Hatena::ブログ(Diary)

長文用

2017-03-26 キングコング髑髏島の巨神ネタバレ感想

「どうして原題がKingKongではなくKongかだってKing候補が他にもいるからだよ!! ギでラなアイツとか!!」

 大傑作なSPL2/殺破狼2差し置いてサル感想書くの?って言われるとまぁ迷うものはあるんですが、さておき観てきましたキングコング。ワタクシまずいことにオリジンギラーミン版もピージャック版(a.k.aそのままの君で死ねコング〜赤外線ミサイルのシーカーのようにナオミ・ワッツの前歯を追いかけろ〜)も、それどころか地獄の黙示録さえ未観のまま挑戦してしまったんですが、当然そんな状態でも楽しめる映画ではありました。


 ってか、楽しめるどころかど偉いことになってますねコレ。元の広告が地獄の黙示録っぽいのに日本版広告が南海大怪獣大決戦でいいの?って言われてましたが、なんかどっちの広告もほぼ大正解で大変です。「この島で、人類は、虫ケラに過ぎない!!!(立木文彦ボイス」確かに。

 ではCMだけ観てれば見所ぜんぶお終いじゃん、っていうとそんなことはなく、広告で描かれなかったのが実はまさに虫ケラな人間共のドラマだったりする。意外とこの映画キャラ萌え映画な感じでして、結構キャラ数多いのに一人一人キチンと描かれていてビックリした。いや構成的に考えると凄くないかこの映画。2時間前後で、虫ケラ10人前後全員ストーリー持たせつつ、当然怪獣達の大暴れも見せつつ、ましてやコングなんか日常生活に優しい性格に激しい凶器(どーぐ)ありのプロレスまで大盛り。これで全然話が破綻していない。時間効率が圧倒的に上手い気がする。戦う時はキッチリハリウッドらしいアイデアバトル&「これこれ、この画スゴイでしょ!」ってパンチある画で殴りかかってくるし。ギャレゴジがムートーと人間を映してゴジラをあまり映さないという大胆な(結論としてはそれで大勝利しているけど、異論もなくはなかった)構成だったのに対し、実質「二作目」であるコングはそれと違う毛色で攻めてきましたね。それは単にコングを早く出して延々映すというアンチテーゼでなく、それ以外もバリバリやるぜ、という本当に攻めの姿勢でしょう。パンフレットでも触れられていましたが、人間共を2チームに分けたのが構成的に勝利の鍵だったのかもしれない。


 なんか人間のことばっかり書いてますが、当然主役のコングや怪獣共も美事美事。南の島!!秘境!!なら怪獣がいるのは当然だろ!!!ってゴリゴリ押してくる感じいいっすね。生活感のあるコングに何故かワロタ。なんというか、怪我を気にしつつ水を飲もう→としたら大ダコと死闘!→はい勝ったので今日のお昼ご飯です、のテンション上下が妙に微笑ましい。そういえばここの場面、冷静に考えると「2時間の映画内に仕込まれる日常描写=映画の時間感覚を引き延ばし、映画の緊迫感を調整する、いわゆる肉体感覚フガフガ」であると同時に「怪獣の、自然の驚異の前に、人間は虫ケラに過ぎない」でもあるという、グロテスク皮肉な画なんですよね。フード理論暖かい食事のある映画は傑作?うんそうだね!(コングの食事)ってなんだよ。最高かよ。しかもよりによって新鮮なタコの刺身かよ。

 あと個人的に感動したのがコングの戦い方で、考えたらこの人ヒト型動物なんでプロレス技ができるんだよな。先述したように「すわパシリムか!?」というような凶器(どーぐ)攻撃もします。しますってかあの大木引っこ抜いて鞘抜きするの卑怯でしょ。なんでお前サルのくせに剣豪アトモスフィア出してんだよ。プログナイフ構えるエヴァかよ。それで「おおっ突きか!?」と思ったら彼岸島打撃じゃねーかクソックソッ(笑顔で)。

 あとその抜刀モーションもそうなんですが、ギャレゴジに続くレジェンダリー怪獣映画ということで「時々ハッとするような、信じられないぐらい美しい怪獣の画がスクリーンに出現する」んですよね。夕日を背景にたたずむコング。炎熱と月光コントラストの基にたたずむコング。CMで散々見たなどと言わず、ぜひ劇場でこそ観て頂きたい。あの沼に住む牛さんみたいなのが出てくる場面もやっぱりいいですよ。


 あとこれはビッグ主語向けな話題で申し訳ないんですが、近過去映画としてもやっぱり熱いです。70年代の最新科学(ランドサットだ!いや本当は当時あの衛星はランドサットって名前じゃないって話も聞きましたが)とベトナム戦争の残滓が、南の島の秘境に接続されていく。そういう微妙偽史っぽさは身内界隈では結構好感触かと思われます。OPもギャレゴジに引き続きブラックオプス(いやWaWか)っぽい。

 しかし話題沸騰の、スタッフロール後の映像・・・アレいいんでしょうか。完全に次回作の「ネタバレ」なので「ええっいいのかよ!?!?」ってスゲービビったんですがアレ。だってお前あれぞ、モスラキングギドラ出しちゃったぞ。いいのかよおい。あとゴジラ→?→モスラ→ギドラ、の二番目の怪獣なんだか分からなかったんですがなんでしょうか。ラドンアンギラス? ラドンじゃ無さそうな希ガス希土類だったんですが、アンギラスだとしたら昭和以降冷遇されていた彼がまさかの復権ということなのか。


その他王猿の細かいネタ・好みポイント(ネタバレ継続中)

・大ダコ、パンフ読んだんですがこれマジで日本コングオマージュなんですか。オリジナルのコングにはタコいなかったの?


・70年代!ナム戦!美しい画!!って散々書いておいてなんですが、「ヘリコプター搭乗員ミラーシェードサングラスに、爆撃で燃え上がるジャングルが映り込む。ほくそ笑む搭乗員」の画は流石にギャグかという勢いで爆笑した(俺だけ?)


