物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2014-11-13

『まりんこゆみ "Marine Corps Yumi" 』  著 野上 武志  原案 アナステーシア・モレノ  とにかくめっちゃおもしろい!、だけでなく、凄い感動しました。

まりんこゆみ(3) (星海社COMICS)

評価:まだ完結していないめ未評価

(僕的主観:★★★★★星5つ)

素晴らしいビルドゥングスロマンだ!。ものすごい面白かった!!。まだ途中も本当に途中(83話ぐらいまでです)だけど、すっげぇ面白かった!!!。任官の時は、もうそうなるってわかっているにかかわらず、うるっときてしまった。野上武志さんは、僕はよく知らなかったのですが、『萌えよ!戦車学校』などで、ヲタク的要素と軍事オタクの組み合わせで有名な人みたいですね。いやーこの作品は、本当に良かったです。とにかくこまけーことは置いておいて、僕はめっちゃ感動しました。やっぱりエンターテイメントは、とにもかくにも面白くないといけませんからねー。

韓国の徴兵制を描いたマンガの『軍バリ』もだしゲームの『マブラブオルタネイティブ』の任官の時もそうだし(まりも軍曹!)、アメリカのTVドラマシリーズ『バンドオブブラザーズ』の時もそうだけれども、こういう軍隊の訓練キャンプの後の任官式って、問答無用で涙腺がゆるくなるなー。まぁ、あとこれらの系譜でいえば、ハートマン軍曹の『フルメタルジャケット』かな。これで全部網羅しているわけではないけれども、非常に幅が広いので、全部経験していると、なかなかいいっすよ?。


いつも言っていることですが、物語三昧のペトロニウスの理想は、境界を越境すること!です。このケースだと、漫画、ゲーム、ハリウッド映画とジャンルを越境しているし、かつ韓国軍、アメリカ軍、国連軍(架空の世界ですが)など忠誠の対象が異なるのがとてもいいです。軍の訓練を描けば、当然自分の国家への忠誠は描かざるを得ないので、主人公(=感情移入の対象)が、さまざまな忠誠の対象を持つと、とてもいい追体験になると思うのです。全然文脈と関係ないのですが、アメリカのドラマ『LOST』で、主人公格の最も頼りになるナイスガイの男性は、軍人だったんですが。彼はイラク人で、アメリカ人から「軍にいたのか!湾岸戦争か?どこの部隊だ!」(当然、アメリカ軍だと思っている)と聞かれて「イラクの共和国防衛隊だ!(イラクの最精鋭エリート部隊)だ」と答えるんですね。こういうのしびれるなーって思うんですよ。たとえば『グレイズアナトミー』で、スーパーツンデレの韓国系の女性と黒人の外科部長の恋愛の話もよかったと思うんだよねー。この韓国系の女性が、ほんと、憎ったらしくて、小生意気で、成長至上主義で嫌なキャラクターなんですが、、、、、それが恋に落ちて、ほとんど憎み合っていた黒人外科部長と関係が深まるにつれて、めっちゃ可愛くなっていくのとか、、、ロサンゼルス暴動で、アメリカでは韓国系と黒人は、相性が悪いってのを背景に知っていると、ぐっとくる。

僕は、この戦争ものの中で一番おっと思ったのは、韓国の徴兵制を描いた『軍バリ』でした。嫌韓などの隣国との諍いは絶えないものですが、それでもとても身近であり、かつ同じ自由主義陣営として共産党化の波を防衛してきた最重要な同盟国だったわけで(いまでもそのはずなのですが・・・)、その中身が具体的に見れたのは、たとえエンターテイメントでも僕には感動的でした、仲の良かった大学の同級生の韓国からの留学生や部下やビジネスのパートナーなどから、徴兵制の軍隊の体験はたくさん聞きましたが、エピソードは断片ですよね、そういうのは。人生の体験すべてを物語的な時系列でインパクトとコンパクトを合わせては聞けませんから。しかしその断片が、こういう物語を一度でも得ると、一気に結晶化して全体像がリアリティを持って感じれるようになるのです。なので、こういう類のエンターテイメントをたくさんみると、とっても、いいですよ。

フルメタル・ジャケット [DVD]

