物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2014-10-24

『ヴァンパイア十字界 "THE RECORD OF FALLEN VAMPIRE"(堕ちた吸血鬼の記録)』(2004-2007 Japan)  作:城平 京 画:木村 有里  時代を超える傑作〜脱英雄譚の英雄譚の一つの完成形かつ最高峰に位置づけられる作品

ヴァンパイア十字界9巻 (デジタル版ガンガンコミックス)


評価:★★★★★5つマスターピース

(僕的主観:★★★★★5つマスターピース)

ヒーロものの文脈で読み直そうと思い立ち、、、、読了してあまりの素晴らしさに涙が出たので、、、あっこれ、本当に時代を超える傑作なんだと感心したので、布教のために、過去の記事を加筆修正しての宣伝です。皆さん読みましょう。ペトロニウスの名にかけて!これは時代を超える傑作です。


2007年7月にカルマさんに進められて読んだ時に、僕は客観評価を4つ半でつけている。たぶん絵柄と漫画のレベルがも少しという気持ちが当時もあったのだろうと思う。また、この作品は、すべてを通して9巻まで読んでみないと、その完成度がわからない構成になっている。初めて読んだ時、3巻ぐらいで打ち捨てていることからも、、、しかしそのあとで全部読んでみて評価が大逆転していることからも、これは一気に全部読まないと評価できない作品だと思う。神山健治監督の『東のエデン』のテレビシリーズもそうだった。時に、あまりに完成度が高すぎて、最初から最後まで繊細に脚本構成が設計されて、且つそのための演出効果を長いスパンにわたって構築している超絶レベルの作品は、2時間の映画のような「一つの塊」での完成度を持つが故に、連載形式や単行本を待つ形式だと、意外に途中で打ち捨てられる傾向があるような気がする。


いま、日本におけるヒーローものの系譜の先まで踏破してきた、2014年のわれわれの視点から、これを読み直すと、その完成度に背筋が寒くなるほどの感動を覚えます。というか、もう何度も読んでいるにもかかわらず一気に読んで(またkindleで大人買いしてしまいました)、9巻で涙が止まらなくなりました。★4つ半だとそれほど、ミスジャッジだとは思わないのですが(僕的には★4つと★5つの差はそんなにない)、この作品は、傑作(マスターピース)の殿堂にふさわしい、時間を経てもその質や面白さが全く変化なく、むしろ、時間がたてばたつほど輝きを増すタイプのほんものの作品です。僕がいつも語るプロフェッショナルの業、、、、ただ単に、アイディア勝負や時代性だけではなく、普遍的な演出や脚本構成に裏付けられ「脚本の最終地点まで収束させられた」た「完成された」の作品といえるでしょう。ちなみに、普遍的なというのは、単純に脚本がオリジナルだとか新規さがあるとかそういうことではなく、エピソードの積み上げが、ちゃんと人の心にスッと染み込もうように、自然に積みあがって演出されているという意味です。「そこ」ができていないと、どんなにアイディアや脚本がよくても、そもそも、「打物語のウソのレベルが統一されていない」状態なので、感情移入できないし、持尾語りとして成り立っているとは思えません。


前回の10月の物語三昧ラジオでも強くお勧めしましたが、これは本当に傑作です。そのおもしろさもさることながら、最近僕らの間で高まっているヒーローものの系譜の文脈を見る上で、たぶん脱英雄譚の英雄譚の完成形かつ最高峰に位置づけられる作品であると僕は評価します。なので、ぜひとも、皆さん読んでください。前提は、9巻を一気に読んでください。サスペンス・推理形式の謎解きになっていて複雑なので、少しづつ読むと、まあいいやと打ち捨ててしまうかもしれないので、、、残念ながら、漫画自体の演出技術は漫画を書かれている方がデヴュー作に近いレベルなので、少し惜しいのですよね、、、。なので、まったく無批判に引き込まれるというほどのパワーはないので、そこが惜しくもあります。・・・・こういう埋もれた傑作って、たくさんあるんだろうな、と思います。そういうのを評価してこその批評というか、こういうおすすめサイトの価値だと思うので、ぜひとも、皆さん読んでくださいね!。kindleだとすぐ買えるはずですので。ちなみに、ついでに下記の作品群や記事も読み込んでおくと、僕らが言わんとすることが、これからもよく伝わると思うので興味がある人はぜひとも。


『東のエデン(2009 Japan)』 神山健治監督  ニート(若者)と既得権益世代(大人)の二元論という既に意味のなくなった二項対立のテーマの設定が失敗だった

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20141009/p1

『ヒックとドラゴン』(原題: How to Train Your Dragon)』 ディーン・デュボア クリス・サンダース監督 エンターテイメントを外さない善悪二元論の克服としては到達点の脚本

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20110123/p2

『GATCHAMAN CROWDS』 中村健治監督 ヒーローものはどこへ行くのか? みんながヒーローになったその先は?

