コミュニティ支援のカウンセリング 難聴者支援

社会福祉概論、障害者福祉概論には、個人、集団、地域社会のソーシャルワーク、医学概論のテキストには、精神障害者の地域社会の中でのリハビリテーションが書いてある。

今夏出かけた先でたまたま入った本屋で「コミュニティ支援のカウンセリング―社会的心理援助の基礎」を見つけた。手持ちがなかったので購入しないで、書籍タイトルだけ撮っておいた。2000円以上もするし・・・・。

難聴者のカウンセリングの対象は何らかの問題を持っている個人でその方法としては、個人のケースワークが中心だが集団的ケースワークもあるとは考えていた。
しかし1千万人を越える難聴者問題は難聴者協会だけでは解決できないので、地域社会の中で解決するソーシャルワークが必要だ。その手法はまだ模索の段階だろう。
少なくとも当事者組織の活動の方向、意識はそうなっていない。

難聴者協会は地域啓発活動の先頭に立つには余裕がない。地域でサポートを受けられずに入会してくるので、どうしても会員同士の支え合い、当事者のエンパワメントが中心になるからだ。

しかし、膨大な難聴者に対しては精神障害者認知症の高齢者のような地域での支援システムを構築しなければ支援のないまま放っておかれる。
難聴者は地域のそこかしこにいるので、その組織、グループ自体が難聴者を受け入れなければならない。
このことを「コミュニティ支援のカウンセリング」と言うのだろうか。


ラビット 記
焼酎のコーヒー割り(美味っ!)
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「コミュニティ支援のカウンセリング―社会的心理援助の基礎」 (マクロ・カウンセリング実践シリーズ) (単行本)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/product-description/4761008350/ref=dp_proddesc_0?ie=UTF8&n=465392&s=books
井上 孝代(著)

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、共感的な人間関係に重点をおいた第1巻、集団や組織でのコンフリクトに焦点をあてた第2巻に引き続き、より大きな単位である地域・コミュニティ援助を解明します。伝統的な臨床心理学と発展しつつあるコミュニティ心理学との統一をめざし、個人の成長/発達と集団/組織の開発/発展と地域社会さらには地球レベルまでの発展/進歩という3つのレベルでの人間援助の諸課題を統合します。保育、障害児、子育て・母親支援、地域精神保健、職場のメンタルヘルスHIV、などの領域で、人間のウェルネスの構築をめざします。

内容(「MARC」データベースより)
カウンセリング活動におけるコミュニティ支援の重要性を実践的に紹介。保育、障害児、子育て・母親支援、地域精神保健、職場のメンタルヘルスHIVなどの領域で、人間のウェルネスの構築をめざす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
井上 孝代
九州大学文学部哲学科卒業。九州大学大学院文学研究科博士課程単位満期退学(心理学専攻)。東京外国語大学留学生日本語センター教授を経て、1998年より明治学院大学心理学部教授。博士(教育心理学)。臨床心理士。2006年より四谷マクロカウンセリングセンター代表。公立学校スクールカウンセラー社会福祉機関の心理カウンセラー・グループワーカー、家庭裁判所調停員、自治体の各種審議会委員、総務庁「第11回世界青年の船」指導官・カウンセラー等を経験。マクロ・カウンセリングを提唱。トランセンド研究会会員。専門領域:カウンセリング心理学、異文化間心理学、コミュニティ心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲
載されていたものです)