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宗教法人グルグル

2014-05-24

[][] The Structure of "The World God Only Knows" #4

1) 宣伝

2014年6月1日に川崎市産業振興会館で行われる桂木桂馬生誕祭 「エンディングの向こう側」

に参加する、もういのししさんの同人誌『桂馬が好きすぎて語る何か』に16p寄稿しました。

『桂馬が好きすぎて語る何か』 表紙・裏表紙 イラスト:b

f:id:GRGR:20140524103437j:image

(執筆者一覧に名前はありませんがねw)

前回同様、読んでて面白いとは思えない感じで、かつ妄想たっぷりな文章ですが、

私以外のひとはきっとちゃんとしてる筈なので宜しければ買ってくださいw

ちなみに桂木桂馬小阪ちひろ、エルシィに関連した事を書いてますが、

それぞれのファンの方が求めるような文章ではないのも相変わらずだと思いますw


...まぁぶっちゃけ2割の人が読むかさえ怪しい文章を、

ページ数の1/6も占めていいもんじゃろうかと思ったりするのですがね。

で、宣伝だけでは何なので、同人誌にあえて掲載しなかった二階堂先生について書きます。


2) 二階堂由梨


2-a) 二階堂=ドクロウ説

最終回で二階堂先生の正体が明らかになりました。

神のみぞ知るセカイ週刊少年サンデー2014年21号 p351 若木民喜

f:id:GRGR:20140522043459j:image

それ以前に、

『「神のみぞ知るセカイ」、ついに真のヒロインが判明した件』 ヤマカム

例えばヤマカムさんも記事で指摘しているように、

『神のみぞ知るセカイ』 25巻 p108 若木民喜

f:id:GRGR:20140522044145j:image

この時点で二階堂=ドクロウだと分かった読者が多いんじゃないでしょうか。


で、珍しく読みが当たったので強調しますが、

私は2010年8月の段階で二階堂=ドクロウだと確信していました。

ネットでこの箇所は指摘されてないらしいので(bさん情報)ネタバレしない今のうちにupしておきます。

上:『神のみぞ知るセカイ』 1巻 p6 若木民喜

下:『神のみぞ知るセカイ』 週刊少年サンデー2010年28号 p24 (11巻 p86) 若木民喜

f:id:GRGR:20100818051623j:image


ドクロウ=二階堂説

説自体はあるって話ですけど。

私も可能性の一つとしてありうるという程度に考えてはいましたが、正直このセリフ見た時はびっくりしました。

FLAG108

まぁ「確信した」と直接的に書きはしませんでしたが、

自分としては間接的にそう表現したつもりです。


で、話は二階堂先生とは少々逸れますが、『神セカ』ではこの手の伏線の仕込み方を結構やります。

例えば、以前同人誌『若木先生が好きすぎて語る何か』の

THE STRUCTURE OF "THE WORLD GOD ONLY KNOWS #2"でも指摘しましたが、

女神編で桂馬がゲームをしないことや、ちひろが桂馬に好意を持っていること、

同人誌とFLAG107の両方で指摘した、歩美に女神が憑いていること。

若木先生がどのような意図で仕込んでいるかは分かりませんが、

以前サンデー超最終号の『PLUG』批評でも書いたように、読み取れた人には伏線に、

読み取れなかった人には単行本で読み返した時に新たな発見がある、という面白さがあるように思います。

もちろん、他人の批評を読んだり聞いたりした時に初めて気づく場合もあるでしょう。

『神セカ』全ての謎が解けた訳ではありませんが、ある程度はケリが付いた今だからこそ、

1巻から読み直すと新たなる発見があるかもしれません。


...といった事を証明するために、今から二階堂先生登場シーンを振り返っていきます。

できれば『神セカ』をもう一度、読み直した後に以下の記事は読んで欲しいところです。


2-b) プレイバック二階堂

本格的に振り返る前に、以前『からかい上手の高木さん』の記事でこう書きました。

少し長いですが引用します。

以前から書いてるように (例えばmini 3の記事) 基本的にこの漫画は西片くん視点...

『からかい上手の高木さん』 ゲッサンmini 6 (ゲッサン20143年3月号別冊付録) p11 山本崇一朗

f:id:GRGR:20140307235607j:image

つまり一人称視点がメインで描かれています。

上の画像だと、西片くんのモノローグや、ロッカーを西片くん視点で描いてるのがそれに当たります。

もう一つの視点は三人称視点... 別名「神の視点」と呼ばれるもので、

単純に言うと一人称視点以外は三人称視点です。

今回だと、最後の5pが三人称視点と言えるでしょう。


西片くん視点で描かれているので、当然読者は西片くん視点で漫画を読み進めていきます。

そこで先ほどのシーン。

『からかい上手の高木さん』 ゲッサンmini 6 (ゲッサン20143年3月号別冊付録) p15 山本崇一朗

f:id:GRGR:20140307225344j:image

このカーテンちょっと透けるから全部見えてたんだよ。


西片の行動を思い出しただけで…

この二つのセリフがミソです。


「西片の行動を思い出しただけで…」というセリフは、

今までの西片くんの行動を読者に読み返すことを促しています。

どう読み返すのか。

それが「このカーテンちょっと透けるから全部見えてたんだよ。」

つまり、隠れてる高木さん視点で読み返すことを促してる訳です。


『からかい上手の高木さん』 ゲッサンmini 6 (ゲッサン20143年3月号別冊付録) p11 山本崇一朗

f:id:GRGR:20140307235607j:image

西片くん視点で読んでいると、このシーンは「ドコに高木さんがいるんだろう?」という

ある意味ミステリーな描写ですが、

高木さん視点で読んでいると、このシーンは「何もないところに話かけてらウフフ」

といったコメディに早変わりします。

この違いが、先に述べた「読み直すと新たな発見がある」描写という事になります。

ゲッサンmini 6 (ゲッサン201403別冊付録)

若木先生が読者に読み返すことを促す意図で描いたかどうかは分かりませんが、

どう読み直せば新たな発見があるのか、参考になるシーンが最終回にありました。

『神のみぞ知るセカイ』 週刊少年サンデー2014年21号 p350 若木民喜

f:id:GRGR:20140522073743j:image

二階堂先生...以下はあえて由梨と表記しますが、

由梨がずっと桂馬のことを想い続けていたことを念頭に置いて妄想読み直せば、萌えます。

超萌えます!