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20131015/p1

海燕の『ゆるオタ流☆成熟社会の遊び方』

西暦2013年の最前線。『ガッチャマンクラウズ』がテン年代のコンテクストを刷新する。

http://ch.nicovideo.jp/cayenne3030/blomaga/ar322009

以下、2007年の記事の加筆修正です。

あらすじ

遠い昔、夜の国の至高のヴァンパイア王は、余りの強さから人間だけでなく同族からも恐れられた。そしてついには愛する女王を人質にとられ、王は処刑されることとなる。しかし、それに狂乱した女王は自分でも知りえなかった秘めた魔力を暴走させ世界を崩壊の危機へと追い込んでしまう。人々はかろうじて女王を世界のどこかに封印するが、王はそれに怒り、自ら夜の国を滅ぼしてしまう。女王を助け出すために、王は封印をめぐって同族や人間たちと果てのない戦いを続けていく。最後のヴァンパイア王「ローズレッド・ストラウス」は、守るべき国も民も捨てて封印を探す放浪を、千年以上も続けている・・・。ただ、愛する女王「アーデルハイト」を取り戻すために。


by Wiki

2007年にカルマさんにすすめられたのですが、3巻くらいまで読んで、ちょっと打ち捨てていました。いや、気にはなる展開だったのだが、そこまでが陳腐で、しかも絵柄がカルマさんいわく「漫画的にデフォルメされた可愛らしい絵柄」であんまり好きになれなかったんですよ。あーいかにもガンガンとかそこらっぽいなー、とかとか。しかし、、、、カルマさんのお勧めということもあって、そこはがんばって読み続けたのですが・・・というか、スミマセン4巻からはマンガ喫茶でした・・・が、大失敗でした。これは、一冊一冊吟味して読みたい体験だった。




いやーーーこの脚本は、見事だった。


ただ、ここで断っておくが、ガンガンという媒体もそうだし、絵柄もそうなのだが、なかなかその対象マーケットの人間以外が手に取ることは少ないであろうと思う本です。けれど、結局は、質なんだよなーというのが、僕の感覚です。いやこれは骨太で素晴らしいです。僕のブログは、、、、というか僕のスタンスは、海燕さんと同じく、すべての物語を平等に扱う・・・というかそういう言い方が合うのかわからないんだが、といかく、それがエロゲーであれ古典文学であれ、どんなジャンルであろうと、「ほんもの」かどうかを、その意匠(=表面の上澄み)を飛び越えて本質を感受したいと思っているので、こういう作品に出会えると、俺ってなかなかいい審美眼をしているな、、、また一つ見つけたぜ(笑)みたいな、ニヤリという気分になります。そして、このブログを読んでくださっている方々は、僕のそういうスタイルを知っていると思うので、もし機会があれば、まずはマンキツで・・・そうですね3時間以上はいるとおもうが、、、がんばって6巻ぐらいまで読んでみてください。僕の言っていることが正しいかどうかわかると思います。まーマンガを読みなれていない人にいきなりお勧めはしませんが、マンガをそれなりに読みなれているのならば、これは読んで損はありません。



読み終わっていま振り返ると、やはりキャラクターとか表現力が、もう少し最初から大きく、、、かつ世界の描写をもっと細かく書けたらもっと素晴らしくなったとは思う。(つーかこれこそアニメにすればいいのに)けれど、、、いやーとにかく面白かった。読みがいがあったんだもん。これは全冊を一気に読んだ方がいいと思う。びっくりするよ。本当は連載で、ちびちび読んでいたら、途中から衝撃を受けたと思うよ。最初の最初からこの脚本を設計していたというのは、さすが本職が推理作家だけあるなーと思う。ちなみに、なぜこれほどアニメが乱発して作られているのに、この作品がアニメ化されていないのか理解に苦しむ。絵柄もいい。これを、おもいっきり萌え萌えのキャラクターかわいい作風に仕上げれば、それなりの視聴率が稼げたうえで、しかも内容はウルトラ硬派なんだから。相当のクオリティの作品ができると思うのに。業界の人も見る目ないなー。どうせ、とれる視聴率なんか、それなりに決まっているのだから、ある程度、マーケットの消費層を超える内容をぶつけるのは、考えないと・・・。とかとか。脚本レベルでこれほど完成されているものは、そうはないと思うのだけれども。なのでその後、『絶園のテンペスト』(2012-13)は、とても高いクオリティのアニメ作品になりましたよね。いま考えなおしても、やはりこの脚本の完成度は、尋常じゃないと思う。もちろん時代の文脈にこの、脱英雄譚の英雄譚をどうぶつけるかというのはあるとしても、候補として温めておく価値がある作品だと思うのですが、、、2007年から7年たってもアニメ化していないということは、そういう風に意識はされていないのかなぁ。

絶園のテンペスト 1(完全生産限定版) [Blu-ray]

ちなみに映画を例にあげると、黒沢明監督の『羅生門(1950 Japan)』とか、洋画だとDenzel WashingtonとMeg Ryanの出ていた『戦火の勇気(1996 USA)』などの作品と同じ構造なんです。一つの事実が、いろんな角度からん見ると、まったく異なる真実が浮かび上がっていく手法です。このどちらも渋い傑作なので、ぜひとも見てみるのをお勧めします。いまでも色褪せない、素晴らしいレベルの作品です。少し思うのですが、『戦火の勇気』もそれほどめちゃくちゃ売れた記憶はないのですが、脚本が複雑で物凄い見事すぎると、逆に、意外に大衆的には受けないのかもしれないな、という気もします。やっぱり頭使いすぎるのかな?。

戦火の勇気 [Blu-ray]


>遠い昔、夜の国の至高のヴァンパイア王は、余りの強さから人間だけでなく同族からも恐れられた。そしてついには愛する女王を人質にとられ、王は処刑されることとなる。しかし、それに狂乱した女王は自分でも知りえなかった秘めた魔力を暴走させ世界を崩壊の危機へと追い込んでしまう。人々はかろうじて女王を世界のどこかに封印するが、王はそれに怒り、自ら夜の国を滅ぼしてしまう。