■よりよい兵士になるためのイニシエーションは、最も優れたビルドゥングスロマンの一つ


ということで、日本の女子高生からいきなり海兵隊に就職したゆみちゃんの成長のビルドゥングスロマン。いやー任官のシーンは、まさかまさかの自分でも、の涙でした。ぐっときちゃって。「日本の女子高生が海兵隊に就職するお話」というイロモノかなって思ったのですが、訓練が始まると、、、えっ、これ『フルメタルジャッケト』のハートマン軍曹の訓練そのままじゃねぇ?って驚きます。もともとの原作者(女性)が、実体験を基に書いているものなので、海兵隊体験記&自叙伝だと思ってくれていいです。なので、凄いリアリティがあります。今注文中ですが、日本人で海兵隊に努めている人の本もあるみたいなんですね、これ超読みたくなりました↓。

デビルドッグ

解説は、いつものごとく海燕さんに丸投げなので、こっちを読んでください(笑)。

日本の女子校生、海兵隊へ! 野上武志『まりんこゆみ』がいろいろ凄すぎる。

http://ch.nicovideo.jp/cayenne3030/blomaga/ar599738

ちなみに、僕と海燕さんの出会いとなった旧物語三昧のアメブロブログでの、この記事の話の続きのようなものですね、これ。海燕さん覚えていてくれたんだーとほんわかした気持ちになりました。

『HUNTER×HUNTER』 23巻 富樫義博著/偉大な物語の本質について

http://ameblo.jp/petronius/entry-10009768304.html




これを見ている時に、様々な作品が頭をよぎったけれども、、、『マブラヴ オルタネイティヴ』『バンドオブブラザーズ』『軍バリ』『フルメタルジャケット』『ネットワーク・ソルジャー 連邦宇宙軍シリーズ』などなどですが、やはりこの作品を語る上では、たぶんロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』が一番いいでしょう。

宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))

ギリシア・ローマからのつながる伝統として、「兵役を経験した者は、自らの意志で、自分自身の利益より公共の福祉(社会全体・人類全体の利益)を優先させるからである」という理想というか倫理が、アメリカ社会にはあります。もちろんアメリカは建国において、ギリシャローマをモデルにして建国した国だってことは、押さえておきましょう!。なので、議事堂などの建物がみんな様式がギリシャローマ・スタイルなんですよ。要は一人前の市民は、自分自身のエゴではなく、公共のことが考えられなくてはならず、時に必要であれば自己犠牲もいとわないというのが、「あるべき姿」の理想としてあるわけです。これ、公共の福祉ばかり強調しすぎてファシズムや全体主義を生んだ歴史もあるので、現代では単純ではないんでしょうが、それでも、ある種の近代国家を運営する上での理想の一つであるのです。言い換えれば、近代国家に置いて普遍的な理想の一つであるんです。なので、日本でも十分に成立する発想です。


何を言うかっていうと、軍隊の訓練には大きな壁というかポイントがあって、それは、命をかけなければならない問う前提があることですよね。では、なんのために?という問題が常につきまといます。


「これ」が、通常の学園モノや部活モノと決定的に違うポイントで、より高次の価値(=公共の福祉)に対して、命(=自己)を捧げることができるか?ということが問われてしまうわけです。これって、凄い難しい問題ですよね。ただ現代国家の軍隊は、ここについては、シビリアンコントロールが徹底されてきているというか、軍人は政治に口を挟まずという建前もあって、国家のために命を捧げることに、いちいち惑ってはいないわけです。ましてや新兵の訓練だし、士官というわけでもないですからね。それは成長の後に問われる問題ではあるんですが、少なくとも、これが前提となる。そうすると、非常に、なんというか、価値が高いことへ参加している誇りが得られるんですね。そして、そのため(=命をかける)ための準備をするわけで、それって、並大抵のテンションではないことになるわけです。この『まりんこゆみ』では、そもそも現在戦争をやっていることへ参加するような『バンドオブブラザーズ』の志願兵や『フルメタルジャケット』ととは違うので、そこまでテンション高くないですが、構造上はそういうことですよね。

バンド・オブ・ブラザース コンプリート・ボックス [DVD]


そんでもって、この軍隊で、国家のため、より高次の公共へ自己犠牲をするというものは、アメリカでは、非常に無邪気に信じられていると僕は思うんですよ。もちろん、ベトナムや、イラン、アフガニスタンで、色々なものはかなり揺らいでいます。でも、とはいっても、たとえば、日本は、軍隊に関することは、国論を二分してしまうほど、はっきり定まった意思がありません。そういう国に比べると、アメリカは無邪気なほど、自国への誇りと信頼が成立している国です。まぁ、戦争で事実上負けたことがないですからね。


■アメリカ側から見た世界はどう見えるのだろうか?。歴史や世界は、様々な角度から見よう!