私の場合、由梨が桂馬に好意を持っていることをあるシーンで初めて気づいたのですが、

二階堂=ドクロウが確定し、かつ繁忙期が過ぎた今になってようやく書くことができます。

(それ以前に書いてたとしても説得力に欠けますから)


ということでプレイバック開始。まずは初登場シーンから。

『神のみぞ知るセカイ』 1巻 p12-13 若木民喜

f:id:GRGR:20140104151610j:image

授業を通じてとは言え桂馬に会える貴重な時間なのにも関わらず、肝心の桂馬は知らんぷり。

しょっぱなからヤキモチ炸裂ですよ!!1


これはまだ序の口。次に登場するのは長瀬編ですが、結構キます。

『神のみぞ知るセカイ』 5巻 p47 若木民喜

f:id:GRGR:20140522082405j:image

「一生、私の下僕」

由梨が桂馬と一生一緒にいたいという欲望の表れだと言えるでしょう!


...と解釈するのはさすがに行き過ぎだとは思いますw

さすがに由梨もネタで書いているのでしょうが、少しだけ願望も混じってるとの解釈はできるでしょう。

で、長瀬編ではここが最大の萌えポイント。

『神のみぞ知るセカイ』 5巻 p51 若木民喜

f:id:GRGR:20140104181918j:image

当時は由梨がドSだという描写でしかありませんでしたが、

由梨がずっと桂馬のことを想い続けていたことを念頭に置いて読み直せば、

大っぴらに桂馬と一緒の時間を共有できる、この機会を逃すまいと連れ回す。

いわば校内デートを堪能しているシーンだと言えるでしょう。

しかも10年振りの、ですよ。


次のシーンは萌える訳ではありませんが、読み返すと新たな発見となるシーン。

『神のみぞ知るセカイ』 13巻 p81 若木民喜

f:id:GRGR:20140524104813j:image

実はこのシーン、THE STRUCTURE OF "THE WORLD GOD ONLY KNOWS #2"でも引用しました。

桂馬の思考や行動が「どう処理するか?」を最優先事項にしているといった文脈で引用したのですが、

その前に、今回のように「読み返すと新たな発見がある」といった内容の文章を書いていまして、

そういう意識がちゃんと根付いていれば、ここでも新たな発見があると気づける仕込みをしたのですが...

果たしてこの意図が功を奏したかは分かりませんw


何にせよ、由梨をここで出してる意図が分からなければ単に意味不明なシーンですが、

読み返せば「おまゆう」...「お前が言うな」と由梨が思っているシーンだと気づくことが出来るでしょう。


そして個人的に由梨最大の萌えポイントは何と言ってもこのシーン。

このシーンを見て、初めて私は由梨が桂馬に好意を持っていると気付きました。

私以外にもここで由梨の桂馬への好意に気づいた人がいても不思議ではないでしょう。

二階堂=ドクロウ という設定は、最終的に由梨が桂馬への好意を持つという証明にはなりますが、

その設定無しでもそう思わせるシーンではあると思います。

『神のみぞ知るセカイ』 17巻 p132-133 若木民喜

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私はこの段階で初登場シーンや長瀬編を読み返して萌えまくってた訳ですがねw


単純に由梨がネコ耳の格好をしているだけでも萌えるのですが、

由梨がずっと桂馬のことを想い続けていたことを念頭に置いて読み直せば、

ゲーム好きの桂馬に、セクシーかつゲームに出てきそうなコスプレ姿を見せたかったと解釈できるでしょう。

そして、ここからはあくまで私の妄想ですが、ネコ耳には気づいて貰えたものの、

一言「可愛い」とか「似合う」などの欲しかった言葉は聞けずに拗ねて去っていく由梨。

ヤバいです。いやむしろヤバいより上、シャバいです。


...とまぁ萌えについて語るなどという、慣れない事をやってみたので、

ちゃんと由梨がどう萌えるかについて伝わったかどうかは不安ですが、

何にせよ『神のみぞ知るセカイ』を最初から読み直すと新しい発見がありそうだと

ガッテンして頂けたでしょうか?

2012-12-31

[][][] The Structure of "The World God Only Knows" #3

以前予告していた年内更新を何とか守ることができました。

今更感を漂わせながら『神セカ』ちひろ編 (主にアニメ) について書いてみようと思います。

言葉遣いが今とはかなり違ってますが、ちひろ編に関しては4巻の記事も参考に。

『若木先生が好き過ぎて語る何か』で加筆修正する以前の記事はコチラ。

The Structure of ”The World God Only Knows” #1

The Structure of ”The World God Only Knows” #2



1) コミック版ちひろ編(駆け魂編, FLAG.28〜32)


1-a) 歩美編との共通点

以前『若木先生が好き過ぎて語る何か』で書いたので、ここでは詳しくは書きませんが、

歩美編とちひろ編には攻略方法が同じという共通点があります。

神のみぞ知るセカイ』 4巻 p79 若木民喜

f:id:GRGR:20121231145408j:image

このブログで何度も書いてますが、「関係の履歴」です。

最初はユータ君の属性が分からないので、この方法でちひろとユータ君をくっ付けようと桂馬は画策しますが、

『神のみぞ知るセカイ』 4巻 p81 若木民喜

f:id:GRGR:20121231151823j:image

その打ち合わせ自体がちひろに水を遣る行為になっていたという、実に素晴らしい演出でした。

私が『神セカ』にハマったきっかけになったのは、ブログで記事を書くときに、連載時の記憶だとあやふや

単行本買わないと正確な描写は出来ないなと思って買った時に、はじめてこの構造に気付いたことでした。

正直、雑誌で読んでる時にはここまで良く出来てる漫画だとは思っていませんでした。


そして、この構造はその後の女神編歩美&ちひろ同時攻略にも活かされています。

その辺りは以前『若木先生が好き過ぎて語る何か』で書いた(ry


話は少しズレますが、ちひろ編は初めて桂馬が攻略でつまづいた回でした。

それまでは桂馬が先を読みきって攻略までこぎつける展開ばかりでしたが、

ちひろ編はリアルの象徴であるちひろが相手だったからか、ちひろに罵られてへこみ、

告白止めると言い出されたりと、桂馬にとっては一筋縄ではいかない展開でした。

桂馬が計算どおりに物事を進めていくところに気持ちよさを感じる人もいるでしょうが、

個人的にはトラブルに巻き込まれる展開の方が、ご都合主義な印象が薄れて面白く感じます。


1-b) 理想と現実、目的と関係、男性と女性

この辺りも以前(ry で書きましたが、その文章を一部引用します。

どこまで意図的かは分かりませんが、この漫画において「理想と現実」の対立構造が、ほぼそのまま「男性と女性」の関係に置き換えられます。桂馬以外に男性の登場人物がほとんど居ないという事もありますが、「リアルは曖昧だ」等のセリフがほぼ男性から見た女性の姿とほぼ一致します。

(中略)

桂馬の思考や行動も「どう処理するか?」が最優先事項です。

(中略)

対する女性は、コミュニケーション自体が目的です。

(中略)