『ヴァンパイア十字界』 作:城平 京 画:木村 有里

http://ameblo.jp/petronius/entry-10039068589.html

これ、あらすじなんですが・・・・・これが、千年前に起きたことで、関係者はほとんど死んで伝説となってしまっているんですが、、、この事実は、確かに事実でここに書かれた通りなんです。けれども、その事実の意味が、どんどん変わっていくのはエキサイティングです。手法的には上記で挙げた作品と同じですね。それぞれの目撃者や伝説などが、巻を超えるごとにすべて解体され再構成されていくのです。ちょっと頭のエネルギーがいる作品ですが、そうだったのかぁ、、、とうなること請け合いです。『絶園のテンペスト』も同じような感じですよね。同じ作家さんだ、というのがすごくよくわかるテンポですよ。



しかも、、、、最後の最後に、ヴァンパイア王「ローズレッド・ストラウス」が、



これは政策だ・・・・・



と呟くとき。



その指導者としての器の大きさ、マクロを読み切った発想、そしてそれが故に引き受けなければならなかった激烈な孤独というものに戦慄が走りました。僕のブログを読んでくれている人は、僕が傑作だ!!!と評する条件の最も大きなものに「マクロとミクロのギリギリのダイナミズムの両方が描けているもの」というのがあります。このヴァンパイアのリーダーであり王であるローズウッド・ストラトスのリーダー・指導者としてのノブレス・オブリージュのあまりの気高さに、僕は涙が止まりませんでした。そう・・・・すべてのマクロの責任を引き受けた現実的な政策は、これしかあるまい。・・・・これは、ラスボス問題・・・・ラスボスがいなくなった世界で、ラスボスとは誰か?という問いと、僕の善悪二元論・・・・人間をある種の統合を得るためには、外部に敵を持たなければならないという本能や法則の次元をどう覆すか…という問いへの、一つの物凄く骨太の解答です。考えてみれば、あまりに当たり前なのだが・・・・これは凄い。脚本としては傑作だと思う。これを自覚的に設計した、ヴァンパイア王「ローズレッド・ストラウス」は、マジですごいよ。というか・・・・正直あまりにマゾ。そこまで自分を切りきざまくてもよかろう…と思う。なぜならば、これは全体のために、あらゆる全ての個としての権利(それも自分自身ののみの!)を切り刻んだ物語。




公(おおやけ)の人間に、個の権利なし!を地でいく発想だ。



ラジオでも話しましたが、マクロとミクロのはざまで苦悩する指導者の僕は、もっともいい例は、マンデラ大統領を描いた『インビクタス』があります。

しかし、この『インビクタス』は、それをマクロの国家レベル指導者の視点を描いています。全編にわたって、アパルトヘイト後の崩壊した南アフリカで、「国家の統合と再建」と「憎み合う個人と集団同士」をいかにバランスをとって解決すべきか、という極めて重い重責がマンデラ大統領(モーガンフリーマン)にのしかかります。非常に端的なのは、マンデラ大統領が、家族と非常に折り合いが悪くてうまくいっていない、というシーンです。彼の娘との会話が印象的なのですが、国家の統合と運営のために、旧政府の白人を次々に登用するマンデラ大統領に対して、子供時代に家に押し入ってきて父親を逮捕して行った暴力警官のトラウマから、娘はそんな父の姿勢が許せません。その溝は圧倒的であり、たぶんこの家族が和解することは永遠にないでしょう。彼は、家族との融和ができないんです。しかし個人としての喜びよりも優先して、国家の再建と憎み合う人々の融和に、自分を駆り立てていきます。結局は、身近な家族との関係すら、敵をぶちのめすという感情的共有をしなければなかなか難しいのです。だって、家族ってそういうものでしょう?。確かに。自分を殺そうとした人を倒さない父親とかって、信じられないに決まっているじゃないですか「感情的に」。けど、そこで、『グラントリノ』を思い出すわけです。本当に未来にとって、自分の直接の子供だけではなく、孫や友人や、まだ見ない見えないこの世界の仲間のために、「本当に残すべき遺産は何か?」ということを、個人の葛藤や感情的カタルシスを乗り越えて、やらなければいけないことはやるしかないんです。それこそが、真の指導者であり、リーダーなんです!。


インビクタス/負けざる者たち』(原題:Invictus/2009年アメリカ) クリント・イーストウッド監督 古き良きアメリカ人から人類への遺言

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20100815/p5

ちなみに、2014年10月の物語三昧ラジオの以下が録音データです。興味がある人はどうぞ。

【録音データ】

http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/d135ff0d9649acd6607cfb11e8623cce


インビクタス / 負けざる者たち [Blu-ray]

このテーマは、様々な作品でポイントとなる部分なので、自分なりに整理したり考えておくと、より物語を深く楽しめると思います。また僕のブログで傑作認定というか評価する究極のポイントの一つとして、マクロとミクロのダイナミズム描けていて、その交わるところが見たい!ですので、ぜひともこのあたりはよく読み込んでおいてもらえると、僕の文脈がよくわかるようになると思います。


ちなみに、このマクロとミクロのバランスした部分を描いた物語で、かつ僕の理想と思っているキャラクターの一人(=答え)は、Fateの遠坂凛ですね。

『Fate/stay night』 人が生きるということは?〜失われた第 4 のルート?のまちばりあかねさんに感涙

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20091218/p1

劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS (初回限定版) [Blu-ray]




