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2010-06-27

ソフトバンク「新30年ビジョン」を見て考えた

ソフトバンクが「新30年ビジョン」を発表しました。日本を代表するIT企業であるソフトバンクが未来をどのように考え、どのようにしていこうとしているのか、勉強になる点も多く、非常に興味深い内容になっています。株主でもないのにこの「新30年ビジョン」を見ることができたのはとてもありがたいことです。



細かい点で、これはどうなのだろうかと思う点はありますが、大きなビジョンに対して細かい点を批判するのは適切ではないでしょう。大きなビジョンに対してですから、大きな視点から考えたいと思います。


一言でいうとソフトバンクの新30年ビジョンは「情報革命で人を幸せにする」ということのようです。その点について、ふたつのお話をしたいと思います。


ひとつめは私の友人の話です。


私の友人の実家はいわゆる離島です。非常に遠いところで生活しているため、なかなか帰ることもできません。でも、毎日、電話やメールでつながっています。友人は、こどもが生まれてすぐにテレビ電話で両親に報告しました。友人の両親は涙を流して喜んだそうです。友人は、こどもが生まれてから実家にスカイプを設置しました。今では何かあるごとにスカイプでこどもの顔を見せているそうです。離れていてもつながっていて孤独ではありません。

でも、彼の実家はソフトバンクは圏外、ヤフーBBはサービス対象外。利用しているのはNTTドコモNTTフレッツADSLです。


もうひとつはソフトバンクショップの店員の話です。


ソフトバンクショップには直営店と代理店があります。直営店は都市部に数店舗あるだけえで、ほとんどのソフトバンクショップは代理店です。代理店は新規契約や機種変更などのマージンで利益を得ています。

いくつかの代理店のソフトバンクショップでは、人気機種に機種変更する場合に2〜5千円程度の頭金を請求することがありました。代理店は機種変更で2千円程度のマージンを受け取っているそうですが、オプションを付けてもらってそのマージン(数千円)をもらわないとほとんど赤字なのだそうです。たしかに、機種変更には1時間程度必要で、いろいろと説明してもらいますが、それで2千円では安すぎます。これでは採算は合わないでしょう。それでも、オプションを付けてくれるお客は少ないので、オプションを付けない場合には頭金をもらうことにしたのだそうです。代理店側が利益を出すために考えた苦肉の策でしょう。

この頭金に疑問を持ったお客がツイッター孫正義氏に苦情を言いました。その苦情に孫氏は「i4予約の段階で頭金を条件付けした店に本契約時点では、頭金を無くす様お願い開始しました。」とつぶやいています*1

孫氏のつぶやきはソフトバンクモバイル経営者としてはとても良いことだと思いますが、他方でソフトバンクショップ代理店の採算は大丈夫なのでしょうか。「ソフトバンクの闇、ソフトバンク代理店の怒り」を読む限り、ソフトバンクショップの経営は相当に厳しいようです。代理店の方が誇りをもって働ける環境はあるのでしょうか。


離島を含めて日本中すべての家に光ファイバーを引くという「光の道」構想には私も強く共感し支持しています。八丈島のような離島ヤフー光のサービスが開始されてたり、多くの離島へ携帯のアンテナを建設しようとしていることも知っています。ソフトバンクモバイルの周波数は他のキャリアの周波数と比べると条件が悪いことも知っています。NTTグループのような元国営企業とは違いソフトバンクは懐事情がかなり厳しいことも知っています。知っていながらこのようなエントリーをするのは心苦しいところはあるのですが、マイノリティや弱い立場の人の声はなかなか届かないものなのであえて指摘しておきたいと思います。


私は孫氏がマイノリティや弱い立場の人を無視する人ではないと思っています。ぜひとも、情報革命で人を幸せにしてください。よろしくお願いします。

*1:頭金問題については「孫正義氏がついに沈黙を破ってiPhone“頭金”問題に言及!」に詳しいです

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