ちひろ編で男女のギャップが端的に表現されていたのが、先の下図のシーンです。桂馬はユータ君とちひろをくっ付ける目的が出来たために、その目的のために真剣に取り組みます。一方ちひろは桂馬とのコミュニケーションが蜜(原文ママ)になったことで桂馬に惹かれます。そもそも「親密度は出会いの数に比例する」という攻略法は、ヒロインとのコミュニケーションを図るのが目的なのにも関わらず、桂馬はちひろとのコミュニケーションが取れていることを自覚していませんでした。

この辺りの男女の考え方の違いは、アニメのちひろ編ではオリジナルシーンのほとんどに、さりげない演出として描かれていました。

『若木先生が好き過ぎて語る何か え』 p47,48 GRGR

×蜜 ○密 ですね... で、先の下図のシーンとはこれです。

『神のみぞ知るセカイ』 4巻 p90 若木民喜

f:id:GRGR:20121231154748j:image


2) アニメ版ちひろ編 (『神のみぞ知るセカイII』FLAG 5.0〜7.0)

動画をキャプできる環境ではないので画像はありません。ご了承下さい。(て言うか誰か画像下さい)

ちひろ編は恐らくアニメだと2話で成立させようと思えばできたんではないかと思いますが、

(歩美編のような駆け足でなくても)

尺に余裕が出来た (もしくは作った) 分、何気ない演出が目を引きました。


原作ではちひろが桂馬に対して積極的にコミュニケーションを取ろうとしてるのはこのシーンだけでした。

『神のみぞ知るセカイ』 4巻 p84 若木民喜

f:id:GRGR:20121231155512j:image

「オリジナルシーンのほとんどに」というのは言い過ぎでしたが、

男女の違いについて三箇所オリジナルな演出がありました。

原作では入れられなかった演出をアニメでは入れたいと若木先生が思ったのか、

脚本サイドからこういう演出を入れようという提案があったのかは分かりませんが、

個人的にはこのオリジナルな演出は素晴らしかったと思います。


まずは天気予報。

ちひろは何気にTVを付けてた時に天気予報が流れてるだけでしたが、

桂馬は攻略の成功率に関わるからといった理由があって、天気予報を自発的に見ていました。


次に、『若木先生が好き過ぎて語る何か』でも触れた、携帯電話の演出。

ちひろは桂馬にレポートを読めと言いつけられていたにも関わらず、歩美や京と電話をします。

何かの用事がある訳ではありません。おしゃべり自体が目的でした。

対する桂馬は「告白の日だ。時間どおりに来い」と、用件だけを簡潔にメールで。件名も無し。

正に「コミュニケーション自体が目的」「どう処理するかが目的」の違いを表すシーンでした。


他にもFLAG 6.0と7.0の間に「アメリカ人は雨でも傘差さない」「TV観ないの?」といった、ちひろが桂馬と

コミュニケーションを取ろうとする行動が、桂馬の攻略説明を遮る演出として挿入されました。

原作ではちひろの桂馬への眼差しが以前とは違うことを描写することによって、

この段階でフラグが立っていることを示していましたが、だからこそ、ここでも肉まんのような

「コミュニケーション重視」の演出が映えるのではないかと。


男女の違いが表された演出は恐らくこの三箇所だと思いますが、

それ以外の演出も素晴らしかったです。

まぁ例外はありますけども、個人的に桂馬が引き篭もって年月が経つシーンは尺稼ぎにしか感じられませんでした。

駆け魂6万のシーンはまぁいいとして。


ちひろの登下校のシーンも良かったですね。

攻略前のちひろの登校シーンと、攻略後の下校シーンとの対比がまずひとつ。

登校シーンだけみても、一旦外に出た後傘を取るシーンは中々趣が。

TVで天気予報は流してたけど見てなかったという解釈ができますし、 (念のためだったのかもしれませんが)

その後のコンビニで肉まんを買うシーンとの対比にもなってます。

その肉まんを買うシーンも、新メニューを見つけていつものように肉まんを買った後に、

桂馬とのコミュニケーションが取れるからと、もう一つ肉まん買いに戻るってのがいいですね。

まぁそんな思いで買った肉まんを、桂馬は本題に入る為にとっとと処分するんですが...w


個人的には桂馬が天気予報を見たシーンが素晴らしかったなと。

萌え的な見地からすると、LCが入った後に桂馬が入るのかとかその辺りで妄想が膨らむのかもしれませんが、

あいつのような個性が無い女子だからこそ、ゲームのプレイヤーキャラクターにシンクロしたのかも。

興味深い。

このセリフには感心しました。

LCがこの後否定するように、ちひろにも個性があると言えばあるのですが、あくまでプレーンなキャラです。

原作ではユータ君が特殊キャラだからどんなキャラに共通する攻略法で何とかすると桂馬が言ってますが、

『神のみぞ知るセカイ』 4巻 p78 若木民喜

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こういう狙いも (桂馬ではなく、作者的に) あったのかと。

しかもその前の

男子キャラの攻略にここまでギャルゲーのノウハウが応用できるとは、意外な発見だったな。

このセリフにもまた感心。

3期でやるかどうか分かりませんが、結編の攻略に関連させる事を意識してるのでしょうか。


何にせよ、個人的には原作の駆け魂編に関してはちひろ編が至高だと考えてますが、

アニメ版のちひろ編は原作では尺の問題からか、入ってなかったシーンが、

アニメだからこそ映える演出で描かれていて、原作に輪をかけた素晴らしい出来だったと思います。

来年予定されてる3期も、ちひろ編かそれ以上のクオリティを期待したいです。

2012-09-22

[][]若木先生が好き過ぎて語る何か

※ イベントは終了いたしました。

通販に関してはもうさんのサイト「もう、いーかげんなおはなし」で。


今更告知するのも何ですが、

恐らく『神のみぞ知るセカイ』ファンの中で一番有名だと思われるもういのししさん(@mouinoshishi)の同人誌

「若木先生が好き過ぎて語る何か」に寄稿しました。

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2冊構成で、私の記事が文章中心の方に女神編考察の19p、何故か絵中心の方に駆け魂編考察の12pと載ってるはずです。

(ぶっちゃけ締め切りの関係ですがw)


同人誌について、詳しくはこちら

日時・会場は2012年9月23日(日)11:00-15:00 大田区産業プラザPiO 1F大、小展示ホールらしいです。

詳しくはこちらで。私は行かないのであしからず。


半分くらいは

The Structure of ”The World God Only Knows” #1  The Structure of ”The World God Only Knows” #2

の焼き直しですが、初めて私の文章読む人に一番何を書きたいかとなると結局ここなんで...