・サイズミックチャージ、「えっアレってスターウォーズ架空兵器じゃなくって、ナム戦時に元ネタになる兵器があったんだ」と感動してたら、どうもマジでスターウォーズネタだったらしく爆笑している。


・冷静に考えると話の大筋は「善の怪獣と愚かな人間達。冷静な主人公学者クラスタは善怪獣との共存を説くが、頑強な軍人は耳を貸さず善怪獣との決戦に挑む」という、怪獣映画としての王道になってますね。


・トム"ロキ"ヒドルストンが元SAS、というのに何となく戸惑う。いや実際の劇中ではちゃんとした筋肉とちゃんとした動きや判断力でちゃんと演技できてる(といってもSASらしい大活躍をするわけじゃないが)。でもこの人やっぱハイ・ライズに住むお医者さんかロキじゃんっていうイメージがあり、どうにも不思議。あーでも「SASってお前リキッドだけじゃなくってキートン先生もいただろ」って言われると納得できなくもない・・・かな。これがマイケル・ファスベンダーだったら(あの辺の年齢とイケメン分類でSASでしたって言われも違和感のない白人男性として)「クッソ分かる」なのだが、それはそれでどうかって気もしてきた(←混乱


・どうでもいいが、サミュエル・L・"フューリー"ジャクソンがトム"ロキ"ヒドルストンに向かって、「お前はどっちの味方だ、Captain?」って言うのはシビル・ウォーネタなんだろうか(いや英語で「Whose Side Are You On, Captain?」って本当に言ってたかどうか聞き取りそびれましたが)


ヒロインブリー・ラーソン可愛いですね・・・と思ったらこの人「ルーム」のあの人かよ!!? 嘘だろおい・・・なんか微妙に信じられない。いや自分でも何故信じられないのかさっぱり分からんが。あともう一人のヒロインのジン・ティエンもやたらめったに可愛い。なんかこの映画ヒドルストンはイケメンだしサルはクソカッコイイしブリー&ジンが超絶可愛い美女でズルくねぇか。顔の良い人間(と怪獣)がいるとそれだけで映画の画って保っちゃうんだぞプンプン。


・おっ、今気がついたがジン・ティエンさんは今度の怪映画「グレートウォール」にも出るのか。予告編でチラっと映ったあの美女か。


ジョン・グッドマンは10フィールドクロフィの怪演が生理的に大変辛かった(このときのジョン・グッドマン本当にスゴイのでみんな観て)ので、いつ人間共を地獄に突き落とすクソ迷惑親父になるかとハラハラしていましたが、そんなことは結局なかったので安心したやら物足りないやら。そういえばこの映画、キャーキャー騒いで人間共を窮地に追いやる無能キャラいないんですよね。最近の怪獣映画はみんなそうなのかしらん。


・ジョン・グッドマンが死んだ後の「チクタクワニ」にはその手があったか!ってビックリ感動しましたよ俺。あの煙い空間の中であの怪獣の恐怖をいかに演出するか、その発想は無かった。美事です。ハリウッドのアクション映画は時々こういうアイデア攻撃してくるからたまんねぇんだよな。


・あとこの映画の死亡判定、正直オルフェンズより変なシビアさというか「えっそこで死ぬの?」「えっこの死ってクッソ無駄死ににさせられるの? Vガンのジュンコさんかよ」っていう嫌なアレはありますね。前者(翼竜die)は「じゃあなんで他の人無事なんだよ!」ってツッコミしてもいいんじゃないかなぁ。この映画の数少ない欠点だと思うのだが。


・長めの日本刀モーゼルを装備した零戦パイロット、というギリギリ日本その3に片足突っ込んでるけど超カッコいい日本兵サン、顔が美妖で困ったのは俺だけでしょうか(お前だけだよ)。ちなみに日米パイロットの話は冒頭のバトルと劇中説明セリフだけにも関わらず、本当に仲間だったんだな・・・おっさん日本人のぶんも生きて帰らなきゃな・・・ってなる良い話でしたね。しかしその上で、日本刀への妙な高性能評価には笑えばいいのか感動すればいいのか分からない。アレ映画内の武器威力判定だと連装機銃>日本刀>(ATフィールド)>単装M2>M16とAKぐらいに設定されてるでしょ。わざわざトムが日本刀イークイップして無双するシーン入ってるのも、観てるときは熱かったけど、冷静に後から考えると笑う場面に見えなくもないような。


・この映画微妙にゲーム脳な部分があって、何かというと実はFPS画面だけでなく、「米兵の個人装備上限がよく分からない」という点だったりする。ヘリが落ちて重装備の過半を喪失!してそうかと思ったら、割といつのまにかM2設置してたり火炎放射器取り出したり。お前らそれさっきまでどこにしまってたの・・・?(いや、画面よく見たらちゃんと運搬してるの見えたのかもしれませんが) 弾も意外と豊富そうなんだよな。個人的にはそういうの逆に好きなのだが。


原住民の微妙なカーゴカルト感に萌え燃え。パイロットおっさんと日本兵サンが手作りした創作模型(違)にもかなり燃える。アレ見てるとワクワクしませんか。「これで出る直前に彼は殺された」うおおおおお、おっさん日本兵のぶんまで生きて帰ってくれ・・・!!ってなりませんか。


・米兵ズのなかでは、AK持ってたシェー・ウィガムの皮肉屋というか変な哲学屋ぽい所がすこ。わざわざAK持ってる理由を説明しに来るぞい。


クイーンチハヤ〜アイドル島の巨神〜

 はいそれではキングコング感想ここまでにして今週のアケマス情報です(何)。詳しくはとぅぎゃで。中野以外にどこか拠点はないか、と思ったらあるじゃないですか、秋葉原のHey。

 初回プレイオーディション連勝で「けっこうイケるんじゃないか」とどこか慢心していたんですが、美事にそれを撃ち砕かれての連敗で死ぬ程焦りました。いやもうやめてくれよ、ルーキーズ13週目限定なのに13週目ピッタリにドタキャンしないで千早さん・・・いや俺が全て悪いんだけど・・・。微妙に千早スパイラルらしき状態になって死ぬかと思いましたが、なんとかチマチマと勝利を再回収してなんとかE→Dランクに命を繋げました。ランクアップリミット残2〜1週ぐらいの超ギリギリで。うわー心臓に悪ぃよこのアーケードゲーム・・・。

 あと勝利するとき、結局また偶然発生するジェノサイド戦法に頼ってしまったんですが、よりによって「その日の有効がボーカルで、千早さんはボーカルが凄いアイドルで、それなのにボーカル虐殺で勝ってしまった」というのを2回ぐらいやってしまい、自分が本当に情けなくなりました・・・そのあと普通に不殺勝利できたのでちょっと気分も持ち直しましたが、マジで千早さんに申し訳ないことをしてしまっていますね。うーん。クラヴィス君はもっと罪の意識を持った方が良いと思うな(錯乱)。

 そういやオーディション後のライブ映像、あーTV中継ってことなんですかアレ、アレで今まで千早さんやたらズッコケまくったり歌詞飛ばしたりしていたたまれなかったんですが、Dランクになったら急にそういうミスが激減し、最後までキッチリ歌ってくれたのでちょっと感じ入ってしまいました。アレなんスか。偶然判定なのか成長判定なのか。ときどきサイコフレームみたいに発光するのもやってくれて嬉しかったです。

