Hatena::ブログ(Diary)

もんもん文句大臣

2018-04-21

KAJALLA#3働けど働けど

また小林君の舞台を見に行ってきた。先月横浜公演もチケットが取れて、今月の東京公演のチケットも取れて、二回も見なくていいわよとか少し思ったけど、二回見て良かった。一回目、なんか面白かったけど何だったっけ?とすっかり忘れていたけど、二回見たらちゃーんと覚えてますもんね!しかも東京公演は席が良くて、前から6列目の真ん中なので舞台の上の皆さんの表情もよく見えて嬉しかった。横浜なんて、ほとんど最後尾みたいなところだったもんね。オペラグラス持って行ったわよ、ぷんぷん。

そうだった、そうだった、最初は風でタイムカードを押すのが大変、そして緑川さんのお嬢さんの誕生日なのにみんなで変な将棋して遊んでいて万能包丁と万能鍋、シリコンバレーの面接のピーターとジェフと掃除のおじさん、就職フェアの天使がどんどこどこどこどん、宇宙人が就職しようと思ってユーキャン行政書士の資格を取ったとか、駄洒落になっていない親分の話に、オマール海老とハワイ旅行を当てたけど灯油が無いし彼女はブス、働けど働けどサラサラサラサラサラ〜、そして最後は、「くらたはたらく」悪魔の契約、だったなあ、と。あ、これ全部、わたしが勝手に作った変なタイトルですが、舞台をご覧になった人は、あああ、あれね、はいはい、と思うと思う。

楽しそうに舞台で遊んでいる中年のオッサンを見て喜ぶオバサンは、最近悩みがいっぱいで、働くって何だろう?働く意味って何?とずーっと悶々としている。この歳になっても、真面目に働いていてもこんな理不尽な目にばっかり遭って意味が分からない。しかも、自分が悪いんじゃなくて、正直ヤクザ当たり屋に当たられているので、納得いかなさ過ぎてたまらん。小林君もこんな風に理不尽な目に遭うんだろうか?天才とか言われてちやほやされて、何をやってもさすが小林さん!とほめそやしてくれるんじゃね?と思っているけど、そうでもないのか?

結局今までの積み重ねで今の自分が評価されて、自分を大事にしないで適当なことを言ってヘラヘラ生きていたらバカにされ続ける。仕事ができないなんてことは無い、一度だって覚えが悪いとか、あてにならないとか、できが悪いなんて言われたことが無い。人より器用でピンとくるほうでどんくさくない。でもバカにされ続ける人生。何故?見た目や身なりが悪くてバカにされるということもないのに、何故?わたしはどうしてこんなに他人からバカにされて意地悪されて、軽んじられていい加減に扱われるのだろう?年下に威張ったりしないし。あるいは、威張ったりしないからバカにしてもOKと思われるのかもしれないけど。

星野源さんのエッセイを読んだら、理不尽な目に遭ったりしているから表現者になったんだよ、何も悩みが無い幸せな人生なら表現をするような職業に就かない、というようなことが書かれていた。え、星野さんでもそんなことあるの?と思ってびっくりだ。ま、でも、彼も売れるまでは馬鹿にされていただろうけどね、うん、背が低くておとなしそうな顔をしていたら、だいたいバカにされるキャラになるもんね、なんて思ったりもしたけど。わたしは背が高くてきつい顔をしているのにバカにされるという稀有な存在だけど。星野さんも、もう今や押しも押されもしない大スターなのでもうバカにされることなんてないのかもしれないけど、意外や意外、「フン、売れっ子っつってもこんな程度か。ばーか」と意地悪されたり、理不尽なことをぶつけられたりするのかもしれない。不思議だけど人間は動物だから、弱い奴は踏み台にするし、こいつなんか虐めても大丈夫だと思われたら虐めの標的になる。この世から虐めなんかなくなるわけがない。わたしみたいに「自分より立場の弱そうな、力の弱そうな人を虐めて何が嬉しいのか意味が分からない」という人間ばかりではない。そういう弱い奴をいたぶって悦に入る、満足を得る、得意げになる奴なんていっぱーいいる。生き物として残酷な部分は、教育やしつけが及ばず、どう育てられても、どんなにいい学校に行こうとも、残っているのだ。