いつも通りの読んでて面白いとは思えない感じで、かつ妄想たっぷりな文章だと思われますが、

伏線やら何やらに少し配慮して書いてみました。


同人で書こうかと考えていたアニメ版ちひろ編については、何とか今年中に書ければなと思っています。

つっても放送されて1年経ってからというのもかなりアレですがね...w

2011-10-27

[][]FLAG.163

神のみぞ知るセカイ週刊少年サンデー2011年48号 p99 若木民喜

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久々のゲーム的演出。

先週記事書いた後、久々に神のみの記事書いてるブログ回ってみたんですが、この内容触れてない所大杉。

さすがに神無さんともうさんは触れてましたが。

あらすじ書いてる所ならともかく...ねぇ。

まぁ私も前回の記事で「歩美が助けるのもちひろ編と同じ」て所が抜けてるので

あんま人のこたぁ言えないのですが。


『神のみぞ知るセカイ』 p103 若木民喜

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桂馬の為に作った曲、なんでしょうか。

舞高祭当日までにかのんが復活するのかしないのかがひとつのポイントだと思ってますが、

この状況考えるとハクアがLCの代役になりそうですな。


『神のみぞ知るセカイ』 p105 若木民喜

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この辺りは上手い演出。

ちひろが話したがってるのは当然のことながら桂馬とのことでしょう。

それを歩美が(桂馬と約束してるから)拒否。

この段階では桂馬の計略が成功したように見えますが、その後に「前夜祭デートするんでしょ?」と

情報だだ流しw

この流れが何かを意図してるのは間違いなさそうですが、その意図とは何でしょうか。


一応私の考えを。合ってるかどうかは保障しかねますが。

一つは、歩美が隠し事をするには向いてない性格だということ。そんだけ素直だって事ですね。

もう一つは構造的なことですが、桂馬は歩美とちひろを分断しにかかってるにも関わらず、

桂馬にとっては不都合なことも歩美経由でこれから漏れていき、

何かしらのトラブルになって漫画的には面白くなるという展開が出てくる、って事でしょうか。


他にも語れることは色々ありますが、個人的には今回の最大のポイントはこの2つかなぁと。

『神のみぞ知るセカイ』 p113-114 若木民喜

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まずは1枚目。歩美健気ですなぁ... このページの2コマ目も演出としてはかなり上手いんですけど。

以前から歩美は子犬みたいだと感じてましたが、この健気さもそれを補強してくれますね。


このシーンも「関係の履歴」です。

桂馬の心ない言葉に傷つけられ続けたからこそのセリフであり、

それでもなお桂馬のことを思い続けたからこそのセリフでしょう。

例えば、FLAG.108の記事で取り上げたこのシーン。

『神のみぞ知るセカイ』 週刊少年サンデー2010年35号 p65 若木民喜

(『神のみぞ知るセカイ』 12巻 p37 若木民喜)

f:id:GRGR:20100806215030j:image

一見何の変哲もない「あんたは女の子の気持ちなんてわからない」というセリフですが、

前々からある程度先を見通してないとこういうセリフは出てこないんじゃないかな、と思います。


次に2枚目。

「ボクに人の気持ちなんて… わからない。 だから、ゲームのやり方しかないんだ。」

要するに知識を駆使して試行錯誤してるって事ですが、

以前似たような傾向のキャラが出てきてましたよね。

『神のみぞ知るセカイ』 12巻 p78 若木民喜

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今回の一つの設定として、「桂馬と灯はそもそも同じ人種」というのがあります。しかし、微妙に違いあって、灯の方がより強固に完全を求めています。最近揺れることが多い桂馬が、灯の前ではむしろ人間らしく見える。

8/31:FLAG111「マネキン」

なぜ同じ人種なのか。

やはり貴種流離譚なんでしょうか?

まぁLCは女の子の気持ち分かってるみたいですし、そういう意味ではないんかな。

何にせよ、桂馬と歩美の関係が、灯と桂馬の関係と相似形って事にはなってますね。


目的があればそれに突き進み、コミュニケーション能力も発揮することはできる桂馬ですが、

知識として分かっていても実感としては分かっていない。

前回ちょっと書きそびれて後でコメントには書いてますが、この攻略法はちひろに水を遣ることは考えていても、

歩美にも水を遣れると桂馬は考えてないって事なんでしょうなぁ。

あくまで作者側の意図としてそうなってるって事でしょう。

2011-10-21

[][]FLAG.162

前回の記事がFLAG.130なので、半年以上振りの更新です。

まー色々忙しかったので...6月までは。そっからは惰性ですね。

定例のskypeをやらなくなったってのも大きいです。アレでかなり纏められましたからねぇ...


なので以前のように毎週記事を書くというのは無理不可能ですが、

今後もポイントとなる回があれば書くかもしれません。


いやー今回は本当に素晴らしかったです。

この漫画の一番素晴らしい点は「似たような事を繰り返しながらも新鮮さを出す」構成・演出にあるんじゃないか?

と最近考えてますが、今回は正にそれ。

どの辺りに現れてるかは最後に書くとして...

神のみぞ知るセカイ週刊少年サンデー2011年47号 p72 若木民喜

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まずは歩美がミスコンに。もうさんは歓喜してるんだろうなw

学園モノの利点は、舞台の説明が全く必要ない点と、ほとんどの人が共感できる点、

イベントがあるので話を作り易いという点でしょう。

当然ながら『神セカ』でも学園祭というイベントは消化、どうせやるならミスコンって事にはなるでしょう。

つか、男は誰が出るんですかね? 結も男性側で出るの?w


学園祭では当然出てくるであろう技術部と栞を前フリとして出したあとの、このシーンがいいですね。

『神のみぞ知るセカイ』 p78 若木民喜

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一つ目はミスコンにちゃっかり楠が出てること。

『神のみぞ知るセカイ』 3巻 p79 若木民喜

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かわいい武闘家武道家を目指すんだから当然ですよねw

他のキャラも出るのかどうか気になります。てか結出るんならどっちに出るんだろ...


二つ目はもちろん、ちひろの行動。

あれだけイケメンに目がなかったちひろがこの素っ気なさ

こういう描写をさらっとする辺りは本当によく考えられてるなーと思います。

もちろん桂馬にアタック中だからっていう事ですが、この後にオタな桂馬の描写を入れて

ギャップを作ってる辺りもまた素晴らしい。


『神のみぞ知るセカイ』 p85 若木民喜

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ここは受けるのかw ちょっと意外でした。

『神のみぞ知るセカイ』 2巻 p35 若木民喜

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昔こういうセリフもありましたからね。

まぁそれぞれに理由が書いてありますし、少し前に「フラグを制圧するんだ!」と書いてあるので

納得はできます。(まぁこのセリフはむしろこの後のシーンに掛かってくるんですが)

どちらが誘うかという点では予定外ですが、桂馬が思い描いてるルートに乗ってるって事ですし。


でもって何よりも素晴らしいのはココでしょう。いやもうリアルで叫びましたよ。

『神のみぞ知るセカイ』 p88 若木民喜

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「ちひろの攻略を歩美が手伝う」

いやー正直こう来るとは全く思っていませんでした。実によく練られていると思います。

裏の裏は表じゃないんですね!

