船底塗料の剥がれ!? ワックス等に注意して下さ〜イ。

船の船底塗料は、船が古くなり、
船底塗料の塗膜が厚くなるに従って、
塗膜の密着が弱い処から剥がれやすくなります。
自己研磨型(シージェット033等)は銅成分が含まれ、大変重たい塗料です。


 《船底塗装が剥がれる要因》
  ◆外的要因 ⇒ 水流が当たる部分。
          フジツボ君達の攻撃
          キール、ラダーなどのエッジ部に注意。

  ◆内的要因 ⇒ 濡れたまま塗った。
          油、ワックス、塩分、藻類が残ったまま塗った。
          (あの、白く&堅いフジツボの根っこも完全除去!)
          塗布時の温度低下。(露点温度 Dew Point超え)


  まぁ、異物の残りが殆どだと思います。

  特に注意して欲しいのが。。【船体のワックス♪】
  陸置き艇で。ハルをピカピカにしている貴艇。
  注意です。


   ★ワックス(シリコン)面に塗料は着きません!
   ★造船時。メス型にワックス(シリコン)を塗ると、
    強力なゲルコートでも、綺麗に剥がれます。離型剤です。
   ★船底塗料部分にワックス(シリコン系もNG)を
    塗ってませんか??


  そして、船底塗料の作業の原則。

   ★船底塗料が先!ハルのワックスはその後!!
   ★船底塗料を塗る際。必ず《水砥ぎ》で汚れを落と〜す!!


船底の状態が極めてフラットな場合、
船底を綺麗に《水砥ぎ》すると。。。
水の表面張力なのか??
綺麗に景色の映りこみが出ます。
↓の通り、船底が黒だと、更に幻想的でっす♪