フェイトの目的はエクソダス阻止〜この脚本予想は、物凄いかも・・・


今週の一番追記:ネギま黙示録編
http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/1876b4b70bdd144d9938661a2321d296

http://www.websphinx.net/manken/come/wek1/wek10364.html(今週の一番)
今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)

先日、LDさんが、フェイトの目的と超鈴音の目的を考えると完全に整合性がとれる、という意見を聞いて、物凄く納得した。聞いててドキドキしたよ。


まーほんとかどうかは、、、あまりに先ばしりすぎているので(笑)、なんともいえないが、少なくともマクロ的には完璧に整合性がとれる意見であること、、これまでのセリフが全て意味が理解できるとともに、ネギくんが、最高の二元論の封じ手・・・「両方を守る!」というご都合主義を封じて、安易に「逃げられなくしている」という点で、物凄く秀逸な脚本となる。そういえば、武道会で、ネギくんが、刹那とアスナの試合でどっちも応援しているといったやり取りがあったのを思い出した。・・・それではできないんだよね、現実には。



一見、愉快犯?とさえ思ってしまう、魔法の存在を世界に露見させてしまう「強制認識魔法」の計画、及びその後の世界管理体制は、順を追って考えて行けば「魔法世界vs科学世界(通常世界)」の大戦を回避するというものが一番妥当に思われます。同時に僕は「超がこの時代に来て時間改変を試みるのは、今回の計画の魔力の大元であった“世界樹”がこれ以降の世界では倒壊してしまうからでは?」という予想を打ったのですが……どうなるでしょうねえ?w

物語としては、世界大戦を回避しようと、、、、、その当の世界大戦の真っただ中にいる人間が過去に帰って原因を取り除くというのは非常にありふれたタイムトラベル物語だと思う。そもそも映画の『ターミネーター』なんかそのままですよね。ネギまは意識して類型的な物語を多用するところがあるので、こういうシンプルな予想は非常に的を得ているような気がする。ただし、そもそも類型的なものをかなり組み合わせているので、それが複雑になって見えなくなっていたんだよね。

ちなみに、仮に「世界樹」が重要なアイテムだとすると、ネギまの最終舞台は、やはり学園になるのかもな?と思いました。

戦後の日本の物語の特徴は「このいまここにある日常(=とりわけ学園の日常)」を守り抜くという形式をとる場合が多くて、その舞台がそのまま学園というのは、考えたなーと思う。最終決戦で、超鈴音と全く同じことが繰り広げられるわけだ・・・もっと凄いレベルで。


それに、この世界有数の魔法使いの学園が、なぜここに作られたか?という疑問もこれで氷解する。これって、ようは砦なんですよね。世界樹を守るための要塞なんですよ!。だとすると、なぜ世界有数レベルの大結界があそこにあるのか、ということもおのずとわかってくるし、、、不思議な古代の遺跡が多数地下に眠っている理由も、すべて解ける。

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多分、魔法世界の崩壊は惑星衝突などの不可避的な天災じゃないかと思います。つまり、無為に時を過ごせば科学世界(通常世界)に突然、5億人という大量の避難民が押し寄せてきて、その混乱はやがて超のいる時代に「火星大戦(仮)」を引き起こす。フェイトの目的はゲートを閉じる事によってエクソダスを完全にシャットアウトする事じゃないかと思ったわけです。



ネギま:フェイトの目的と火星大戦(仮)の考察】
http://www.websphinx.net/manken/hyen/tree.cgi?hdl=vi&root=hyen0216.html



そして今回(215時間目)のセリフ(上画像参照)はこの予想に対してかなり符合して見えるんですよね。「世界を救う事」と「世界を滅ぼす事」の両立。これは「魔法世界を滅ぼして」「科学世界(通常世界)を救う」事のように受け止められます。


そして面白いのは、この予想によって超鈴音の「魔法に対する不理解と拒絶感を無くし、世界を管理してエクソダスを受け入れる体制を整える」という計画の圧倒的な正しさというか……“犠牲の少なさ”が浮き彫りになってくるんですね。しかし、それをネギくんは阻止してしまったというこの皮肉!!wそこをフェイトに指摘されちゃったらどうしようかと今からワクワクしていますw

そして、ここ!。もう一度、ネギ君は、フェイト一味から追及されるわけだ、、、世界の複雑さと厳しさもマクロの文脈も何も考えないで、自分の一時の感情だけで、世界戦争を回避できる唯一に近い方法を封じてしまったことに対する「責任」を要求されるわけですね。


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