櫛の花:妄想2

「EDELWEISS PROGRAM」歌う櫛妄想の続きです;
 
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それぞれの個体は、由来するメスの遺伝子情報を持っていると想像されます。
花を咲かせるくらいだから。ちゃんと種子を結んでほしい。
でも、世界を覆い尽くす繁殖力ということは。ばんばんクローンを増やしていく能力がなければ。
 

 
ということで、さらに妄想を膨らませてみました。
 

6枚の花弁。6つの子房をもち。受精した花はそれぞれ6個の種子を結ぶ。
種子はそれぞれ、半透明で薄い6枚の羽根をもつ。
雨季前の晴れた日、種子は一斉に飛び立つ。
 

しべがうまく受粉しなかった、発芽から3年を経た個体(櫛部)は。
雨季、歯の間にいくつもの胞子嚢をつくる。
成熟した胞子は歯の間からこぼれ落ち、水分が十分に多い場所に付着すると、シダ類の前葉体にあたる配偶体となる。
 

十分に栄養のいきわたっている個体は、それから伸びる根茎から発芽。クローン個体となって成長する。