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物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-07-09

『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』(2016 日本) 監督 吉田りさこ  魔法師という存在の凄さが映像でよくわかる

客観評価:★★★☆3つ半

(僕的主観:★★★☆3つ半)

とてもとても面白かった。原作者が脚本だけにさすが。小説のファンにはたまらない作品。それ以外の人が見ても、わかる感じに単純な話だが、やっぱりファンムービーであってそれ以上ではない。まぁ基本設定を知らない人が見ると、関係性はわからないだろう。リーナの存在は、さすがに原作を知らないと、なんでアメリカと日本の最高レベルの軍人が知り合いであんなに仲が良さそうなのかは、わからないよなー。とはいえ、そもそも、魔法科高校の劣等生の「小説家になろう」のころからのファンの僕としては申し分ないのだけれども。やはり魔法という超能力の実在感というか、目に見えて凄い描写を見せてくれることが、この物語の面白さの一つなわけで、そういう意味では、星を落とす級の魔法をがんがん見せてくれるのは、気持ちがいい。個人的には、明らかにか弱くて、何にもできないだろ的な、女の子的な絵面で、七草真由美会長が、(あれ、元会長かな?)飛行機の中から魔法を発動させる姿は、そうか、、、こんな格好で、いかにも何もできないといえども、軍を軽く撃退できるほどの攻撃力を持つのが魔法師なんだ、と驚いた。あれ、脅していた日本軍の方が、脅し返されるので、いやーカタルシスでおおきかったです。ファンムービーで、それぞれのキャラクターのは少しづつしか出番がないけど、真由美会長のご勇姿が見れたのは、うれしい。いい出来の映画です。


ただ、2017年では『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』(川原礫三が原作脚本)の原作にも絡み、物語のコア文脈に接続しながらも、初見でも楽しめる映画に比べると、少し力不足な感じはする。原作者が脚本である強みは、オリジナルに踏み込める面なのだが。そういう部分は、なかった気がします。まぁ凄い細かい設定があるので、もしかしたら、全然わかっていないだけかもしれませんが。とはいえ、ファンサービスと割り切れば、最高の映画だった。平均点は突き抜けている。お風呂シーンまであって、なんというかサービスの基本のようなアニメだった。こういう風に、客におもねると、普通は面白くなくなるものだが、そういう失速感は一つもないところは、さすが。


この映画の印象に残った点は、この映像を見ると魔法師という存在がどれほど凄いものなのか、ましてや戦略級となると、どれほど凄いのかの位置づけが、小説でいくら説明されても実感できなところが、映像で見せられる部分。見ると、震撼する。この作品の大きなポイントは、兵器として扱われていたはずの、ある種の人類の異種というか進化版としての魔法師という種族が、世界にどう受け入れられいくかというハードSF的な観点も小説では背景に大きく流れているところ。ただそれは、魔法師という存在が、いかに一般の人類とかけ離れているかという「格差」が恐怖を伴ってありありと描かれなければ、難しい。小説では、既に第三次世界大戦を経て、魔法師の存在が、兵器用の実験動物からちゃんとした人権をもって各国の社会に根づいている。その根づきまでに、凄まじい戦争と混乱があったことは、現代とほぼ同じ生活様式でありながらすでに100年近く経過している西暦2095年が設定であることからもわかる。魔法師の中での達也の強さは語られるし、人権問題で魔法師と一般の人類の格差を叫ぶテロリスト集団がいることなど、様々なポイントが小説では描かれているが、それもなんといっても、どれほど一般人と違うかが実感されてこそ。そういう意味では、この映画は、僕の中ではよかった。


ただ、初見でもわかるようなシンプルさを求めた結果、司波兄妹の、やりすぎだよのイチャイチャ感とか、そもそも劣等生のはずのバカにされている達也が俺TUEEEEと強者をなぎ倒していくカタルシスなど、この作品の前半の面白さのコアがあまり強調されていないところは、残念だった。まぁ、あまり求めすぎても仕方がないのだけども、これだけ面白ければ。スコアは、低いが、満足感は素晴らしかった。

魔法科高校の劣等生 Blu-ray Disc BOX(完全生産限定版)

客観評価:★★★★4つ

(僕的主観:★★★★4つ)