えっとね、僕この『まりんこゆみ』、最近何度も読み返しているんですが、、、、それはね、沖縄の問題を見るときに、僕らは日本人で日本語環境で情報を摂取しているのでしょう?。なので、日本からの一方的な視点でどうしても主観、感情的には固まってしまうんですよね。特に日本のマスコミは、左翼的な視点ばかりで情報を流す上に、何という洗脳的なので、なんというか様々な角度から多角的見るインテリジェンスの視点に欠ける。少なくとも僕はそう。アメリカ人から見る見方ってどうなのか?という視点は、なかなか感じにくい。けど、じゃあ、どうやってアメリカの視点で見るか?って考えたときに、僕は日本にいたころからそういうことを考える人だったんですが、、、、とても難しいんですよね。ようは、普通のアメリカ人やアメリカ軍兵士の日常の体験、教育、過去の景色みたいなものを自分のなかに構築してみなければ、主観の視点って作れないじゃないですか。歴史は好きなので、相当勉強したけれども、、、そもそもアメリカ史、大好きでしたし、、、でも、それってしょせんは知識なんですよね。もちろんマクロの知識はすごく重要ですけどね。けど、、、やっぱり、いまこうしてアメリカに住んでみると、自分が全く「他者の視点(=アメリカ人の視点)」を主観的には体感できていなかったんだな、ってびっくりします。いやーほんと、外国に住むのは、最高にセンスオブワンダーですよ。皆さんも機会があれば、絶対住んだほうがいいですよ。えっとね、要は知識ではなかなか主観の風景みたいなものは、構築しにくいよってことなんですが、けれども、これって自伝とか、漫画とか、物語で、そのキャラクターに感情移入すると、一発で理解できることが多いんですよね。なので、僕は、ゆみちゃんが、一人前の海兵隊になるまでの訓練課程を追っているうちに、今まであった自分の中の知識が急速に、一つの主観に紐づいて世界がくらーになっていくのを感じてびっくりしました。


僕は映画とかが好きなんですが、そもそも海兵隊がどういったものかは、知識でしか知りませんでした。たとえば、映画を見ていると、英語でどうも、変な英語を言っているケースが多いのですが、さっぱりわからないんですよね。たとえばデビルズドッグとか、なぜか船の用語(それも凄い古い言葉で、いまそんなの使っているかな?というよな)が多発するとか、、、なんでそんなこと言うのかわからなかったのですが、、、これで読んでて、すべて理解できました(笑)。あーーーーそういうことだったのかっ!!って。アメリカって、歴史が古いせいか、近代史の歴史を体験できる施設がいっぱいあって、空母とか潜水艦とかいろいろなものを直接乗り込んで見れる博物館がたくさんあるんですが、そこで船の用語(英語)って期限が古く特殊なものが多いので、よく目にはするんですが、うーん、これって、どういう意味なのか?とかどこで使われるのか?とか、よくわからなかったのですが、ゆみが、あっこれ船の用語なんだ!!と驚くシーンで、へーーーーーー!!!って感動してしまいました。なのでこれを分かった後で、アメリカの戦争映画見ると、英語が結構、あっ、あのこといっている!!みたいな発見がたくさんあります。僕は、ミリタリーヲタクになりきれない、知識のなんちゃってくんなので、こういうの凄いうれしいのです。『萌えよ戦車学校』そろえる覚悟です!。

萌えよ!戦車学校―戦車のすべてを萌え燃えレクチャー!

