2012-02-09
■[ピアノ]クロード・ドビュッシーの挑発的ナゾナゾの巻(その12)

ドビュッシーの練習曲集第12番の冒頭にして最大の難関。というかこの曲は半分以上この調子ですが(汗)。
「これひどいわよね!あっちとこっちをこんな感じで ⊂(← ^ →)つ ヤブ睨み*1になって同時に見ないと弾けないわよ!」「右手のこのオクターブの音程差を掴むのがたいへん」(といいながらピアノの鍵盤をオクターブでポン、いったん手を縮めてもう1回広げてオクターブ上げた位置でまたポン、と押さえる)⇒左手のほうが大変じゃないの?と最初は思ったが実際に弾いてみたら右手が地獄。理由は後述。「ドビュッシーの練習曲はどれもこんな感じで絶対に弾けなさそうなパッセージが必ずあるの」「でもギリギリのところで弾けるようになってるの。弾けるか弾けないか本当にギリギリ」「そう、たぶんね、ドビュッシーはピアノが上手かったのよ。とても。だからこれはピアニストに対する挑戦状よ!」「しかもこれはね、知的遊戯なの。たとえばシューベルトだとね・・・(いきなり未完成の冒頭を弾き始める。ダークな波動が一気に周囲を覆うw)・・・は〜ぁ、おそろしい。これはもう地上の人間の音楽じゃないわ。黄泉の世界に踏み込んでいる。でもドビュッシーは違うの。人間なの。」「この知的遊戯のおもしろさ、たのしさ。これこそ20世紀の文化なの。」
こんな具合にまくしたてるのは、例によってわれらが内田光子先生でございます。これはドビエチュに関するインタビューという名目の独演会&ツギハギなし演奏スゴスギを収録したフィリップス特製ビデオにおける機関銃掃射の様子です。ちなみに私はLDで持ってますが、初めてコレをみたときは( ゜ д ゜)ポカーン でした。いまはあの人の機関銃への耐性がつきましたが初体験でこれはきつい。まさに蜂の巣状態。
わたしももう10年間この楽譜とニラメッコ状態です(嘘)。内田さんが弾いてる4分の1くらいのテンポなら弾けるんですが半分のテンポでもミスります。というかほとんど当たりません。どうしたらいいのかわかんないので10年間放棄してました。ところが。
とか・・・
とか。
こんな練習法を昨日電車の中で思いついてしまい、いそいそと家に帰って実行すると・・・ほとんどミスなく弾けるようになった!!
えーと、ここに至る道筋を書くと。
ショパンエチュード練習法をまとめている中でコルトー爺が同一鍵盤上での1−5交代を練習しろってやかましいので「うぜえなあ」とか思っていたわけ。「そんなことやらなくたってop.10-1も25-12も弾けるだろ」とか「バラード3番の展開部のアレもふつうに楽勝だろ」とか「リストみたいに3オクターブを単音でポンポンポンポン往復するパッセージに比べたらヌルすぎるわ」とか。でも1−5交代のポジション移動を身に付けるとオクターブ上や下の音をひょいと掴めるのは確かだよな、と思った次の瞬間、「あっ!!!」
ドビュッシー練習曲集の第12番は両手同時逆方向跳躍まるで次元波動超弦励起縮退半経跳躍重力波超光速航法略してワープって考えてたからぜんぜん弾けなかったんだヴォケがそうゆう固定観念に縛られるから弾けるはずのパッセージが一生弾けないまま死ぬハメになるんじゃおまえこのまま死んでいいのかよっていうか死んでたまるかfromイデオン発動篇じゃなくてどのみち左手はオクターブ以上飛ぶから左手からは絶対に視線を外せない内田光子も左手のことに言及しないで右手の音程差がどうのこうの言ってたからみっちゃんも右手を見ないで弾いてること確定となれば右手側をほとんど見なくて弾けるようになにか工夫するしかないんだけどメクラ状態で跳躍して当たるわけがないじゃんメクラといえば(ピーーーーーー)だよなあいつ明らかに手探りで弾いてたなみっともねーのもっと頭のいい効率的な手探りの方法できれば瞬時に把握できるくらいのやつがないかなたとえば大洋のエチュードと同じように5−1置換しながら手を開くと同時にポジション移動で弾けばいいんじゃね?オクターブの手の開き具合なんかもー身体にしみこんでいい塩梅のお味になってるおでんの大根と同じだから右手の鍵盤なんか見なくてもいけそうっていうか絶対にいけるはず練習方法は2つの音符をタイにして弾くのがいいかもでも打鍵状態を保ったまま指を置換するのはしんどいよなだったら5−1−1で連打するやりかたでもいいはずっていうか5−1−1の入れ替え連打は跳躍より絶対的にミスしにくいし弾きやすいこれで勝つるっていうかおでんの大根だいすき!!!