働いて生きていくって何だろうな、絶望しかないのかな、なんて考える。じっと手を見ても、考えがわいてくるでもない。詩ができるでもない。よく女性誌などで見かける、頭の悪い言葉だけどそこかしこで見かける「自分探し」という言葉があるけど、これって「仕事探し」のことだ。お金が目的じゃない人もいるけど、結局仕事は自分である。だからニートはバカにされる。わたしみたいにプロフェッショナルになれなかった、器用貧乏的な人間も軽んじられる。真面目なんか誰も評価してくれねえわ。そうよねー、コント見て笑っているんだから真面目なんかつまらないものよねと今更ながら思い、これからどう働いてどう生きていくべきなのかしらと、ぼんやり思うのであった。ああ、働けど働けど、何にもなれていない自分にガックリ。

おっと、KAJALLAの話が変な話になってしまったよ。

仕事としてコントを20年も続けている小林君もすごいけど、20年見続けているわたしもたいしたもんだと、勝手に思うことにした。見るのがお仕事、ということにしておこうかな。働けど働けど楽しいじゃん。

2018-04-14

公開オナニーショウ、始まりました。

生きていくって何だろう、働くって何だろう、なんて、若い人みたいなことをこんな歳で考えてしまっている今日この頃。うーん、本当に、こんなに苦労したり工夫したり嫌な目に遭ってまで働くって、何の意味があるんだろうなって思っている。わたしの仕事は、世のため人のためにもなっていないし。

うちの会社の古株さんのお姉ちゃんが、とにかく怖い。最初から恐ろしい女であることは知っていたけど、ここまでくると名人芸なのか、何かの病気なんじゃなのかと思うほどで、最近また特に迫力を増して怖い。とにかくギャンギャンと甲高い声で人を責めたてて責めたてて、怒鳴りまくる。わたしはもともとビビリで気が小さいので、自分に関係ない人が罵られているのを見ているだけで動悸がしてドキドキ、そのドキドキが途切れるというかジャンプするような動悸にまでなったりする。それが自分が怒鳴られる側にまわったら、もう、そりゃ、すごいストレス。しかも自分が確かに悪いということではなくて、「それって、そっちの段取りが悪いからじゃん」とか、「そんなこと言ってなかったくせに後出ししやがって」ということだったら、心底嫌気がさす。いや、わたしが悪かったとしても、怒鳴る必要ってある?と思うけどね。怒鳴られないといけないほどのことなんか、したことないのに、ちっちゃいどうでもいいことでも怒鳴るので鬱陶しい。その上、わたしが悪いわけでもないのに謝罪やら反省やらを求めてくるので、キチガイかよとまで思う。

わたしは母親がそういうギャンギャンギャンギャン人を追いつめるほど罵る人だったので、そういう人の顔色をうかがい、自分が悪者あるいは道化に扮してやり過ごすということをしてきたのだけど、そういうことをすると誰からも大事にされない、とりあえず人々からバカにされるだけということを身を持って体験したので、「お前バカじゃね。うるせえわ」という正直な気持ちを顔に浮かべて、うんざりですわーあーあ、という態度を取るようにしている。火に油を注いでいるけど、勝手なヒステリーのご機嫌取りなんかしたくねえわ。もう後は死ぬだけの人生で、なんでまた道化を演じないといけないんだよ、ふざけんな、という気持ちである。が、そもそもビビリなのでもう死にそうなほどストレスを抱える羽目になる。だけど、自分が悪者になればいいのよ、というのもいい手ではなく、結局「わたしは悪くないのにさ!」という気持ちがストレスになり、納得できず恨みを抱くだけだ。だからやっぱり「おめーが悪いくせに人のせいにするな、デブ。うるせえわ、ブス」という顔で「そっちが言わなかったからですよね」と言い返している。顔がポーカーフェイスだからわからないだろうけど、実はめっちゃビビっている。ビビっているけど、わたしは暴力暴言に屈しないのだ!言わなきゃいけないことは言い返す!たとえ、それが、彼女の怒りを増長させようとも、だ。わたしは負けない。周りの人は、HABIBIさんが謝っておけばいいのに、と思ったとしても、お断り。わたしは悪くないのになんで謝らないといけないのだ。ふざけんな。刺されても謝らねえよ!