そういう小さなこともそうですが、たとえば、海兵隊の主要な基地は世界に3つあって、アメリカの東海岸と西海岸、もう一つは、何と沖縄なんですね。全然知らんかった。そんな重要な土地なんだ!って。そういえば、このまえアメリカの歴史の本を読んでいて、1970年代の沖縄返還の時に、アメリカの若者がたくさん死んで獲得したアメリカの領土をなぜ返還しなければならないのか?と物凄い反発があったようなのですね。そりゃそーだ。そもそも、日本がしかけてきた戦争でアメリカが勝ったのに、そこでなぜ返還する必要が?って。日本人からすると、いろいろ思うところがある意見ですが、アメリカ人がそう考えるのも、わからないではありません。そういう視点で見ているって思うと、沖縄の見方も凄い変わります。戦争と血で贖ったものは、絶対に死守するってのは、古今東西の市民、国民の基本感情です。それがどんなにおかしなものでもです。日露戦争で獲得した満州の権益を、それってどれほど国益に意味あるの?とよく考えれば思いつつも、日本の国民はそこから手を引くのを許さなかったのと同じです。そういうものなんです。理屈じゃねー。


あと、3巻から海兵隊に任官した後、沖縄に赴任するんで、、、今、3巻のあたりがその辺なんですが、僕は、沖縄は仕事で数回行ったことがあるだけで、特に深い知識があるわけではないんですが、沖縄の話は、このブログで何度もしていますよね。


『激動の昭和史 沖縄決戦(1971/東宝)』 岡本喜八監督 無名の人々のエピソードの緻密さが出来事の深さを感じさせる

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20101015/p1


んで、沖縄って、とても面白いといっては失礼ですが、興味深い歴史を持っている。それは、なんというか境界の狭間にあるからなのか、いろんな国の影響がある歴史を持っているんですよね。基本的に、僕は日本人だし、日本語で情報を見ているので、日本よりの視点で見てしまっているんですが、、、、たぶん中国にも、アメリカにも、そして沖縄に住む人自身にもいろいろ視点があるだろうと思うんですが、なかなか外から見ることってないですよね。ゆみちゃんが、沖縄に赴任して、沖縄を米軍兵士の視点から眺めるのは、物凄いセンスオブワンダーでした。そうか、こういう風に見えるのかって。そんなこと想像したこともなかったので。。。。あっでもそうか、、、僕は、福生のベースに友達がいて何度も入ったことがあるんですが、、あそこはいった途端アメリカのような空間に様変わりするんですよね。というか、あそこアメリカの領土だし。あん時以来のセンスオブワンダーだなーと思って。なので読めば読むほど、海兵隊から見た視点が内在化されるので(というかそもそも面白いし!)なんか、何度も何度も読み返しちゃっています。こういう視点が自分のなかに不通になじんでくると、物事がすごく高くて気に見えて、広い世界が見えるようになった気がするんですよね。あったとえば『誰も知らない基地のこと』とかも面白いんですよね。僕には、米軍基地って日本の基地しか思い浮かばないけど、全世界に700以上ある。これはイタリア人の監督がとったドキュメンタリーですが、こういう視点が広がりを持つと、なんかいろいろ見えるようになって楽しいです。


映画「誰も知らない基地のこと」監督×小林武史 「我々には希望以外の選択肢はない」

https://www.eco-reso.jp/120427.php

誰も知らない基地のこと [DVD]

第1話日本語バージョン

http://sai-zen-sen.jp/special/4pages-comics/marine-yumi/01.html

第1話英語バージョン

http://sai-zen-sen.jp/special/4pages-comics/marine-yumi/01.html#en

ちなみに、英語バージョンもあるので、そっちで読むとまた違った雰囲気が味わえていいっすよ!。あと、独特の軍隊用語とかがあって、ぼくここで初めて、ええっ!この言葉ってここからきてたんだ!!とか発見がいっぱいあって、すげーー楽しいっす。作中でリタという登場人物の女の子に、父親が、僕のかわいい地獄のイヌちゃん!(←なんだよ、それ(苦笑))っていうんですが、これなんのことだろう?って思っていたんですが、Devil Dogsは、アメリカ海兵隊のことを指す俗称ですね。また「一度海兵隊員となったものは、常に海兵隊員である」という意味のOnce a Marine、Always a Marineとか物語中に何度も出てきますが、、、訓練の過程を、ずっと見ながら、要所でさしはさまれることのセリフには、思わず胸がじんと着てしまいます。それに擬音とかいろいろな部分が、原作者がバイリンガルなのもあって、よく作りこまれていて、アメコミと日本の漫画の違いも感じるし、これめっちゃいいっす。