以上を量子力学的トンネル効果で思いつき(⇒超えられない障壁を瞬時に通過する、ということを科学的に述べてみました)、電車の中でシャドウ打鍵しまくる怪しい人と化しました。前に立っていたお兄さんの怪訝そうな視線がw。そして家に帰っておでんを食べたらピアノに向かったら、いきなりできちゃったw鍵盤上で置き換える練習をする必要すらなかった。なにこれw5−1−1を意識すると置き換えと同時にポジション移動を開始できるので高速かつ確実です。
みっちゃんは解説ビデオでドビエチュの弾きにくい部分を「アテクシはこうやって弾くことにしてるの。これが万人に通用するとは思わないしベストであるとも言わないけど」とネタばらしをやりまくっていて、特に半音階のメチャクチャなパッセージの弾き方を運指を含めて詳しく解説してくれたのね。でも12番のこの部分は「ひどいパッセージ」の連発で弾き方を教えてくれなかったのでケチくさいババア(当時はおねえさまくらい)だなあと思ってたの。きのう弾けるようになったあとでビデオ見返したら上の赤字で示したようにみっちゃん伝授してくれてるじゃんwまあいいや自己解決できたから。
この練習曲集はピアノ弾きへの挑戦というより厳選された12問のクイズ集だな。だからあいつは前書きで運指を書かない理由をグダグダ述べたあげく「自分の運指を探そう!」という極めて常識的な結論を押し付けてきたんだ。さらにあいつが子供の頃から弾いてきたショパンエチュードの技術を応用しないと弾けないから、フレデリック・ショパンに献呈したんだ。最大のヒントを書いてるんだ。そしてこの曲集が「せいぜい謎解きを楽しみやがれ。これが俺からお前たちへの冥土の土産だよ。」っていうあいつのラストメッセージなわけだ。粋だな。これぞエスプリだ。そして泣ける。これはピアノ弾きへありったけの愛情をこめた遺言状だ。なんて泣ける練習曲集なんだ。最高だぜクロード・ドビュッシー!!