どこの会社に行こうとも、独立して仕事を始めようとも、とにかくどこかに必ず変な人はいるので、生きている限りそんな人とかかわらない人生を求めても無駄だ。だからこの会社を辞めてもあまり意味はないよね、とも思っている。ギャンギャン言い出しても放っておけばいいかな、ぐらいの気持ちでやり過ごそうと思ってはいるけど、そんなことで解決するぐらいならストレスなんて言葉は存在しないだろう。わたしは、わたし以外の人間がギャンギャン言われているのを見ても、たとえ嫌いな人がやられていても、ざまあ、というよりは「あああ、どうしたらいいの!?」という気分になる。なので、その言われている子が自分が今指導している新入社員だったりすると、自分のせいのような、なんとか助けてやりたいような気になって、間に挟まれた感じで強いストレスを受けてしまう。自分の指導と全く関係ないところでそういうことになっても、ビビりすぎてまた動悸。ついでにおしっこをチビりそうな気分になる。怖いお姉ちゃんは、この春から新しく配属されてきたおじさんにまでギャンギャン言うので、もう本当につらい。あんなお爺ちゃんの手前みたいな人に対してまで怒鳴り散らすのだから、本当に病ではないだろうかと心配になるし、誰か助けてーと思うけど、誰も助けてくれないことぐらい今まで生きてきて知っている。おじさんは怒鳴られて、新入りさんも何も悪くないのに鬼の形相でギャンギャン言われて、わたしも悪くないのに気分で怒鳴られて、すべてがストレスで、とうとう彼女の顔を見るだけで動悸がするようになってきた。もうこうなったらヤバいよヤバいよって感じで、末期症状かもな、と思っている。末期だからどうなるのか、乞うご期待。自分でも最後はどうなるのか、知らん。

そして新入りさんをこっそり呼んで、「あんなに怒っていたけど、あなたが悪いわけじゃないの。単に虫の居所が悪くてあんな風に強い言葉になっただけだから。気にしないでと言われて気にしないわけにもいかないと思うけど、言葉の強さに惑わされないで。あなたは悪くない」とフォローするにとどまる。それがいいことかどうか分からないけど、こうやってフォローせずにはいられない性格が、また自分を追い込んでいるのだと思う。自分でも自分のことをバカだなと思う。たとえ自分が教育している子が怒鳴られているのだとしても、「わたし、かんけーねーし。怒鳴られてやんの」と他人事としてスルーできるような性格だったら幸せなんだろうなって思う。

子供の頃、母親にギャンギャン怒鳴られて過呼吸になった。寝ているときに脳内でパニックを起こすらしくて、寝入りばなによく発作を起こした。数年前、母親に意味不明な因縁を吹っ掛けられて過呼吸が戻ってきたことがある。そして昨日、寝ていて過呼吸の発作を起こして、止まらなくなって、マジでこれは死ぬかな?とまで思った。けど意外に冷静でもあって、「あらー、救急車呼ぼうかしら。電話してしゃべれないけど、ハアハア言っていたら駆けつけてくれるかもよ?」なんて思いながら、胸をトントン叩いて息をするタイミングを計っていた。ああ、もう、すごいストレス感じてるじゃん!!と思いながら、会社辞めて生活保護申請すればいいかなと思ったりした。あるいは、いっそ死んじゃおうかな、とか。どうせこのまま生きていても、あとは死ぬだけなんだし、なんて思う。ちょっと早いけど、どうせ行きつく先は死なのだから、つらいなら今死んでもよくね?なんて思う。でもやっぱり死にたくないな、どうせ死ぬならあそこに行ってあそこで死にたい、なんて思っているところが数か所ある(数か所もあるんかい!!!死ぬのは一回だけだよ!)。だから死ぬ決心もつかない状態。結局、死ぬ気ではないらしいなと思う。こんなんでもまだ死ぬ気じゃないという欲の深さに驚く。死ぬのも簡単じゃない。