2017-03-20 2017年、少しアケマスやってみました

時代遅れには慣れておる

 今日は『哭声/コクソン』観て國村隼の怪演にビビったり(ってかこの映画役者さん全員メチャクチャ上手いっすね)、少し時を遡るとサバイバルファミリーと(偶然のぶながさんと一緒になった)『ドラゴン×マッハ!(SPL2/殺破狼2)』が地獄のような傑作だったり、アサシンクリード完璧に俺向き映画だったり色々あったんですが、


 ちょっと今回は気分的に映画の感想ではなくアーケードアイドルマスターの話をします。


 これはあなたパソコン画面やタブレット画面の故障ではありません。デレマスデレステミリマスやMマスの話でもありません。初代アイマス、それも初代の初代ことアケマスです。アーケードです。

 なぜ??? いま2017年だよ??? アケマス可動10周年で、しかもお前アイマスコンテンツほとんど触ってないだろ(アニメシンデレラガールズを観ただけです)? ordinaly346に影響されたにしても初代アケ??? 皆さんそう思われるでしょう。しかしワタクシは3/19、徹夜明けの中野ブロードウェイでアイマス筐体に出会った、それ以上以外の理由がいるのでしょうか。いや実際は暇つぶし興味本位で始めただけなんですが・・・。詳細はツイッターというかとぅぎゃの方をご覧ください。

 まっっっっっっったくの余談ですが、俺は「大昔のコンテンツに今更触れたがる」という謎のクセがありまして、例えばlainのアニメを初めて観たのはゼロ年代末期になってから(小学生のころホビージャパンでチラっと記事になってた、って記憶を急に思い出してDVD買った)ですし、ウテナを観たのもテン年代に入ってからです。社会人になって初めて観たアニメなんかアレだぜ、アレクサンダー戦記だぜ俺(謎のミサワ顔)。


 ツイッターでもダラダラアレコレつぶやいているので、当ブログではプレイ後の感想や感情(?)をメモ的に書くだけとします。まずは前提から。


・俺は本当に、ゲームとしてのアイマスに本格的に触れるのはこれが初めてです。ゼロ年代黎明期老害ニコ厨として最低限の二次創作的知識は持っていますが、アイドル達の本質については一切の知識がありません。「72cm」とか「MtG於いてタルモゴイフというカードが強く、またブラックロータスというのが禁断」とか「格ゲー界にはウメハラエアガイツ仮面というスゴイ人がいる」とかそういうレベルです。

765プロのアイドル達の顔と名前ギリギリ分かりますが、誰をどう選べばいいのか分かりません。ふつうゲームのキャラはまず胸囲で選ぶんですが、アイドルはそういうんじゃない気がするため、あずささんや律っちゃんを選べばいい、という感じでもなかったです。とりあえず千早さんを選んでみました。難しいキャラだとか千早スパイラルとかいう話は聞いていましたが、どうせ試しにプレイするだけなので、かえって高難易度キャラの方が過酷戦場空気感が分かる気がしたのでこのチョイスです。あと声優さんシュタゲの助手などで聞き慣れていて親しみがあったというのも、無意識レベルではあったと思います。言われてみると助手はやや貧乳だけど俺けっこう好きなんだよな、前述した胸囲選定基準例外キャラとして何か縁があるのかもしれません。

・かつてのアケマスはオンライン対戦?のような機能が付いており、猛者P達がまるでメキシコ麻薬戦争、あるいはヤーナムフレンズではない獣や互いを狩り殺すかの如く熾烈な戦いを繰り広げていたと聞き及んでいます(←ここ雑知識)。しかし現在のアーケードはオンライン機能が終了したとあり、恐らくは往年ほどの難易度を発揮していないものと認識しています。過去の栄光に触れる事の出来ない、喪失感を抱えての、まがい物的なアケPがここに誕生することとなりました。


以下、前提を踏まえた上でプレイしての感想です。


・無理。絶対無理ゲーム内容の難易度が高すぎる。

・とりあえず初回3週+5コイン6週で9週(かぞえ週的なカウントなんスかね、ゲーム内だと千早さんが「10週ですね」って言ってた気がする)やりました。過酷過ぎます。俺リズムゲー苦手なんだよ!!!!!

・アイマスシリーズで初のリズムゲーはデレステである、という(恐らくは誤った雑)知識を持っていたため、自己責任自分ミスに於いて奇襲を受ける格好となっています。

オーディションの適切なボタン押し方が分かりません。アレどっか「このタイミングで押すべし」みたいな表示あるんでしょうか。それどころじゃなくって確認する暇がありませんでした。あと思い出ボム使うと確実にbadを引き当てる程度のスタンド能力使いなので辛いです

・オーディションは3回やって3回とも受かりましたので、心のどこかで自分の顔がドヤァとしたミサワ顔になっています。ですがこれは序盤プレイとビギナーズラックが重なった偶然に過ぎず、今のままだと今後確実に千早スパイラるんだろうなっていう嫌な予感がします。現在のテンション?上の♡マーク的なヤツ?は黄色〜オレンジを維持できていますが、どうせこれすぐ落ちるんだと思います。

・そもそもこの3回の勝利、必ず審査員が1人〜2人帰っており、いわば偶発焦土作戦によって相手を潰して生き延びているだけです。これはどうやら専門用語ジェノサイド戦法というそうです。虐殺文法です。アニメ劇場版と同じぐらい悪いことを私はしています。キルヒアイスの顔が脳裏をよぎって辛いです。違う、俺は悪くない、オーベルシュタインが悪いんだ。マイッツァー・ロナから人類の9/10も抹殺しろと命じられればこうもなろう!