そのうちうpされるであろうドビエチュの解説まで取っておくべきだったかもしれないけど、その前に氏んじゃったら悔しいので今日公開。
あとはもう適当に。
バラード3番展開部。発表会で全員が苦労しているパッセージ。ここをスムーズに弾けた人を見たことがない。この運指はすごく良い。Gisをわざわざ4⇒5に置き換えてるのがポイント。黒鍵だから4、と頭ごなしに考えていると失敗する。上がるときは4⇒1で連打するより5⇒1連打のほうがショパン的にやりやすい(オクターブ上へのポジション移動が)というのがその理由。逆に下がったときは1⇒5連打より1⇒4のほうが自然に次のオクターブ下の音を取りやすいフィギュレーションになる。
ドビエチュ7番「半音階のための練習曲」から阿鼻叫喚の地獄絵図(部分)。
バラードと並べるとオクターブと半音階の違いはあるけど同じことやってるのがわかるでしょ。ショパンop.10-8とも似てるけど。そういうことなのよこの練習曲集は。
「ここはね、左手の親指が旋律なの。ピアニッシモだけどちょっと歌っている。そして低音でボン、ボン、って鐘が鳴るの。だけど技術的な問題はもっぱら右手なのよねw」左手は跳躍する瞬間だけ見ればいいが、右手は見ていようといまいと地獄なことにかわりない。この部分の運指が問題で、すなおに5432−1321と取るとスムーズに流れない。ショパンエチュードop.10-2のアンダーラッピング・メソッドを適用して5435−1432と取ることでスムーズに流れるようになる。以上、ドヤ顔の内田光子談(「どう?すごいでしょ?」みたいなカメラ目線で話してたw)。なおショパンエチュード云々は私の付け加えw
この部分を勝手に改変して、右手のパッセージをオクターブ上下しないで同じ音域でタラリラタラリラ繰り返したクソピアニストがいて目玉が ( Д ) ゚ ゚ ポーン な気分になったことがあるw誰だったかな忘れちゃった。ムカついたんでCD捨てちゃったかもw
今回の気づきのおかげで懸案だったショパン葬送ソナタ第二楽章もスムーズに弾けそうだし、勝手に難しいと思って敬遠していた他の作曲家の曲も弾けるようになりそう。やっぱりショパンエチュードは真面目に勉強しないとだめね。それとコルトー爺のいうことはちゃんと聞くことにしようwコルトー版ショパンエチュードの楽譜はおじいちゃんの知恵袋です。ありがたや〜。
*1:字幕はこう出ていたが正しくはロンパリw
2012-02-08
■[漫画][クラシック全般][ピアノ]ローザンヌ・バレエコンクールとSWANモスクワ編の巻(ながいです)
ローザンヌで日本人が1位になったそうで、まずはバレリーナへの第一関門突破おめでとうございます、という感じです。ここで喜びたいけど、喜べないのよね〜。ご存知の方も多いと思いますが、バレエコンクールは音楽コンクールと同様にいわばその辺の泥の中からダイヤの原石を見つける場所でして、最初から採掘場で選ばれた石たち(王立バレエ学校に通ってるような子たち)とは生まれも育ちも違うのよー。だから超絶難関になってしまうの。・・・というのが私の認識ですが、なにかもちがってますか?
それで本題はローザンヌじゃなくて「SWANモスクワ編」。私がガラスの仮面とともにあまたのバレエ漫画を偏愛してるのをご存知の人もいると思いますが、SWANはそういうバレエ漫画の頂点にある作品です。連載自体はずいぶん昔に終わっていて、最近では豪華版として再発しています。宿命のライバル(超天才)がいてコンクールでそいつと主人公(努力と根性)が戦って・・・というパターンです。ええもう「トップをエースをねらえ!」の世界です。もちろん宗方コーチみたいな人もいます。死なないけどな。
ここまでなら単なるスポ根ですけど、なにせ作者が激烈なバレエヲタで、コンクールの描写がすでに芸術。ライバルの超天才:リリアナ・マクシモーヴァが踊る「瀕死の白鳥」、この描写がすさまじい。私はいろいろなバレリーナがこの演目を踊るのを見ましたが、こと幻想性にかけてはリリアナが最高、異論は許さない。という感じです。おそらく同じ思いの人もいると思います。漫画が現実を超えてしまう瞬間ですね。
しかしこの作者がそのままスポ根&幻想世界で満足するはずがなく、コンクール後は一転してバレリーナの苦悩に焦点を当てた展開になります。主人公は愛憎まみえてもうドロドロ。ジョルジュ・ドンがモデルとおぼしき夭折の男性ダンサーが出てきて話をひっかきまわします。そして天才リリアナにも苦悩があり、それを打破しようとする姿も描かれます。この辺ほんとうにすごいんだけど、連載されていたのが昭和時代の週間少女マーガレットで、なにしろ私もガキだったのでスポ根調でなくなったこの漫画についていけず、脱落しました。あとになって全巻そろえて、コンクール以降の展開を読んでビックリ&奥深さに感服です。これを少女漫画誌でやっちゃダメだろ。まあ当時はそういう作品がいっぱいありました。竹宮恵子の「風と木の詩」とかな!
