどくないんじゃないか」

「昔はそうだったかもしれないけど、今はマシになったんじゃないか……」

と、心の中で必死に抵抗していました。

世の中が、一部の人間が、そこまでひどいと思いたくなかった。

ですが、ふとわが国で起きているさまざまな現象を振り返ってみた時に、愕然としたのです。

「これ、まさに今の日本でも起きていることじゃん……」

長くなりました。

「必読!」編、まさかの(初の)前後編に突入です。よろしければ後編もぜひお目通しください。

誰が世界を支配しているのか?

誰が世界を支配しているのか?

必読!『誰が世界を支配しているのか?』ノーム・チョムスキー著/双葉社 (後編) 19:49 必読!『誰が世界を支配しているのか?』ノーム・チョムスキー著/双葉社 (後編)を含むブックマーク 必読!『誰が世界を支配しているのか?』ノーム・チョムスキー著/双葉社 (後編)のブックマークコメント

さて、続きです。

チョムスキー先生は、解説します。

第二次世界大戦後の米国が描いた、米国による世界統治、「大領域」(グランドエリア)の絵図面、そして、なぜアジアや南アメリカ独裁政権が力を握ったのか、なぜ「アラブの春」は失敗し、それらの国々で民主主義はうまく根付かないのか。

そして、米国は(そして民主主義世界にいるとされる国々は)本当に民主主義なのかどうか。

このあたりのさまざまな情報は、ほとんどがわが国でも報道されていて、ひとつひとつのニュースを見れば

「そんなこともあったなあ」

と思い出すのですが、列挙してチョムスキー先生の怜悧なフィルターを通し、まとめるとそれはそれはコワイ。

このあたりぜひ、本書を実際に手に取って、味わってみていただきたいのです。

決して、読んで楽しい本ではありません。読むのが嫌になります。

こんな世界で生きていることも嫌になってきます。いやほんと。

ですが、これはやっぱり、読んだほうがいい。「必読!」なんです。

なぜか。

私はもう長いこと、政治がうまく機能しなかったり、国民の格差が広がったり、公的な教育の質が落ちているようなのは、世の中の仕組みが複雑になって、政治家官僚も最善の方法を見つけることができないからではないか。

それだけ政治が難しい世の中になったんじゃないか。

そう考えていました。

そうじゃなかったんだ。

前からうすうす感じていたことが、本書を読んで確信に変わったわけです。

これが彼らの目指した世界なんだ。政治は本当は(あのアメリカですから)「民主主義」が大嫌いなんだ。

知的レベルのあまり高くない、仕事はほどほどにできるけれども、黙って政治に従うロボットのような国民を育てたいだけなんじゃないか。

そしてそれは、ほぼ完成に近づきつつあるんじゃないか。

だからこそ、自民党憲法改正草案には、「国民の責務」として「自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し」などという妙な節が付け加えられているのではないか。

国民に、自由にものを言わせたくないのではないか。

「おまえら、黙っとれ」

彼らは、本心ではそう言いたくてうずうずしているんじゃないか。

「深読みのしすぎだよ」そうおっしゃいますか?

それとも、「そんなこと、昔からわかってたじゃん」。そうおっしゃいますか?

森友問題で、死者が出ました。

国民の目の届かないところで、公文書の偽造(書きかえなんて生ぬるい、偽造です、偽造!)という驚くべき事態が起きたうえで、公僕が自殺したというんです。これはひどい。これはあまりにもひどい。

本件は、われわれの民主主義に対する挑戦だと私は考えます。

本書『誰が世界を支配しているのか?』は、世界を今までとはまったく異なる角度から読み解くための、ヒントをくれます。

ぜひ、ご一読を。

怒りの福田でした。

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2018-03-08 必読!『誰が世界を支配しているのか?』ノーム・チョムスキー著/双 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

私はときどき、「必読!」とタイトルの頭につけて、こちらのブログで本の紹介をすることがあります。

どのくらい「ときどき」かと言いますと、前回ご紹介したのは、

2016年1月7日 『典獄と934人のメロス』

http://d.hatena.ne.jp/Fukuda_Kazuyo/20160107/1452163269

その前が、

2011年11月20日 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』

http://d.hatena.ne.jp/Fukuda_Kazuyo/20111120

その前はありません。

つまり、ブログ開始から十年近く経つのですが、その期間にたった二冊だけ、「必読!」書をご紹介したわけです。

もちろん、誤解のなきよう書き添えておきますが、この世に素晴らしい本、読むべき本は山ほどあります。

素敵な本に出会った時には、TwitterFacebookで、時おり「これ面白かった!」「良かった!」とお薦めさせていただいております。

ですが、私の「必読!」書は、それらとは少し違うのです。

何が違うか。

それは、著者の熱量です。

「これだけは書き残しておかなければ、死んでも死にきれない」

そんな著者の情熱が、痛いくらい伝わってくるのです。

今回、二年ぶりに「必読!」と銘打つのは、こちら。

f:id:Fukuda_Kazuyo:20180309181757j:image:w360

『誰が世界を支配しているのか?』(ノーム・チョムスキー双葉社)です。

ええそう、間違いではありません。あの「生成文法」のチョムスキー先生です。

私はこのタイトルを見たとき、

「ノーム・チョムスキーという人がふたりいるの?」とまず考え、それから

「えっ、チョムスキー先生、陰謀論みたいな本を書くの?」

と驚いたのでした。ある意味、怖いもの見たさで読み始めてみて感じました。

ああ。チョムスキー先生が、怒っている。

とてもとても冷静に書かれた文章ではあります。ですが、その行間から立ち上がる熱気。怒りのオーラ。

もう、めちゃめちゃに怒っておられる。

おまえたちはどうしてまだ気がつかないのか。

これほど言っているのに、そんなに奴隷のままでいたいのか。

世界がこれほど狂わされようとして、破滅の道を歩んでいるのに、このまま放置するのか。

怒りの声が伝わってきます。(チョムスキー先生は英語だけど。私の耳には日本語で届きましたw)

