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2012/11/29

デザイナーに丸投げしちゃいがちなUIというもの

こんにちはこんにちは!!
今日はちょっとUIについて思うことのお話をしたいと思います。

ぼくは以前、ゲーム業界にいたんだけど、そこでは、
いわゆるグラフィックデザインを専門にしている人に
「この画面のUIおねがいね」と丸投げする光景をよく見ました。

だけど、見た目が綺麗なデザインを仕上げるのと
使い勝手を考慮したユーザーインターフェイスを設計するのとでは、
考え方も、必要なスキルもまるで違うものだと思う。

情報や機能を、どのようにユーザーに提供するか。

これは画面上の配置や見た目だけの話だけじゃなくって、
情報の階層化や、いつどのタイミングで見せるかといったことまで考えなきゃならない。

たとえばゲームなら、初めからボタンだらけの画面にするのではなくて、
ゲームの進み具合、ユーザーの習熟度に応じて段階的に機能を見せるとかね。

細かい話なら、ボタンを押した時に反応するのか、
離した時に反応するのか、とか。

どうすればユーザーが興味を示し、何がイヤで離脱するのか。
「わけわかんない」と「わかりやすい」の違いは。

ユーザーにいかに「とっついてもらうか」。
そして、いかにストレスなく使ってもらうか。

こういったことを考えるのはどんな人が適しているんだろう。

プランナー?
デザイナー?
エンジニア?
それともマーケティングの人?

たぶんどれでもなくて、
これらの適性や経験を、複合して併せ持つ人が、良くできたUIを設計できるのだと思う。

プランナーとしての企画力と、
デザイナーとしてのセンス、
プログラマーとしての知識、
さらに、マーケティングの分析力。

もちろん個人で持ち合わせている人なんて、なかなかいない。
だから、ちゃんとしたUIを作ろうって場合は、チームでなんとかすることになるけれど…
チームでUIに取り掛かろうとすると、どうしても時間がかかっちゃうんだよね。まとまらない場合も多い。

やはり優れたUIの設計者が一人くらいいた方がスムーズでいい。

そんなスーパーマンはいないって?
全部は無理だけど、2つくらいなら何とかなるかもしれない。

プログラマーからデザイナーになるのは、なかなか難しいけれど…、
非プログラマーが、プログラミングを身につけるのは、やりやすい時代だと思う。

プログラミングの世界は、いまや先人たちの努力によって、情報やライブラリが充実し、
簡単なものなら、わりと誰にでもできるようになってきているから。

だからデザイナーやプランナーの人も、たまにはちょっとしたプログラミングなどをして
さらにすてきなUIを設計するための感覚の一つを身に着けるのも良いかもしれません。

なにより、ソフトウェアに限らず、自販機でも、お店の行列でも、カップ焼きそばでも、
たくさんのUIを見て、体験して、
「これ使いやすい!」「これ使いづらい!」と感じ、
そして「なぜ使いづらいのか?」と、普段から考えることのできる人こそが、
本当にすてきなUIを設計できるのかもしれませんね。



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