Power eSATA
eSATAポートを備えたノートPCが増えています。その利点はいまさら挙げるまでもありません。一部のメーカーでは、eSATAコネクタがPower eSATAコネクタになっています。
あまり知られていない(と思う)ので、簡単に説明しますと、eSATAは本来データ転送しか行なえません。電源供給は別にACアダプタで行う必要があります。Power eSATAは、eSATAにUSBをプラスして電源供給が行えるように改良された規格で、デバイスとケーブルが対応していればバスパワーでeSATAデバイスが動作するのです。
DELLのマニュアルにはeSATA/USB combo connector with USB PowerShareと記載されています。拙い英語読解力を駆使して読み解くと、eSATAとUSBのコンボコネクタ...、いわゆるPower eSATAコネクタなのです。しかも、ノートPCの電源がオフのときでも、このコネクタからUSB機器の充電を行えるようです。最近では、MP3プレイヤや携帯電話、携帯ゲーム機などをUSBで充電する方が増えていますよね。
Power eSATA対応のデバイスであれば、無駄な電源を使うことなく、ノートPCでの利用に最適なすっきりとした環境を構築できるってことです。
まぁ、USB 3.0が普及するまでの一時的なものになるでしょうが...。
最初に見つけたのは株式会社エス・エヌ・イーという聞いたことのないメーカーの製品で、取り扱っている店舗もほとんどない状態でした。しかも、ケースのないものでしたので、流石にこれは...。ねぇ?
別のSNEが事業を拡張したのか?と勘違いしたのは秘密です...。
根気よく探してみたところ、ノバックが対応のHDDケースを販売してるじゃないですか!これしかない!w
早速ぽちりました。
折角届いたのは良いけれど、どうにも初期不良のようです。Studio XPS 16にeSATAで接続しても、USB2.0で接続してもHDDが認識されません。
サブノートのdynabook MX/43KWHに接続してもダメです。別のHDD接続Kit(ケースなし)で接続したときには正常に認識されて、HDDのフォーマットを行えました。となると、HDDの初期不良ではなく、この接続Kitの初期不良である可能性が高いわけです。
ノバックのサポートへメールを投げたらリプライも早く、至極真っ当な反応でした。今日着払いで発送済みですから、来週中くらいには完全に動作するようになって戻ってきてくれるんじゃないかな〜と。
まぁ、使いたいのはStudio XPS 16でのこと。例の電源問題が解決しない限り、電源供給不足から安定した動作を期待できそうもありません。一度に2つのハードウェアトラブルに見舞われることになってしまいましたが、早く解決して快適な環境を整えたいものです。