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物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2018-02-25

【2018-2月物語三昧ラジオ】魔女集会で会いましょう、など

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2/24(PST)でした。今回は、物語マインドマップを講義は、先週6章まで到達しているので、とりあえず中休み。2月の定例の物語三昧ラジオでした。ここ2‐3週間は、疲労蓄積でダウナーな感じだったので、だいぶマイルドというか、無口でした。話題は、魔女集会で会いましょうが、物語類型の一つなんじゃないかという話が印象的でしたね。


#魔女集会で会いましょう タグ発端者と作品まとめ

https://togetter.com/li/1198796


こういう風にお題があって、それが絵でしかも2コマをベースに展開していって、各人の趣味性癖丸出しで妄想が広がっていく様は、共同幻想が広がっていく見事なパターンですね。LDさんは、この物語類型にはまるのはどうも女性なんじゃないか、シンデレラストーリーに並ぶアーキタイプ(=原型)の候補なんじゃないかという話になりました。


日出処の天子 完全版 1 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)


このあたりの関係性の議論は、古典中の古典である山岸涼子さんの『日出処の天子』や吉田秋生さんの『BANANA FISH』などは押さえておきたいところですね。できれば竹宮恵子さんの『風と木の詩』なども抑えて文脈で読みたいところです。うーんでも、山木地涼子さんも竹宮恵子さんも、電子書籍で出ていないですね、、、、こだわりある作家さんは、書籍のフォーマットの違いを意識してか、電子書籍化を拒否ケースが多いようですが、僕のように、そもそも実物を手に入れるのが難し人とか、悲しいですよね。手に取る機会を増やすか、それとも、妥協しても広がりを選ぶかは、難しい判断かもですねぇ。電子書籍化の何が妨げているポイントなんだろう、それがクリアーできればなーといつもしみじみ思います。


BANANA FISH(1) BANANA FISH (フラワーコミックス)



ちなみに、山岸涼子さんの『日出処の天子』の魂の半身というセリフは、この系統の物語の重要なコアの一つというのは、僕も凄く思います。この辺の名作は子供にも読んで欲しくて(笑)、置いてあるんだけど、『日出処の天子』は、実家だなー。いま思い起こすと、2年前の引っ越しで断捨離だ!とリアル書籍をほとんど捨てたのは、早まったなーとしみじみ。日本では置く場所がないから正しかったけれども、アメリカは家が広いので、置けるんですよね。子供がなんとなく手をとれるように、いまなるべく名作は、本棚に再度買い集めておいている感じですねー。やっぱ過去の名作に触れてなんぼですからねぇ、物語は。


風と木の詩 (第1巻) (白泉社文庫)



それと、最近僕がはまっているのは、下記ですね。



ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記 全話セット(全10話収録)[初回限定版] [Blu-ray]


なんといっても、『ゲームオブスローンズ』つまみ食いしか見ていなかったので、やっと時間が確保できたので、満を持して、まずはファーストシーズンを先週いっきにに見たのですが、これが素晴らしい。セックスとバイオレンスシーンが満載で、子供と一緒に見れないので寝静まってから、というのが残念ですが・・・・これは、70インチの大画面で部屋を真っ暗にして耽溺したい、最高の作品です。ここ数年のアメリカの高校生とか、この話しかしてねーんじゃね?というくらいの人気作品なので、見なければとずっと思っていましたが、、、、これ、レスター伯さんいよると、ベースは、薔薇戦争じゃね?とろのこと。僕は一切の情報なしで見ているんですが、いわれると、ラニスター=ランカスターで、スターク=ヨーク家ですね。レスターは、もともとヨーク家の根拠地だったとか、上がる!といっていらっしゃいました。あうーこういうの聞くと、自分の歴史知識のなさにへこみます。もっと本を読まねば。まぁ、超ド級の物語ですよ。いやはや、さすがに。まだまだ長大なので、コツコツ見ていきます。


【Amazon.co.jp限定】 宇宙よりも遠い場所 1(第1巻早期予約特典:アニメ描き下ろし「キマリのA3クリアポスター」付)(全巻購入特典:アニメ描き下ろしイラスト使用B1布ポスター 引換シリアルコード)(イベントチケット優先販売申込券) [Blu-ray]


『宇宙よりも遠い場所』は、空気系、無菌系と来て、無目的で関係性を楽しむだけだったこの類型が、こちらの方に展開していくのか、という文脈の意味でも興味深い作品。けど、それ以上にコンセプトがいい。最初の4人の主人公のうちの玉木マリが導入部で、


「ここではないどこかに行きたい」


という、よくあるセリフを口するんですが、この願望は人類普遍のものだし、青春ものの重要なファクターの一つの動機。「ここ」からどこへ行くのか?というのが脚本の動機なんですが、「ここではないどこか(=曖昧なもの)」ではなくて、


曖昧な場所ではなくて、具体的などこか!!


