GA将?開発日記~王理のその先へ~

ネタ勢最強を目指して絶賛開発中。

う~ん…

 UEC杯の負けた棋譜の解析が終了して結果を眺めてみましたが、微妙な結果に。

 まず、解析方法。

  • 棋譜の全局面に対して、詰将棋ルーチン1分+通常探索ルーチン5分で探索。
  • 本譜の手と探索した結果が食い違っていれば、悪手と判定。

 んで、負けた棋譜はどれも明確な悪手は無くて*1、途中から相手にリードされ、そのままズルズルと負けたパターンが多そうです。

 という訳で、ちょっと位探索が速くなっても棋力には影響が無さそう、という結論に至りました。

 Fairy-Stockfish並にGA将?の1.5倍深く読めればまた違ってくるかもしれませんが、それよりも評価関数の精度向上の方が優先度高そうです。

 なんで、GA将!?の開発は一旦中止して、GA将?の方で何とかしてみる方向性で行きます。

 当面の方針はどうしますかねぇ。PGQベースのPGLeafに探査ボーナスを加えて学習させるって線が一番有望そうですから、それから着手しますか。

*1:せいぜいCenti Pawnで50点とか違う程度

GA将!?開発開始…か?

 Fairy-Stockfishの最新版をダウンロードしてきて、これにGA将?の評価関数を組み合わせるのを着手。名称は「GA将!?」としました。Ver.11です。

 上手く行けば、そのまま学習ルーチンも移植して、本格的に開発再開します。

 んで、現状。データ構造からして異なるので、コンパイル時エラーが333個!!!

 まずこれをやっつけて、それからGA将?とGA将!?の評価値が一致しているかをチェックして、最後に対局テストですね。先は長い。

第12回UEC杯 in GAT 5五将棋大会終了

 
 第12回UEC杯 in GAT5五将棋大会 - 5五将棋 portal

 結果はShioRamenさんが全勝優勝、二位がFairy-Stockfishさんで、GA将?は三位でした。

 棋譜をざっと眺めてみましたが、ShioRamenさんは序盤から他のソフトとは違う感じの棋風ですね。いや~、Fairy-Stockfishに負けずに優勝するソフトが出てくるとは、去年の時点では思ってもいませんでした。

 んで、とりあえずは負けた棋譜の解析をして、どこが悪かったのかを検証する所から始めます。

 それから今後の開発の方針ですが、どうしますかねぇ。

 現状のコードをベースにするか、Fairy-Stockfishを改良してGA将?の評価関数&学習ルーチンを組み込むか。

 後者ならハードルは高いですが、探索面ではFairy-Stockfishと同等になるのが保証されていますので、魅力的な選択肢ではあります。

 …とりあえず、現状のGA将?の評価関数をFairy-Stockfishに組み込んで、どれだけ強くなるか見てみるって手もアリですかね。

結局、一番優勝の目のあるので行く事にした

https://gasyou.hatenablog.jp/entry/2020/03/12/140538

 迷った挙げ句、Fairy-Stockfishに勝てない事には優勝無理なんで、1.のパラメータに決めました。

 同一条件で対局して勝率2割なんで、2戦して1勝する確率は36%。後は他のソフトが白星あげてくれるのに期待。

困った…

 現在手持ちのパラメータファイルは3つあって、UEC杯にどのパラメータを使うか悩む…

  1. トータルでの*1勝率はそこそこで、Fairy-Stockfish相手は手持ちの中で一番勝率高い。
  2. トータルでの勝率は一番高いが、Fairy-Stockfish相手は1.より低い。
  3. 現在絶賛学習中のヤツ。棋力不明。

 う~ん… どうしようか。

*1:Fairy-Stockfish/Shokidoki/Lima相手の

最後のお願い、通じたかも

 PGLeaf Vierをチョット改良して、一昨日夜から学習中。

 んで、Fairy-Stockfish/Shokidoki/Lima相手のトータルの勝率が55.8%から60.2%に微増。

 現在も学習継続中ですが、まだレーティングが伸びている感じなので、もうちょっと強くなるかもしれません。

 プログラムの送付期限は明日いっぱいなので、ギリギリまで学習させて、それを差し替えで送付する可能性も出てきました。

 改良点の詳細は、明日にでも書きます。