さてさて、、、、ちなみに、しかしながら、個人としてこんな風にマクロを背負い込むことは、そもそもおかしなことです。なぜに?どうして?という問いが生まれます。つまりは、そんな「背負わなくてもいい」極大のマクロの義務をなぜ、ある一人の個人が背負おうとしてしまうのか?その人はどんな人なのか?の謎を追うことです。この部分はとても大事なことで、マクロを個人が引き受けるなどという、そもそも不可能に近い無理があることを、なぜ個人が望むのか?ということに疑問を持って脚本を作成しないと、その個人は「ヒーローだからヒーローなのだ」というトートロジーになって、非常に陳腐に見えてしまうからです。またそもそも疑問ですよね?。もう少しわかりやすく言うと、神山健二監督の『東のエデン』で主人公の滝沢朗という人物は、ここでいう「マクロの義務を引き受けてしまう個人」に当たります。言葉的に言えば、ノブレス・オブリージュ(持てるものの義務)です。けど、この人が平等で、個人の価値が磨滅している現代社会で、なぜ、そんな損な役回りを引き受ける必要があるのでしょうか?。おかしいですよね、彼もまたただの「一般人」であったには違いないわけですから、最初は。特に高貴な血筋というわけでもないし、、、。


というか、仮に高貴な血筋ゆえにリーダーとしての責務を引き受ける動機があり、その才能があるという設定は、陳腐な貴種流離譚であり貴族主義血統主義です。なので、彼が前総理の息子であるかどうかという点のポイントはあってはならない蛇足で、そこをクローズアップすると物凄く物語は陳腐になってしまいます。現代的な倫理で、しかもアメリカの民主主義のベースを取り入れている日本社会に置いて、血統による支配者の権利の肯定はありえません。福沢諭吉ではないですが、門閥貴族は親の仇ぐらいに、現代の個人の権利が確立された平等(を目指す)社会では、嫌われます。また物語の世界では、田中芳樹さんの時代を超える傑作『アルスラーン戦記』に置いて、陳腐な血統主義は、葬りさられているられていると僕は思っています。

アルスラーン戦記(1) (講談社コミックス)

さてさて、もう一度話を戻すと、現代は個の価値が磨滅した大衆社会、愚民社会であるが故に、ノブレス・オブリージュが称揚されます。けれども、個人が平等な社会に置いて、個人としてこんな風にマクロを背負い込むことは、そもそもおかしなことですですよね。また仮に、ローズウッド・ストラトスのような王族や貴族であったとしても、やっぱり無限責任のようにマクロの使命を個人の責任として引き受けるのは、非常におかしなことだと思います。僕の用語でのマクロとミクロというのを考えると、ミクロというのは個人の感情や、人間として当然に反射的に起きる自然感情のことを話しています。たとえば、家族を愛するとか、自分の夫や妻を愛するとか、自分の好きなことをしたいとか、嫌いなものはしたくないとか、そういう自然な個人としての感情のことです。マクロの責任というのは、こういうデフォルトでセットされているベースの感情や反射的な意思と、全く逆で、かつそれに逆らうものだと僕は定義しています。なのでマクロとミクロのダイナミズムの交わるところというのは、そのような個人としてはあり得ないにもかかわらず、マクロの大きな波にさらわれていく中で、その際でギリギリどう意思をするか?、行動するか?という矛盾をどう引き受けていくか?どう解決するか?どう乗り切るのか?受け入れるしかないのか?というようなことを指しています。


具体的に思いつくのは、たとえば、渋沢栄一が、日本の近代化のために絹糸の産業を保護して頑張って育成していたんですが、それがうまくいきすぎて在庫が溜まりに溜まったしまって、これを放出したら絹糸の価格市場が暴落してしまい逆に日本のやっと育ちつつあった絹の産業が崩壊してしまうことに気づき、すべての人が殺気立って反対し、狂人か?と恨まれながら、在庫調整のために、そこにある絹を買い取りすべてを焼き払ってしまいます(というような話だったと思う)。これ小説の話なので本当かどうかとかはわかりませんが、経済学的には価格調整のために、在庫を破棄するのは、マクロの経済の仕組みが理解されている現代ではありうる話です。というか、よくあります。飢えて死ぬ人がいる地球で、価格調整のために、がんがん農産物とか廃棄されていますよね。けど、これを、まったく経済などが理解されていないほぼ前近代的な明治初期にやるのって物凄い難しというか、闇討ちされて殺されてもおかしくない困難なことですよね。こういうマクロを見据えて、ミクロを切って捨てながら、全体にとって、公(おおやけ)にとって価値のあることにコミットするのがリーダーのあるべき姿です。もしくは、『インビクタス』のマンデラ大統領に、より良き国家を作り、殺し合いに組み合う白人と黒人の融和のために努力することによって、そうと意思しているわけではなくとも、家族を切り捨てて家族に憎まれることになるなどのことです。こういうのが見たいです。僕はこういうギリギリの矛盾の中で選ぶ行為こそ、物語で見てみたいのです。ミクロを選んでマクロを裏切る人間的なるものを、、、、マクロを選んでミクロを見捨てる人間的なるんものを、、、そして時には、マクロを見通してミクロとの矛盾を鮮やかに乗り越える瞬間を、、、。 

雄気堂々〈上〉 (新潮文庫)

とはいえ、、、、ローズウッド・ストラトスの究極の謎は、なぜそんなマクロのことを引き受けるようになってしまったか?です。僕には、この答えは明白に出ているとは思いません。ただし、こういう人が現実にいて、それはミクロのことを全く感じ取る力がなくなっている壊れた人なので、というようにこれまでは描かれてきました。『ヴァンパイア十字界』の章のサブタイトルで使われていたので、作者がまさにこれを意識していることがよくわかりますね。このテーマは、とても面白いので、ぜひともこの傑作を読んでみることをお勧めします。


『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』カート・ヴォネガット著〜マクロの視点は狂人だ!

