(吼えろペン 8巻」 ISBN:4091570283 (島本和彦 / 小学館)

熱血マンガ家・炎尾燃の命がけの原稿作成とその顛末を描くドキュメント(嘘)


漫画家の内輪受けみたいな作品なんですが、
面白いんだからしようがないですね。


4話収録されているのですが
最後に入った 32話「キャラを殺してしまった男」の内容が
すさまじくて他の作品を彼方へふきとばしてしまいました。
ここで出てくるゲストキャラ・富士鷹ジュビロがすさまじいです。
週刊漫画誌の看板作家である富士鷹先生の堂々たる
漫画への情熱と信じられないくらいの正論が
高いテンションで語られるさまは迫力だけでなく、
その絵柄もあいまって非常に笑えます。


そしてハプニングから代表作「からぶりサービス」(爆笑)を
炎尾に代筆してもらったはよいものの、
作品展開を台無しにされた時の表情。
そして彼に意趣返しができるとふんだ時の表情までも最高。


他3編の印象がなくなってしまうほどの破壊力でした。

「苺ましまろ 2巻」 ISBN:4840224455 (ばらスィー / メディアワークス)

お姉ちゃん・伸恵 高校生のチェーンスモーカー
妹・千佳 小学生6年生でつっこみ役
おとなり・未羽 小学6年生でトラブルメーカー
近所・茉莉 小学5年生のサンタを信じる常識人。
この4人による脱力系コメディ。


新キャラ・日本語ペラペラの金髪碧眼娘・アナを加えてますます
ゆるゆるとした日常を送っているさまを見る作品ですが
この作品の雰囲気は不思議な感じで、妙にしまりがありません。
しっかりとキャラの描きわけができているので
かなり面白く読むことができました。