・千早さんは気むずかしい娘だ、と聞いていましたが、コミュニケーションしているとあまりそういう感じはしませんでした。いえ、朝のアイサツとかは辛いんですが、基本的には歌うこと、前に進むことに対して攻撃的な(千早さんに八つ当たれという意味ではなく、歌の頂点に向かってオフェンシブな、という意味)回答をすれば大体イケる気がしています。とはいえ序盤プレイなので、今後爆死する可能性は大ですね・・・。

・そういえばオーディション後の、なんか歌ってる映像はなんでしょうか。スキップできないんですか。え、あれテレビ放送っていうことなの。千早さんが何度もアクシデントするのが辛い。もちろんそれは俺の責任なんですが、アレ操作一切できないんですよね。いや操作する必要もないほどのレベルまでアイドルを育てろということなのでしょうし、だから俺の責任だという話ではあるんでしょうけど。

・今回分かったことは、俺はゲームとしてのアイドルマスターというコンテンツの、最大のキモ感覚として分かっていなかったことです。それは自分の担当アイドルの成否に責任を持つという構造。自分のせいで他人が、ポテンシャルのある他人が輝かないという恐怖はちょっとスゴイ。帰ってから千早さんの歌をいくつか聴いてみたんですが、この歌声ダメにしてしまうかもしれんのか、と思うとなかなかキツいものがあります。

・俺もともとゲーム下手な方なんですが、一応これでも生身でタイタンに飛びかかってバッテリー抜いたり味方タイタン(ローニン一択。ローニン以外あり得ない)召喚して相手を処刑したりとか、くそったれのヤーナムを何度も何度も死にながら彷徨いついにゴースJr.を討ち取ったり(※一週目しかやってませんが)とか、重力嵐を呼ぶネヴィだかアンジェだか光るねーちゃんだかをキックでブチのめしたりとかぐらいはできてきました(昔はよく潜入任務もやった。これが過去形なのが悲しいな)。ANUBISノーマルジェフティでなんとかEXTREAMクリアしたことあります(ダメージドは勘弁)。でもここまでやってきたゲーム、全部死ぬのは自分なんですよね。世界の命運とか街の命運とか掛かってますが、それは背景であって「最前線の状況」ではない。ギレンの野望なんかアレぞ、自分独裁者なんだからトリアーエズパイロットの人命なんか知るかよ。ゲームというのは基本的に、自分の技量と自分の責任に於いて自分が殺し自分が死ぬ、それが基本です。アケマスは基本じゃない。いや艦これも基本とは違いますし、船を沈めてしまったときは辛かったんですが、こっちはまだ沈めないことそれ自体の難易度は相当優しいです。

しかしアイマスは、それもアーケードは状況が違い過ぎる。テレビCMで「ビームも撃てる、世界も救える」「成りたい自分になろう」的なこと言ってますが、「お前のせいでアイドルが成りたいアイドルになれないぞ」と圧してくるアーケードゲームは心底恐ろしいものがありますね・・・。

・ところで後先考えずに中野でプレイしてしまったんですが、東京都内横浜(許容値:川崎)内で残存している筐体ってほとんど無いんですね・・・。今後は資金的時間的にどうやって継続プレイするかそれ自体が大きな課題になります。中野にはそこそこ低コストで行ける環境状態なんで、最悪それでゴリ押しすればいいんですが、でも俺横浜市内のどっかで筐体見かけた希ガス希土類なんだよなぁ・・・?(いや、大昔のアメリカングラフィティの記憶と混同しているかもしれない。アメグラは怒首領蜂オラタンも置いてある決戦拠点だったのだが、閉店してしまってな・・・)


以上、今後のアケマスプレイがそもそも続くのかどうかから分かりませんが、とりあえず現状メモということで。ツイッター内容をまとめたとぅぎゃはこちら(上のリンクと同じです)。

2017-02-05 伊藤計劃作品とは何だったのか

俺にとっての

 劇場版虐殺器官が大変辛く(これでも劇モニーよりマシっていうのがまた辛いんだが)、感想を書く気にもなれないので、代わりに自分が何に対して不快感を覚えたのか、そもそも自分にとっての伊藤計劃作品とはなんだったのかを備忘録的に書いておきますです。


 なんとか手短にまとめますが、自分にとってその魅力は「見たいものの範囲の広さ」と「伝え方の妙」でした。人は見たい物しか見ない、ヴィクトリア湖イルカなんか興味無いだろ、って話を書く人間は、逆説的にヴィクトリア湖がどうなっているか見たがっていたし知っていた、ということになります。伊藤計劃氏とはそういう人、前島賢氏の言葉を借りれば「文芸サークルの理想の先輩」でした。イデオローグ、って書いても良いけどもうちょっともっさりしたこの言い方が良い(何)。


 あの先輩なんか無駄に色々知ってるぜ! 映画も詳しい、小島ゲームにも詳しい、軍事にも詳しい、サイバーパンクにも詳しい。洋楽にも詳しいしアメコミ美術も詳しい、確か冒険小説にも詳しいし、最近ポッと出の変な先端科学もなんか良く言ってるよね、という。弐位相Google無き先史に於けるクライトン立ち位置話題がありましたが、GoogleとWikipediaAmazonに覆われたこの最近では、「じゃあ何をググるのか」という興味・見たいものに対する範囲とバイアス重要視される。そういう時、あのサークルの先輩の影響で〜というような意味で、あのサイトブログや諸作には奇妙な重力がありました。


 多義的というか多面的な作品……というと陳腐な言い方ですが、そこには読者が知らなかった事象への興味を呼び覚ましてくれる部分があるし、逆にジャンル読者が求めていた要素があった。虐殺器官なら「かっちょいい近未来特殊部隊バスバス殺しまくるのをディテール豊かに描く話」でもあるし、「人間や社会の持つ隠された仕組みが科学によって暴かれ、それにより不可避の大事件が起こるSF」でもあるし、「ゼロ年代世界情勢から想定され得た悲惨な国際情勢」でもあるし、「マザコン童貞が横恋慕する話」でもあるわけです。どれか一つの要素が好きならヒットするし、異なる要素に「えっ待ってそんなのあんの」と驚き興味が湧くのもあるでしょう。そういうのが魅力の前半だということです。


 もう一つの魅力が、その内容を具体的にどう伝えるか、という伝え方です。単純にディテール面でのクオリティが高い、文章が読みやすい、というのも大きいですが、語り手そのものが魅力的であった、というのも見逃せません。だってお前アレぞ、バスバス殺しまくるSF特殊部隊の主人公がマザコンの30代童貞だぞ。そんなんで話が成立するのか……というとき、ガッツリ成立してしまったという脅威と、この童貞野郎が妙に卑近で親しみやすい、それが内容への距離を縮めてくれる(けれどももしかしたらこの語り手は嘘つきかもしれない、という緊迫感や不安感が妖しく光っている)。それはキャラクターの魅力と言っても良いが、見せ方の技法の魅力とも言えましょう。そんな技があんのかよ&技のレベル自体も高いぞ、という。


 サークル先輩論に戻っていえば、部室でダラダラつまらん話をされても困るわけで、その「つまらん」とは内容かもしれないが、もしかしたら本人の話し方かもしれない。そう考えたとき、この人の話し方は面白い、というのは有力な魅力に他なりません。端的に言えば、伊藤計劃は入力が広く、出力が上手かった。これに尽きます。それ自体は伊藤計劃氏に限らず、ありとあらゆるクリエイターに通ずる普遍的な話題かもしれませんし、その中でトップだったとかは言いません。ただ、入力の広さで引っかけられ、出力の上手さに当たった、そういう読者が一定数(相当数?)いたことは事実であり、「当たり前の事実」ではなく「特筆して良い事実」だとは思います。