仕事自体が嫌ではないのだけど、でもすごく楽しいというほどでもなく、やる気はない毎日。だからイベントなどで忙しくなって追い立てられている方が楽しい気がする。自分自身ではやる気なんて全くなくて、何もやりたくなくてめんどくさい。だから忙しいのが嫌なわけではない。だけど、ギャンギャン言われるのは苦手だ。苦手というか、意味が分からない。うちのオカンもそうだったのだが、怒鳴るような話じゃないのに、なんでそんなにギャーギャー言うんだろう?と、ギャンギャンが納得いかないので嫌なのだと思う。怒鳴っているオカンも、お姉ちゃんも、自分だってミスとかポカとかあるくせに、なんでこんな程度のことで発狂して怒鳴りつけるんだろう?不思議だな、疲れないのかな、めんどくさくないのかな、元気いいなあ、なんて思ってしまう。普通に話せばいいのに、なんで頭ごなしにギャーギャーギャーとわめき散らし、「あ、それはそうじゃなくてー」と説明すると、「言い訳だよね!」と却下する。その言い方もきついし、うるさい。日本語で言い訳と言うとまるで嘘をついているかのような、悪いことのようなニュアンスが出るけど、わたしに言わせればそれは説明。説明しないとわからないからとりあえず人の話は聞けよ、と思う。ちなみに、そのお姉ちゃんはわたしがそれでも説明を続けると「嘘だね!」と根拠もなく言うので、それも嫌い。嘘なんかついていないし、状況からも嘘じゃないことはわかっているのに、自分の立場を上にするために、一刀両断で嘘、と切り捨てるのだ。それでもわたしは「いーえ、嘘じゃないです」と同じ説明をし続ける。そうすると、だいたいこのお姉ちゃんは根負けしてくれるのだけど、あの何度も同じことを、罵られながら言い続けるのもストレスだし、根性がいる。自分でも「同じことを言わせやがってうるせえな、ったく、クソが」と思いながら言い続けるのでしんどい。

だいたい、もしも言い訳というか説明が許されない世の中だとすると、近代司法の在り方は否定されるってことだよね。殺人の罪で起訴されたら、弁護人を付けることも許されず、裁判で反論することも許されないはずだ。だって、それは言い訳なんでしょう?もう起訴されて死刑って言われたら言われたまま、というのが正しい司法の在り方になるはず。でもそうなってはいない。必ず裁判で、反証反論する権利は認められているのだから、会社で「言い訳だよね!」と一言で却下してしまうのはおかしい。日本人って言い訳すると嫌われる社会だけど、そもそもそれがおかしい。何で説明したら怒られるのか意味が分からない。黙っていたらやってないことまで犯人にされるのに。おそらく多くの人は頭が悪いから、自分で考えてその説明はこの場合何の説明にもなっていないなとか、なるほどそれならそういうことになるな、ということが判断できないから、他人の話を聞かないことを正としているのだと思う。所詮世の中の奴はバカばっかりかということで、そこにも絶望を感じ、またストレスを感じる。

たとえば、遅刻をしたとしても、「乗っていた電車の前の電車が事故を起こしてそのために電車内で缶詰め状態だった」ということもあれば、「寝坊した」というのあるし、「出がけにおなかが痛くてトイレに30分以上いた。出かけるに出かけられなかった」というのもある。ちなみに、遅刻しないでお馴染みのわたしだが、他人が上記のうちどの理由で遅刻しても、「そうなんだ、しょうがないよね」としか思わない。怒る意味が分からない。遅刻なんて誰だってあるだろうし、寝坊だって事故だって下痢だって、そういうことってあるわよ、にんげんだもの、ぐらいにしか思わない。遅刻した人を怒鳴ったって、もうすでに遅刻したんだから怒鳴っても時間は巻戻らないし、次からは気を付けてねということはあっても、怒鳴っても無駄じゃん。怒鳴る人って、怒鳴ることで自分で興奮して、自分で気持ち良くなっているんだろうなって思う。公開オナニーみたいなもんだろうな。気持ち悪い。

だからわたしは気分が悪くなってストレスを感じるのだろう。いきなり会社でオナニーを始める人がいたら気持ち悪いし怖いストレスに感じるに決まっている。

そうか、そういうことか。

今度会社で怖いお姉ちゃんが怒鳴り始めたら、おおおお!すげー公開オナニーだ!こいつ、今、気持ちよくなってるんだ!きゃーーーおえーーーーと心の中で思って、せせら笑ってやろう。そう、そうやってストレスを笑いに変えようじゃないか。

というわけで、新入社員で社会の理不尽の真っただ中にいる諸君!いいか、わたしぐらいのババアになっても理不尽な目に遭うんだぜ!覚悟しろよ!世の中は理不尽だらけで、他の人はあなたが理不尽な目に遭っているのを見ても助けてなんかくれないけど、だからって恨んじゃいけない。自分だって誰のことも助けることなんてできないのだから。怒鳴る上司はオナニー中だと思うといいよ。

