M・S DOLLS #8



M・S DOLLS

M・S DOLLS - DOLLS』 第8想

菅原健二
(C)Kenji Sugawara /Shogakukan 2009

勝戦目前!! 圧倒的実力を持つ強敵・ワカツキに対抗するべく、アオイが提案したのは……八乙女とのデート!?

posted with EmbedSunday on 2009-11-21

twitter始められたようです。まだそれほどつぶやいてないみたいですが。(http://twitter.com/botekote
つか、前から思ってたけど「ボテコテ」の由来ってなんじゃらほい。


『神セカ』で言うところのイタ回。
もう少しやれたかなーという気もしなくはないです。
比較的ネタが小粒だったってのが最大の原因かなぁ。
『M・S DOLLS』 #4 p32 菅原健二

このくらいの笑いがあればなー、という感じ。


それと、あくまで個人的な意見ですけども、
『M・S DOLLS』 #8 p10

初めは自分の回遊ルートを連れ回してるだけだったのが、八乙女の意向を反映して...
というターニングポイントを表現してるところまではいいのですが


『M・S DOLLS』 #8 p15

意図があるのは分かるんですけれども「意向を反映したら」とセリフで説明して欲しかったですね。
無防備になった原因を。
まぁこの演出を後の伏線にするんなら、その時に説明する方がいいのかもしれませんが。
「あのデートのときに分かったんだ。自分の理想をMSDに押し付けるのではなく、MSDを思いやるの心が大切なのだと!」
とか。


まぁそれでも★5つ付けましたけれどね。
物足りなさの原因はこないだの『神セカ』のイタ回が神すぎたというのもあるでしょう。
キャラクターに絡めた萌えシチュエーション的な描写はほぼ完璧。
毎回書いてるような気もしますが、本誌昇格すべき作品だと思います。

揉み師



揉み師

空詠大智
(C)Daichi Sorayomi/Shogakukan 2009

中国四千年の歴史が産んだ秘奥義「乳揉み」! 揉まれた者は驚天動地の快楽に襲われ、そののちに驚くべき能力開花を促される。黒木マサトはその継承者! だがしかし、幼なじみの豊乳快活娘・白井時奈は家業の剣術道場が汚れると、マサトの存在を真っ向から否定する! このままではおちおち胸が揉めないマサトはある秘策を思いつき… おバカおエロなエッセンスたっぷりの空詠ワールド34ページ!

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★★★★★
『Waltz』『魔王 -JUVENILE REMIX-』の作画、大須賀めぐみ先生のアシ。
第一回クラサン新人王選手権に『幸子』『ドクロな君と!』でダブルノミネート。
個人的には『幸子』が大好きだったので、ちょっと期待したのですが...





期待以上でした。
基本的には表紙以上の説明は不要ですなw
『揉み師』 p1 空詠大智




で、その28ページ。
『揉み師』 p28-29

もう設定の段階で勝ちでしょう。
文句なしで★5つ。


一見読み切り専用の漫画に見えますけど、設定を工夫すりゃ十分連載に耐えうると思います。
別に剣道である必要はないので素手等の格闘バトルに変更(お面が邪魔ですし)。
色気だしてナンボなのでパートナーの女性が戦うアバター系バトルにして、
チチを揉んだりシリを揉んだり羽でくすぐったり縄で縛ったりと(さすがに無理かw)、女性にちょっかい掛けることによって強化する。
北斗と南斗、内功と外功のように流派を作るのもいいでしょう。
『MS』『ポップコーンアバター』『ケンイチ』辺りと被りそうですが、突き詰めれば何かしらの解決策が見つけられそうです。
上の設定を縦糸とし、横糸のような他の設定を探せれば完璧。
もちろん、漫画の面白さを引き出すための設定でなければダメですが。

ストーリーが一本調子なのと、(格闘シーンで)迫ってくる感がないので若干迫力不足。

『幸子』『ドクロ』共にこう指摘しましたが、この懸念材料は相変わらず。
後者は進歩無しですが、前者に関しては今回貧弱とは言え一応伏線のようなものを張ってますので、多少は進歩したのかもしれません。
後者は気をつけさえすれば即座に解決する問題ですが、前者はかなりの努力が必要です。
いかにミスリードさせるか。そして、それをどう漫画の面白さに繋げていくかが最大の課題でしょう。
そこが克服できれば連載を勝ち取る力は持ってるのではないかと。
個人的にはこの作者かなり期待してます。


ちなみに、もうさんに教えてもらったことですが「空詠大智」でググると何故か親父さんのブログが一番上にhitしますw

カラミストSHIN



カラミストSHIN

菅野孝典
(C)Takanori Kanno/Shogakukan 2009

街の美味しいカレー屋さん。ヘルシーで低カロリーで、素材の旨みと甘味が絶妙なハーモニーを奏でる…つまるところ、みんなに愛される素敵なお店。そんなお店に、突然やってきたのは「カラミスト」なる謎の変人! 辛さに異常な執着を持つこの男…一体!? とんでもグルメGAG、大爆発!!

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★★★☆☆
若木民喜先生のアシスタントをしてる作家さん。
twitterをやってるみたいですが(http://twitter.com/koutensugano)まだつぶやきは2回だけですね。


にしても、本当に若木先生は本当にいい駒持ってますな。
とか言いつつ★あまり付けてませんが。
他のアシスタントさんの読み切りは
『ドラゴンジョッキー』 小嶋武史
『ドリームウォーカー』 中西寛
『飛ぶがごとく』 森田滋
『Francesco』 梧桐柾木
この4名は1巻から、菅野先生は3巻からSTAFFに名を連ねています。


ミスター味っ子』(アニメ版)系にしては笑えるところまではいかないところが不満ではあります。
原因は構成。
例えば
カラミストSHIN p16-17 菅野孝典

このシーン。
「こ、これは……ブートジョロキア!!!んぷぅ」
「ブートキャンプ?」
「ブートジョロキアとは……(以下略)」
「か、辛さで分身し始めたわ!」
と、順番を少し入れ替えるだけでだいぶ変わってくると思います。ブートキャンプ入れろという訳じゃないですよ念のため。


「ブートキャンプ?」の箇所が『味っ子』なら「うーまーいーぞー
魁!男塾』なら「知っているのか富樫」
MMR』なら「な、なんだってーΩΩΩ」と、この手のパターンがほぼこのような構成なのはそれなりに意味があるということです。


おかげで、アンケートにも確か書いたような記憶がありますが、フリトレーの『劇辛マニア』っぽいんですよね。
単に辛い、単に勢いがあるというか。
辛みのなかにも旨味がある、湖池屋の『カラムーチョ 「神出雲唐辛子」』のような作品を目指して欲しいです。
最終的には伏線的なものを入れたりネタの質を上げること、という大雑把な批判しかできませんがご容赦を。