 各劇場版について共通する残念さは、「何を出力するか(≒何を入力していたか)についての取捨選択が、原作ファン的にはいささか〜かなり問題があったこと」「出力の技が割と下手なこと」の二点です。信者ながら踏み絵ガンガンストンピングする気で擁護すれば、前者はまぁ……いややっぱ全然良くねぇんですが(踏み絵ガンガン)、後者解決できていれば、まだ原作信者と新規ファンの宗教戦争ガハハってバカ笑いして水に流すこともできましょう(水道管詰まって破裂するけど)。

 ただ、現実はそうではなかった。映画として端的に面白くなかった。俺が妙に劇者の帝国を擁護したがるのは、アニメとして映画として、「あっアフガン風景空気感素敵」「日本編ガハハ!」ってフックとなる技があるからです。しかし擁護にも限度がある。劇者だって技の下手な箇所はあったし、やっぱその入力カットすんなよっていうのは大きい。俺だって後半〜ラストはどうかと思いますし、冒頭改変は(過去のブログではやたら擁護しましたが)非難されてもやむなし、だとは思ってます。

 これがハーモニーだと「途中まで入力大丈夫ってか原作まんま……はぁあああ”愛してる”ぅぅぅ!?」なのと、技が徹頭徹尾ド下手なので、擁護が出来ないのです……。

 劇殺器官は三作の中では技の平均点が比較的高かったんですが、個技それぞれを見ていると妙に下手な部分も多く、また重要な入力だった母と屍者の国(あとライアンホーリーグレイル)のカットは、虐殺器官の本質の何割かを喪っています。


 せっかくなんで余談も書いておきます。

 俺が初めて伊藤計劃作品に出会ったのは、中期〜後期スプークテールからだったと記憶しています。そこからブログ弐位相になり、途中なんか小説を書いてるらしい(マジで!?!)→落選したらしい→なんか復活したらしい(ナンデ!?!?)、という流れを見てきた。そうして実際に、本となった虐殺器官を初めて手に取ったときの印象は「あっ、いつもの伊藤計劃さんだ」でした。実家に帰ってきたような安心感っていうと変ですが、いつも見ているサイト/ブログの人が、いつもの調子で小説まで書いてしまった。そこに仕込まれた小説ならではの部分やレベルには心底ビビリましたしクソ楽しかったんですが、本質的な感想は「安心感」だったのです。ラストにはちょっと驚いたんですが、だんだん「何故驚いた、何に驚いた」と奇妙な感覚が湧いてきて、後になって大嘘説を知った時は「ああ、なんだ、驚く必要は無かったんだ。安心し続けていてよかったんだ」とホッとしてしまいました(ちなみに自力で大嘘説にたどり着けなかったのはちょっとした屈辱なんだZE!)。


 だから、「死者の国にいると落ち着く」という感覚は、変な意味で他人事ではなかったのでした。



一日経ってから思い出した補足

 そういえば今更思い出したんで追記するんですが、個人的に伊藤計劃作品(これはブログじゃなくて作品の方ですね)でもう一個好きなポイントがあって、それは何かというと人間はズタズタに解体できてしまうんだ、という視座だったりする。なんかサイコパスっぽい書き方ですが別にバラバラ殺人がしたいわけではなく、人間って機械であり動物なんだ、手を加えることの出来るシステムなんだ、という見方が衝撃的だったのです。人間というシステムは決して神聖でも不可侵でもなく、科学の発達によりいくらでも解体することができる。感動も感情調理台の上に載せてバラバラにすることができる。そこにはこう、変な感想ですが、妙に不謹慎なワクワク感を感じたのでした。

2017-01-25

ザ・コンサルタントのネタバレ感想

23:45

スーパーサガワブラザー

 ここでネタバレクエスチョンです。貴方は汚い金儲けのため、あえて自社の不正会計を暴き、その上で関係者を消すという回りくどい陰謀を実行する必要があります。そのためには優秀な会計士と、優秀な暗殺者が必要です。二人を雇用した場合、貴方の身に降りかかるリスクをそれぞれ答えなさい。ただし、会計士は佐川睦夫で暗殺者は佐川徳夫とする。


 ワタクシ、2017年最初映画バイオファイナルでして、シリーズ物だし去年公開だし・・・と何となく「今年初の映画」というイメージが足りなかった。だから気分的には今日観たこの「ザ・コンサルタント」のほうが映画初めっぽい感覚がある・・・のだが、二連続でトンチキ怪作を観てしまった俺の2017年、一体どうなってしまうんでしょうか。とても不安で仕方がないわ、スコセッシの沈黙観なくっちゃ!!(劇場版虐殺器官

に怯えながら)

 帰宅してから未観の母と話していて気がついたのだが、このザ・コンサルタントって130分もあるんだよな。言われてから気がついたのだが、「じゃあ夢中になって観れる面白い映画だったんでしょ」と母に言われたとき、俺は「いや、変な映画だった・・・」と力無く答えることしかできなかった。いやね、つまらない映画じゃないんですよ。ただ終盤がガイキチなだけでしてハイ・・・。


 かつて一人の自閉症の息子がいた。古い童謡を歌いながらパズルを組み立てる息子。不安と困惑に駆られる母親と、静かに兄の近くにいる弟。この子にはこの子の育ち方があると説く専門家に対し、軍人である父親は厳しい普通世界でも生きていけるよう育てたいと答える。専門家が「普通、とは?」と問い返すなか、息子は他の自閉症の女の子の助けを借りつつ、将来の躍進を暗示するかのようにパズルを完成させる。

 時は流れて現代。かの息子、ベン・アフレック演じるクリスチャンウルフ公認会計士となっていた。自身の高機能自閉症に、自分なりのやり方で折り合いを付けながら。他人との不要交流を好まない一方、仕事に関しては天から授かった才を見せる。だが彼にはもう一つの顔があった——世界中裏社会於いて会計些細な、だが致命的な齟齬に悩む悪党達に、救いの手をさしのべる助っ人としての顔。彼は表裏どちらの世界でも天才会計士として活躍していたのだ。いま現在シカゴで静かに暮らしているが、彼の”倉庫”には大量の銃火器現金、そして給料代わりの名画が隠されている。

