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音楽図鑑:近況報告

2016-09-25

[][]情に流された 亜人−衝戟− は別種の亜人。の巻

「亜人」劇場版第三部−衝戟−を見てきました。以下ネタバレなので要注意。
アニメオリジナル展開で完結します。オリジナル作品としてみるとよくまとまっていたとは思いますが、こんな終わり方でいいのか?と感じた部分がいくつかありました。

1.無能な働き者
全体的に中盤まではいい感じだったのですが、情に流された泉が囚われた戸崎を救出しようとして無茶をします。いわゆる無能な働き者。この一件をきっかけに、泉の視点で戸崎との関係性をセンチメンタルに描くシーンが入ったり、泉・戸崎ペアと対になるアメリカの対亜人部隊(向こうにも女性亜人+男性エージェントペアがいる)のやりとりが入ったりしますが、ぜんぶ要らないと思いました。

2.主人公の変節
徹底したリアリストだった圭が情で動くようになってしまうさまを描写したのがこの第三部といってよく、その観点ではしっかりまとまっています。でも圭が情で動くようになっちゃダメです。この件に関しては以上です。

3.米軍の介入
シン・ゴジラと同じ展開ですが、描写の浅さは比べるまでもありません。亜人は核兵器でも死なないので、神経性のガスを使うというアイディアはいいと思いました。それと佐藤はもともと米軍の人間なので、てめえのケツはてめえで拭くという心づもりは見れました。でも最後がダサすぎた。常識で考えたら、半永久的に鎮静剤漬けになってるはず。

4.脇役がいい
一瞬しか登場シーンがない海斗ですが、救出シーンは王子様の登場そのものだし(笑)、エンディングのキャスト一覧でも圭に続いて2番めと本妻ポジションを守ってました。第三部ではひたすらオバカな役回りになってしまった攻とのいい対比になった(;´Д`)
佐藤側の亜人では、田中、奥山の描写が的確で良かったです。奥山の活躍ぶりは驚きました。

5.その他
映像のカラーバランスが独特。都会と田舎で明確に色合いを変えてくるのが特徴だと思います。
プレスコなので口の動きと声優のセリフがよく一致していますが、不気味の谷に突き落とされるかどうかギリギリと言う感じでした。
あと劇伴が主人公の変節に合わせて主観的なものに変化したのはお見事です。センチメンタルになりすぎない節度がありました。

2016-09-22

[][]映画 聲の形 を見てきてサントラの「lit」を演奏してUPしましたの巻

めんどくさい性格で三白眼のデコスケ男子キャラが好きなわたしにクリティカルヒットしましたw
ネタバレしますのでご注意を。個人的には、シン・ゴジラとともに今年のベスト映画にしたいです。アニメでは文句なくこれが1番です。

1.映画の感想

  • 逃げちゃダメだ!→逃げないよ!
    • いじめや女子同士の醜い言いあらそいなど、厳しい場面をものともせずに見せてくる肝の座った演出力。拍手です拍手。大拍手!
    • 案の定、ネットでは賛否両論だけど、クリエイター志望でこういうつらい描写が見たくないっていう繊細メンタルなやつは、失格だと思う。失格と言うか、そういうのを見ても脳で適切に処理できる人間(つまり大人)になるべきですね。誰とは言わないけど、若手アニメーター君、逃げちゃダメですよ。(見てないって)
    • 直花が、硝子に対して一貫してアンタの性格が嫌いって言い続けてるのがすごくいい。直花がいちばん、硝子を障害者扱いしないのです。彼女は不器用で本当にかわいいですね。最後まで、硝子に対してバーカって言ってたのがよかった!デコスケは硝子とデキちゃうから、また一悶着ありそうな感じがするのもいい。
  • 2時間しかない!→2時間もあるじゃねえか!
    • 食事シーンだけで何度あった?数えてみよう。
      • お約束の目玉焼き+ベーコン
      • お好み焼き
      • おばあちゃんのお手製ジュース
      • ゼリー
      • 誕生日ケーキは作るシーンから
      • パン
      • たこやき
    • 冗長な場面が一切ない。そんなヒマはないのです。しかし、畳み掛けずにゆっくり時間が流れているような空気感はお見事です。「君の名は。」の監督や、もうやめちゃったけど宮崎駿はこのバランス感覚を見習うべきですよ。
  • 主要キャラと脇役の芝居のバランスがいい
    • 主要キャラは行動動機まで示される。
    • 主人公とヒロインは家族のことまでガッツリと描写される。2時間しかないのに。
    • そのかわり脇キャラの行動動機はサクっとオミットされる。たとえば、真柴くんがいきなり友達になりたいと言ってきたりするけど、俺と同じでデコスケが好きな変態なんだろうなって理解しておけばいい。
  • 起承転結が完璧
    • さらに転の部分が二転になっているのがすごい。繰り返しになるけど、これ2時間の映画なんです。
  • 演出が秀逸
    • 顔にバッテン。
    • 舞台は春夏秋。同じ場所を定点観測するがごとく描くことで、季節の移り変わりを表現します。なので、その先の冬まで想像させてくれる。