SWANは主人公がひととおりの結論というか、まだまだ未完成だけれども将来への見通しを得たところで連載終了となり、自分的にはそれで満足していました。この終わり方はスポ根的には「今後の活躍にご期待ください!」なんだけど〜、なにしろ作者が(ry)なので、「バレリーナの苦悩は一生続きます」なのよね。まあでも世の中の真面目なバレエ漫画はどれもこういう終わり方をしますけどね。これとかこれとか。これなんかそういう話が一切出てこなくてバトル系少年漫画ノリで連載していたのでものすごくムカついてたんだけど、最後にいきなりそっち方向に舵を切って俺号泣&いままでの読者ポカーンな終結。
かように熱烈なバレエ漫画ヲタな私のココロにはいつもリリアナ・マクシモーヴァがいたわけよw主人公ではなくて。
SWANはその後、主人公の子供世代の話が連載されました。これはぶっちゃけ「テレプシコーラ」大ヒットを受けて子供のバレエレッスン事情はうける!と判断した作者が軽くでっちあげたスピンアウト作品だとは思いますが、そこでのリリアナの描かれ方が気になって。やっぱり亡くなってしまっうんだな、ということが読めるので。そのことを詳しく書かないのがせめてもの救いだと思っていました。
が!
この作者まったく容赦ないから、そのことを書いちゃった(泣)というのがいまのところのSWANモスクワ編です。連載しているのはヤングSWANエース(エヴァ漫画版のためのヤングエースと同じタイプの雑誌)*1です。もちろん買っていて、相変わらずというかさらにすごいのよバレエの描写が。とてつもなくて。多くの読者は主人公&ヒモの今後のことが気がかりなんだろうけど(ヒモ扱いw)、自分はやっぱりリリアナで。久々に漫画読んで悲しみにくれたわ。彼女は幸せだったと思うから満足してはいるけれども ・゚・(つД `)・゚・ ウェーン。ということでもうこれ以上は本当に涙腺が怪しくなるのでさよーなら。興味持った人は最初から全部読んでください。ついでにテレプシコーラも。アラベスクも。スバルもw
しかしこのままだと音楽の話題を期待してブログを読んでいる皆さんに申し訳ないので若干追記します。ウィーンフィルのニューイヤーコンサートのこと。
あれって必ずバレエのシーンが挿入されるでしょ(結局バレエの話題かよw)。私はあれが大好きで。なんだけど、今年のNHK中継で音楽評論家が「バレエなんかいらない。オケと指揮者だけ映せ。」とバレエ全否定、同席したバレエ解説者のババア苦笑い、そして司会者フリーズという心温まるシーンがありました。その評論家はすぐ氏ぬか、猛烈に反省すべきです。舞踊を否定してウインナワルツを評論するなど笑止千万。おまえら全員生きる価値なし。小一時間どころか3年くらいかけて毎日説教したい気分です。もうね、なんのためのワルツかと。呆れてモノがいえないっすよ。日本人がワルツ演奏ヘタクソな原因がここに集約されたってかんじ。ワルツわかってない連中がワルツを評価するという滑稽な悲喜劇をこれからも味わっていくのねあたしたち。自分はどちらかというとオケや指揮者の映像のほうがいらないかんじ。もちろんカルロス・クライバーのようにまるでワルツを踊るがごとく指揮をする人は別格ですが。
男性がサポートしながらプリマが跳躍するときのあの浮遊感、重力がなくなって空中に静止するような雰囲気、この素晴らしさがわからないのかしら。あの空中浮遊こそが、ウインナワルツのリズム−2拍目がのびる−だということくらいわかってほしい。1拍目で軽くステップ、2拍目に跳躍して、3拍目でストンと着地。こんなの基本中の基本です。だからあのリズムになるし、ラヴェルの高貴なワルツは3拍目にアクセントがくるんじゃ。このくらい素人でもわかるわヴォケが。そんでもってショパンはウイーンを敵視しつつもワルツを好んだから、いかにもウインナワルツ風のワルツ第1番でも3拍目にアクセントを持ってくるのを極力抑制して、でも憧憬はどうしようもなく止められなくて、ちょっとやっちゃうんだ。下記の部分が「やっちゃった」ところ。>にしないでv(軽いアクセント)にしている。ここがいい!ラヴェルのワルツを勉強していたらショパンのワルツがわかちゃったw
