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2016-02-09

さすが町山さん、いろいろ読んだり見たけど、この大統領選の評価が最もわかりやすく、かつ深いところをついていると思う!

民主党支持だったドナルド・トランプ

町山智浩)90年代もビル・クリントン支持。っていうか、ものすごいお金を寄付しています。で、共和党っていうのはアメリカの保守党政権で、白人がほとんどで、キリスト教徒がほとんどで。キリスト教福音派とか、そういった人たちに支持されている保守的な政党なんですけども。

(赤江珠緒)はい。

(町山智浩)で、ポリシーとしては女性の人工中絶を全て犯罪化するとか、同性愛の結婚を認めないとかですね。そういったことをポリシーとしてて。それで、オバマケアと言われている国民全員に健康保険を与えるというのも反対してるんですね。

(赤江珠緒)はい。

(町山智浩)ところが、ドナルド・トランプはそういった共和党のいままでのポリシーに賛成したことはこの間までなかったんですよ。2010年まで。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)徹底的に民主党側のポリシーを持っていたんですね。発言なんかでは。それが、2010年から急に共和党に寄り添って。共和党に入って。初めて登録をして、それで出てきたんで。共和党の内部の保守的な人たちは、ドナルド・トランプにバーッ!っと支持しましてですね。要するに、共和党が乗っ取られる形になっちゃったんですよ。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)共和党内の右寄りの人たちが一気にトランプ支持に行ったんで、共和党は内部にもともとすごく右寄りの人たちを育てていたんですね。ティーパーティーって言われる人たちですけども。それが、ごっそりトランプ側に行っちゃったんですよ。

(赤江珠緒)はー。ええ、ええ。

(町山智浩)しかも、ティーパーティーの選挙の参謀とかまでトランプ側に付いちゃったんですよ。トランプの選挙参謀とか選対って言われている戦略家たちはもともとティーパーティーの人たちなんですよ。

(赤江珠緒)あ、そうですか。じゃあトランプさんはなんで民主党から出なかったんですか?


(町山智浩)突然ポリシーを変えて共和党から出てきたんですね。だから、共和党側は『トランプは共和党を破壊するために内部に入ってきたトロイの木馬のようなものなんだ』っていう風に言っていたんですよ。

(赤江珠緒)ああー(笑)。むしろ刺客だった。うん。

(町山智浩)そうそう。『共和党を内部分裂させて右派を全部持っていっちゃうために入ってきたんだ』って言って。それでなんとかトランプさんを共和党の候補にしないようにずーっと戦い続けていたんですけど。この間まで、それが上手く行かなかったんですよ。

(赤江珠緒)へー。ええ。

(町山智浩)で、このアイオワで今回、テッド・クルーズという候補者が共和党内で勝ちましたんで。ちょっと共和党主流派はすごくホッとしている状態なんですよ。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)特に共和党って実はこんなに保守化してなくてですね。一時はすごく共和党支持のものすごい右翼の運動家がいたりして。ウェルチっていう人なんですけども。その人も大金持ちで、お菓子で儲けたお金で右翼運動をしていたんですね。で、そういう人たちがいるんで共和党の評判がよくないってことでもって、共和党は内部でずっと戦っていて。で、新しい正しい穏健な保守としての新保守主義とか、新自由主義っていうものを、イデオロギーを固めていって。それをレーガン政権にサジェッションして。レーガン政権に新保守主義をやらせて、やっと政権をとったんですよ。80年代に。

(赤江珠緒)はい。

(町山智浩)だから、こういうものすごく右翼的な人が出てくると、せっかく作った共和党の基盤が崩れちゃうんですよ。



http://miyearnzzlabo.com/archives/35705

町山智浩 2016年アメリカ大統領選とドナルド・トランプを語る


なっ、、、なるほど!!!!。さすが、町山さんだ。この次に書いてあるサンダースさんが、そもそも民主党員でないこと。そして、ブルームバーグの出馬の意味にが、全部つながる。うーん、すばらしい。これで理解がまた深く進んだ。今まで読んだ、どの記事よりも、わかりやすい。いやーすごい。



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