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2011年08月01日

バンダイチャンネル「月額1000円見放題」の狙い

| 18:03 | バンダイチャンネル「月額1000円見放題」の狙いを含むブックマーク バンダイチャンネル「月額1000円見放題」の狙いのブックマークコメント

 今日8月1日からバンダイチャンネルで月額1000円見放題の新サービスが始まりましたね。私もさっそく加入しました。

 サービス開始に伴い前日に丸一日かけた大規模メンテナンスを行い、トップページも1000円見放題を全面的に押し出した大幅リニューアルしてますね。バンダイチャンネルのこの新サービスに書ける強い意気込みを感じます。この新サービスの狙いについてプレスリリースでは以下の3点を上げてますね。

  1. 今まで見なかった作品を躊躇なく視聴ができ、新たな作品との出会いが増えます。
  2. 色褪せることのない名作の奥深さに触れることができます。
  3. 同じ作品やシーンを何回も視聴することができ、新たな作品の魅力を発見できます。

 とにかくアニメの視聴機会を増やす、というのが最大の目的と言って良いでしょうね。1000円という比較的安価な価格で膨大なアーカイブを提供しいつでもアニメが見れる環境を作る。かつ、安価とはいえ有料にすることで積極的にアニメを視聴するインセンティブを作ろうということですね。

可処分時間は有限

 こんなに安価に提供してしまって元は取れるのだろうか、今までの商売に影響が出るんじゃないかと心配する向きもあるかと思います。しかしここで考えて欲しいのは、「可処分時間は有限である」ということ。1本200円で提供しても見放題1000円で提供しても、1人の顧客が1ヶ月に見る事の出来る動画の本数というのはさほど変わらない。しかも今の世の中では違法合法を無視すれば、ほとんどあらゆる作品にアクセス出来るわけで、月に数十本あるいはそれ以上という単位でアニメを見たい向きには1本単位での課金というのは重すぎるんですよね。であるならば、数本〜数十本程度の動画視聴のモチベーションを持った顧客を、一律1000円で集めてしまった方が収益性が高いという見通しを立てるのは十分あり得る話です。

売るモノは動画だけじゃない

 もうひとつ、特にバンダイのような総合企業は必ずしも売るモノは動画でなくてもいいんですよね。動画を見る事で作品の関連商品を買ってもらえればそれでもいい。実際、リニューアルしたページは以前のレイアウトに比べて関連商品のリンクにリーチしやすいように設計されてますね。

皆が一斉に同じモノを見れる環境を作る

 バンダイチャンネルはこのサービスに先立って、対象作品の1話をUSTREAMで1日中流すというイベントをやっていたのですが、こういったイベントを定期的に実施することで、会員同士の連帯感、皆で同じ作品を見てわいわいと実況するという楽しみを提供していくというのもひとつの目算としてあるのかな、とも思っています。ライブイベントに関してはプレスリリースでも触れられていますし、各ページの目立つところにも「ONAIR生配信」というアイコンが配置してあったりもしますね。

  • また、上記の目的を促進するために月額会員向けの特典映像やLIVE配信を含めたオリジナルのプログラムなどを随時リリースする予定でおります。(詳細は後日当サイトにて告知します。)

まとめ

 サービス開始からまだ6時間程度ですが、自分のTwitterタイムライン上では評判もなかなか上々で、かなりの数の会員の獲得が見込めるんじゃないかなと感じています。この新しい試みが成功を収めて動画配信ビジネスの新局面を切り開いてくれることを切に期待しています。