HEATの雑記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2007-07-11 塩じぃがシティグループの外部諮問会議の会長に

 


塩川元財務相シティグループの外部諮問会議の会長に就任するらしい。副会長にはベーカー前駐日大使が任命された。塩じぃが財務大臣をつとめたのは小泉内閣、ハワード・ベーカーが駐日大使だったのは01年7月から05年2月なので小泉純一郎が総理大臣だった時期と重なり、ベーカーは“小泉政権担当駐日大使”だったといえる。ブッシュ現大統領が任命した特命全権大使としてベーカーは9・11後の日本を担当した重要人物である。

 

ベーカーはバリック・ゴールドの国際諮問委員会のメンバーをつとめ、駐日大使を退任後はシティグループの顧問をつとめてきた。同じ05年には、シュローダーズ(ロンドン)の副会長兼社長とかソロモン・ブラザーズ・スミス・バーニー会長をつとめた経歴をもつウォルフェンソーン元世銀総裁シティグループの顧問に就任している。シティグループの経営執行委員会の会長をつとめるのがロバート・ルービン元財務長官である。


07年2月26日のロイター通信の記事には次のようにある。

関係筋によると、シティグループのチャールズ・プリンスCEOは、このところほぼ4カ月に1度の割合で来日し、金融庁にはそのたびに姿を現している。五味広文長官とは毎回、1時間ほど意見交換しているという。

このように「金融庁とも蜜月」なチャールズ・プリンスは、日本法人シティバンク銀行のオープンに合わせて来日し、7月9日千葉支店開設式に出席した。式典で挨拶したプリンスCEOは、「日本は国際的にビジネスを展開するうえで重要なマーケット」であることを強調し、「景気が良くわれわれビジネスもうまく展開できている」と述べ、「私が米国から駆けつけたのは、千葉支店は日本における将来の成長戦略の模範となるからだ」とも語り、日本市場開拓の強い意欲を示した。


チャールズ・プリンスCEO=7月9日の千葉支店開設式


シティはこれまで在日支店の形態で日本事業を展開してきたが、7月1日付でシティバンク銀行として現地法人化した。日本で外資系金融機関が現地法人の普通銀行免許を取得したのは初めてのこと。シティバンク銀行が打ち出した主な対日戦略は、郊外に居住する一般富裕層を顧客として取り込むことにある。

シティバンク銀行の取締役会長ダグラス・ピーターソンは、プリンスCEOが出席した式典で「支店開設は5年ぶりで、今日は日本で105年の歴史を持つシティにとって意義深い日となった」と述べた。ピーターソンは6月22日に日興コーディアルの取締役会長にも就任している。また、シティバンク銀行は7月2日に、子会社化した日興コーディアル証券の本支店を銀行代理店にする考えを明らかにしており、ピーターソンは「銀行代理店は新たなチャンスで、日興側と相互に商品を販売していきたい」と語っている。2日にシティバンク銀行の「初支店」としてスタートした浦和支店のビルには、日興コーディアル証券の浦和支店も同居している。


ダグラス・ピーターソン会長(右)とスニ−ル・コール社長(7月2日、帝国ホテル

銀行と証券の分離

2007年6月13日(水)

証券取引法65条は、銀行本体による証券業務参入を禁止している。1993年に銀行、証券が子会社を通じて相互参入することを解禁。その際、銀行が融資先企業に増資させて貸出金を回収することや、証券取引をすることを条件にした融資などを防ぐため(1)銀行と証券会社の役職員の兼職禁止(2)顧客情報の交換禁止―などのルールを設けた。欧州は銀行と証券の兼営を認めている。米国も99年に業務障壁の規制を大幅に緩和しており、日本でも銀行業界から規制緩和を求める意見が出ている。

http://www.toonippo.co.jp/news_hyakka/hyakka2007/0613_16.html

7月9日、朝日新聞のインタビューに応じたチャールズ・プリンスは、「シティ本体の株式を東京証券取引所に近く上場させる考えを明らかにした」という。

塩川元財務相はシティグループの日本での業務運営について助言などを受けるために外部諮問会議の会長に任命されたのだから、塩じぃは、シティグループの対日戦略に、シティグループ側の人間として積極的に支援することになる。小泉政権時代の財務大臣がシティグループという外資に雇われたことを重要視したい。



以下に記事を4件。

米シティがベーカー、塩川、奥田氏に外部諮問委員就任を打診

米シティグループがハワード・ベーカー前駐日大使、塩川正十郎元財務相、奥田碩トヨタ自動車相談役に日本でつくる金融持ち株会社のアドバイザリーボード(経営諮問会議)の委員就任を打診していることが10日、明らかになった。日米の有力者から助言を得ることで、日本での事業拡大につなげる。