ちなみに、見たら我慢がならなくなって、未見だった小野学監督のTVアニメーションも、風邪でぶっ倒れて休んでいた日に一気見(至福だった…)。僕が知る限り、かなり評判悪い感じだったが、僕的には、なにが悪かったのかよくわからなかった。というか、十分以上によかった。2クールで、九校戦編、横浜騒乱編までちゃんとツボ抑えて描かれているし、脚本も安定して、水準を超えている。そもそもライとノベルでも化け物級のSAOやこの作品は、普通に映像化すれば、十分以上に楽しいし、なにが問題なのかさっぱりわからなかった。やっぱりTwitterとか人の意見は信用ならないなぁ、としみじみ。とはいえ、なんでも全部自分で見るのも大変ですから、簡単じゃないですけどね。

2017-04-23

『魔法科高校の劣等生』 佐島勤 著 魔法師と非魔法師という「違い」による差別を世界はどう克服するかというSFの命題

魔法科高校の劣等生(21) 動乱の序章編〈上〉 (電撃文庫)


最新刊。ここ何巻もの間、なんとなくドラマが全然進まない感じがする。ただし、長編の作品で、しかも学園ものなので、そういうものかもしれないと惰性で読み続けている。こういうのは難しいのは、メインのドラマトゥルギーは、長編ものだとストップしてしまって、周辺や学園ものだと下級生という名の新キャラクターをフォーカスすることによって、話が散漫になってしまう。大河長編の物語は、「それ」によって、広がりが生まれて、シェアードワールド的な「世界」が立ち上がることでの楽しみがあるので、それが一概に悪いわけではない。ただまぁ、ダレるよね、とは思うけど。今回の巻は、3年生になった達也たちの最初のスタート地点が説明されるわけで、というか、ここ何巻もの話が新しいステージでの説明になっていて、物語というよりは、くどい説明になっている。でもまぁ、繰り返すけれども、難しいのは、そういた背景の説明によるテコ入れや、世界観の広がりを示すことは、長編の醍醐味でもあるので、何とも言い難い。ずっと、最高レベルのテンションが続くのは難しいし、長く物語を描くならば、そういった中だるみによる背景の「深め」というのは仕方がないところだから。なので、いったん本質のドラマはなんなのか?という問いに戻って考えてみる。


この物語のコアは、マクロ的には、


1)魔法師という非魔法師という「違い」による差別を世界はどう克服するかというSFの命題


と、ミクロ的では、


2)魔法師の中で劣等生に位置づけられる、本当は最強(笑)の達也が、どう自分の居場所を見つけていくか?


というドラマトゥルギーが絡まってできている。この作者が言いたいことというのは、達也のようなカテゴリーあてはめられない、世間一般の評価基準で評価できないにものは、評価されないが、だからといって、そいつが負け犬だったり、ダメだったりするわけではない、という命題が強く背景に生きていると思う。


実際に、その視点は決して、上品で優しい視点ではなく、個々の物語では、世間に評価されなくて、理由を他者に求めて努力や正しいステップで自分の居場所を得るための努力を放棄したものと、達也のような最初から世間からの評価は無視してあきらめて自分を強く持ち確立して、自分の大切なものだけにフォーカスしている「強さ」が常に対比されるという、かなり意地の悪い構造になっている。意外に、優しくない。だって「弱さ」をことごとく告発しているのだもの。


でも、では、そうした達也のような、ハードボイルドテイストの「大事なものだけにフォーカス」している、他者の評価を気にしないでいられるのはなぜか、ということが問われる。もちろん、これは物語でありエンターテイメントなので、俺強ェ系なのだから、達也は実際は、まったくの弱者でも落ちこぼれでもない強者です。けれども、彼の強さというのは、出生の秘密、母親らから事実上捨てられ、実験動物されたという母親の欠落。それを、妹を守るということで、代替する家族への異様な執着から成り立っているわけで、そういう意味では、達也はかなり、しんどい人生を生きています。・・・というような、難しい設定作って、妹とのラブラブ状況を作り出す、物語手腕には脱帽します(笑)。


でもまぁ、達也が居場所を獲得していくというのは、どういうことなのか?。もともとの物語は、かなり細かいSFの舞台設定はあるものの、それはしょせん舞台だったと思います。やっぱりこの物語の痛快な部分、面白さのコアは、劣等生だと思われている達也が、実はそうじゃない!という下剋上なところで、既にそれが周知に知れ渡っている状態では、この面白さの部分は展開しないんですよね。


あとは、やっぱり深雪との関係がどうなるか、ってとこですよね。『エロマンガ先生』『俺妹』でもなんでも、実妹との関係は、どうなるの?というのは、関係性のミクロのドラマ自体は、構造はどれも同じなんですよね。


『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 12巻 伏見つかさ著  あなたは恋人と友達とどっちを選ぶのか?という問いの答えを探して