...とだけ書いても全く伝わらないでしょうから解説を。


この手法は以前にも登場しました。ちひろ編です。

つまり、今回のシリーズはちひろ編の応用です。

で、実はそのちひろ編も歩美編の応用なのです。


まずは歩美編。舞台設定やキャラの説明等もあり、攻略自体は非常にシンプルな構成でした。

攻略法はこの2つ。

『神のみぞ知るセカイ』 1巻 p41 若木民喜

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『神のみぞ知るセカイ』 1巻 p42 若木民喜

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最近私が使ってる言葉で言い換えると、宮台真司氏が言うところの「関係の履歴」です。

ちなみに、出会いを増やすこと=読者が見る機会が増える となるので、メタ的でもあります。

(出番が増えるとファンも増える)


ちひろ編でもこの方法を使ってきました。

ちひろ編はここで述べる事以外にも素晴らしい点があるのですが、

それはおいおい書くかもしれないと言うことにして。(twitterではつぶやきましたが)

『神のみぞ知るセカイ』 4巻 p79 若木民喜

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攻略法自体は全く同じです。

ただ、前半は立場が全く違います。逆転してる、裏の攻略法と言ってもいいでしょう。

『神のみぞ知るセカイ』 4巻 p74 若木民喜

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ちひろがユータくんに対して花に水を遣る。

この発想だけでも素晴らしいのですが、この後がまた凄い。

『神のみぞ知るセカイ』 4巻 p81 若木民喜

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ユータ君攻略のためにちひろと打ち合わせをする桂馬。

この行為自体が、桂馬がちひろに水を遣ってるんですよ。

さらに言えば、「悪印象は好印象に変換可能」なシーンもその前に出てきてます。

ということで、攻略法が後半には裏の裏、表の攻略法になる訳です。


で、今回の学園祭編。

ちひろ編の立場から、ユータ君=ちひろ、ちひろ=桂馬、桂馬=歩美へとシャッフルしてきました。

言わばちひろ編前半の裏です。

ただ単に、歩美編とちひろ編でこの攻略法を使ったから学園祭編でもう一度、という意図ではないでしょう。


まず一つ目の意図は、心理学で言うところの「クロージング効果」(『マナゴコロ』の受け売り)

『神のみぞ知るセカイ』 2巻 p130 若木民喜

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『神セカ』で言うならこのシーンでしょう。

単純に親密度を上げる効果もありますが、

p74にあるように、歩美とちひろが親友なので、この2人の見えないフラグに振り回されないようにする。

つまり、桂馬が知らないところで話をしないように...

フラグを制圧する手段がコレです。


二つ目は、親友の歩美とちひろを同時攻略するという意図。

どちらに女神が入ってるか確定してない状況ですから。

ちひろ編では、ユータ君とちひろのフラグが立ちつつ、ちひろと桂馬のフラグが立ってました。

ちひろは結局桂馬になびく訳ですが、ちひろ編でのちひろの役割を桂馬が担ってるので、

彼が主体的に動けてるならば歩美とちひろ両方に水を遣ることが可能になる訳です。

言わばちひろ編の両面です。


攻略法は同じでも、立場や状況をちょっと変えるだけでこれだけ新鮮味を出し、新しい意図を持たせる。

FLAG.162は『神のみぞ知るセカイ』の真骨頂と言える回だと、私は思います。

2011-04-04

[][]FLAG.130

相変わらず設定や伏線を交えつつキャラ描写も怠らない辺りは素晴らしいなぁと。

神のみぞ知るセカイ週刊少年サンデー2011年10月号 p301 若木民喜

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ハクアもフィオも学年1番と言い張ってたのはどういう理屈なのかってのは議論になってましたが、

一番常識的な内容だったのではと。(私は色々可能性について言及してましたが、一番ありうるのはコレだとも述べてました)

@shirahamaさん辺りもこういう事なんじゃないかなと予想してましたね。


『神セカ』は女の子を攻略するという、基本的には同じ事を繰り返す漫画ですが、

それだけだと単調になるので様々な工夫をしてます。

女神編」もその一環ですが、要するに周りの状況を変えることによって新味を出せるようにしてます。


『神のみぞ知るセカイ』 p303

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ここは凄いですな... ノーラを除けばみんな演技しまくってるという。


フィオから見れば周りの3人はみんな敵側の悪魔または人間だと思ってます。

ハクアから見れば周りの3人はみんな味方の悪魔または人間だと思ってます。

ノーラから見ても周りの3人はみんな味方の悪魔または人間だと思ってます。(味方というか手下ですが)

情報通な上に、ハクアが素直に驚いてるのを受けていい気になってる辺り、ノーラのキャラを描けてる感ありありです。

『神のみぞ知るセカイ』 8巻 p141

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「噂は現実に〜」ってのはこのシーンの辺りを指すのでしょう。


桂馬から見ればハクアは味方、ノーラはどちらとも言えない、フィオは敵です。

問題はノーラ発言の内容で、以前から危惧していた「地獄の関係者さえ敵になる」状況に演技を忘れて素の表情になってます。

『神のみぞ知るセカイ』 週刊少年サンデー2010年47号 p120

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「周りの状況が変わった」訳です。

ここで桂馬から見たノーラの立場が若干変わります。ノーラが放っておけば敵になる可能性が高くなる訳です。


『神のみぞ知るセカイ』 p304

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「女神を探せ」と言われた時に当然の疑問です。


『神のみぞ知るセカイ』 p305

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それをこう繋げるんですから上手いなぁと。

女神レーダーを手に入れた意味は一応無くはなかったですが(ヴィンテージがこれを持ってるという情報として)

コレを使って女神を探す方法と採らなかった時点で若干微妙かなーと。

なので、例えばキスをした時に反応を探るとかで確認用に使うのかなと思ってました。

なるほど、ブービートラップに使うのか。さすがに思いつきませんでした。


『神のみぞ知るセカイ』 p312

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密かにパイタッチも女神攻略のように昔桂馬とどういう事があったかの再描写になってます。

言い方変えれば「関係の履歴」

しかし「モゲーン」て...w この擬音は卑怯だわw


『神のみぞ知るセカイ』 p313

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この辺りはskypeでの@aioushiiさんの予言通り。メタかつギャグ風味だからできる技ですわな。

イチイチ理屈捏ねる必要が無いというのが楽というより、テンポの点が重要です。


『神のみぞ知るセカイ』 p313

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そしてノーラが少なくともヴィンテージとは無関係…つまり確実に敵ではないという事が分かります。

