日本の政治家になんでジャスティン・トルドー・カナダ首相のような人が出ないのかなぁ?

グローバルな意味でのリベラリズムの方向性が、どれもすべて正しいとは僕は思わないんだけれども、でもやっぱり人類のフロントランナーの国家としては、リベラリズムがどんどん前進し、多様性が許容されていく社会こそ、豊かな社会であるという方向性は、共通だろうと思う。アメリカのオバマ大統領やまさにカナダのジャスティン・トルドー首相のような存在が、それを体現していると思う。


まぁ、アメリカなんかは、ブッシュ大統領の反動とか、オバマさんの反動でトランプさんが、出てきたりしたりとか、カナダだって、先住民がものすごい数の行方不明が警察がおざなりにしていたりしてと、どこの社会も問題点を抱えながら、試行錯誤して、苦しみぬいてたり、反動が起こったり、そんな単純じゃないけど。


でもアメリカの雰囲気なんかは、やっぱりいま女性の権利が、本気で見直されてきてるし、LGBTQへの権利拡張、少なくとも社会の大きなメイントピックに、反動はありつつも、表に出ている。もうこれを無視するのって、政治的には不可能だという雰囲気があります。


アメリカの中での女性の指導者がたくさん生まれていることや、アップルのCEOのカミングアウトとか、やっぱり日本に比べると、この部分は凄い進んでいる。町山さんの下記のとか読むと、すっげーーーーと思いますよ。その多さ、多様さ、パワフルさに。でも、日本では、ほとんど知られていない人ばかりですよねー。オプラ・ウィンフリーなんか知っている人は知っていると思うけど、日本ではほんと認知度ないですよね。こんな凄い人いないのに。


まっ、こういう文脈を知らないと、なんでアメリカが従軍慰安婦問題とかで、歴史文脈無視で過剰反応するのかとか、そういう問題がさっぱり理解できないと思う。国際的な、もしくは他の国の歴史文脈を無視すると、本当にダメな、ミスコミュニケーションがおきるんですよねぇ。これは、あきらかにマスコミの企業体質の問題だと思うので(もちろん日本人が外の文脈無視して、幻想に逃げ込みやすい体質だってのはあるんだけど・・・・)、ほんとうは、日本以外の様々なメディアを常時見ていないと、アホになっちゃうと思うんだけどなぁ。アルジャジーラとか中国の国際放送とかロシアの国際放送とか見ていると、いろいろバランスとれていいと思うんだけどなぁ。なんで、こういうのを日本語に翻訳するサービスとかがもっと生まれないんだろう。はっきり言って、めちゃくちゃ面白いのに。


アメリカのめっちゃスゴい女性たち


話がそれたんだけど、ダイヴァーシティーに向かってリベラリズムが貫徹していく方向に、日本社会は大きな部分で乗り切れていない気がするんですよねぇ。特に政治家が。なんでだろう。社会自体は、人類最先端の社会なので、特に他国に比べて遅れているというわけではないはずの「現実」を持っているんですが。批判するのは簡単なんだけど、なんでなんだろう??って、凄い思います。同時に、日本社会もメディアとか表にメジャーとして登場しないからわかりにくいけど、ほぼ同じ速度で現実が進行しているので、こいうことが、わかっていないと、少しの未来や現実の把握が致命的に間違うと思う今日この頃。


僕的な視点でいえば、面白い物語作ったり、体感するには、ここら辺の最前線がわかっていないと、さっぱり楽しめないと思う。やっぱ世界中の物語を楽しみたいじゃないですか。あと、自分の狭い思い込み以外の世界の物語も体感したいじゃないですか。


と、そんなことを思った今日この頃です。ちなみに、カナダの首相かっこよすぎる。