だけど、今夜も過呼吸になったらやだな、なんて思っているビビリのわたくし。月曜日のオナニーショウを楽しみに生きるなんて言っているけど、実はビビってます。

2018-03-25

痛いの

あまりの生活の不自由さに病院に行ったら、四十肩っつーか五十肩っつーか、肩関節周囲炎だと判明した。だろうなーと思っていたので、そうよねーって感じだ。わかっていたけど一応ショック。だって痛いし、これといった治療法もないんだもん。

綺麗な病院でスタッフの皆さんが優しく、先生も優しく、最近の病院はサービス業という位置づけなのか、ビクビクしないですむ。意味不明なことで先生に嫌味を言われたり、看護師さんに怒られたりするという昔のことが嘘のよう。何だったんだ、昔の病院は。特に看護師が怖くて、はじめて行った病院でまごまごしていたら怒られたりしたものだ。

整形外科に行ったので患者さんはお年寄りが多かった。自分もこうなるのねえ、ああ、わたしは一体何歳まで生きていないといけないのかしらと思ったりして。肩関節周囲炎に薬などなく、機械で温めてもらって終わり。レントゲンは一応骨の石灰化を危惧して撮られたが、なかった。でもわたしの腎臓は石灰化しているので、一瞬、石灰化かも??とビビったりした。何にしても、もう若くないというのをしみじみと感じ、会社じゃ最近ろくでもないことばっかり起こるし、嫌なことだらけで早いところ死なないといろいろつらいな、なんて思ってしまった。長生きってちっともめでたくねえじゃん、みたいな。

痛くても動かしてくださいねということで、もらったパンフレットに載っているストレッチしたりして、痛い、うおおおおんと悶えながらやってみる。生きているのはつらいことばっかりやん。

2018-03-10

月日が経つのも夢のうち

The Great British Bake Offが面白いと言っていたら、もう来週で最終回。10週経過したということ。恐ろしい。その間、わたしは更年期障害のせいだと思われる諸症状でしんどくてヘロヘロであった。なんだろうか、この感じ。早く死にたい。でも会社ではまだ働けと言われている。まだ働いて年金税金を納めろと言われている。でも年金受給の前に死ねとは言われている。何と言うことであろうか。つらい人生だ。安楽死が認められる世の中になってほしい。

決勝まで残ったのはかわいいかわいいキンバリーちゃんとルビーちゃんとフランシスちゃんである。かわいい子が残って嬉しい。準決勝では途中でウザいババアとして落とされるかと思ったベッカがしぶとく残っていて、最初の頃からすると早々に退場かと思っていたのに意外だった。当初ベッカは、お菓子作りに自信があるからか、主婦歴おそらく10年以上で夫や子供やコミュニティから好評だから自信があるのか、「形がそろっていないって言われたけど、あたしはホームメイドって感じでいいと思ったわ、あははは」なんて言っていたので、こういうやつは落ちるよなと思っていたのである。でも途中から彼女は変わって、批評を真面目に聞くようになった。あ、なんか素敵だなと思った。いい歳して自分の得意分野のことになると、批評を、耳の痛いことを素直に受け止めるのは難しくなる。まだ学生のルビーちゃんはもともと自信が無くて悲観的だから何か言われるたびにびくついていたけど、あの子だってあと10年ちょっとすると図々しくなるのである。大人になるってそういうことだったりする。だからそういう年齢になって真摯に受け止めるのはなかなか悔しいし、なかなかできない。でもベッカは変わった。だから準決勝までいたんじゃないかなと思う。憎たらしいかもしれない、偉そうにと思うかもしれない、でも審査員が求めるものを作らないと落とされるのである。だったら彼らの批評や意見を、真面目に受け止めるしかない。とんでもなく変なことを言っているのではないのだし、審査員の意見というのはアドバイスでもあるのだ。あんなことをすると嫌われる、こういうことをすると好かれるというのがわかるので、ある意味親切なことだ。だからそれを「彼らはそう言っているけど、あたしはこれでいいと思うのよね、どや!」なんて顔をしていたらダメだ。キンバリーちゃんも「日本語で言うでしょ、カイゼンカイゼンって大事よ」と言っていた。上手なキンバリーちゃんだって褒められてもけなされても改善を心掛けていたのだから、そこが決勝に残れる人と残れない人の違いなんじゃないだろうか。