言い換えると「味方に引き込める可能性がある」ってことです。

これを連載時に書いてたらおおって思わせられたのになーと思うと惜しい。


『神のみぞ知るセカイ』 p314

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ハクア、意外と素直ですw


「関係の履歴」で抑えておきたいのがこのシーン。

『神のみぞ知るセカイ』 p300

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桂馬も成長してるなー感が出てて非常にいいですね。ちゃんと身に付いてるんだと。

さすがにコレが前振りになってるなんて気付きませんよええ。

2011-04-03

[][][]今週の Best of 桂馬 FLAG.129

※表内のページはFLAG.xxxの何ページ目かを表しています。(単行本収録しても探せるようにするため)

※あくまでhentai_bさんの琴線に触れたコマであって、客観的にみて優れてるか否かを評価するものではありません。

順位コマBest of 桂馬FLAG.129
3位p15-6桂馬の私服、マフラー姿。楠とデートした時のベストのセーター長袖版?
2位p07-5念願の女装「イメージ映像です」で良いから着せて欲しかった!コケてるポーズもいい。
1位p12-4初の歯磨きシーン。可愛い。何の変哲もない私生活を垣間見たい。しゃこしゃこ。

2011-04-02

[][]FLAG.128

いやーこの回はやられました。

神のみぞ知るセカイ週刊少年サンデー2011年8号 p103 若木民喜

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素晴らC。『神セカ』史上屈指の大ネタだと思います。

恐らく元ネタはコレでしょう。

後藤隼平 僕はこういうのが大好きなんだよなー。ストーリーの勉強になる。

http://labaq.com/archives/51477901.html

link

男女の思考の違いが非常に面白いので、是非ともリンクを辿って元ネタの記事を読んで欲しいです。

で、元ネタとどう違うかですが。


1イラストが昔のSF小説の挿絵のオマージュ
2シモーネが栞の理想を反映してる
3男女のパートが入れ替わってる
4一部内容が攻略時のおさらいになってる
5男キャラを殺す原因が違う
6話を戻す経緯も若干違う

とりあえず1は見たまんまなので省略。


『神のみぞ知るセカイ』 p95

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「シモーネが栞の理想を反映してる」

小説なんてものはリアルを発散する為に書くものですから(穿ちすぎ)その人の理想とする姿を投影しがちです。

桂馬のツッコミでギャグにもなってます。

『神のみぞ知るセカイ』 p96

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「男女のパートが入れ替わってる」

桂馬と栞の立場が入れ替わってるという点と、元ネタの男性パートと女性パートが入れ替わってるという点です。

栞が桂馬の立場になってる辺りが面白いですね。

『神のみぞ知るセカイ』 2巻 p141

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基本的には「栞が桂馬との出来事を覚えている」ことを示唆する為の演出でしょう。

「一部内容が攻略時のおさらいになってる」という意味もあります。

栞が桂馬との立場を入れ替えてるのは、桂馬の行動力が理想的に映ってるからなのでしょうか。

何にせよ、自分のキャラクターに桂馬の行動を反映させてるって事は、桂馬の考え方を受け入れてるって事です。


「男キャラを殺す原因が違う」

ここが素晴らしいですね。

『神のみぞ知るセカイ』 p99

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元ネタでは女性の恋愛モードを嫌って男性側が無理矢理キャラを殺す...という流れですが、

かのんとの噂に嫉妬してという流れになってます。

話のギャップをギャグにする点は保持し、『神セカ』用に動機はアレンジ。実に素晴らしい。


さらに素晴らしいのが「話を戻す経緯も若干違う」点。

『神のみぞ知るセカイ』 p104

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元ネタでは話を恋愛モードに戻したいが為に何とかしようという感じです。

その点は同じなのですが、明らかに自分がモデルのキャラクターを殺されたくないという思いと、

小説と攻略がメタ構造になってるので、まだ栞と接点を持ちたいという点が違います。


元ネタは物別れに終わりますが、「つづく」ところも違いますかね。

何にせよ、元ネタをこれほどまでアレンジして上手く作品に落とし込んでる辺りは脱帽です。


『神のみぞ知るセカイ』 p104 (BoK1位)

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BoK1位も納得のコマ。

実はコレというか、「星雲ラーメン」の「ラーメン」も元ネタというか内輪ネタなんじゃないかと思ってます。


銀塩少年LIVE!! 08/24/10 11:17AM

41:00辺りから『グランドスカイ』を始める経緯。

45:00辺りから『グランドスカイ』の説明。

49:00辺りからラーメン云々。


実際どうかは分かりませんが、「ラーメン」はこれの内輪ネタだと思って私は爆笑しましたね。

たぶんコレ、畑先生も描いてるんじゃないかなw

[][][]今週の Best of 桂馬 FLAG.128

※表内のページはFLAG.xxxの何ページ目かを表しています。(単行本収録しても探せるようにするため)

※あくまでhentai_bさんの琴線に触れたコマであって、客観的にみて優れてるか否かを評価するものではありません。

順位コマBest of 桂馬FLAG.128
3位p05-1桂馬と栞の頭が近い。いい匂いがしそう。強引に割り込んでくる感じがいい。
2位p15-5FLAG125の中で一番考えさせられたコマ。ため息にどういう意味が込められているのか色々解釈できる。
1位p16-4超格好いい。分け目とか、銀髪っぽい所とか。カシラギ萌え。カシラギはヤンデレだと思います。

『神のみぞ知るセカイ』 週刊少年サンデー2011年8号 p104 若木民喜

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2011-01-23

[][]FLAG.127

攻略3-2。

神のみぞ知るセカイ週刊少年サンデー2011年7号 p213 若木民喜

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前回もちょっと書きましたが、たぶん桂馬は相合傘してもらう為に下のシーンで傘捨てたんだと思うんですよね。

『神のみぞ知るセカイ』 週刊少年サンデー2011年6号 p172

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ところが月夜はバス通学、歩美は京と一緒でしかも雨が止むというw

相合傘を狙ったけど失敗したというセリフなりモノローグなりがない理由は想像するしかないんですが、

読み込んでる人に対してのご褒美か、セリフが入りきらなくなったので説明省いたかなんでしょうかね。

何にせよ今回の使い方を見てると、相合傘をステップに使う気があるんでしょう。

さらに仲良くなった段階で桂馬に傘を差し出すシチュエーションがいずれ出てくる筈です。(月夜は無理っぽいですが)


で、個人的には今回は京回ですね。

『神のみぞ知るセカイ』 p215

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僕のなかで京って、いとこのお姉さんって感じなんだよね〜。もしくはピアノの先生やってる女子大生とか。リラックスしたお姉さんって感じが。言い回しがラフなところもいい。