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20080502/p5

ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464)



■PS


>多分読者の好きなキャラは圧倒的にブリジット多数です(笑)

あの・・全ての誤解が解けた後のストラウスへの態度の変わりっぷりは、可愛すぎますよね。

まさにツンデレです。千年の時を超えたツンデレ(笑)

でも逆に、きっと千年前の2人はああだったんだなって思って、切なくもなったり。


カルマさんのコメントより


カルマさんのコメントですが・・・・いやーやべっすよ。人類との共同戦線での最高会議で、涙を流してしまった自分を戒めるように、ナイフで手を突き刺すシーンは、戦慄が走りますよ。かわいくて(笑)。僕は、バスタードのアーシェスネイとダークシュナイダーの関係を思い出しました。


BASTARD!! 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)



『新暗行御史』/Classic.16 洪吉童伝(ホンギルドン伝説)〜義賊の伝説はコミュニズムの原初形態

http://ameblo.jp/petronius/entry-10004704548.html

ミクロとマクロの接続の失敗・日常と非日常の対比演出?

http://ameblo.jp/petronius/entry-10028096433.html

宗教的救済を志向する主人公・ナルシシズムからの脱出劇の典型(1)

http://ameblo.jp/petronius/entry-10028793362.html

宗教的救済を志向する主人公・ナルシシズムからの脱出劇の典型(2)

http://ameblo.jp/petronius/entry-10028881114.html

2014-10-22

演出の力って凄いなー。

きんいろモザイク: コンプリート・コレクション 北米版 / Kinmoza: Complete Collection [Blu-ray][Import]

なんか日常系のものが、最近面白いなって思って、、、、だけではなくたぶん癒されたいからだと思うんだけど、アニメの『きんいろモザイク』の1話見たんだけど、、、なんか、見てて涙が出てきてしまった。。。疲れているのかな?おれ??。


にしても、演出の力って凄いなーと思いました。


一つは原作では4コマ漫画なので情報がかなり差し引かれている。けれども、アニメは、前に『けいおん』をはじめてみたときにも思ったんだけど、この関係性主体の物語に、密度の濃い背景情報を入れると、リアリティというか、世界の濃さが増すんだよねぇ。イギリスの風景とか、、、僕は1か月ぐらいしかいなかったけど、一応住んだことがあるので、あの郊外の感じとか、なんか今のアニメってとっても、クオリティが高いので、なんか空気感が感じられてぐっときます。コアは変わらないんだけど、この背景情報の密度がぐっとなにかいい感じになー。

もう一つは、また基本的にすべてをギャグ(というか、オチがつく?)に落とすように物語が展開していることが4コマだと多いのですが、、、漫画で読むと、はじめてあったしのとアリスが、ハローとこんにちわって会話しかできないで、出会いから別れまでそれしかしゃべれないのって、ツッコミ対象なギャグなわけじゃない?。けど、、、まぁわかってはいたけど、、、これ丁寧に演出すると、、、破壊力抜群の感動シーンなんだよねー。ここぼく涙出たもん。いやー同じ脚本でも、演出次第なんだなーって凄い思いました。


ふと思うんですが、、、こういう作品を見ていると、、、日本って、美しいなーーーとしみじみ思います。なんというか、桜と学校空間での関係性の戯れって、現代日本の象徴のようなところなんだよねー。これ、海外から見たら、ノスタルジーみたいな美しさを感じさせるんじゃないかなぁ、、、といつも思う。


などなど、どうでもいいことでしたー。


きんいろモザイク (1) (まんがタイムKRコミックス)

2014-10-21

『ソードアート・オンライン プログレッシブ』 作画 - 比村奇石  アスナの正妻力が見れて、とってもホクホクの日々です

ソードアート・オンライン プログレッシブ2 (電撃コミックスNEXT)

漫画がうまいっていうのは、才能とある水準の敷居がある技術なんだな、、、と最近よく思う。Pixvとかを見ると、もう絵のうまさって、素人の水準ってめちゃくちゃなんだよね。プロとの境がもうまったくない。うまい人はたくさんいるんですよね。それでこのようなメディアミックスが常態化して、一つの脚本を複数で様々なメディアに展開するのを見る時に、やっぱりオリジナリティを発揮して、ただのスピンアウトだったりするのに、独自の世界を構築するレベルをぐっと引き上げるってことよくあるんですよね。『とある科学の超電磁砲』の冬川基さんとか、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』のひろやまひろしさんとかねー。不思議と、漫画的な構成力がある人は、脚本もうまくオリジナルエピソードが入りやすい気がするんですよね。もうめっちゃくちゃ面白い。なので、スピンオフなのにアニメ化しちゃったりする。僕とあるシリーズなんか、本編読むの止めているけど(読みたいけど量が多すぎて、、、、)、でも、冬川さんのはむさぼる様に読んでいて、、、たぶん、あまりに冬川さんの漫画が気になりすぎるので、本編にも戻るって感じになるんですよねー。いやはや、荒川弘さんが『アルスラーン戦記』なんかを漫画化した時には、あの田中芳樹さんの小説なんかどれだけ読み返した変わらないくらい好きだったのに、そう来たかぁ!といううなりしか感じられない出来ですもんねー。んでもって、これ。僕はSAOの他のマンガ作品は読んでいないんですが、なんかSAO2のアニメを見てて、シノンがあまりにかわゆくて(笑)、なんかもう一度見直そうと思ったとき、、、うぇーん、小説はすべて日本に置いてきちゃっていたのに気づいて、、、見れないストレスが高まったんで、思わず買ってしまったんですが、これ、めっちゃ出来がいいですね。びっくり。ちなみに、シノンのEDテーマは、最高ですねー。春菜るなさんというのですか?、もう毎日のように何回も繰り返しながら車の中で聞いています。