 そんなウルフに二つ大きな動きが迫っていた。一つは相棒が拾ってきた仕事。たまにはカタギの仕事もしたら、と寄越してきた内容は、とある大企業の不正会計疑惑を暴くというものだった。最近義肢の開発でも躍進しつつある企業の中に何らかの間違いが潜んでいる。手伝いとして配置されてきた女性との交流に少々戸惑いつつ、彼は自分の権能を存分に発揮し始めた。

 もう一つの動きは、本人から少々離れたワシントンにて起きていた。財務省犯罪特捜部。若手の分析官メディナは突如として、長官キングから過去を盾に脅迫される。銃を手にした汚点をばらされたくなければ、と強要された命令は、世界中の犯罪者テロリスト達の裏帳簿に関わる謎の男の調査だった。やがてはクリスチャン・ウルフと判明するであろうその男は、しかし多数の偽名を使い、巧妙に自身の残滓を消し去っている。早速メディナの苦闘が始まったが、ほどなくして判明したのは、この男があるマフィアを皆殺しにした経験があるという斜め上の事実だった。映像には恐るべき戦闘力の片鱗が映っている。この”会計士”は一体何者なのか——?


 精神落ち着けるために粗筋を書いてみたんですが、どっからどう見てもあんな終盤になるとは思えない。いやね、兄に黙ってついていく弟とか、そういう伏線がないわけではないんですよ。でもよぉ、いきなり護衛に雇った傭兵が仕事放棄して、乗り込んできた暗殺者と兄弟喧嘩したり、床に座ってダラダラ昔話しはじめたらどうするよ。仕事中だろお前ら!! せめて悲劇の対決〜もうあの頃には戻れないの〜ぐらいしろよ!! 雇ったラスボスさんが呆然として監視モニタ見つめる画のシュールさスゴイぞ!!(いやマジで)


 まぁ、終盤以外も結構変な映画ではある。カットバック技法といえど後半の種明しはどうにも話が長く、しかも激しく前後し過ぎている気がする。なんとなくバニシング・ポイント的な間隔(感覚というより間隔)で過去回想重ねてくのかなーっと思ったら一気に回りくどく話し始めるもんな長官。

 一方でアクション映画としてはなかなか面白くって、対物ライフルの容赦ない暴力を初めとするガンアクションと格闘は十分魅力的であった。「一撃で確実に射殺できたけど、念のためダブルタップしておく」とか「ダブルタップで確実に無力化できてるけど、念のため頭に一発」とか容赦なくてすこ。本人の気質にもピッタリだし。たまに偶然なのか意図的なのかCARシステムっぽい構えになるところとか萌えましたよ。格闘戦も、ベルト攻撃や絞め技など飽きさせず興奮する工夫がよく盛り込まれている。まぁベン・アフレックの当たり判定が凄く怪しかったり、暗い場面だとやっぱ見づらいなーって気になる所もありますが、総じてはモダンで熱いアクションにはなっています。

 ただストーリーになると、これが最初は感動話かな?と思ったら、割と主人公一家の狂気がチラついてきて不安になるというスゴイ映画になってしまう。優しいが頑固な父の決意。母との離別。と回想シーンを重ねてきたところ、突如として奇襲するジャカルタでの格闘訓練過去。なんだよアレ、いきなり映画のジャンルが・・・いや、ジャンルは間違えていない。成長したベン・アフレックがスーパー殺人マシーンになったことは、映画の初っ端から明示されている。しかしそれでもあの、いきなりジャカルタ!!格闘技師匠!!暖色系フィルタの掛かった映像!!の「急に何かが間違ったアトモスフィア」は実際スゴイ。それに黙って兄についていく弟もどことなく不安をかき立てられる。自閉症の兄を持った応答はどんな感情を抱いているのか、というだけでも(こういう言い方はよくないんですが)ドラマになるところを、よりによって一緒にジャカルタ・カラテ訓練である。


 つまり、この兄弟は佐川兄弟だ。喧嘩商売/喧嘩稼業の。当然父も佐川父である。田島山本陸といった具体的仮想敵がいなかったぶんハッピーEND気味になっているとはいえ。


 ということが観客に示されて以降、俺はもうこの映画がどう着地するのか不安で不安で(興味深い、という意味では「好みの映画」だ)しょうがなかったんですが、ラストがマジ佐川兄弟だったのでもうどうしよう・・・と呆然とするしかないのです、ハイ。

 良い映画か悪い映画か面白い映画か、と問われたとき、ここまで「変な映画」と答えざるを得ない映画も珍しい気がする。おバカ映画、というにも何か違うし(相棒のスーパーハカーの正体は素直におバカ映画だと思いますが)、他人にどう勧めればいいのだろう。いや勧めますよ? みんなこの映画観ろ。観て俺と同じ困惑を味わえ(迫真



スーパーサガワ64(その他おまけ)

・ベン・アフレックのキャラ造形そのものは素晴らしいというか、観ていて大変魅力的な人物だったように思う。安心できる綺麗な佐川睦夫(!?)。それを取り巻くストーリーも、冷静に考えると「こんな過去がありました→いま、新しい課題ヒロイン出会いました→挫折しました→ヒロインと関係が進んだり再起したりします」って流れでシンプル・・・なワケあるか、あんな再起ねーよ(仰臥)。一応、ベンアフ萌え映画としては十分なポテンシャルはあったと思いますです。ただし角度によってはキャップに次いでビリー・へリントン兄貴に見える。バッツ筋肉モリモリ。


・弟のジョン・バーンサルって人(あれっこの人FURYとかボーダーラインに出てた人か)の怪演もなかなか良い。ただこういうおしゃべり邪悪悪党って中盤〜終盤で主人公に殺される中ボスキャラ的な造形であり、それもあってあのラストの異形感が増しているような。


・っていうかこの映画、逆平等というか、自閉症のベン・アフレック以外の弟・父もどこかおかしくないか。ヒロインとの触れ合いのなかでベンの自閉症が相対的に扱われるところとか(その倫理的医学的是非は素人の俺にはわからないんですが)シンプルに優しくて好きなんですが(ドレスホテルの対比とか)、家族の方はみんなもう、自閉症とかじゃなくってただの狂人だよね・・・というイヤな納得感がある。だから佐川兄弟・佐川親子なんですよコイツら・・・。


・メディナさんの顔?権限?の広さ、映画的には萌えるけど冷静に考えるとやや不思議である。財務省特捜部からDHS(国土安全保障省)やFBIの各最先端分析サービス電話一本でお願いポンポン。いや、アメリカ公的機関ってそういう感じなんスかね。仲悪くなければ別にポンポンいけるのだろうか。