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20130615/p1


俺の妹がこんなに可愛いわけがない (12) (電撃文庫)


もう一つは、達也の世間からの評価という部分とかかわってくるんですが、SFの大きな命題の一つとして、新人類と旧人類の葛藤・戦いというものがあります。古くは『幼年期の終わり』からガンダムSEEDのコーディネーターとの対立とか、、、、、『新世界より』では、超能力を発揮できた人類とそうでない人類の殺し合いがあり、長い歴史の果てに、人類滅びちゃったりしていますよね。ミュータントものでは『地球へ』や『超人ロック』など、さまざまなものがありますが、これは、もちろんマイノリティの意識や視点のドラマにもなるんですが、もっと大きな枠では、新旧人類の、お互いの居場所をどう確保するかの椅子取りゲームの戦いを、どう描くのか、という話になるんですよね。

新世界より 文庫 全3巻完結セット (講談社文庫)

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

地球(テラ)へ… (1) (中公文庫―コミック版)


そう考えると、魔法師と非魔法師の互いの居場所を求める戦いは、優越的なマイノリティである新人類が、世界にどう居場所を求めるのか?。旧人類はそれを受け入れることができるのか、という話なんですよね。この劣等生の世界も、大きな戦争があって、魔法師たちはモルモットとして実験対象として様々な地獄と苦難を経て、現在の世界のルールと体制があるんですよね。しかし、いつその均衡が崩れて、世界が狂うかは、わからない。実際に共生して暮らしているが、そもそも「同じ人類じゃない」くらい能力に差があるわけで、それを、才能の差といってしまうには、結構無理があると思います。この辺はホモサピエンスとネアンデルタール人のようなサピエンス以外の人類との争いの歴史を見ると、それがいかにすごいことなのか、、、、絶滅するまで行きつくところまで行く話なのか、と心底寒くなります。

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

でも、それでも同じ人類であるには、確かに違いなくて・・・というところで、その差別の危険性をなくすために、人権などというフィクションにまったく訴えないし、露ほど意識も払わない達也のようなリアリズムは、とても現代的だし、モルモットとしてもてあそばれた実験動物の末裔で、様々な既得権益を獲得するために巨大な戦争を経ている未来の世界だけあると思います。そこで魔法師が、現代社会を成り立たせるエネルギーの重要なパーツになって、その存在を排除できなくさせてしまおう、そのエネルギーを提供する過程で、魔法師の社会における居場所を押さえてしまおという達也の発想は、とてもSF的というか、テクノクラートというか科学者の発想だと思うんです。


僕は、この現代の世界とほとんど違わない倫理や常識の中で生きている近未来設定の、この作品が、どこに着地していくかは、いつもわくわくしてみています。ここまで、新旧人類の相克を、リアルタイムで、コツコツ描く作品ってみなかった気がするんですよね。『新世界より』のように、新人類と旧人類の争いがかなりのところまで行きついて、世界のルールが変わってしまった「後の世界」からスタートする、そして過去に何があったのかを暴いていくというのがこの系統の定番なんですよね。もちろん、劣等生もそうなんですが、この世界はまだ過渡期ともいえる世界で、まだまだカタストロフまではいっていない。しかも現代の地政学的な状況とほぼ同じような外部環境なので、この舞台で、どういう結論を出すのかは、見ものだなーと日々思っています。


魔法科高校の劣等生 (20) 南海騒擾編 (電撃文庫)

2015-05-25

そんな!、これは物語としてどうなんだろう。

魔法科高校の劣等生 (16) 四葉継承編 (電撃文庫)


超ネタバレなんで、さすがに、まだ読んでいない人は読まないでください。といっても、僕のブログは基本ネタバレなんで、そこは前提にしてほしいです。




閑話休題




えっとね、今回、深雪と達也が、えっと、、、、うーんなんかややこしい説明がされていて書こうと思うとちょっとややこしいのですが、ようは、兄妹じゃない=結婚できるって話になりました。いや妹なんすけど。。。



これ、どう思いますか?。うーんとね、まだこれがダメかどうかは僕は究極のところはよくわからないです。それに、なんというか、ああだからダメなんだ!とか、自分の中で理由が固まってもいないのに声高に語るのもまた違う気がします。というのは、もうめっちゃめちゃ『魔法科高校の劣等生』のファンだし、これで読むのやめるか?というと、決してやめることはないと思うからです。それに、ややこしくはあるんですが、そもそも、この人の話全般的にややこしいし、それこそが面白いっ!って部分でもあるんで、これ言っても始まらないよなって気もします。それに、深雪の気持ちを感情移入して読むと、あーーこれしかないよなーって(笑)気にもだんだんなってくるんですよねー。