あっと、僕は、プログレッシブについてよく知っているわけじゃないんですが、、、、たしかにね、SAOの1巻って、見事にまとまりすぎなんだよね。あまりにアイディアの素晴らしさに比較すると、すぱっとまとめていると思う。だからこそ、これだけブレイクしたともいえるし、正しいとは思うんだけど、、、でもこれだけSAOの世界が好きになると確かにもったいないと思うのはわかるんだよね。なので、僕はこういうの書いてくれるのはうれしいなーと思います。

ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)

えっとね、、、、そんでね、、、僕は思うんですが、SAOのアインクラッド編のもっとも重要なことの一つとして、アスナのヒロインとしての物語をもっと見てみたいっ!!!!ってのがあると思うんですよ。僕的思い込みとして。というのは、シノンとかリーファとかの破壊力を次々に見せられると、、、えっと、正妻のアスナさんはどこへ行ったんですか???的な気持ちがよぎってしまうのですよ(笑)。いやいや、もちろん、新妻のアスナさんとか、破壊力のあるヒロインの姿をたくさん見せていただいてはあるんですが、やっぱり、もうちょっと足りないなーって。そんで、この漫画って、基本的アスナ視点の再構成ですよね。どこまでオリジナルがあるかわからないですが、相当オリジナル感を感じるので、オリジナルのエピソードが多いか、もしくは漫画の演出力が高くて、凄くそういう風に見えるということなんだろうと思いますー♪。


具体的に言うと、「女子高育ちな私は、心理戦のプロよ!」とか叫ぶシーンとか、「ちゅうもぉぉぉぉぉぉーーーく」と叫びながら、フードを脱いで、戦闘指揮をするところとか、、、、人を指導する才能と実行力に恵まれているが、目に見えて具体的にわかるシーンで、もう最高でした。それとか、キリトの名前を言う時に、吹き出しを入れないで、口の動きだけの3コマショットとか、もうかわいいだけじゃなくて、鮮やかで、この人マンガうめぇぇぇ!!!!!!!と感心しました。この作者、めっちゃ才能ありますよ!。


あと、もの凄いいいな!!!と思うのは、ネタバレですが、ベータテスターが、実は、初心者よりも死亡率が多かったという話です。この話を背景に、キリト、アスナだけではなく、情報屋やキバオウなどが、キリトの悲劇のヒーロ的なビーターのくだりとかを、実は、バカでものが見えていない人はほとんどわかっていなかったけれども、指導者の立場の人間や、わかる人は十分にキリトが、止むに止まれずああいうことをしているというのを知っていて、、、知っているだけではなくてサポートして共感している様を見るのは、ああ、そんなにめちゃくちゃ孤独でもないんだな、、、と、と安心した気がしました。


まぁともあれ、この漫画大好きですー。比村奇石さん、僕的にはとっても注目の人です。ほかに何か書いてないのかな、、、、。


ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃コミックスNEXT)

2014-10-18

おおーーー最新刊だー、うれしーー。

UQ HOLDER!(4) (講談社コミックス)


kindle販売しているので、リアルタイムに新刊が見れるようになったー。うれしいー♪。


新しく登場してきた桜雨キリヱの能力って、めっちゃおもしろいよね。これだけで短編の話みたいな緊張感というか、エピソードになるだね。これはうまいわー。


この作品って、めっちゃ濃度濃い作品だよね。前に、リゼロの記事で、不死者ってのが最も先鋭的な現代のテーマになっていて、、、という話をしたんですが、その最前線を描いているので、いやーとって興味深いです。


『Re:ゼロから始める異世界生活』 長月達平著  永遠を生きる不老不死の類型の物語への答えの一つ

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20140728/p1

Re:ゼロから始める異世界生活5 (MF文庫J)

別にそういう話ではないんだろうけれどー。

桜Trick 6 [初回特典:原作タチ描き下ろしスペシャルコミック(3)] [Blu-ray]

僕は、百合にしてもゲイにしても、その政治的に正しい呼び方すらよくわからないし、あんまりよくわかっていないんだけれども、、、まぁ、なんというのだろう、栗本薫の大ファンだったせいで、思春期の真っただ中にボーイズラブ系の物語をこれでもかと修業のように(笑)に読み込んだ上、僕にとっての愛の最高の形、、、理想形って、栗本薫の『真夜中の天使』の長崎のシーンであり、『終わりのないラブソング』の双葉と竜一なんだよね、、、ああいう純粋で素晴らしいほんものの愛に出会いたいと思って生きてきたわけですが、、、よう考えると、二つとも男性同士のカップルですね(笑)。でも僕は様々な物語を見ましたが、この二つのカップルの愛が、最も印象的なんですよねー。


