GBLH999のモロモロ日記

2006-06-15 セナを殺した男たち―「聖書を手にした天才」と「グランプリの悪魔」

当時の空気感。, 2006/6/16

レビュアー: sbga005 (東京都) - レビューをすべて見る

最近読んだ「レーサーの死」by 黒井尚志。セナの事故死の項は小生にとってはさほど目新しいものではなかったが、なんとなくこの12年前当時の空気感はどうだったかな、と考え、本書をマーケットプレイスで購入した。

ジョーホンダ氏があの1994年のシーズン終了後に書いた本である。

タイトルから事故の原因につっこんだ内容かと思わせるが、当時の状況を知る方はご承知の通り、94年時点は「証拠調べ」の段階であり、事故原因については憶測情報しかなかった。ジョー氏も「レース事故の原因など結局はわからない」としてそこは素通り。

よって本書は全編にわたってセナのメモリーbyジョーホンダ、である。セナのバイオグラフィー的情報にけっこうな紙幅をさいているのでその辺りは斜め読みしたが、グランプリインサイダーのセナ評は興味深い。そう、セナのダークサイドだ。

84年のモナコ、レースが中断されなければ勝っていたのはセナ・・・ではなくステファン・ベロフだった、なんてけっこうマニアックな情報もありだが、ブラジリアンとして欧州F1界からエイリアン扱いを受けたセナの悩み様がジョーホンダの目で浮き彫りになる。

事故の記憶がさめやらぬ時期の執筆、いま読み返すとややオーバーヒート感もあるがそれこそが当時の「空気感」だったんだろう。

「うつ」かもしれない 死に至る病とどう闘うか

磯部 潮著

自殺を完全に防ぐことはできない・・・。, 2006/6/16

レビュアー: sbga005 (東京都) - レビューをすべて見る

当たり前だが非常に重い本である。こうすれば治る、などといった安易な方法などない。

患者と向き合い、治療の現場で著者がいちばん強く感じているのは、治療云々もさることながら、うつに対する職場や家族の誤解であるように感じた。

外形・症状的に素人にわかりづらいにもかかわらず、最悪の事態、自殺に至る可能性が高い重篤なうつ症状。医学の知識不要の読みやすい書。