でも、なんか、、、違和感があります。というのは、この物語の関係性のコアというかオリジナルの根源の中の根源だった気がするんですよ。深雪が達也の妹であること、っていうのは。一つには、あれだけ熱烈ラブラブで、異様なブラコンで、もう完璧愛しちゃって命捧げています!的な、深雪のお兄様愛は、にもかかわらず血のつながる妹であるので、全うすることができないというところに、なんというか、凛とした高貴さや美しさがあった気がするんですよね。僕的には(←これぼくだけの思い込みかなぁ?)。ほのかとの会話で、お兄様と結婚できるわけじゃないのはよくわかっているの、みたいな冷静なセリフが出てれば出るほど、深雪のブラコンっぷりが、なんというか萌えて仕方がなかったんですよ。でも、これが、恋愛対象の普通の男女関係になると、急に、深雪の完璧超人ぶりが、なんか、うーん、ちょっと色あせるというか。。。。達也側にしても、達也の悲劇性というのは、妹という一つになることはできない女の子の存在を、常に守ってあげたいと思うことで成り立っている気がしたんですよね。もちろんこのあと、もっといろいろな展開が用意されているのかもしれないのですが、、、そして、物語を進めるために、作者が大きな決断をしたんだろうことはわかるので、読み手というかファンとしては、どう結末を持っていくか見るしか評価のしようはないんですが・・・・。・・・・ちなみに、近親婚のタブーとか、そういう気持ちの悪さは、全くなかったですねー。まぁ、そういうことはあるもんじゃない?って思ってしまうのは、このパターンになれ過ぎたオタク経験ゆえか苦笑


いや、なんか、僕にとっては、深雪は妹でなくちゃダメだったみたいなんですね、、、(苦笑)。なんか、凄い、えーーそれでいいのかぁぁ!!と物語の展開に、久しぶりに、なんだか自分の想像というか、思いを超える展開だったので、これどこへ行くんだろう?と凄い思いました。まぁ、そう思ってうろたえている時点で、作者にしてやられているのかもしれないですけれども。


あーん、どうしてくれよう、この胸のもやもや。


でもなー深雪に感情移入して読んでいるとの、これまでの彼女の、一途な思いはもう刷り込まれるだけ刷り込まれるので、これって、お兄様以外の人と結婚しなきゃいけないってなったら壊れるよなってのも、よーわかるんですよねー。なんといっても、僕は論理的にというか、物語のあるべき姿からいうと、????って思うんだけど、、、深雪の気持ちを思うと、あーーーそうだよね、、、うれしいよねーーーって思ってしまう部分も強烈で、、、(苦笑)。



あーもやもやします(苦笑)。

2013-10-25

『魔法科高校の劣等生 (12) ダブルセブン編』 佐島勤著 新シリーズはじまりですねっ!

魔法科高校の劣等生 (12) ダブルセブン編 (電撃文庫)

長く続く物語、というのは、いいな、と思う。特に、なろうの頃から読んでいて、実際に商業ベースで出てくるのをコツコツ読んで、、、というだけでなく、やはりこの作品は密度があって、場面がとても起伏があることもあって、好きなんだろうなー何度も読み返しているのですが、何度読み返しても、1年生分で終わってしまっていたんですよね。まぁあたりまえです。「そこ」までしか既刊というかデータがないわけですから。ふつう気に入って、何度も読み返している場合って、既刊なものなんですよね。なので、僕の中では、魔法科って1年生で完結!敵なイメージが強固に心の中でできていた感じがするのです。


・・・まぁ、続きはあるのはわかっていたとはいえ、「新しい時間が動き出す」というのは、なんというか強い感慨がありますねぇー。なんというか、『けいおん』で大学編とあずにゃんの高校編が出てましたが、本編が継続っていうかその後のエピソードみたいな感じじゃないですか、、、そうではなく、まさに本編が再スタートというか、そういう感じって、、、なんか感動するものがあるなぁ。ソードアートオンラインもアリシゼーション編の次が出たら、そういう風に感じるのでしょうか?。