2.劇伴
agraphの牛尾憲輔さんですけど、アニヲタなので絵コンテ見ながらバリバリ曲を作っちゃったそうです( ゚д゚)ポカーン
劇中のシューティングゲームの曲まで作ってて、ラスボスが出てくるのでその前後で曲が変わるようにしたとか、オタクっぷりを遺憾なく発揮。ちなみに3秒くらいですね(笑)。
agraphで聞かせるスタイリッシュなアンビエント/エレクトロニカとはかなり違っていて、楽器はノイズ感を強調しまくった生ピアノ(アップライト)だし、弦も生だし、感情に訴えるような主観的な曲もあるという具合です。しかし主な曲はバッハのインヴェンション1番を解体したフレーズを利用しているという、ある種の衒学的要素も含んでいます。agraphは終止感が不明な音楽で、そこが良かったんですけど、今回はメインの2曲はラストでしっかりメジャー終止します。クライマックスで流れるlitのバリエーションなんか、全力で泣かせにきますからね。事前にサントラを聴いていたのに、想定外に素晴らしくてマジ感動ですよ(志村感)。

3.まとめ
障害者とかいじめがテーマではなくて、他者と分かり合えるか、赦しを与えられるかという、とても普遍的な問題が描かれていると思いました。周囲の大人も、きちんとコミットしてる人(家族)もいれば、適当な人(担任だよあのクソ野郎)いるのはリアルですけど、最後に両方の保護者が分かり合えていたのがすごくよかったです。

さっそく劇伴を演奏してみました。
D  D
https://www.youtube.com/watch?v=qoHK9Rl3rJM       http://www.nicovideo.jp/watch/sm29697153

クライマックスで流れたバリエーションも弾きたいと思ってますが、シン・ゴジラの曲もまだ弾きたいし時間が(;´Д`)

2016-09-19

[]「怒り」の巻

よっぽどのことがない限り、実写映画を見に行くことはないのですが、野村萬斎見たさで行ったシン・ゴジラと同様に、坂本龍一が音楽ということと、ブルボンヌさんの評が気になったので見てきました。例によってネタバレ感想なので注意。でも殺人犯はネタバレしません。というか、する必要もない。この映画はそこがテーマじゃなかった。ミスリードさせる予告編ですね。

1.全体的なこと
この映画は、沖縄、千葉、東京と3箇所で個別に話が進んでいきますが、東京のエピソード以外は全然リアリティがないのは、たぶん意図的だと思うんです。この東京のエピソードをカットしても映画としては成立してしまうんですけど、テーマ的なことは東京の2人がガッツリ示してくるという、実に巧妙な作りになっております。
優馬「お前のことを疑ってるんだぞ」
直人「疑ってるんじゃなくて信じてるんだろ」
あ、これがテーマですねっていう。不信と信。ちなみに本編最後の劇伴のタイトルは「信」です。