陰謀論などではなかった。ほとんどが、すでに公開されて誰にでもアクセスできる情報にもとづく、「世界の正しい見方」について書かれた真面目な本だったのです。

正直、それでもまだ私は、「先生、ちょっと深読みしすぎではないか」「そこまで米国はひどくないんじゃないか」

「昔はそうだったかもしれないけど、今はマシになったんじゃないか……」

と、心の中で必死に抵抗していました。

世の中が、一部の人間が、そこまでひどいと思いたくなかった。

ですが、ふとわが国で起きているさまざまな現象を振り返ってみた時に、愕然としたのです。

「これ、まさに今の日本でも起きていることじゃん……」

長くなりました。

「必読!」編、まさかの(初の)前後編に突入です。よろしければ後編もぜひお目通しください。

誰が世界を支配しているのか?

誰が世界を支配しているのか?

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2018-01-02 『脳罰的』クイズのご案内 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

『脳罰的』無料キャンペーンが本日、ぶじ終了いたしました。

おつきあいくださった皆さま、年末年始の慌ただしいなか、ありがとうございました(^^)

さてさて、突発的にクイズが発生してしまいました。

『脳罰的』第二話、「罰屑3トン」の中で、「主人公が明らかに(文中で)購入していながら、捨てていないモノ」があります。(すいませんね、作者が忘れていたんですよう!)

それは何でしょうか?

正解者のなかから抽選で5名さまに、『群青のカノン』ポストカード(1柄、5枚セット)をお届けいたします。

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「罰屑3トン」をお読みになって気づかれた方は、2018年1月末までに、

メールアドレス present@fukudakazuyo.com (ごめんなさい、@を半角に変更してください(^_^;))

まで、回答をお寄せください。

ヒント: かなり重いものです!

さっき読者さんと話していて、意外と気づかれていないのか?と思ってしまったので、クイズにしてみました♪

ゲームはまだまだ続くようだ(^_^;)

脳罰的 (無人島文庫)

脳罰的 (無人島文庫)

2018-01-01 謹賀新年 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

あけましておめでとうございます。

新しい年が、平和で明るい一年となりますようお祈り申し上げます。

皆さま、良いお年をお迎えください。

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2017-12-28 NOXワールド、開幕! このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

新しい世界は新しい刑罰を求めていた。

題して『脳罰的』。

禁錮ゼロメートル」「罰屑3トン」「懲音150デシベル」など、超短編の連作による「ひとくちサイズの」奇想をお届けいたします。

Kindleで、12月28日から1月1日までの5日間、無料ダウンロードできます♪

年末年始のこの慌ただしい時に! 計画的にこんな悪さをぶつける私を許してくだされい!(^_^;)

ぜひ、一緒に遊びましょう〜♪

脳罰的 (無人島文庫)

脳罰的 (無人島文庫)

〈あとがきより〉

二〇一七年の秋から年末にかけて、ちょっぴりスキマ時間ができたのをいいことに、自分の楽しみのために、超短編の連作を、ちびりちびりと書き溜めておりました。せっかくなので、年末年始の読者プレゼントにしようと思ったのです。

え、お正月のギフトにしては、禍々しすぎるだろうとおっしゃる。ええ、その通りでございます。マアイイジャナイノ。

題して「脳罰的(のうばつてき)」。

ちょっと漢字の画数が多くて書きにくいので、「NO(ノー)X(バツ)」ワールドというわけです。どうぞ皆さま、ご一緒に楽しんでやってくださいませ。

今より遥か未来、人権意識が進み、死刑の廃止など制度改革が行われるのです。〈傾聴省〉なるお役所が、警察や検察や果ては裁判所の役割まで、なぜかまとめて担っているようですが、新設された刑罰が、珍妙なものばかり――。

詳しくは本編でお読みいただくとして、今後の予定についてお知らせです。

今回、キンドル・ダイレクト・パブリッシングでの発表となりました。読者の皆さまの支持を得られるならば、『脳罰的2』『3』と暇をみつけて制作を続ける予定です。『3』までできあがれば、ある程度の枚数が溜まりますので、同人誌的に紙の本にすることもできるかな? あくまでも遊びの延長なので、どこまで実現できるかわかりませんが――。

もしNOXワールドを気に入ってくれましたら、ちょいちょいっと周囲の皆様にお薦めいただけますと、作者の「よっしゃ、二巻も書こうか」という意欲向上につながります。いやほんと。自分も面白がってナンボなものですから。

それでは皆さま、次回、『脳罰的2』でめでたくお目にかかれますよう、祈ってやってくださいね!

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