米シティは5月に日興コーディアルグループを買収。日本で銀行、証券、カード事業などを傘下に収める金融持ち株会社の設立を計画している。来日中のチャールズ・プリンス会長がこの持ち株会社の外部諮問委員に、塩川氏らを招くことを要請した。ベーカー前駐日大使は2005年からシティ本体の国際問題担当顧問で日本の事情に詳しいことから要請した。(07:01)

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070711AT2C1004710072007.html

米シティ:外部諮問会議会長に塩川元財務相、副会長にベーカー氏を任命

7月11日(ブルームバーグ):米シティグループは11日、日本での業務運営について助言などを受けるため設置する外部諮問会議の会長に塩川正十郎元財務相を任命した。同副会長にはハワード・ベーカー前駐日大使を招く。シティ広報担当の吉次厚子氏が明らかにした。

シティは今後日本で銀行、証券、カードなどの金融サービスを総合的に提供していく考えで、日本での業務を統括する金融持ち株会社の設立も検討している。持ち株会社の傘下には先に買収した日興コーディアルグループのほか、銀行部門などを置くものとみられる。

更新日時 : 2007/07/11 12:40 JST

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=amaD8inxUIbY

米シティ、東証上場へ 日本で事業拡大狙う

2007年07月10日07時43分

米金融最大手シティグループのチャールズ・プリンス会長兼最高経営責任者(CEO)は9日、朝日新聞のインタビューに応じ、シティ本体の株式を東京証券取引所に近く上場させる考えを明らかにした。シティは5月に証券大手の日興コーディアルグループを子会社にしており、株式上場により知名度と信用力を高め、日本での本格的な事業拡大に乗り出す。

日本事業の展開については日本法人のシティバンク銀行の支店数を数年間で現在の約30店からほぼ倍増させる方針を示した。日興の約110支店を合わせると金融商品の販売網は全国に広がり、銀行・証券を傘下に持つ金融グループとして大手銀行に次ぐ規模になる。

世界最大級の金融機関であるシティの本格参入で、約1500兆円の日本の個人金融資産をめぐる金融業界の競争が激化しそうだ。顧客にとっては金融商品・サービスの充実や選択肢の広がりにつながる可能性がある。

プリンス氏は「日本での事業チャンスを生かし、知名度を高めるためにも株式上場はプラス」と強い意欲を示した。金融商品取引法など日本の法令を順守する姿勢を示す狙いもあり、年内にも上場申請するとみられる。

また、「様々な事業を統一して運営できれば、顧客へのサービス向上につながる」として日本に持ち株会社を設立する考えを示した。

5月には、外国企業が現金を使わず、自社株と日本企業の株式を交換することで外国企業の日本法人と日本企業を合併させることができる「三角合併」が解禁された。シティは現在、日興株の約68%を保有している。「三角合併」の手法を使い、日興の残りの株式も東証上場で日本の投資家が取引しやすくなるシティ株と交換して取得。その上で、日本に設立する持ち株会社と日興を合併させ、シティの日本事業の経営を一本化する可能性もある。

シティは04年に富裕層向け部門の違法行為で金融庁から行政処分を受け、同部門が日本から撤退した。しかし、不正決算で経営が揺らいだ日興を株式公開買い付け(TOB)で傘下におさめ、7月にはシティバンク在日支店をシティバンク銀行に格上げするなど日本事業の再建を進めている。

http://www.asahi.com/business/update/0709/TKY200707090427.html

銀行と証券、日本で200拠点に拡大・米シティCEO

世界最大の金融機関、シティグループが日本で銀行、証券合わせて現在より4割多い200拠点体制を築く方針だ。来日中のチャールズ・プリンス会長兼最高経営責任者(CEO)が9日、日本経済新聞記者に明らかにした。現地法人化した銀行と、買収した日興コーディアルグループを両輪として、日本の顧客により深く浸透するのが狙い。日本勢との競争が激しくなりそうだ。

プリンス氏は日本での業務について「シティはこの2カ月で100億ドルの資金を日本に投じた」ことを明らかにした。日興株の68%買収に1兆円強を投じたほか、支店から衣替えした銀行の現地法人に2200億円を出資した。

日本での今後の業務拡大について「グループとして顧客との接点を拡大する。いま銀行と証券で約140拠点だが、これを2、3年のうちに200拠点に増やすつもりだ」と語った。単純な比較は難しいが、メガバンクの一角、みずほフィナンシャルグループの国内の銀行・証券の拠点は500強となっている。

[7月10日/日本経済新聞 朝刊]

http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hot.cfm?id=e002y87109&date=20070709

【Citigroup】赤い傘が赤いアーチに

日興コーディアルがシティグループの傘下に…

サンフォード・ワイル

開店したシティバンク銀行浦和支店の職員たち


 

minamikazekozominamikazekozo 2007/07/22 02:34 シティ系って日本で出遅れていると聞きます。実際ゴールドマンとか郵政でかなり先行しているようだし。
それとも日本は国際金融にとっては唯の草刈場と化しているということでしょうか?
From るいネット http://www.rui.jp/