■これこそ、軍隊は学校だ!学園モノなのだ!というこの前の話ととってもつながる気がします。

沖縄編はまだ始まったばかりなので、1-2巻は、ようは若者が海兵隊員になるために訓練所に入って、そこで仲間と苦労して任官するという体験記です。この部分って、一言でいうと学園部活モノとほぼ同じ構造なんだろうと思うんですよね。特にマクロもなにも必要がない。その話は以前下記で書きましたね。これって、部活とかで一生けん枚練習して、試合に勝つというような形式とほとんど物語としては同じなんだろうと思います。ただ、軍隊はそれにしては生々しいし、厳しさのレベルが違いますが、構造はほとんど同じだと思います。


そうか、軍隊って、たのしい学校だったのかぁぁぁぁぁ!!!!!

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20140604/p1

ミリオタでなくても軍事がわかる講座 小田中 慎

http://ncode.syosetu.com/n2432bk/

まずは、最初に。

ミリオタの方々ならご存知の事実をひとつ。軍人さんで戦争が好きな人などほとんどいません。どちらかと言うと反戦ですね。

平和な時代の軍人さんは、災害救助や訓練、社交(宣伝)が主なお仕事となります。軍隊内は規律の厳しい学校そのものと思えば分かり易いでしょう。上下(先輩後輩)関係と同期(同級)生、単位としての部隊(クラス)の結束はとても強いものです。そして、実際に事が起きたら即応出来るように日々許される範囲内(予算・法律)でシゴかれ鍛えられています。 

で、平時の軍隊内では、実際に事が起きる事態を願う風潮などほとんどありません。何故ならば、一旦事が起きたら軍隊はたちまち楽しい「学校」ではなくなってしまうのですから。好戦的なのは政治家とポピュリズムに燃え上がった国民(=マスコミに煽られた世論)です。彼らは「やってしまえ!」と叫ぶだけで、実際戦場に赴く人たちを「人間」とは見ていません。軍は国の道具、武器だからです。



始めに・軍人さんは戦争がイヤ

http://ncode.syosetu.com/n2432bk/1/


ただ、、、学園より一つだけ違うのは、やっぱり、『MIND FACK』とこの話の中で言われている、海兵隊員を作りだす部分ですね。ハートマン軍曹式の軍人の鍛え方ですが、ここって、徹底的にいぅたん個人の精神をバラバラに解体して、「仲間」という概念にまとめなおすわけです。


これはもう、海兵隊がどうこうではなく、「仲間」という概念そのものが持つ両義性です。それぞれまったく異なる境遇を持つ少女たちが、ありとあらゆるバックグラウンドの違いを超えて、「同じ仲間」として認められるというシチュエーションには、たしかに「仲間っていいな!」、「アメリゴ合衆国って懐が深い国だな!」と思わせるものが存在しています。


 しかし、それは同時に「仲間の敵」に対しては限りなく残酷になれる条件が整ったということでもあるのです。


 つまり、ここで描かれている海兵隊の訓練とは、日本人とか、スパニッシュとか、資産家令嬢とか、腐女子wといったバックグラウンドの属性をいったん解体して、「海兵隊の仲間」と「それ以外」に再編するという作業であるのですね。


 この悪夢のような訓練を乗り越えたなら、金持ちであろうが貧乏人であろうが、チャイニーズであろうがスパニッシュであろうが関係ない! 同じ海兵隊の仲間だ!


 そして、ワンス・ア・マリーン、オールウェイズ・ア・マリーン、一度海兵隊に入ったなら生涯それは変わることはないのだ! そう云い切れることは実に感動的ではあるのですが、それは「海兵隊の仲間」と「仲間以外」を峻別する思考を生み出すわけです。



海燕の『ゆるオタ流☆成熟社会の遊び方』

日本の女子校生、海兵隊へ! 野上武志『まりんこゆみ』がいろいろ凄すぎる。

http://ch.nicovideo.jp/cayenne3030/blomaga/ar599738


これって、、、、けれども、よく考えると、学校空間というのも、、、、ミシェルフーコーが工場労働者を作りだすための監獄洗脳装置と喝破したように、同じものなのかもしれませんね、、、。最近いろいろ思います。


いやーなんか記事がまとまりないですが、まーとにかく面白いってことです。マジおすすめです。


まりんこゆみ(1) (星海社COMICS)