それにしても、、、この作品ってすごいなぁ、と思うのは、1巻最初から設定は難解だわ、説明はうざすぎるほどうざくくどく、登場人物は多様すぎるほど多くいて(普通ならそういう出し方は判別がつかない)、、、と通常では非常に難しい、というか、なんというか、初めて小説を書こうとか、そうんな風に思った人が、自分の頭の中で妄想を高めすぎて、読者に全く分からない(作者にわかっている)形で書いた感じのするパターンの典型なんですが、、、、それが全部逆に作用しているんですよね、、、。確かに僕は初見の時から、この「難解さ」を「難解だ」という風には全く感じなかった。いまはどうなんだろう?。まだ商業化される前には、何人かから、ごちゃごちゃしてて読みにくいという意見があったのを聞いたのを覚えてしまうが、、、、少なくとも「僕はそう感じなかった」ンで、逆に言えば、僕のように、すっと読めてその世界化の虜になる人もかなりの数存在したのでしょう。どう見ても商業的には、とっても最初にとっつきにくく出版されにくそうな作品です。SAOに並んで、なんというかウェブ小説出身の頂点に立つ王者の風格で存在していますが、みなさんこれは、『こういう売り方をしよう!』と考えた出版社、編集者が偉いというような言い方をしますよねー。僕はこの辺の仕組みがどうなっているのか、あまり興味を持てないというか知らないのですが、そう見えるんでしょうねー。・・・・僕には、最初からかなりおもしろかったので、、、、ああーでも、うん、いまでこそ超ド級に思っているけれども、最初の頃の位置づけは、もしかしたら一般には受け入れにくいかもなーと評価していたような思いでもあるので、やっぱり、難しいと思っていたのかもしれません。ただ、こういう特異な作品が売れて頂点にあると、またそれはそれで、小説のトレンドや書き方が、多様性を帯びると思うので、いいことなんだろうけどねー。


ちなみに、僕は、よく考えると、この作品で、特異に好きというキャラクターがいない。・・・・この作品の凄いな、と思うところは、思い入れるキャラクターがいないにもかかわらず、キャラクターの個性がそれぞれに素晴らしいところだろうなぁ。うーん、うまく表現できない、、、なんというか、ちゃんと「層」が別々にあるんだよね。七枝真由美会長は、先輩なんだけど、、、先輩のコミュニティーが主人公とは別のところで確固としてある感じがする。ライトノベルって、キャラクターのキャラの立ち方や主観視点で強調するものが多いので、別の「層」があるように描くのって難しい気がするんだよね。世界を描くことになるので。それがとても自然にできていて、なおかつ、けっしてマクロではなく個々のミクロの存在感がとってもある。。。。要は群像劇のことなんだけれども、、、群像劇を立ち上げるのって、物凄く難しいんだよね。何がトリガーになっているか、僕もよくわからないんだけれども、、、、。などなど考えつつ。


まぁ、何はともあれ、新シリーズ、超うれしいです。水波ちゃんが、達也兄さま、と読んだときには、さすが作者!と手をたたきました。この人、クールな感じがするし、とても理系的な文章なのに、なんというか、よくわかっているなーと。。。

2012-10-30

そうなのかー。

魔法科高校の優等生 1 (電撃コミックス)


読んでて初めて気づいたのだが、1高って、八王子(東京の西郊外)にあるのだね。初めて知った。そういえば、レールガンの学園都市もたぶん立川近郊がモデルだし、、、東京の西が、いま注目か?。SAOのキリトの住んでいるところも西武所沢駅近郊だしなー。何か、、、何かがあるのか?。東京の西に???


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2012-07-16

わーい新刊出た。

魔法科高校の劣等生〈6〉横浜騒乱編〈上〉 (電撃文庫)

別に、ウェブで何度も読んでいるんだが、、、それでも買ってしまう。なぜだ?と自己に問うのだが、、、←これ重要な問い。まぁほんとに面白本は、何度も読むし、読みたいときに読みたいので、電子媒体でも本でも、いろんな形で持ちたいし、パッケージが違うと気分もくぁって読めるし、、、それで、1000円以下なら、たぶん問題なんだろうなぁ、、、。内容が、繰り返し読むのに耐える面白さだと、たぶんか書かれている絵だけでもそのバリューがついてしまうんだろう。まぁ、僕は、そもそも大人買いだしな、買い方が。

2012-04-19

読了。

魔法科高校の劣等生〈5〉夏休み編+1 (電撃文庫)

うーん、おもしろい。かぜっぴきで、忙しくて、へろへろだけど、意外に着々と読んでいたりする(笑)。やっぱり、これっていい小説なんだろうなー何度も読み込めるもん。今回は短編の集まりですが、なろうで読んだことなかった(掲載されてなかったかどうかはわかりません)やつがあったので、特によかったです。


・・・・・しかし、最近は、真由美先輩のおねんさんっぷりな感じに、悩殺されています。。。。