最後のガトーオペラを作るとき、センスが良いフランシスちゃんはホワイトチョコレートで、キンバリーちゃんはダークチョコを使って、見た目からして素敵なガトーオペラを作っていたけど、ルビーちゃんのはちょっとひしゃげているし、ベッカのはバナナを使って切り口がダサいので、この二人が危ない感じだった。ガトーオペラなる高貴なチョコレートケーキにバナナ味を使うところで、わたしはベッカがアウトと感じた。バナナて。それはないわ。フランシスはラベンダーを、キンバリーはライムとパッションフルーツルビーちゃんはプラリネとサフランといった高貴なお菓子にふさわしいフレーバーを使っているのに、バナナって。そんなもん使うなよ。貧乏くさいし、甘ったるくておいしくなるわけがない。

他のお題で、三種類のカナッペ、脳みそみたいなババロアのケーキというのが課題であったので、それらの評価も入れてルビーちゃんはギリギリセーフで決勝に残れたのだろう。テレビ的には美人でモデルみたいなルビーちゃんを落としたくなかったのかもしれないし、そういう忖度はあったかもしれないけど、それより、ガトーオペラバナナを使うようなダサいセンスの人は、わたしが審査員でも落としたい。味も悪かったらしくて、匂いが人工的で甘すぎておいしくないと言っていたし。ルビーちゃんのケーキは見た目があまり良くないけど味はいいとのことだったし、見た目もテンパリングは艶があって悪くないとのことだったし。

実は誰が優勝したか知っているけど、そんなことどうでもいい。毎週見せてもらえるかわいいケーキやパンに癒され、個性が表れるハーブやフレーバーの使い方にも感心させられ、とても楽しい10週間だった。ああ残念、もう終わるなんて。シーズン5でも2でもなんでもいいから、引き続き放送してくれればいいのに。お菓子なんて食べなくてもいいものだし、栄養よりカロリーと糖質ばっかりでろくでもないもののはずなんだけど、人を幸せにしてくれるものだよね。シリアにも兵士を送り込むのではなくてパティシエを送り込んで、破壊された街にケーキ屋やブーランジェリーを作ればいいんじゃない?なんつってな!

来週月曜日が最終回。知っていてもドキドキする。卒業試験はウェディングケーキ。いいね、最終回にふさわしい。そしてわたしも、「ケーキ作りを極めたい!」と言い出さないか不安。気を付けて、うっかりしないで、わたし!!

2018-01-27

The Great British Bake Off

何故かシリーズ4が放送されているので見ている。こんなん面白いのかしら、どうかしらと思って見始めたら、本当に面白くてハマった。これが社会現象を起こして英国で大ブームになったのが、よくわかる。素人のお菓子作り自慢が一堂に集められて、与えられた課題をクリアしていく。毎週落第者が発表されて涙で去っていく。ただ、それだけの番組。先週のケーキはあんなに上手だったのに、今週のパンで失敗したら落第だなんて!と自分のことのように憤慨したり、嫌いだな、こいつ不遜で鬱陶しいと思っていたオッサンが落とされて「誰でもないオレに決まっているよ。他の奴が落とされたらおかしいもん」なんてしおらしいことを言っているのを見て、良い人じゃん!うおおお、あんたのことを誤解していたよ、ごめんよおおおおおと泣きそうになったりして、意味不明に面白い。

個人的にはクオーターの美人ルビーちゃんと、アフリカ系のキンバリーちゃんを推している。かわいいから。二人ともめっちゃかわいいから応援せずにはいられない。特にキンバリーちゃんのはにかんだような笑顔は、もう、あれ、反則レベル。この子ってなんてかわいいのかしら。あんな顔ではにかみながら笑われたら、落第させられると思う?って感じ。ルビーちゃんは美人なので、テレビ的にも、審査員的にも、落とさないんじゃね?という気がしてならない。第一週目はものすごく劣等生で、こいつ大丈夫か?という感じだったのに、二週目から好成績を出しまくる。うーん、もしかして、製作者サイドがレシピを横流ししたとか?あるいはブレインをつけてやった?などと余計なことを考えてみたりする。それぐらい美人。ハワードというヘナチョコおじさんもいいキャラ。なんかぱっとしない割にレシピはいいらしくて、おいしいものをつくる。でも見た目が本人同様ぱっとしないことが多いのが点が伸びない要因か。サイエンティストのロブさんは見た目も味もいいケーキを作るけど、パンは苦手な様子。アリというアラビア系の子が気弱でいい子で、作るケーキも優しくて和む。