だれでもサン=サーンスの「白鳥」を知っていると思いますが、あれが「瀕死の白鳥」に昇華するのがクラシック・バレエ。リリアナが踊ったシーンもすばらしい描写だけど、だいぶ前にNHKで放映されたマイヤ・プリセツカヤ(いわずと知れた20世紀最高のプリマのひとり。クラヲタ的にはシチェドリンの奥様。)の瀕死の白鳥がすごくて。あれで本物のバレエにはまってしまいました。ケネディが暗殺されたときにプログラムを変更してこれを踊ったという逸話もあるくらい、彼女にとっては思い入れのあるプログラムです。ようつべにいろいろ上がってるんで見てください。瀕死だけど懸命に羽ばたく白鳥が、命のはかなさとともに輝きを表現する。これが芸術というものです。
そしてここにきてようやくピアノの話になりますが、チェロとピアノの二重奏の「白鳥」をピアノソロに編曲した人がいます。こういうことをやるのは当然、ゴドフスキー。楽譜が届いたので、ひとしきり練習します。最近バレエとかフィギャースケートの曲ばっかり弾いています。「高雅で感傷的なワルツ」はバレエ曲でもあるので。仮面舞踏会を弾きたい人はいま出したリンクの楽譜をオススメします(現在は日本では入手不可能)。全音のピースではトリプルアクセルも狂ったステップシーケンスも見えてきませんが、この楽譜で弾くと真っ赤な衣装を着た浅田真央が登場します。フィギャースケートだけにリアルフィギュアが登場ってお後がよろしいようで。
*1:全然ヤング対象じゃないとか、連載の進みがカメのようにノロマところまでいっしょ。季刊だから遅いだけで1回あたり40ページくらい載るけど。
2012-02-07
■[クラシック全般]ベートーヴェン自筆譜ファクシミリの巻
日本で買うと超高いのでドイツの出版社から直接買いたくて英語で(笑)メールしたらちゃんと英語で返事がきました。
「日本に送ることは全然問題ないわよ。だって私たち自筆譜ファクシミリを世界中に送ってるんだから!送料が知りたいならどのファクシミリが欲しいのか教えてちょうだい。支払いはクレジットでよくってよ。もっと聞きたいことがあったら遠慮なく連絡するがいいわ!」だそうです。
なにこの日本人みたいな親切かつ商売熱心なメール。
Dear Harnoncourt,
Thank you for your below mentioned mail. It's no problem to sent the
facsimiles to Japan. We send our books worldwide. If you want to know the
shipping costs let me know which facsimiles you exactly want to order.
Payment with credit-card is also possible.
If you have further questions please do not hesitate to contact us again.
Yours sincerely
Susanne Böhm
_________________________________________
Laaber-Verlag GmbH
Regensburger Straße 19
D-93164 Laaber
担当者はスザンヌ・ベームさんですって。まさかカール・ベームの血筋とかじゃないよな?
ちなみにあたしが送ったメールの文面は下記。笑ってちょうだいw
Hello.
Please let me know, is it possible to send your books overseas ?
I live in Japan.
I want to by Beethoven's autograph facsimiles.
sorry I cannot write in Germany.
Thank you.