まぁそれはそれとして、、、いやねーこの優ちゃんと春香さんって相思相愛じゃないですか・・・・。まったくお互いに疑問がもたれていない。まぁ、日常系の文脈で、シリアスに考える必要なんかないからいいんだろうけれども、、、こう素直に、優ちゃんが、春香ちゃんを受け入れているのを見ると、、、将来この二人はどうなっちゃうのかいなって???って凄い心配になってしまうんだよねー。だって、同性愛が日常で受け入れられるには、まだ日本は少しかかると思うんだよねー。アメリカのメディアを見ていると、もちろん反発やいろいろな戦いはあるけれども、それでも、もう日常に同性婚で暮らしている場所が、風景が、日常が「ある」のが感じられる。前回、テニスのUSオープンを見ていたらナブラチロワさんが、公開プロポーズを一緒に暮らしている女性にして、受けれられたのをやっていたよねー。

http://www.tennischanneleverywhere.com/category/whats-new?video=congratulations-martina--julia

http://www.huffingtonpost.jp/2014/09/07/martina-navratilova-proposed-in-public_n_5779240.html

けどなー日本は、まだまだ古いアンシャンレジームが残っているの、もう少し日常の風景になるには時間がかかるんじゃないかなーって思うんだよ。まぁ10年ぐらいではあると思うど。まぁぼくのいつもの説で、団塊の世代が退場するまでってことですね。でも、それまでは、だいぶ古い意識が根強く残っているから、こんな無防備で大丈夫かな、、、とおもってしまう。まぁ、そういう話ではないんだろうと思いますけどねー(苦笑)。僕は恋にはのぼせない人なんだろうなーーーどうしたら永くその人を愛せるか?その人の本質を幸せにできるか、、、、言い換えれば環境含めて自分たちが長く幸せになれる構造を獲得するかってのが、常に恋愛のポイントとして存在しているんだよね、、、そこまで射程距離で考えていない行為を見ると、ああ、それじゃあだめだよ、、、と思ってしまうんだよなー。


THE B.B.B.(1) (フラワーコミックス)


ちなみに、僕の理想のカップルの一つは、男二人と女一人に落ち着て、重婚したこの作品ですねー。そういえば、この3人は、最後アメリカに渡ったんだよね。




まぁーどうでもいいはなしでしたー。


桜Trick 2 [初回特典:原作タチ描き下ろしスペシャルコミック(1)(春香・優編)] [Blu-ray]

2014-10-15

『桜Trick』 2014年 Japan タチ著 石倉賢一監督  日常-無菌系の果てに現れた微エロ

桜Trick 1 [Blu-ray]

あんまり、仕事が忙しくて、せっぱつまっているので、LDさんに苦しいよーーーって愚痴を言っていたら、『桜Trick』は癒されます(断言)といわれたので、見てみたら、、、、、びっくりです。




・・・・・・・これエロっ、、、って。



いやぁーーーすっごいスイッチはいちゃいますよ、これ。。。。って、、、見ていたら、いや、なんか癒されるのと違くないか?って思ってしまって、、、、もちろん癒されるけど・・・・。



これ日常系とか無菌系じゃないんじゃないか?



って、思ったんですよね。ってでもよく考えてみれば、そもそも定義がしっかりしていないので、これが日常系や無菌系じゃないっていう理由もないんですよね。4コマによる時間の停止や、日常フレームアップ、関係性特化型、男性視点の主観欠如などなど、どう考えても、これまでの日常-無菌系の系列です。けど、この系統の『けいおん』とか『あずまんが』『ゆゆ式』(ちなみにゆゆ式、この系統の頂点の作品だと思っていますので、アニメを見ましょう!!)とか思いだしても、これを見ながら、Hなことって思いいたったことが全くないんですよね。あっ、Hな同人誌は、死ぬほど出てるけどねーこれらの作品。でも関係性特化型は、当然その延長線上を考えるので、そういう妄想が広がるのは当然だと思うんですよね。でも、オリジナルの部分で、そういうの感じたり考えてみてたってことなかったので、『桜Trick』あまりのエロさに、びっくりしてしまったのです(笑)。←初心です。

ゆゆ式:コンプリート・コレクション 北米版 /Yuyushiki: Complete Collection [Blu-ray][Import]



