オタクなひとたちが

先日、明和電機社長が、
「親戚が集まるたびに、一族に流れるおたくの血を感じる。」
とつぶやいていらっしゃいました。
 
おたくな一族かぁ。
 
社長はおたくでマニアックなお子さんだったのでしょうね。
 
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中高生の頃。
思い出すと、「全国有数の地方」育ちでも、周囲にいた「おたく」なひとたちが、文化の香りをはたはたと送ってくれて。
当方のように、フツーにおくれている人たちにくんくん嗅がせてくれていたような気がします。
当時は「おたく」という言葉、なかったと思うけれど。
 
まわりに熱心なファンがいたから、「宇宙戦艦ヤマト」 などについて、かなり詳細な知識をもっていますし(実は、アニメ自体はほとんど見ていない)。
同人誌(当時ははしりだったはず)をつくるレベルの友人がいたから、「銀河鉄道999」や「ガンダム(初代)」、「銀河英雄伝説」などについての凡その知識をもっています(直接はまったく見てない)。
 
交響曲(クラッシック)の指揮者や楽団による演奏のちがいを、あまり興味がない同級生へ懇切ていねいに説明し飽きなかった同期生徒会長さん。
シンセでの音作りにかまけてた(と思われる)男子。
録音編集する機材をもっていた友人。(彼は、プロになって会社をたちあげている。)
映画同好会をたちあげ、地元の映画館ではかからないすぐれた作品フィルムをとりよせ、文化祭での上映を実現してくれていた同級生。
 
中高生で出会った彼らについて、強い印象が残っています・・・。
 
30年以上経ってからだけれど。感謝。
 
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で。
・・・当方と血がつながる家筋には、おたく/マニア傾向はたぶん皆無です。
 
当方は
 ふーん、そうなの。すごいねえ。
と彼らの話を聞く一方でした。
 
orz。
(なぜかすこし悲しひです。)