たったこれだけ。しかもbuyをbyとかミススペルしてるしwwww
おまけにいきなり"Hello."はないだろうwww
send overseasじゃなくてship to Japanだよな。たしか以前にもどこかで同じミスしてたな。いまごろ思い出したわww
まあ意味が通じてこうしてポジティブな返事がきたからよしとしよう。1オイロ=100円のいまがチャ〜ンス。
このショップで買うと本郷の楽譜屋の半値です。送料入れても絶対安いはず。おおむね1曲80オイロくらい。いちばん見たいソナタ31番が98オイロなので、ちょっと躊躇します。あとカタログにモーツァルトK.333の自筆譜があって、これは絶対に欲しいので買ってしまいそう。58オイロです。以上ドイツ語読みで。
※追記
ここでいろいろ見れるっぽい。月光、ワルトシュタインは見れることを確認しました。曲目をクリックして出てくるページの「Autograph」ってリンクをクリックすればOK。31番が3楽章しか見れないとかいろいろと問題があります(3楽章が見れればいいじゃんという話もある)。別のところで「エリーゼのために」の自筆譜見たけど最初のページ以外なにも判読できず。この楽譜のどこに「Fur Therese」って書いてあるんだ?みたいな。清書する人も大変だわこりゃ。
ここで画像キャプってプリントしちゃえば買う必要もないわけで。でもすごい値段で購入してる自筆譜もあると思うんで、タダでパクることに良心の呵責が(汗)。
ボーナス使ってないんで多少は金銭的余裕があるとはいえ、無限に使えるほどでもないので取捨選択しないと。でもファクシミリは買い逃すと次にいつ入手できるかわかんねーのよ。遺失しない限り再版され続けるはずなんだけど。
■[クラシック全般]メモ:PWMとポーランドショパン協会の決済についての巻
PWM通販はユーロ建てで美味しいのですが、クレジット決済が遅くて、1月31日に支払済みなっているデータが1週間たっても日本のクレカ会社に反映してきません。支払いにミスったかと思ってPWMサイトを確認したらしっかり発送済みになってるので、クレカ決済だけが遅れてる模様です。ちなみに発送済みになって1週間ですが届く気配がありませんw
一方、自筆譜ファクシミリを買ったショパン協会はDotPayというポーランドのガラパゴス的Web通販決済システムを通してクレカで支払ったんですが、さすがにWeb決済システムだけあって、3日で日本のクレカ会社に反映されました。しかしこちらは発送されたかどうかはWeb上で確認のしようがございませんw
わくわく&どきどきww
2012-02-06
■[DTM]ようつべにうpしますたの巻
宇宙戦艦ヤマト2台ピアノ版:http://www.youtube.com/watch?v=PcG0KKMlkx0
ニコ動にはうpしてあったんだけど、ようつべ用にデータを作ったのでうpしました。当時22歳の私の演奏です。この曲はもちろんガキのころから聞いていて、でも恥ずかしくてずっと弾けなかったんですが、ハネケンの演奏があまりにもすごかったので負けじと燃えてます。デュナーミクなに?ってくらいの大暴走。録音した次の日は猛烈な筋肉痛でしたwwこれ弾いてるのずっと家族に聴かれてて(5時間くらいかかった)「お前はもう一生このまんまだね」と呆れられましたが、まさか本当にそうなってしまうとはwwこの演奏がうまいのはハネケンがうまかったからです。エンディングの展開とか最後「ドドッドド!!!」ってぶっ叩いたときの快感を、いまでも鮮烈に覚えてます。決まったぜ!!みたいなww
画質&音質の良いうp方法がようやくわかったので、どっちもかなりいいと思います。
ヤマトはガイジンの人も聴いてくれそうなので、英語でも解説を書いてみました。ニコ動や日本語解説では書いてないこと(恥ずかしくて書けないこと)を付け加えてあります。エヘヘw
■[DTM][クラシック全般]ヘッドフォンを変えて作業が捗ったの巻
以前使ってたやつ:SONY MDR-F1
最近使ってるやつ:SONY MDR-CD900ST
