櫛の花:妄想1

緑色の御本「EDELWEISS PROGRAM」の最終章は「THE HAMMING COMB」、歌う櫛の物語です。その終末、櫛は一斉に白い花を咲かせます。
「EDELWEISS PROGRAM」の INTRODUCTION 。白い花からすべてが始まります。
 
最初に読んだとき、このはじまりとおわりに現れる二つの花は同種のものと感じました。
記述の細部を読むと、印象は似ているのですが、それぞれ性質が若干違うようです。
 
その「櫛の花」が、なぜか気になっています。
細かいことはおいておいて;
これら二つの花に似た「櫛の花」があると想定すると。
それはどういう植物と見なしうるでしょうか。
 
最終章の始まる前ページに。デザイン化されたその櫛の花の美しいイラストがあります。
 繊細なレース編みのような。
 生体資料を薄くスライスし、光学顕微鏡でのぞいたような。
 
光合成はせず(たぶん)、生殖器官に特化されているという点では、菌類(キノコとかカビとか)のようです。
櫛という形状は、シダ(羊歯)やコケ(苔)の仲間を想起させます。
花を咲かせるのだから。普通に考えれば種子植物です。

EDELLWEISS妄想:櫛花の蕾。鉛筆&プラマン。再生紙(しかも裏紙)だからにじむしペン先がひっかかる・・・。