2.東京のエピソードについて
東京のエピソードは、かなり重いし、痛いのです。
シャイニーゲイ*1の優馬(妻夫木聡)はイケてて派手な外づらをしているけれど、母親が末期がんでホスピスにいるっていう設定がまず重い。
重いから逃避的に遊んでて、そこで直人(綾野剛)と出会う。それで一緒に暮らし始めて、直人のことが気に入って(どこがいいのかあまり描かれないのですが、たしかにいろいろ可愛い)、遊びもスッパリやめて、今度は直人に没入するようになる。でも母親の病状は相変わらず重いし、自分は仕事に忙しいってことで、母親の世話を直人にさせるあたりで、もう家族だよねっていう感じになってくる。そこで多分、母親は気付いてるんです。でもそういう描写はなくて、幸せな時間が続くと思いきや、母親が亡くなって、葬式だの墓だのの話になるんですが、これがまた重い。つまり、葬式に直人を出席させるわけにもいかず、墓にしても自分が死んだあとどうなるんだっていう。
ゲイ・レズビアンの家問題、墓問題ってのは割と切実で、マツコ・デラックスが自分の番組でしょっちゅう言ってるのでご存知の方も多いと思いますけど、とにかく家系が断絶するんですよ。この観点だと別にセクマイでなくても、生涯独身だったり、子供がいない夫婦で必ず出てくるのが墓問題。その重さたるや、自分も考えるのが嫌になってしまいます。(自分も子供がいないので)
そして直人(綾野剛)のヒョロ白い身体に違和感があったんですけど、あーなるほどって感じで。いきなり一緒の墓に入りたいとか言い出すので「ここでプロポーズかよw」とか思ったんですが、2回目を見たらそのシーンで確実に泣くと思うので、もう見ません。優馬はこのあとどんな人生を送るのか、完全に放り投げられてしまうので救いがなくて、それもつらいです。

3.沖縄と千葉のエピソードについて
沖縄は海がすごく綺麗。沖縄ヒロイン(広瀬すず)の相手役(佐久本宝)が若すぎて終始違和感ありました。無人島ぐらしの兄ちゃん(森山未來)は非常によかったです。沖縄のエピソードもラストは投げっぱなし。でも「怒り」とはこういうことかと、わかりやすく提示されるのが沖縄エピソードだと思います。
千葉は渡辺謙、松山ケンイチ、宮崎あおいのトリオで、たぶんここが一番見せたかったところだと思います。ハッピーエンドを匂わせる終わり方で、ちょっと救いがありますね。ただ、渡辺謙の無駄遣いじゃないかと思う。宮崎あおいはこういう役をやらせるとめちゃくちゃうまいんですね。

4.演出について
肝心なところで画面の描写をやめて音楽に投げてしまう(大音量で劇伴が流れまくる)のは、いただけないと思いました。大声で泣きたい、叫びたい、というのは監督の韓国系メンタリティのなせることなのかなあ、という気がしないでもありません。自分はそういうメンタリティはあまり好きではありません。抑えて抑えて、最後に爆発させたかったんだと思うけど、最後まで抑えたほうがいい。画面の真ん中でギャーギャー泣きわめく女優より、画面の外で母親の死を悲しむ優馬の声の演技のほうが遥かに説得力がありました。

5.劇伴について
音数は少ないんですけど、セリフがないところで音楽が感情を伝えてくるすごい劇伴でした。坂本龍一はドロドロ系の音楽をやらせるとめちゃくちゃ上手いって改めて実感しました。手法的にはミニマル・ミュージックを大々的に使っていますが、ループではなく、機能和声が付いて転調しながら複雑な感情表現を聞かせています。16分音符の速いミニマルでなく、アダージョのテンポでゆっくりしたミニマルというのも面白かったです。あとプロフェット5とか、フェアライトCMI IIxっぽいざらついた音色など、教授らしいエッセンスも随所にありました。エンディング曲はチェロの二重奏だから、優馬と直人のメタファーですね。

*1:リア充なゲイ

2016-09-12

[]ガンダムUCテレビ版最終回にあたっての巻

こんにちは。ゲロまみれになったリディ・マーセナスが愛しくてたまらない私です。
ガンダムUCテレビ版の最終回ということで、思うところを書きたいと思います。ほぼ「イデオン前章としてのガンダムUC」の話になります。
最初に結論を書いてしますが、シャアの怨念を昇華させてくれただけでなく、イデオンのトラウマをも払拭してくれたので、とっても満足でした、ということになります(笑)。