・あまりというか凄く政治的に正しくない話なんですけど、この映画って「いわゆる障害者映画」と一緒にしていいのか、っていうのちょっと気になるんですよね。例えばおめぇよぉ、これと「英国王のスピーチ」や「AIKI」一緒にされたら困るでしょーが(困りません皆さん?)。アクション映画という意味では「チョコレートファイター」の優しさと完成度とはまるで話が違うし、これアレじゃね、ある意味で「七人のマッハ!!!!!!!」枠じゃね? いやある意味過ぎますが。

 全くの余談だが、英国王のスピーチの冒頭の「それ吃音じゃなくって、緊張しているだけでは」と思わず誤解してしまいかねないあの場面、賛否はあれどアレがあの映画の魅力を強固にしていた気がする。感動ポルノという言い方があるし、その考え方と批判性は絶対に必要かつ大事なんですけど、ただ「誰かが困難に立ち向かう映画」ってどうしても、微量ではあるけれど、感動ポルノ成分あるんですよね。そこでこの映画の感動ポルノ成分は「ふつうの」映画となんら変わりません、これは一人の男性が困難に立ち向かう普通の映画なんですよ、と宣言することの意味は大きいと思う(コンサルタントの異形から目を背けつつ


・獄中でコンサル技術を授けてくれた師匠ばなし→からの復讐劇、もっと膨らませてもいい気がするし、むしろこれぐらいあっさりしていてもいいような気もする、のだが迷う。迷うと言えば、実はこの映画の紹介でよくある「昼間は会計士、夜は暗殺者(スナイパー)」というのはあんまり正しくない。ベンアフは必要がなければ殺しはせず(必要ならバンバン殺しますが)、請け負う仕事も会計ばかりで、明確に殺人・戦闘自体を職務としている描写がないのだ。でも殺しの手際は本当にプロ級なので、やっぱちょくちょく(復讐劇以外でも)殺ってたんじゃね?という疑惑は拭えないのだが。軍人時代がちょっと不明瞭で怪しい(あんなに回想多い映画なのに)ので、割とその時点でダーティーなお仕事→からの暗黒非合法会計士へジョブチェンジだったのかもしれませんが。なんか俺見落としてるだろうか。いえ、暗黒非合法会計はたいへん危険な仕事なので、時には銃やカラテも酷使することもあったんでしょうけど・・・。


・ちなみに散々衝撃だなんだ書いている終盤ですが、割と爆笑的な意味も含めての衝撃です。みんなも観てみよう!! 男と男、兄弟の感情がぶつかり合う百合だよ!!!(真顔)

「お前の居場所は分かっていたが連絡しなかった。私の仕事は危険だ。お前を巻き込みたくなかった」

「……俺の仕事も危険だけどな……(居場所分かるんなら仕事も分かるだろ兄貴お前ホント兄貴)」


・あ、あと俺頭悪いんで、会計回りの陰謀ぜんぜんわからなかったです・・・(かなしみ

2016-12-17 ローグ・ワンのネタバレ感想

彼女達は罪人であるが、希望接続することは許された

 ギャレス監督の心意気を踏みにじりやがって、ディズニー許せねぇ・・・!と勝手偏見を抱いていたんですが、TL的にどうも大騒ぎになっていたので観に行っちゃいました、ローグ・ワン。


 そういうわけなので期待値微妙だったのだが、にしては驚くほど面白い映画だったので白旗を揚げてはいる。しかしなんだろう、もっとお涙頂戴的な話になりそうと思ったらそうでもなかったのが肩透かしというか。いやお涙頂戴したらダサいことこの上ないんで、これでいいんでしょうけど・・・。なにかが、なにかが「95点の映画」と俺にささやく。100点ではないのだ、何かが。なにかが。


 今回のローグ・ワンで個人的に衝撃的だったのが、「汚い組織」としての同盟軍だった。情報提供者を殺す、内部分裂もする、マッツ・ミケルセンをとりあえず暗殺しようとする、ジン人質にしよう案があったらしい、フォレスト・ウィテカーキッチリ「根は優しくて良い台詞を言うが、茎と葉がガイキチ殺人鬼」のタイプキャスティングにする。フォレスト・ウィテカー率いるはぐれもの軍団の戦い方は、明らかにアフガンイラク米軍に襲いかかるテロリストのそれだ(顔を布で覆ってる戦闘員いるの流石にマズいんじゃねぇかアレ)。

 そういう同盟軍の負の部分を象徴するのがキャシアン・アンドーというヒーローであり、彼の背後に控える志願兵部隊だった。それはジン・アーソも同じだ。蝶よ花よと育てられていただろう娘がバッチバチの犯罪者コイツらが、こんなヤツらが、正義と悪の葛藤を高らかに歌うEP4・5・6に接続できるのか。あるいは接続することを「許される」のか。これはダースベイダー最期アナキンへ戻ったのと、本質は同じでも枝葉が違う。なんというか、フォースに主導される偉大で過酷運命サーガに比べると「たかが一般人風情」「銀河戦争の爆風で吹けば飛ぶ紙切れ」みたいな感じがひしひしとするのだ。なんとなく、神も運命もこんな連中に赦しのコストをかけそうにない的な悲哀が・・・(ろくろぐるぐる)。


 だから、彼女達の願いは切実だし、それが届くというラストはかなりクる。こんな我々でも希望を繋ぐことはできる。誰かにきっと希望が届く。しかもそれは無責任な願いではなく、命と戦闘力を掛けた作戦行動として顕れる。偉大なるワラキア王は言った、「神は助けを乞う者を助けたりしない。慈悲を乞う者を救ったりしない。それは祈りではなく神に陳情しているだけだ。死ねばよい」「戦え(いのれ)。皆、戦え。戦いとは祈りそのものだ」

 そして神の国ならぬ希望は降りてきた。フォースと共に馬のように。彼女ら罪人の上にも。

 そんな熱い物語於いて95点感が拭えないのは、構成的にどうもジンやキャシアンの人生の過酷さ描写が足りないという・・・いや、アレで十分なのは分かっている(狙撃未遂の葛藤とか良いしね)。アレ以上やったら絶対クドいしダサいし映画の尺がダメになる。それはわかっているのだが、なんだろう・・・なんだろう・・・(ろくろぐるぐる)。

 罪人が許されるか問題で言えば、実は(引き合いに出すのがおかしいのは承知で)チャッピーの大爆笑暴力はよくない!!(ガッシボカ」とかキャシャーンとか観ればいいという話ではある。しかし俺はここでどうにも、これが本当に引き合いに出すのがおかしいのか、どこか心に5点として引っかかるのだ。

 フォースと共にあらんことを。


その他、ローグ・ワンの燃え萌えポイント

・結局ローグ中隊名前元ネタってことでいいんですかね。そんなくだりは一切無かったが・・・(外伝小説とかでやるのかしらん)