::HoneyDipped:: 1/18:FLAG127「ツインブッキング」

なるほどねー。

元々、周りがオタメガオタメガ言ってるにも関わらず、フツーに「桂木」と話しかけてたりして気さくな所がいいなーと思ってましたが、

「ラフ」の一言で説明が付きますな。確かに。

で、シナリオ的にラフなもの言いを出来るような環境づくりをしてる点が非常にいいですね。

前回のシーンで、桂馬からちひろに電話があったこと、歩美に「一緒に帰ろうと思って… 待ってたんだ」と言ったセリフを微妙に聞いてないとか。

だからこそ京はトラブルメーカーというか、引っ掻き回し役になれるんですよね。

『神のみぞ知るセカイ』 11巻 p118-119

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こういった感じで。

これが掲載された時に、結の反応はどういう意味があるんだろ?と議論になったんですが、

私は、結が「自分はどうだろう?」と考えてたんじゃないかと思ってました。

このシーンが結から桂馬に告白する伏線になってたのかもしれませんね。だとしたら京はどんだけ引っ掻き回すねんとw


『神のみぞ知るセカイ』 p216

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(BoK 2位のコマ)

これはいいセリフ。京様という言い方がファンの中では定着しそうですね。

桂馬がへこんでるのもいいですね。普通なら「リアルなんてクソゲーだ」と愚痴ってる所ですが、

『神のみぞ知るセカイ』 p214

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その前にひとしきり愚痴ってますからね。だからこそ京様と言わせられる。

この辺りはキャラの同一性が保ててると思います。

右下のコマの「ギャルーン」という訳の分からない効果音と、その後の会話カードのネタもいいですね。


『神のみぞ知るセカイ』 p218-219

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京ネタが続きますが、ぶっちゃけ好きなキャラだからです。まぁ内容的にも要点であることは確かですが。

この辺りにもリラックスしたお姉さん感がありますねー。

この気配りは気があるとか親切にしてあげる的なものではなく、フツーというか、習慣なんでしょうね。

お母さんが同じようなことをやってたので、ひとりでに身に付いたというか。

で、この桂馬を見てyutoさんが「桂馬ってチョロイんじゃないの?」と発言したらしいですが、

そりゃまーリアルの女子に相手されてない人間なら当然でしょう!!1

世の中には目線が合っただけでドキドキする人間もいるんですから。


で、このシーンで京攻略のフラグ立ったと思ったんですが、逆に京フラグは無いなと思った人もいるみたいで。

個人的には「2B Pencilsメンバー全員女神入ってる説」を唱えてるのでそういうバイアスが掛かってるだけなのかもしれませんが、

現状では2B Pencilsメンバー内で唯一普通の女の子なので、この貴重な立ち位置を出来るだけ長く引っ張って欲しいですね。

天理かのんと女神がいるのが確定してるので、女神は残り4神、歩美ちひろ結京でちょうど4人ではあるんですが、

あくまで「地獄の封印に関わった女神が6人」なんで、他にも人間界に来てる女神がいる可能性は無くはないんですよ。

例えば6女神を助ける為に人間界に派遣された、とか。


『神のみぞ知るセカイ』 p222

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上手いなーと思うのが、歩美とマンツーマンになってからモノローグ無いんですよね。

いかに二人の空気を描くかに特化してるというか。ちひろの時もそれを継続してる訳ですが。

月夜の時はモノローグあったじゃないと突っ込まれるのかもしれませんが、

要はどういう状況でモノローグが必要か、きっちりと基準があるように見えるんですよね。


『神のみぞ知るセカイ』 p223

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(BoK 3位のコマ)

そして鮮やかなカップリングチェンジ。

今までさんざんニアミスに苦しめられてきたという経緯がありましたが、それを逆手に取った機転の素晴らしさ。

ハクアもちゃんとそれに合わせられてる辺りもいいですね。

ようやく私の望んでた展開、「LCでは出来ないような事をハクアがやる」の一端が見れました。

まぁLCでもやれなくもないかもしれませんが。状況によって空気読んだり読まなかったりしますしw


『神のみぞ知るセカイ』 p226

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ちひろのシーンではこの右上のコマが個人的には好きですね。

FLAG.121を紛失したので確認取れないんですが、

確かちひろは前日ハクアと二人楽器店に寄ってるはずなので(違う店かもしれませんが)、その時に頼むことが出来たはずです。

ということで、明らかにこれは桂馬にいい所見せよう的な意図なんでしょう。

桂馬もちひろが前日ハクアと帰ってる事は知ってますので、桂馬もちひろの意図に気付いてるかもしれません。


で、ギターのことは全く分からないのですが、shirahamaさん曰く、ちひろがGのコード押さえられてるらしいです。

これでちひろのギターの腕前も上がったよ、という演出なんですかね。

[][][]今週のBest of 桂馬 FLAG.127

※表内のページはFLAG.xxxの何ページ目かを表しています。(単行本収録しても探せるようにするため)

※画像は1位の引用。画像のページ数は本誌掲載時のページ。(文献引用のフォーマットに準拠)

※あくまでhentai_bさんの琴線に触れたコマであって、客観的な指標ではありません。

順位コマBest of 桂馬 FLAG.126
3位p11-2指の動きが格好良すぎる。ハクアなら分かるだろと目線も合わせずに伝えてる。信頼してるなと。
2位p4-3京の最強っぷりがこんな小さなコマでこうも印象付けられるとは。
1位p3-5こんなに可愛そうな桂馬はいない。自分のことは自分で応援するしかないんですよ!

『神のみぞ知るセカイ』 週刊少年サンデー2011年7号 p215 若木民喜

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2011-01-16

[][]FLAG.126

神のみぞ知るセカイ週刊少年サンデー2011年6号 p167 若木民喜

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女神攻略3日目。

1コマ目、密かにモブ子いますね。

で、どのような下校イベントになるのか?ですが。


『神のみぞ知るセカイ』 p170

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概ね予想通り。というかこういうパターンしか無いとは思いますけどね...

