吸気系チューン

パワーチャンバーを入手しました!



と言ってもGA2用の設定はもちろんないので
アコード用を切った貼ったして流用します。

吸気系のパーツを流用する上でネックなのは
スロットルバルブの径が同じかどうかです。

GA2のD13CにZC用のスロットルバルブが流用できることはよく知られていて、
実際私も以前の黒GAにZC用のスロットルバルブを着けていました。

この場合、スロットルバルブのエアクリ側の径はD13CもZCも同じで
インマニ側の径がD13Cのほうが狭い為、ビッグスロットルバルブになる
という塩梅なのです。

ビッグスロットルバルブの利点は、スロットルバルブが全開(アクセル全開)
の状態で空気の流入量が増えることです。

他にもノーマル状態と比較すると、アクセル開度が少ない場合でも
より多くの空気が吸える→ちょっとアクセル踏んだだけですごく前に進む
ので、パワーアップしたかのような錯覚を覚えますが
何の事はないノーマル状態でアクセルをたくさん踏んでるのと同じ状況なので
大してメリットはありません。

肝心の全開状態ですが、ノーマルよりも空気の流入量が増えるということは
コンピューターのセッティングが同じ場合、リーン方向になるため
運が悪いとエンジンを壊しかねません。

私の場合はコンピューターはノーマルのZCスロットルで2年近く乗りましたが
幸いにして壊れるようなことはありませんでしたが。
果たしてパワーが上がっていたかどうかは「ちょっとパワーアップした気がする」
程度のものでした。

ホンダ車の吸気系は非常によく考えられていて
下手にいじるとパワーダウンするというのはよく耳にします。

ただ、そんななかでホンダ車乗りから絶大な人気を集めているのが
このトップフューエルのパワーチャンバーなのです。

実は以前からすごく気になっていたパーツで
安く手には入ったら一度着けてみようと思っていました。

先日会社帰りにふらっと中古パーツ屋をのぞいてみたところ
あるじゃありませんか!それもプレリュード、アコード用で
価格は新品の半額以下!
衝動買いしてしまいそうでしたそこはグッっと我慢して
ちゃんと入るかどうか頭冷やしてもう一度検証してみることに

プレリュード、アコードをキーにパワーチャンバーを入れてる方の
HPを巡ること1時間。切った貼ったすればどうにか入りそう。
という訳で次の日会社終わってから速攻買いに行きました。
売れてたらどうしようかドキドキしながら(笑)

以外と知られていませんが、トヨタ車に負けず劣らずホンダ車というのは合理的で、
違う車種でも同じパーツを共有しているということがよくあります。

実は以前調べたところほとんどのホンダ車のスロットルバルブ径は
共通ということがわかっていました。(もちろんエアクリBOX等の形状は全く違いますが)

というわけで最大の懸念事項であるスロットルバルブ径の問題も無事クリアし、
あとは物理的にエンジンルーム内に収まるかという問題なのですが、
こればかりはやってみないとわかりません。

色々バタバタしていたので実際の取り付けは
今週末やることに。

実は買ってきた夜に一度入るかどうかの検証をしたのですが
予想通りバッテリーが邪魔をしてチャンバー本体が収まりません。
とりあえずバッテリーを外して位置合わせしてみます。

結局バッテリーを移設してチャンバーを入れることにしました。

土曜の夜、9時まで営業しているホームセンターに急いで
閉店ギリギリに到着。

バッテリーを移設するためのステーの材料を購入。
ガレージ直行で作業開始。
適当なところで印を付けてグラインダーで切断します。
見かけから受ける印象より固い材質です。



バッテリーのステー作成と
配線の処理、チャンバーの加工に時間がかかり
ほとんど徹夜の作業になってしまった。



ようやく取り付けた朝方に甲州街道で試験走行。
・・・が、何度走ってもフィーリングはよくない。

高回転域では確かにパワー感があるものの
肝心の低回転域でトルクが出ていない。

エンジンルーム内の熱気を吸っているからなのか
はたまた、ムキ出しエアクリーナーの欠点なのか
どうにもこうにもフィーリングがよろしくないのだ。

そもそも低、中回転を常用するジムカーナ車両で
高回転のパワー向上を狙っても扱いずらいだけになってしまう。

バンパーからのエア導入口、即席遮熱板をつけるも改善せず
結局その日のうちにノーマルにもどして
チャンバーは後輩君に譲ってしまいました。



まぁ1日遊べたからいっか