・この映画の何が良いって、実は「今までのSW映画では観られなかった風景」を頑張って映せてることではないか。ルーカス神がその想像力を持ってしてあの景色やりたい!この景色やりたい!とやりたい放題やった後で、それ以外のネタが残ってるかどうかというのは大変苦しかった筈である。いやね、EP7のジャクーがタトゥイーンと変わんねーってツッコむのはもちろん野暮ですよ。でもよぉ、でもよぉ、SWって毎回「うお、こんな惑星風景があるのか」ってやっぱ楽しかったじゃないですか・・・。野暮を承知で書くなら、ジャクーとジェダとタトゥイーンを並べたとき、ジェダが何か違うよな、っていうのは絶対「面白い」のだ。あと冒頭の故郷の湿気感もいいですね。


・序盤で「元老院証言」話が出た時は「お前ら皇帝陛下の御威光ナメ過ぎでしょwww元老院ごときが吠えて意味あんのwww意味あったら銀河独裁になってないじゃんwww議会制民主主義は死んだんですけどー???www」って思ってたんですが、直後にデススター完成前だったらそこそこ有意だったという解説がキッチリ入ったので猛省したの、俺だけですかね・・・。(もちろんオーガナ「議員」と言うように、銀河帝国支配下でも議会が多少影響力を残していたこ自体は旧作からあった設定ではあるんですけど。でもさぁ、パルパティーン皇帝陛下だぜ!?)(あ、でも皇帝陛下に完成報告する前のタイミングだと色々面倒か)


・グランド・モフ・ターキンがバリバリ前面に出てきたのが最高。マジかよ、外伝小説でもないのに(いや外伝ですけど)この人超フィーチャーかよ。EP3でもチョイ役で出てたあたり、ターキンさんって公式サイドとしてもそれなりに重要視されてたのかしらん。これガンダムでいうとトワニングとかウラガンあたりがメインキャラになったクラス事件じゃないの、センチネルちょい役ってレベル越え的な意味で(トワニング重要キャラ扱いはなんかのTRPG実在したが、つまりそういうアンオフィシャルならともかく正史ー!?的な、こう)


・クッソかっこいい白服のクレニック氏、その外観に見合わぬ脅威の小物っぷりに萌える。お前はガミラス内で四苦八苦する2199版シュルツか。「ターキン=サン!それは私のイサオシですぞ!」「黙れクレニック=サン」「ベイダー=サン、私のうががが」「つべこべ言ってないで早く問題を解決しろコワッパ」

 あと地味にここでベイダー卿と皇帝陛下の微妙な距離感が伺えたのも地味に萌え萌えである。勝手に報告捏造するんだそこ・・・しないとマズい立ち位置だったか・・・的な。


・EP456皆勤賞のウェッジ・アンティリースさんの名字だけとはいえ出てきたのに萌え。


空中戦がなかなか美事。Xウィングのバレルロール!対艦祭り!!伝統の狭い所飛行を今度はスケルトン空間でやる!!!など、渋めの技がボディブローのように俺の好みを直撃していく。その気になればもっともっと派手な戦い、あるいは撮り方も有り得たとは思うのだが、これはこれで良いぞ。あ、考えたらジェダイ級〜ハン・ソロポーパイロットいないからその意味で派手なのはダメか。ただし後述するが、同盟軍の資金人材不安になってくるのはご愛敬だ。


・「レッド5は欠番だった」「ブルー中隊はEP4に出る予定だったが合成の色味問題で出せずレッド中隊になった(という噂本当なんですかね」などの小ネタに萌え。AT-ATの意外なモロさにビックリしたんですが、アレはむしろこの戦訓を活かして装甲強化したのだろうか。

 しかしUウィング、凄く良い機体なのに、じゃあEP7のBウィング改造兵員輸送機は一体・・・レジスタンス本当に金無いんだ・・・って悲しみを誘うのやめてほしい。金無い物資無いと言えば、同盟軍のXウィングや艦艇がボコスカ喪失するのを観てクッソ不安になったのは俺だけでせうか。わしらの種がー!!数少ないシーマ艦隊ゲルググがエボルブでー!!(違


・ポンコツロボットのKさん、なんなんでしょうねアレ。いいキャラだったけどなんとなく「我々二次創作界隈は、ジャージャー・ビンクスを許さない」みたいな怨念を感じる・・・(考えすぎか)。


・SWオタクを名乗れるほど愛着知識を持たないマンなので、「同盟軍だか反乱軍だか知らないけど」という台詞に心が震える(←

 同盟軍といえば、なんか想像以上に同盟のユルいgdgd軍だったのが意外かつ嬉しかったですね。マジでヤヴィン戦乗り越えるまで全然統率できてなかったのか。あと冷静に考えると「味方内の相互連絡と意思疎通がイマイチだったため、最期の戦闘が泥沼化している」という側面は否定しきれず、マジでヤヴィン戦前ryとめちゃくちゃ萌える。


・そういやモン・カラマリ星人はそれこそヤヴィン後だかEP5後だかに与した人達(こらそこ、「親藩じゃなくて譜代だったんだ」とか言わない。この人達が艦艇集めるのにに力を発揮したんだゾ)って設定だった記憶があるんですが、EP7リブート設定大粛清時にそこも変更されたんでしょうか。それとももしかして肌の色が違う=別星人というか別勢力だったのかしらん。


ドニー・イェン師のボーしばきが最高だったのはさておき、あの微妙なBL要素はどうなんスかね皆さん(皆さん?)


劇場出る時にオタク勢の「EP4の酒場にいたヤツらが出ていた」という会話が聞こえたんですが、本当なんでせうか&分かんねぇよそんな細かい事・・・。


・どうしても「噂を聞いたか? T-15退役の話」「今更かよ」という会話がEP7ディスに聞こえてしまう・・・(本当はそんなことないただのEP4オマージュなんでしょうけど)。


・二次創作として最強、との誉れも高い本作ですが、考えたらドニー・イェン師が多少フォースの心得がある程度で、あとはシスもジェダイもいないパンピー映画なのが「メアリー・スーなどいない」という礼節的な意味でもよかったのか。だからこそ、これバトルフロントと間違えてねぇか!?というベイダー卿無双も輝く輝く超輝く。アレ最高でしょ。


・と思ったらまさかレイア姫で衝撃を受ける。嘘だろ、別人・・・本当に別人?まんまじゃねーか・・・!!! アレ本当はクローンか、マザーベース崩壊時に生き残ったメディックじゃねーの!?!?(錯乱