2日目で各個撃破を目指してましたし、3日目も当然マンツーマンの状況を作ることに腐心するでしょう。

スタート地点は校門に固定されてるので、当然時間をズラすしか手段はありません。

こういうスケジュール管理は『同級生』『同級生2』の同時攻略的ですね。

他のゲームでもあるのかもしれませんけど。


『同級生』の場合はイベントの時間がプログラムで固定されてますが、

3日目攻略はイベントの時間をある程度桂馬が主導できる点、そして攻略対象がその通りに動いてくれるとは

限らないという点が違います。

まぁ作者側からみると若干違うんですけれども。

まず若木先生が意図したスケジュールがあり、いくつかはハプニングを織り込む。

そして桂馬にはハプニングを入れる分だけスケジュールを前倒しにして計画を立てさせる。という作り方なのかなぁと。

現に桂馬の計画通りには行ってませんが、栞のスケジュールは計画通りに実行されるでしょうし、

月夜Bのところに結を入れればスケジュール的にはきっちりハマりますし。

今回は恐らくしてないでしょうが、没になったアイデアを崩れた計画として利用することも出来ます。


ポイントは結でしょう。

『神のみぞ知るセカイ』 p182

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今の段階で書いておかないと予想にならないので書いておきます。

結のネックは登校/下校が車で送り迎えされてる点です。

お嬢様の記号として送迎は必要不可欠だと思ってるのかもしれませんw(美生もそうでしたし)

送迎されてる結が、桂馬と二人で帰るためにわざわざ送迎を断って歩いて帰るというのも一つのパターンですし、

それはそれで面白いとは思います。


ただ、個人的にはここでも「関係の履歴」を出して欲しいところ。

女神の力を引き出す事が目的ではありますが、同時に桂馬との事を覚えているかが女神探しの重要なポイントなので、

歩美への置手紙にりんごを重しに使ってたように、攻略時の状況を再び作るに越した事はありません。

では結との下校イベントでどのように描写するか。

『神のみぞ知るセカイ』 9巻 p105

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「夜(ナイト)と騎士(ナイト)がかかってるね!!

 ワン・ナイト・ジゴロ作戦(オペレーション)!!」

作者的には最初からこれをやることを想定してるのだと思いますね。

ただ、桂馬が最初から結以外を下校イベントで、結だけジゴロ作戦で計画を練るのは少し問題あります。

桂馬が結を特別扱いにすると、読者からも結が他の4人とは違うという印象を持たれる恐れがあります。

読者にミスリードさせる事自体は悪い事ではないのですが、現状は女神が誰に入ってるか分からない事で

読者を楽しませるので。

それに、一人だけ別の計画であるよりも「5人一斉下校イベント」の方がインパクトありますしね。


で、桂馬の計画を滅茶苦茶にするリアルの不確実性描写ですが...

この辺りが実に上手いんですよね。私にとって女神攻略編が神掛かってると感じる最大の原因でもあります。

要は「ロールプレイ」「カップリング」「ミスディレクション」と、書いてることはいつもの事ですがねw


『神のみぞ知るセカイ』 p170

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まずはハクアが桂馬に突っ込み。読者の代弁をしてくれてます。

予め突っ込ませることで、絶対的桂馬完璧主義者(桂馬が攻略を完璧にこなすことでカタルシスを得るタイプ)の

不満を和らげる効果もあるのかもしれません。


で、月夜が出てくるのが1時間遅れ、帰りのバスでさらに遅れ、

ハクアが必死に練習したためにバンドの終了時間が早まるw

最後の原因がまたいいですね。


上手いのはこの前後。

『神のみぞ知るセカイ』 p181

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いやー凄いです。って書いても共感されないでしょうから丁寧に説明してみます。(それでも共感されないかも)


まずこのシーンだけで見ると、ちひろが目線を外して「桂木から電話あったからさ…」と喋ってるのがいいですね。

気恥ずかしさがあるからか、歩美に少し気を使ってるからなのか、またはそれ以外なのかは分かりませんが。

そして歩美が微動だにせず、感情を表に出さずに「ふうん。」と漏らしてるのもいいですね。

この辺り、歩美とちひろの間に桂馬のことについての若干のわだかまりが感じられます。

(一応断っときますが、正直キャラの感情を読み取ることには自信が無いので話半分で読んでください)


次にいつもの「カップリング」と「ミスディレクション」(情報の差を付ける)考察。


この前に結と京を退出させて、桂馬とちひろの間に何かあるかも?というのを歩美だけに知らせる工夫をしてます。

桂馬の計画では、歩美とちひろをハクアが引き止めることになってることになってます。

この会話をもし京が聞いてたとしたら、次のFLAG.127で桂馬にあそこまで突っ込んだ会話は出来なかったでしょう。

結は既に栞と絡めてるので、歩美やちひろと絡めると(作者的に)さらにヤヤコシくなるから退出させてるのでしょう。

LCがちひろに話があるということなので、歩美は帰ります。

結は車で送ってもらうので、ここでハクア as LCとちひろ、歩美と京と2つのカップルが出来ます。

この2つのカップルを作ったのは、もちろんFLAG.127でカップリングをチェンジする為です。

キャラの組み合わせ方が非常に意味のあるものですし、その集合離散が実に理に叶った演出です

しかもさらっと読んでたらそう仕組まれてるとは気付かない(?)自然さがあります。

演出の凄さが少しは伝わったでしょうか?


月夜に触れないのも可愛そうなのでちょっとだけ。今回の月夜は凶悪でしたw

『神のみぞ知るセカイ』 p172

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今週は月夜がかわいかったなぁと。月夜が傘を持ってる場面がどうしても思い浮かばなくて、レインポンチョみたいな感じにしました。オオカミと赤ずきんちゃんなんて言われましたけど、うまいこと言いますねぇ。

::HoneyDipped:: 1/11:FLAG126「5HOME」

私は『Vampire Savor』のバレッタだと思いましたねw

まぁバレッタの元ネタは赤ずきんちゃんなんですが。


『神のみぞ知るセカイ』 p184

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歩美とFLAG.127で大車輪の京。

少し残念だなーと思ったのは二人の傘が意外とキャラを表現する記号になってないことですね。

まぁこの二人だとあまり可愛いものとか使わない印象は確かにあるんですが。

この後桂馬はどっちの傘に入れてもらうんだろうか?とskypeで議論して盛り上がったんですが、晴れちゃいましたねw

もう一つ議論したのは、この後どういう組み合わせになるのか。

わざわざ京をここで登場させたのだから、「何で歩美を待ってたの?」とか言って、

歩美と桂馬のおじゃま虫的な行動をするのではないかと予想したんですが、「それはやりすぎでしょう」と否定されました。

この箇所は半分予想が当たったということで。実際は歩美ではなくかのんの話題で突っ込んでましたから。


[][][]今週のBest of 桂馬 FLAG.126

※表内のページはFLAG.xxxの何ページ目かを表しています。(単行本収録しても探せるようにするため)

※画像は1位の引用。画像のページ数は本誌掲載時のページ。(文献引用のフォーマットに準拠)

※あくまでhentai_bさんの琴線に触れたコマであって、客観的な指標ではありません。

順位コマBest of 桂馬 FLAG.126
3位p16-4この命の賭けっぷり、必死さ。
2位p10-3,4あれだけ変人なのに、やろうと思えば常識人として振舞える。
1位p5-1頬を赤らめたりとかを家で練習してるカッコ悪さ、キモチ悪さ。そして努力してる。どうやって桂馬が練習してるのか、妄想が広がる。

『神のみぞ知るセカイ』 週刊少年サンデー2011年6号 p171 若木民喜

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