F1はオープンエアー型なので来客ピンポンを聞き逃さないですむ&イヤーパッドがモフモフできもちいいです。でかいけどとても軽いのです。長時間使っても疲れないから、DTMでデータいじって試行錯誤してるときにこいつを使ってました。でも音はイマイチで、こいつでミックスはできずテンモニ聞きながらやってたんですがー、音の鮮度という点で問題があって。SC−88ごときで鮮度がどうのこうのいうのもおかしいですけど。
あるときF1が血まみれになってしまったので(鼻血ブーが続いた時期があった⇒最終的に入院ヤバスギw)、右に倣えがいやでずっと黙殺していたCD900STを去年買いました。最初は世間の評判どおりのキツイ音だな〜と思ってましたが、エージングが進んだ最近では、くそー最初からこれにしておけばよかった、と思ってます。使えないはずだったSC−88のヘッドフォン出力の音が十分使用に耐えることがわかりました。ずっとSC−88のヘッドフォン出力がクソだと思ってたんだけど、どうやらF1に問題があったことでほぼ確定。F1はCD900STより感度が6dbも低くこれが原因っぽいです。インピーダンス的にはF1のほうが鳴りやすそうなもんだけど、ステマで有名な価格コムを見ても「聞き疲れしないけどパワー感に乏しい」みたいな感想があってなるほどガッテンガッテン。
CD900STで聞いている音はCD−DAに焼いたデータをオーディオセットで再生した音とほとんど変わりません。このヘッドフォンは痛い音は痛いまま鳴りますし、ちょっとでもピークアウトするとクリティカルにわかるし、波形を壊したときのプチノイズも容赦なく聞こえます。なので、モニターとしても一流ですがこれひとつで最終バランスのチェックまでできます。いままでのように「スピーカーで鳴らしたときを想定して」とか「クソ安いヘッドフォンで聴く人もいるだろうからバランスに気をつけて」とか、妙なことを気にする必要がなくなりとても作業が捗っています。精神的にすごくラク。もっと早く買えばよかった。去年の買い物では最高の当たりです。
ちなみにこのヘッドフォンでルイ・ロルティのショパンエチュード新旧を聴くと、ピアノメーカーの違いがまるわかりです。
旧盤のアマゾンリンク:これも超名盤です。最近改めて聴いてるんだけど、冗談抜きで「これ以上なにが必要なんだろう?」ってかんじ。すばらしい。1曲ごとに感嘆のため息をつきっぱなし。でもロルティ先生的にはなにか必要だったのよね。それは新盤を聴くとその「なにか」がどういうものなのか、わかります。旧盤はHMVなど国内業者から買うと高いので(2500円以上)アマゾンで買うのが吉です。円高ってステキ。
2012-02-05
■[ピアノ]ショパンエチュード解説op.10-1第2回まで書きましたの巻
http://chopin-etude.doorblog.jp/
軽く氏ねました。最初から飛ばしすぎ。反省です。序破Q?と進むのはお約束です。Qからちょっとレベルの高い話(マスタークラスで聞いたこととか)が中心になります。本当に書きたいのはQからなんだけど、昔からその前を書いてくれという要望があったので応えてます。サービス精神旺盛なので。
しかしこの調子で27曲書いたら本が出せそうな予感。出さないけどw
これだけ書いても書き足りない感じで、いくらでもネタはあります。それだけ自分の中で熟成されてきたってことですが、なんだかんだで10年近くかかってます。バッハや古典派をピアノ音楽以外のジャンルをメインに勉強をしたのと、ラヴェルやドビュッシーについて勉強したのがよかったと思ってます。時代の両側からショパンの音楽を見ることができるようになりました。
この日記は先走って4日に書いちゃいましたが5日はラヴェルの曲の調査に没頭しておりました。日にちを分けないと頭の切り替えができません。
しかしこのところ休日に家で働きすぎだな。好きなことをやってるといくらでも頑張れてしまう。意識的にセーブしないと身体が持たないw
※追記
寝る前に解説ブログ見たら拍手もらってた。「弾かないけど参考になる」ってメッセージ入れてくれた人もいました。ピアノレスナー対象にしてるつもりだったのでちょっと意外。でもお役に立てたならすごくうれしいです。なんかアクセス少ないなあと思っていたら、音楽図鑑CLASSICのホームページに解説ブログへのリンク貼ってないことにいまさら気付いたw