<シャアとフロンタル>
自分は「逆襲のシャア」が不完全燃焼で、特にシャアに関してずっとモヤモヤした感情を抱いておりました。つまりジオン・ダイクンの息子の人生が、あんな終わり方でいいのかよ、成仏できるのかよ、ということです。このときのシャアの怨念(イデオン的にいうと残留思念の一部)がフル・フロンタルに憑依する形になり、フロンタルが暴走していくさまを描いた物語がガンダムUCと見ることができます。なので、シャアの怨念が成仏しないかぎり、ガンダムUCは終わりません。アニメ版ではこの怨念がきちんと成仏したので、ようやくフロンタルの物語としてのガンダムUCは終わりました。最後にララァ、シャア本人にアムロまで登場するのは当然です。この3人が揃わないと「ララァ・スンは私の母親になってくれる人だったのに」というシャアの悲痛な思いを昇華させることができません。実はわたし、逆シャアのこのセリフが大嫌いだったんですけど、ガンダムUCのこのシーンでようやく許すことができました*1

<バナージ>
バナージは、宇宙世紀ガンダムではというか、ガンダム作品ではというか、もっというとロボットアニメでは例外的といってもいいほど、周囲の大人に恵まれた主人公です。ダグザ、マリーダ、ジンネマン、ブライトといった人たちの影響もあり、悩みながらも7つのエピソードの中で大きく成長していきます。後半になってバナージが言ってることが、カララさんそっくりな理想主義なのは、明らかにマリーダの影響でしょう。父親にはネグレクトされていましたが*2、それでも常にカーディアスの最後の言葉に従って、自分自身で考えて行動します。これが善き力の発動の原動力となったのは疑いようがなく、この力を自在にコントロールできるようになった最終盤のユニコーンガンダムは、まさに神に等しい存在だと言えます*3。この神の力は、イデのそれと同じなので、破壊の力にもなれば、創造の力にもなるという二面性を持っています。バナージが、どんな苦境にあっても「それでも自分は人の可能性を信じる」という心を持つことができたからこそ、善き力が発動したのだと思います。この部分は、自分を含めイデオンの悲劇をトラウマとして抱える人たちに、大きな感動を与えたと思います。

<リディ>
シャア、フロンタル、バナージというのはカリスマ性をもった主人公ですが、リディは過保護に育ったお坊ちゃまにすぎません。エリートコースを進んでいたはずが、バナージと出会ってからというものなにをやってもうまくいかず、好きな子にはフラレるし、自暴自棄になって暴れてとんでもないことをやらかすし、無意識的にサイコフレームと共振してゲロまみれ。いいところがありません。自分はそういう情けないリディに感情移入することができました。リディがずっと優等生だったら、こんなに好きなキャラになるることはなかったと思います。リディは箱の秘密を吐露することで、気持ちを整理することができ、さらにマリーダの残留思念や多くの人の支えを実感できことで真のニュータイプとして覚醒します。このシーンは2〜3秒しかないんですけど、その前がいろいろありすぎたのでとても感動しました。

<ミネバ>
ヒロインかと思いきや、狂言回しまでさせられたのが不憫でした。そういう立場の人なので、仕方のないことではありますが、ガンダムUCの登場人物の中では間違いなく最も前途多難そうなキャラです(;´Д`)

<マリーダ>
みんな言ってるように、マリーダさんこそ光だったよねっていう話です。

まだまだ言いたいことはありますが、バナージが知的生命体の意識の集合体たるイデ=サイコフレームの力に取り込まれそうになっても、最終的に戻ってきたのが素敵な終わり方だったと思います。富野さんだったら取り込まれて「行っちまったな・・・」「ああ・・・」っていうエンドにしかねないからさあ。あ、それはZガンダム(TV版)か(笑)

ということで、音楽が良かったのでなにか弾きます。
ガンダムUCからファーストまでを俯瞰するようなメドレーっぽいアレンジを考えているので、旧作のフレーズがいろいろ出てくることになりそうです。ピアノを弾いてると自然に出てくるのですわw

