難聴者と健聴者のコミュニケーションの違い

健聴者のよく言うコミュニケーションとは「付き合い」のことが多い。
難聴者のコミュニケーションは「言葉そのものやりとり」を意味することが多い。

職場で上司が部下ともっとコミュニケーションを取るとために、「今度飯でも食いに行くか」と言ったりする。飲食をともにする中で(同じ場で)、仕事そのものに関わらない情報の獲得、言葉のやりとり、仕草や動作から何か共感(シンパシーの共通点)を見いだしたり、価値観の交換を行う。
これがコミュニケーションか?
相手との関わりを深めるということのようだ。

難聴者のコミュニケーションというのは「言葉そのもののやりとり」を指すことが多い理由は、聞こえるがなにを言っているのか分からないという感音性難聴の悩みを反映しているようだ。
また、音を快適に(普通に)聞き取れる閾値が狭いということもある。ちょっと大きいとうるさく感じてしまい、小さいと聞こえないのだ。
いつも言葉が聞き取れないというコミュニケーション不全状態が続いている。


ラビット  記