いや、エロいって、、、主人公の春香と優ちゃんが、ただ毎回キスするだけなんですが・・・・。



あれっ?どっかで前に書いた気がするんだけど、、、書いてないかな???いやー僕の個人的な性癖かもしれないですけれども、、、人間(ってさりげなく一般化する)って、年齢を経ていろいろ経験しちゃうと(ペトロニウスは40歳のおっさんです)、よく考えれば、一番、最高だった時期って、SEXに至る前のギリギリの関係が続いている時だったよなーってふと思い出すんですよ。いや、もちろん別れ話の後のどっろどろの濃厚なSEXとかも最高ですけどね(苦笑)。でもねーやっぱ、どこが物語的に一番かっていうと、あと経験的に考えると、SEXに至る前のギリギリの関係ってやつだよなーって思うんですよ。これもどこかで、、、書いたと思うんだけど、外園さんが原作をしている『ガールフレンド』って作品が僕はとっても好きなんですが、、、これって、完全に男性視点から見て、、、、たぶん少年が女の子に遊ばれちゃった(笑)トラウマを強く持っているとこういう女の子感ばかりになるよなっていう感じの作品で、僕はよく知らないですが、外園さん(原作者)ってこれトラウマ赤裸々に描いているなーって感心するんですが、、、、あっとちなみに、たぶん女性から見るとこの作品はまったく共感できないんじゃないかな?って思います。男の子、、、それもたぶんかなり若い少年と青年の狭間から見た女の子って、なんでああなんだ?という女の子への疑問というか不満をぶつけている作品なので、女性としては、それはないって思うだろうし、そもそもヤな女の子ばかりになってしまいます。でもねーうん、、、中学高校生ぐらいの男子から、女の子ってこんな風な異世界の異星人みたいな感じなんですよ。特に遊ばれちゃうと(というか結果的に遊ばれたことになってしまうと、、、)、こういう感じのトラウマは、よくわかるなーって、、、なんか思います。僕どう見ても私小説の匂いがします、。外園さんの。

ガールフレンド 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

あっと話がずれたよ。この中でね、すっごいクラスで孤立しているヲタクの男の子に惚れてしまった、普通のどちらかというとコミュニケーション得意でリア充傾向の女の子なんですが、その子の話がものすっごいツボで。僕のなかのファンタジーをこれでもかという強度で満たしてくれる最高のストーリなんですよ(笑)。えっとね、リア充のその女の子に偶然マンガを貸してあげるかしたら、その子が、少しづつそれにはまりだして(ヲタクになるわけではないので基本的に普通の女の子である部分は特に変わらない)自分色に染まってくるんですね。けど、、、つきあっても、なかなかその男の子は、彼女に手を出さない。「なんで、手を出してくれないの?」って、私を好きじゃないのって言ったら、「おまえ、わかっていない、、、」って別れちゃうんですね。なんなんだこの男!!って女の子は思うんですが、、、いやうん、僕も凄いわかるので(その男の子の行動)びっくりしたんですよ。そんで、、、まさかリア充でもてる自分が、そんなヲタクの男に振られるとは信じられなくて、、、というか、そもそもその男の子のことが大好きなので、悩んで悩んでいるうちに、わかるんですよね、、、いきなりHしたり最後が見えたらつまらないんだ、今のこのドキドキを楽しみたいんだ!ってことが。←はっきりいってかなりおっさんの思考です。そんで、また仲直りして、気持ちが通じ合うんですが、、、最後のシーンは、もう二人の恋は盛り上がっているので、これからHしようってところなんですが、男の子は、まだ早くてもったいないかなーって悩んでいる(笑)シーンかなんかだったと思いますが、、、、これって、ようは、とってもメタ的な思考なんですね。たしかに、ヲタというか、、、めんどくさい男だけど。ようは、最初に僕が言った、SEXに至る前のギリギリの関係ってのが、一番、ドキドキするんですよ。それを引き延ばそうって発想です。こんな抑制が効いたメタ思考は、そうとひねくれている人でないと思いつきません。


なんで、、、、話が、桜trickに戻るんですが、春香さんと優ちゃんの関係って、百合ってのもあるけれども、ようは、ぐっとここで止まっている寸止めなのに、えっらくキスしまくりですよね(笑)。それも、フレンチキスではなくて、舌が絡まる濃厚なやつを(笑)。ここまでいったら、気持ちが通じ合っているし、SEXしているようなもんです。毎日教室で(笑)。



これって、、、、しかも、SEXに至る前のギリギリの関係のドキドキが、がっつんがっつんこれでもかってあるわけですよ。



・・・・・・エロくてしびれました。



って、みなさんは、この作品をどう見ているんでしょう?(苦笑)。



LD教授は、日常-無菌系の果てに現れた微エロというふうに位置づけていました。この考察は続くはずです(笑)。とかいって、これでおわるかもしれないけれども(笑)



優ちゃんのかわいさに、もうしびれて仕方がありません。でも、僕が、この優ちゃんみたいな女の子が好みとか好きというわけではないと思うんですね、、、たぶん春香さんとの関係性に置いてのね、ゆうちゃんがかわいいんですよ。うん、いやー癒されます。



桜Trick (4) (まんがタイムKRコミックス)

わーい。

ありがとうございますーーー!。

2014-10-14

しのっちかわいいなーー。

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てれびんから教えてもらって、CrunchrollでSAO2をコツコツ見てて、本日14.5話まで見終わりました。マジ、これ凄い画質もいいし、いいなー。海外にいても、こんな風に見れるんだなーって、感無量です。ちなみに日本からのIPははじかれてしまうそうです。こういうの見ていると、英語圏というか、日本語圏ではないところからのアクセスは、また日本とは違った風景があるんですねー。へー。


http://www.crunchyroll.com/ja/



さて、、、、しのっち、最高です。



って、僕はねーメガネをかけたクールな感じの女の子ってすっごい好きなんですよねー。うん、それだけがいいたかったっす。


次は、マザーズロザリオ変なのかな?。楽しみっす。しかし、、、crunchrollのおかげでほぼリアルタイムの視聴が可能になりました。全く手間もなく、、、。いやーうれしいっす。いやーそれにしても、SAOのアニメは、ほんとなんというか手堅い作りです。また小説をすべて読みなおしたくなってきたけど、、、なんでkindleないんだよー(涙)。途中までしか本持ってないんだよー。アリシゼーション編続き読みたいよー(涙)。


ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット (電撃文庫)