*1:何様

*2:これはロボットアニメの男子主人公のお約束

*3:この描写がわかりにくいのが難点。

2016-08-28

[][]君の名は。感想というか独り言の巻

見てきたので備忘録的に。ネタバレしますんで要注意。

  • ネタバレ
    • なにこのファイナルファンタジー
      • 夢の糸守町=夢のザナルカンド?
      • 瀧が見ている夢なので、いろいろおかしい。具体的には背景美術の彩度が異様に高いとか。
    • メテオならぬティアマト彗星
      • というかラーメタル?それとも水の惑星アクエリアス?*1
      • ティアマトなので、アクエリアスっぽさがあるのは間違いじゃないはずw
    • なにこのダークグリーン*2
      • 最後の15分間くらいは、ハッピーエンドにしろよ、現代で会えなかったら許さんぞ!って思いながら見てました。
      • ダークグリーンは相思相愛カップル*3が、どちらも死にはしないものの永遠に離ればなれになるエンドで、ものすごく切なくて、当時の読者にかなりトラウマを残したのです。
      • ちなみに、別れてからポロポロ泣き出す流れはダークグリーンそのまんまなのです。「あーこれダークグリーンと同じだやばいぞ」って思って、俺のほうが泣きたくなった。なので、再会できないエンドも覚悟したんだけど、そうならなくて良かったです。ベタな終わり方だけど、あそこは再会させてあげないと、この映画を見た人の心にしこりを残すと思うので、あれで正解だと思います。
    • なにこの攻殻機動隊
      • 俺とおまえのゴーストが囁きあったのさ(完)
  • キャラ
    • キャラデザ可愛い。
      • ジブリと言われてるようですが、自分は故・芦田豊雄さんとか、パトレイバーっぽさを感じました。
      • と思ったら、黄瀬和哉さんが作画スタッフに入っていたっていうねw
    • 神木隆之介と長澤まさみがうまい。
    • その一方で、上白石萌音は最初から違和感があって、終盤でようやく自然になります。
      • 入れ替わりのときが特にひどかった。ひどいのにはおそらく理由があって、瀧がどんな男の子なのかさっぱりわからないので、演技のしようがなかったものと思われます。終盤になると、やらなきゃいけないことがもう決まっているから、演技のブレようがなくなりましたけど、最初はどうなるかと思いました。
      • 神木隆之介は入れ替わった時もうまいので、さすがだなとしか言えない。かわいいですw
    • 瀧がどんな子なのかわからないって書いたけど、神木ボイスってこともあって、どうしても喧嘩っ早いように見えなかったんですよねえ。あれは余計な性格付けだったと思います。
    • 三葉も瀧も、学校の友人たちはとてもうまく描けいていたのが印象的でした。
  • 演出
    • とにかくセンチメンタル。
      • 若年層には受けると思いますが、自分のようなスレッカラシには、ただのナルシストのように見えます。
    • 大人が描けてないと思いました。
      • というか、意識的に描こうとしてないですね。
      • 三葉が父親を説得するシーンをカットしたのは、逃げだと思いました。その前の山登り+山から降りるシーンはくどいくらい丁寧に描写していてダレ気味で「ここはカットしたほうがテンポが良くなるな」と思っていたので、肝心なところをカットしちゃったかんじ。
      • そういうシーンが前半にもあります。監督自身が編集しているので、こだわりなんだろうとは思いますけど、こういう悪いところが宮崎駿に似てるのはちょっと残念です。
    • 瀧の家族を全く描いていないのが気になりました。
      • 三葉の家族は3世代ガッツリ描かれていたので、バランスが悪いんですよね。瀧が最初から一人暮らしの大学生なら、ああいう描き方でも全然OKなんですけど、高校生なので。
    • なんでシネスコじゃないのだろう、って最初のカットから最後のカットまでずーっと思ってました。流星や彗星の長い尾を描くなら横長のシネスコ画面が最適なのです。しがらみは断ち切って、シネスコにできなかったのは製作委員会の影響でしょうか(穿ちすぎ)。
  • 製作委員会方式
    • ヒロイン声優と音楽を担当したバンドと、なによりこの陳腐なストーリーをゴリ押ししたっぽい。
    • ゆえにコアな新海監督ファンにはつらい映画になったかも。

*1:昭和アニメ脳

*2:佐々木淳子作のSFマンガ。名作。

*3:注:男同士