司会進行役の女性二人はメル&スーというお笑いコンビみたいな人で、あっちの国にありがちなコメディアンコメディエンヌ=超高学歴を体現。確か二人ともケンブリッジ大出身。メルはちょっとダサい感じの嫁き遅れ風で、スーはおしゃれでボーイッシュ。スーはもしかしてビアンなのかなと思ったら、やっぱりそうだった。何故わかるのかなと思うけど、そういう感じの人。だからって感じ悪いとか変なわけではない。個人的には髪型やファッションや眼鏡の感じがおしゃれで、真似したいというか参考にしたい。結構ガサツで、発酵中のマフィンを肘でつぶしたり余計なことを言ったりしているが、憎めないキャラ。「Bake!」とスタートをつげるときの声を上げるので、それを今では家で真似している。どこかの家から「Bake!」叫ぶ声が聞こえたら、それはわたしかもしれない。審査員はマリー・ベリーというフードライターのおばあちゃんとポール・ハリウッドというセレブシェフ。日本で言うと辻口シェフみたいなもんかな。特にポールは辛口できついことを言う、という触れ込みの割には、「見た目は悪い。クリームがこてこてになっている。でもこっちの味はいいね」なんて褒めてくれるので、テレビ的な辛口なのかなと思う。割と何でもおいしいって言っているので、バカ舌なのか、良い人なのか、出演している素人さんたちが上手過ぎるのか、考察中。

あまりの興奮に英語版Wikipediaで結果も何もかも読んでしまったのだけど、それとは関係なく番組は楽しい。毎週出てくる3つの課題に、みんながそれぞれの解釈や趣味で挑戦していく。プティガトーやトライフル、エンゼルフードケーキなどはどれも味見したくてたまらないほど魅力的。大まかなお題はあっても、あとは自分で好きに作れというのだから、センスや好みが如実に表れてしまう。大きなケーキを作るゲイの男性は、大きすぎると常に審査員に文句を言われていたけど、それもまた興味深かった。「ケーキが大きくて何が悪い?」と言うのだけど、審査員は「適切な大きさというのがある」と言うのだ。どちらの言い分もわかる。大きすぎると下品なのかもね。審査員の好み、つまり審査員が何を求めているのか、ということを読み解くのも大事だということがよくわかる。

落第する人は、だいたい致命的な失敗をした人で、砂糖じゃなくて塩を間違えていれてケーキを作っちゃった人とか、他人の作ったカスタードクリームを間違って使っちゃった人とか、飾りのある見た目がデコラティブなパンを作れと言われたのにシンプルなパンを作っちゃった人とか。あ、それはもう、アウトだねと納得。「私はこういうシンプルなパンが好きなの!ドヤ!」って顔でインタビューに答えていたけど、そういうことじゃないのよねえ。審査員は、豪華な飾りのついたパンを作らせることによって、どういう技術を持っているかを見たいわけですよ。レシピのアイデアやセンスを見たいのに、シンプルなパンが好きだって言われてもね、みたいな。勘違いというか、そういう意図をくみ取れなかったので去ることになって残念。きれいな人だったし、とてもケーキは上手だったのでもったいない。塩と砂糖を間違えてしょっぱい食べられないケーキを作った人も同様。もうそんなエレメンタリーワトソン、みたいな間違いをしちゃう人はダメだってこと。他のお菓子もぱっとしなかったけど、すべてがそこに表れているのかもな、なんて考えたりする。

でも、見ていると情がわくというか、誰も落第して欲しくないと思うようになり、不遜で憎たらしーオッサンが落第してもしょんぼりする自分がいたりする。うう、もう、ハマってんじゃん。すっかり心奪われてんじゃん。でも、毎週誰かがボケをかまして去っていくことになる。結果は知っているので安心して見ていられるけど。

来週はパイ対決らしい。楽しみ!!