に落とし込んでいく、その覚悟を固めていく過程が、とてもナチュラルでよかった。そして、それが南極というのもとてもセンスがいい。空気恵・無菌系の頂点は僕は、『ゆゆ式』と思っているんですが、このころは、日常からの脱出という非日常へのあこがれって、逆転現象の結果、何もない平和な日常がいいという風に流れてきたわけで、、、それが行きついているこの形式において、自然に「ここではないどこか」に踏み出して、なおかつ関係性を楽しみ、日常を豊かに生きるというコンセプトの延長線上で、非日常にナチュラルに等身大にチャレンジして踏み出していく様を見ると、ああ、人間の人生だなーとしみじみ思います。


ゆゆ式 1 (初回限定版) [Blu-ray]


ちなみに、南極とか北極とかもセンスがいい。もうこういう場所って、不可能なほどの「高み」ではないんだよね。つい先日、イッテQのイモトのヴィンソン・マシフ登頂(南極最高峰)を登っていたりm決して遠い世界の出来事ではなくて、僕らの日常のすぐ裏にあるものになっている気がするんです。南谷真鈴さんとかもそうですけど。


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ポーラハットリックをJade Hameisterさんの話も思い出しますねぇ。


16歳女子高生、南極点から「サンドイッチ」で反撃 ユーモアで差別に対抗、世界から賞賛

http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/05/polar-hattrick_a_23352824/


なんというのかなぁ、、、、少なくとも僕は自分の子供たちを見ていて、この形が、本気で臨んで、頭をひねれば、人生をかけるというレベルではなく、宇宙や極地に行くことは、アイディア次第で可能だよな、というようなわくわく感を感じます。なんといえばいいのかなぁ、、、、昔は南極探検とか、宇宙に行くとか、そういうことは、極端なSFの夢で、人類の目指す最先端の、不可能な道に非日常・・・・そんな極端感があったんですが、それがなくなってきている気がするんです。イモトにしても、南谷さんやJade Hameister(この子なんか、14歳か15歳で南極行ったんじゃなかったけ?)とかが、普通に10台の中盤とかで、ドラえもんの夏休みの冒険のように、凄いところに行くじゃないですか。。。。僕は、簡単になったというわけじゃなくて、手がロどきうる範囲に、そういうことが来ているステージに、いま人類はあるんだ、という感じがします。


ヴァイオレット・エヴァーガーデン1 [Blu-ray]


https://www.youtube.com/watch?v=g5xWqjFglsk


これ、素晴らしい!。なんというかともすればベタなネタだし、構造もわかりやすいほどわかりやすいし、絵柄も信じられないくらい微細で美しい反面ごてごてしているともいえるし・・・・というような、ちょっと京都パにメーションの過剰さを悪きえば言えそうなんですが、それが全部見事に調和してうまく言っている例で、これは・・・・傑作です。見てて泣ける。これは見るべし!です。




『ゆるキャン△』は、日常系・空気恵・無菌系の系統ですね。これは、SNSの使い方、異なる場所似る時の共時性についての表現センスが、見事。これって重要なテーマの展開で、「ぼっち」の扱いをどう考えるかということなんですが、ちょっと前までは、これは「リア充VS非リア充」の対立のドラマトゥルギーに巻き込まれたテーマだったんですよね。志摩リンと各務原なでしこって、一人で孤独を愛するタイプと、仲間で群れるのが好きなタイプとに分かれるはずなんですが・・・・リンちゃって、』全然ぶれずに一人キャンプ好きじゃないですか。彼女は、ボッチだから一人でいるんじゃなくて、一人でするキャンプの静謐な時間が好きだからしているだけなんですよね。これって、昔はいいわけにしか聞こえない描写だったんだけど(友達がいない悔しさから逃げるための言い訳)、これは全然そんなんじゃないですよね。リンちゃんは、一人が好きだけど、、、、ふと思い立って、ふらふら歩いて写真を撮ってナデシコにおくったりするじゃないですか。あの一人だけど、、、一人じゃない共時的な感覚が、本当に素晴らしい。


ゆるキャン△ 1 [Blu-ray]




聖戦士ダンバイン Blu-ray BOX I (メーカー特典なし)


あと、最近こつこつクンフーを積もうと、ダンバインを見直しています。物語マインドマップ Chapter3で冨野さんが目指してきたものの文脈がわかったら、いてもたってもいられなくなって。素晴らしいです。




あと、昨日、なんとなく『響〜小説家になる方法〜』を読んだら止められなくて、朝の4時まで読んで、最新刊まで読んじゃった。これ、要は天才を描く話なので、その天才の根拠をどこに置くかで最後の物語の評価が決まるので、終わってみるまで最終評価ができない作品なんだけど、、、でも面白いよね。


響〜小説家になる方法〜(1) (ビッグコミックス)


『りゅうおうのおしごと』のアニメは、うーん僕的にはいまいちだなー。


「りゅうおうのおしごと! 」Blu-ray vol.1(初回限定版)
「りゅうおうのおしごと! 」Blu-ray vol.1(初回限定版)