船底塗装のコツ♪ その1 塗膜の厚さ

船底塗料の《効果》 は 《塗膜の厚さ》に比例します。
但し、船底塗料塗膜には寿命があり、水上係留の場合、1シーズン=約1年です。(多少の例外あります)


全ての塗料メーカーは最適な、必要とされる塗膜厚を明記しています。
そして、親切にも船底塗料メーカーは、
代表的船型(パワー or セイルボート)から、
《必要量》を計算しています。


  【中国塗料のホームページ】
  【日本ペイントマリンのホームページ】

   注)あくまで目安です。
     各艇の船底状態や塗り方等によって当然異なります。
     船底が凸凹だと、表面積が増え、塗料も余計に必要です。


塗りにくいからっと言って、「シンナーで薄めると」。。。
シンナーが揮発した後の塗膜は当然薄くなります。
この率(希釈率)も塗る回数もメーカーから指定されています。


そして、どうしても《水の揺れ》が激しい次の部分は、
塗装回数を1回増やす事で塗膜の消耗を担保します。

  ★水線部分(水面は水がピチャピチャ)
  ★先端部分(全て)
  ★トリムタブ
  ★ドライブ周り(形状にもよる)
  ★舵(ラダー)
  ★キール(形状にもよる)
  ★その他水が揺れる部分


デープキールのセイルボートの場合、
↓の様に最初に1回塗っています。